2015年10月29日木曜日

スニーカー(ニューバランス)の裏地交換!!

皆様こんばんは!!


西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!  
当店最近、合鍵も作っております。 10時から20時の営業、水曜日が定休日となっております。
もちろん配送でのお修理は変わらず、承っておりますので、お気軽にご相談くださいね。 詳しくはこちら↓
http://doekrepair.wix.com/doek#!/civc

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というわけで、よろしければ上のも見てみてくださいね!!


さて 、徐々に徐々に寒さがやってきましたね。
ついに本日、タートルネックを解禁しましたが、まったく寒くないです(笑)。
インフルエンザも今年はもう流行っているらしいので、気を付けたいですね。
そろそろ、予防注射を打たないとです。
わかっていても、いやですね注射(笑)。


というわけで、今日ご紹介するのはこちら!!
 スニーカーと言えばニューバランスですね!!
先日、いつも来てもらっているヤマト運輸のお兄さんが、「最近ニューバランス人気なんですか!??ここやたらありますよね!!」と笑っていました。
もちろん、ニューバランス大人気ですが、修理屋にしては当店スニーカー比率が高い気がしております(笑)。
当然数をこなせば、慣れても来ます!!
というわけで自信をもってご紹介!

 こんな感じ。
裏地のカカトの部分の生地が破れてしまっていますね。
実はこの部分、ニューバランスに限らず、脱ぎ履きの際毎回すれる部分なので、破損することが多い場所になります。
革靴のように履き口に縫い目がある場合は、そのまま上に革を貼り付けて履き口に合わせて縫い付ければ済むのですが、スニーカーの場合中にクッションが入っており、縫い目も中に。
ひっくり返して仕上げてある形になります。

そんな場合はどうするかというと・・・
 お分かりになりますでしょうか?
履き口のところから、内側の縫い目をほどいていって、破れてしまっている裏地を切り離していきます。

で・・・。
 こんな感じ。完全に外してしまいました。
下の方は、制作時にアッパーと一緒に釣りこんであるので、カッターで切り取ってしまいます。

近寄ると・・・
 内側のスポンジごと破損してしまっているのが良くわかります。

で、この切り離した裏地を型紙にして、当店では通常ピッグスキンで裏地を作り直します。

慎重に縫っていきます。
言葉で書けば簡単な工程ですが、縫うといっても制作時は靴底が着く前にミシンで縫い付けていくため、それほどテンションをかけずに縫うことが出来ます。
ですが、修理の場合は、しっかり靴の形になっているうえに、硬い靴底が着いているので、結構ぐいぐい引っ張りながら縫い付けていかないと、内径と外径の距離の違いでうまく仕上げることが出来ません。
まあ、そんなこんなで、いつも軽く汗をかきながら、どうにかこうにか縫い付けて、それをグルっと内側にひっくり返すとこんな感じ。
 ちょっと、形になっている予感がしませんか!??

諸々、きれいに出るように内側に指を入れて調整していくと・・・
 いかがでしょうか??
横部分のカーブも、かかと後ろ部分の山部分もしっかり再現することが出来ました!!
もちろん、中には新しいスポンジが仕込んであるので、クッション性も、よみがえっております!!

 これでまた大活躍間違いなしですね!!

 こちらのお修理、5400円。
通常2週間程度いただいております。

レザースニーカーの場合は特に、外側が 丈夫なので、内側の合皮や生地がダメになってしまいがちです。
もちろんそのまま履いてもいいのですが、やっぱりきれいに履きたいですよね??
何とかできる場合が意外に多いですよ!
ぜひご相談くださいね!!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!
 

2015年10月26日月曜日

ブーツを短くする!・・・では無く今回は細くしますよ!!

皆様こんにちは!!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!
合鍵も作っております。
当店10時から20時の営業、水曜日が定休日、皆様のご来店お待ちしております!!
もちろん配送でのお修理は変わらず、承っておりますので、お気軽にご相談くださいね。

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さてさて、ちょっとブログに間が空いてしまいました。
ここのところ・・・当店忙しいんです!!
ありがとうございます!!
嬉しい悲鳴でございます。
ブログをやらずに11時過ぎまで作業しても追いつかない作業量!!
ありがたい!!
・・・アリガタ・・・イ
いや、ほんとありがたいです(笑)!!!
昨日の夜の冷え込みで、見事に風邪をひいた気がしておりますが、気のせいだと信じて今日も全力でお修理していきます!

というわけで、久しぶりのブログ。
気合を入れてご紹介するのはこちら!!
 がっちりしっかりした、ワーク系のブーツになりますね!!
格好いいです。
やっぱり、良い革のブーツは良いですよね。
欲しくなります。
欲しくなります。
欲しくなります。
・・・。
現在私が履いているのは、軍物の編み上げブーツ。
もちろんをれはそれで、格好良いのですが割と最近の物なので革がなんというか、あまり味がなく。
良いんですよ、これも普通に履いていれば10年程度は平気で持つんじゃないかという作りですから。
ですが、やっぱり欲しくなりますよね(笑)。

で、そんな話は置いておいて、今日はこちらのシャフト部分を細くしたいとのご相談。
通常、一刀両断で断る系のお修理です。
以前働いていた百貨店ではお断りしていたと思います(笑)。

ですが、そこは私の店、私の責任の範疇、できる限りやりますよ!!
というわけで、いろいろご相談して、下の写真、クリップで止めている部分までファスナー部分を使って細くしていきます。
 受付の際もご案内したのですが、このお修理若干の問題がございます。
シャフト部分の上の方を3センチ程度細くしていくのですが、足首のほうに関しては細くすることが出来ません。
どういうことかというと・・・
 上の写真、白い線が引いてあるのがお分かりになりますでしょうか?
ファスナーの両脇ですね。
上の方が、おおよそ1.5センチ。
下の方は現在の幅をキープするために、細長い逆三角形のような形で幅を詰めます。
その際、どうしてもファスナーの一番下の部分が出っ張る恐れがございます。

どういうことかというと・・・
 わかりやすくするために、平らな紙に切り込みを入れて上を重ねてみました。
いわゆる円錐のような形に、切り込み一番下の部分が出っ張っているのがわかります。
これが、ブーツで行った時、どの程度違和感がでるか、正直なところやってみなくてはわかりませんでした。
その旨は、受付する際もお客様にご相談させていただき、オーケーをいただいてからの作業となりました。

で、多少の違和感は問題ないという事なので、喜々として作業を進めます(笑)。
 

 まずこんな感じで、ファスナーの両側の縫い目をほどいて外してしまいます。
今回は一番下の部分は外さないでおきます。

そして・・・
 慎重かつ大胆に鋏を入れていきます!!
シャフトを短くする修理は、もうそれこそ何度となくやってきたので、若干の慣れがありますが、縦に切るのは初めてのこと。
さすがに緊張いたします(笑)。


で、なんだかんだ言いながら、さっくり切ったらファスナーを切った位置に貼り付けていきます。

 こんな感じですね。
切り口が斜めになる分、ファスナーが気持ち短く感じますが、まあ、これは違和感のない範囲でした。

で、あとは、曲がらないように慎重に縫っていきます。

ちなみに三角を上で切った際、裏地は切らずに元のまま残してあります。

 こんな感じですね。
で、縫った後、この余分をさらっていきます。

 ・・・そうすると・・・

どすん!!


 意外に違和感がない!!
 正直なところもう少し、ファスナーの下のところが出っ張るかと想定していました。
嬉しい誤算!
 写真の撮り方のせいもありますが、上の方の写真とみると一目瞭然で細くなっていますね!!

 これで、お客様の足にフィットしてくれればと思います!!

こちらのお修理、7560円いただきました。
通常2週間程度いただきます。

今までにやったことのない修理は正直なところ、かなり試行錯誤しながらの作業となります。
ですが、おおむね、今までの経験で想像はつくことが多いです。
逆に想像がつかないお修理はお断りする場合もございます。
その点ご了解ください。

今回もたとえばファスナーの下まで同じ幅でカットしてほしいと言われると・・・正直難しいかと思います。

お洋服の修理のアームホールごと細くするあれは、いったいどうするんでしょう・・・。
身頃の横から詰める・・・・???
 まだまだ修行が足りません(笑)。
たぶん、靴では無理だと思います!!

ですが、出来る限りお客様のご要望にお応えできるように努力しておりますよ!!
お気軽にご相談くださいね!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!
 

2015年10月19日月曜日

レジカウンターの修理!??

皆様こんにちは!!


西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理と合鍵の店doekです!!
 
当店、井荻駅南口を出ていただいて右へ。
環八の井荻陸橋をくぐったら、環八側道を左へ。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております!!
駅から1分程度の距離なので、通り過ぎないようにお気をつけください!
 
お店は、水曜日定休、10時から20時までの営業となっております。
配送でのお修理もお受けしております!
詳しくはこちら↓
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メールをに写真を添付していただけると、お見積りもご案内出来ますので、お気軽にご相談ください!
Facebookもやっております。
是非いいね!おねがいします(笑)!!
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 インスタグラムも・・・探してみてください(笑)。


さてさて。
ここのところ、暑くなったり寒くなったりで、体調を崩しそうですね。
皆様お気を付けくださいね!

で、当店ではというと・・・
 10月はハロウィンということで、革製のガーランドを作ってみました。。。

 こんな感じ。
女子力があるとやっぱり違いますね。
ハロウィンて、そもそも・・・なに!??と思っていた私とは違います(笑)。
そもそも収穫祭なんですね、ハロウィン。
カボチャの隣に、割り箸を刺したキュウリとナスを飾りたくなる時点で、私の発想は間違っております。

 友人のお花屋さんから、本物のおもちゃカボチャもいただきました。
・・・半分スイカみたいになっている奴はどうしたんでしょうね(笑)。
こちらお花屋さんのブログです↓
 http://blog.clap-clap-claps.fool.jp/


そんなこんなで、10月も後半戦。
ハロウィン本番が近づいてきましたね!!
たぶん仮装はしませんが、元気にオープン致します(笑)!!


で、今日ご紹介するのはこちら!!

 ・・・
今日は靴が出てきません!!
興味ない方は、スルーでお願いします(笑)。


こちら、オープンした時の当店です。
蛍光灯も白く、なんだか味気ないですね(笑)。

で、上の写真がどうしたかというと、このレジのカウンター。
オープン前に友人に手伝ってもらって作った力作。
ですが、もうすぐ2年というところで、若干ガタつきが目立って来ていました。

で、今回はこれを修理します(笑)!!

 まず、こんな感じで表の板を全て剥がしてしまいます。
本当は真ん中に縦に柱を立てたいのですが、いろいろ考えたのですが、今回は無理!!
ということで・・・
 いつも靴を直しているスペースで慣れない大工仕事ですね。
横に渡す棒を増やそうという魂胆。
 長さをぴったりに切って、横に渡して、ネジでがっちり固定していきます。

で、はずした前側の板にペイント。
プリンターで文字を印刷して、拡大コピーでサイズを合わせるアナログ感。
パソコンでいくらでも調節できそうなもんですが、感覚的にコピーのほうが使いやすかったり(笑)。

で、カーボン紙で直接、文字を移したら、慎重にペンキを塗っていきます。


 想像を絶する疲れる作業でした(笑)。
台が中途半端な高さなもんで、腰が痛くなります。

で、あとは、これをずれないように、しっかりとネジで固定していくと・・・
どうですか!??
意外にまとまってると思いませんか!??

 ガーランドも取り付けて、少し雰囲気も変わったような気がいします!!

こちらのお修理、プライスレス!!
定休日を一日使った満足感です!!


というわけで、ちょっぴり雰囲気の変わった店内で、変わらず元気に営業しております!!
靴のお修理、バッグのお修理、最近では合鍵まで承っております!!
意外にできる事、多いですよ!
お気軽にご相談くださいね!!

それでは皆様のご来店、お待ち申し上げております!!

 

2015年10月16日金曜日

クロケットにハーフラバー!!

皆様こんにちは!!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!


先日もご案内しましたが、明日、17日土曜日、閉店時間を18時とさせていただきます。
 それ以外は変わらず、10時から20時の営業となっておりますので、ご迷惑をお掛けするかと思いますが、よろしくお願いいたします。

 

もちろん配送でのお修理は変わらず、承っておりますので、お気軽にご相談ください!!

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フェイスブックもやっています!  
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というわけで、よろしければ上のも見てくださいね(笑)



さて、今日はなんだか肌寒い一日でしたね。
当店は肌寒いというか、本格的に 寒かった気がします。
冬将軍がやってきました。
そろそろ本格的に冬支度をしないといけないかもしれませんね。
インフルエンザも、もうはやり始めているようなので、皆様くれぐれもお気を付けくださいね!



そんなわけで若干風邪をひきそうで怖いですが、今日もお修理のご紹介!!

こちら!!

Crockett&Jones!!
泣く子も黙るとはこのことですね!!
紳士靴の聖地、イギリスはノーザンプトンで1879年に創業した、いわゆるTHE紳士靴!!メーカーになります。
1879年、その100年後、私、産まれます。 
これ運命ですね。
・・・すみません、思い上がりました(笑)。

で、今回はというと・・・



 こちらのレザーソール。
超高級メーカーをもってしても、やはりレザーソールは摩耗しますし、滑りやすいのは否めない事実。

 とはいえ、つま先ほとんど減っていませんね。


で、今回は、ハーフラバーを装着していきます。
ハーフラバーを接着する際、接着剤の食いつきをしっかり良くするために、全体をごく軽く削ります。
 こんな感じ。
ヒドゥンチャネル仕上げとなっているので、靴底を縫い付けた縫い目が見えませんね。
革の周りを、薄く削りこんで革を起こして、その中を縫って、起こした革を戻すといった作業をしてあります。
手間のかかる作業ですが、地面に縫い糸を擦ってすぐ擦り切れてしまうのを防ぐ役割があったり、もちろん見た目にエレガントに仕上がったりといった、仕上げになります。

で、この全体にやすった部分にしっかりと接着剤を刷り込み、乾燥させます。
 こんな感じでしばらく放置。
 革用の接着剤は、両面にしっかり塗りこんで、乾かしてから 圧着するかたちになります。

 ハンマーを使って、できる限りしっかり圧着します。
こんな感じで、ハーフラバーに靴底の跡がしっかりつくくらいは圧着します。

あとは余分な部分を切り取って、周りを整えれば・・・
はい!できました!!
幸いクロケットのロゴも残すことが出来ました!

 こちらのお修理、2138円。
通常20分程度で仕上がります。

本当に良いものを、しっかり実用的に使う。
素晴らしいことだと思いませんか!??
ついつい良いものを買っても、ビビッてしまい込んでしまったり、買ったことで満足してしまったり・・・。
そんなことでは勿体ないですよね。
ぜひ、いいものはしっかり大事に使ってくださいね!!
そのお手伝いができればと思っております!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!



 

2015年10月12日月曜日

リーガルの靴のつま先が擦れた時は。塗装を落とす!?

皆様こんにちは!!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!


先日もご案内しましたが、今月17日土曜日、閉店時間を18時とさせていただきます。
 それ以外は変わらず、10時から20時の営業となっておりますので、ご迷惑をお掛けするかと思いますが、よろしくお願いいたします。

 

もちろん配送でのお修理は変わらず、承っておりますので、お気軽にご相談ください!!

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さてさて。
すっかり日が落ちるのも早くなり、徐々に肌寒い日がやってきそうな予感がいたします。
当店、知る人ぞ知る、冬寒い店舗となっております!
今から考えるだけでちょっと、気が滅入ります。
そのくらい寒いんですよ(笑)!!
友人たちには、ここは室内でなく屋外だと言われております・・・、雨は凌げるんですけどね。
確かに風は吹きこみます(笑)。

 はい。
というわけで、本格的に寒くなる前の今が、元気です!!
皆様ドシドシお修理お持ち込みくださいね!!
今が元気です(笑)!!


というわけで、今日も修理のご紹介。
今日ご紹介するはこちら!!
 リーガルのUチップシューズになります!
シュッとして格好良いですね!!
ですが、お気づきかと思いますが、つま先のところ色が剥げてしまっているの、お分かりになりますでしょうか??
このタイプのリーガルの靴、正直なところ軒並みこうなってしまうんです。

これどういう現象かというと、つま先や縫い目に沿って、革の表面を顔料で染めています。
いわゆるアンティーク風の仕上げになるのでしょうか?
で、前回のこちらのブログでもご紹介しましたが、染み込ませて染める染料に対して、表面を塗るタイプの顔料。
これは、強く擦ってしまったりすると、どうしても剥がれてしまうんです。
で、今回も傷がついてしまったというより、塗ってあった顔料が剥げてしまった形。


実はこのお修理、以前もご紹介いたしましたが、(http://doekrepair.blogspot.jp/2015/02/blog-post_16.html)まずこの顔料を根こそぎシンナーを使って、落としてしまいます。
簡単に言ってますが、シンナー結構危ないんです。
落としてはいけない部分まで落としてしまう事もしばしば。
ご自身で試す場合はくれぐれもご注意くださいね!!


関係ないですが・・・結構心配されるんです、身体を(笑)。
シンナーを使う頻度が高いので、どうしても身体に良いわけないですからね。
ですが、ご安心ください!!
この店は、概ね屋外です!!
こもる可能性ほぼ0、寒くて暑い、通気性抜群の店舗となっております(笑)。
今日も、ガシガシ、シンナーを使っていきます(笑)!!

そんなわけで、落とすとこんな感じ。

左がすっかりさっぱり、顔料を落とした方。
右が、元のままの状態ですね。

上でご紹介したブログでは、当店でこの後同じように、顔料を吹き付けてアンティーク風に仕上げていきました。

でーすーが。
今回は逆転の発想。
アンティーク風はやめて、普通に仕上げます!!

で、しっかり顔料を落とした後は、通常通り乳化性のクリームで仕上げると・・・




 なんということでしょう。

まさに劇的ビフォーアフター!
きれいさっぱり、ツヤっと仕上げることが出来ました!!

こちらのお修理、3240円。
込み合っていなければ当日のお渡しが可能です。

リーガルのアンティーク加工でお困りの方!
染めることも出来れば、逆に落とすことも出来ますよ!!
諦めないでくださいね!!

 ちなみに、リーガル以外のガラス系の革でも出来る場合が多いです。
場合によっては出来ない場合もございますので、その辺りはお気軽にご相談くださいね!!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2015年10月9日金曜日

靴の色を染め変える!!

 皆様こんにちは!!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!


先日もご案内しましたが、今月17日土曜日、閉店時間を18時とさせていただきます。
 それ以外は変わらず、10時から20時の営業となっておりますので、ご迷惑をお掛けするかと思いますが、よろしくお願いいたします。
 
もちろん配送でのお修理は変わらず、承っておりますので、お気軽にご相談ください!!
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ここのところ、インスタグラムを始めました!!https://instagram.com/explore/locations/1016924038/

というわけで、よろしければ上のも見てみてくださいね!!



ちょっと短いかな・・・事務的過ぎてさみしい気もしますが、しばらく本題に力を入れていきます(笑)!!

というわけで、今日ご紹介するのはこちら!!
いわゆるレザースニーカー!
今回のご依頼は、中央の茶色いレザーをネイビーに変えられないかとのご相談。

どちらかというと、非常に難しいご依頼かと思います。
通常当店で、染める場合、同系色をお勧めしております。
なぜかというと、長く使って、色あせした時、どうしても途中経過が読めません。
あとは、最悪剥がれた場合。
これは擦ってしまって削れてしまった場合も同様ですね、中の色が出てきてしまうわけです。

とはいえ、それでも色を変えたい!!という強いご要望を受ければ、当然全力で検討してきます!
で、方法は2種類。

A 顔料で、上から塗ってしまう。
B 染料で、革を染める。

この2種類になるかと思います。
例えば、白に関しては、私の技術ですと、選択肢が顔料のみになります。
・・・白の染料・・・たぶん存在しません。
・・・たぶん。
今度調べてみます(笑)。

で、話がそれましたが、例えば白や、青、今回のネイビーのように、単色でパキッとその色にしたい時は顔料の方が、間違いなくパキッ塗ることが出来ます。
ですが、デメリットとしては、顔料は表面に塗るものなので、剥がれる可能性がございます。
また、素材の表情も塗りつぶしてしまうので、どこか味気ない感じになります。
ペンキをイメージしていただけると良いかと思います。
公園の滑り台など、金属部分も綺麗に塗ることが出来ますが、時間がたつと劣化して剥がれたりしていますよね。
あんな感じです。

それに対して、染料の場合、素材に染みこませて色を付けるので 極論、剥がれることはありません。
ただ、染み込ませるため、元々の素材の色に、色が左右されてしまいます。
例えば、書道に使う墨汁ですね。
あれは、半紙の上に塗るというより、染み込ませて書いていくイメージがわかりやすいかと思います。
もし、あれが白い半紙でなく、黄色い半紙で、墨汁が青かった場合、緑色がかった字が書けるはずです。
よっぽど地の色が、漂白された白でもない限り、染料で目指す色にパキッと仕上げるのは至難の業になります。
ですが、表面を塗りつぶすわけではないので、素材の風合いは残しやすい仕上げが期待できます。



 で、今回は・・・まだ秘密です!
まずは、どちらの着色をする場合も必要な工程から(笑)。
 
 まず、表面の油分や加工の際のラッカーなど、できる限り根こそぎ落としていきます。
今回は、シンナーを使って、がっちりしっかり洗浄しました。
上の写真を見るとわかるかと思いますが、元の茶色が抜け白っ茶けているのがわかるかと思います。

で、今回どちらを使ったかというと・・・
 染料です!!
やはり、革らしさを残しつつ、剥がれるデメリットを回避した選択です。

ただし、上でクドクド説明しましたが、よっぽど地が白くない限り、うまく青みが出ない恐れがあります。
また、若干茶色に赤みがあるため、パープルっぽくなるか、強烈に黒に近づくかという予想をしておりました。
これについては、こちらの修理をお受けする際にも恐らく、かなり黒に近いネイビーになるとのご説明を、同じくクドクド致します(笑)。
で、上の写真のように、今回は筆で染め上げていきます。

で、第一段階仕上げたところで・・・

 こんな感じ。
ですが、お気づきでしょうか?
つま先の中央の四角いパーツの角のあたり。
茶色が残ってしまっております。
これが、最初のシンナーで表面を洗浄した際の、洗い残し。
この部分が、油分か被膜が残っていたため、染料が入りきらずに、茶色の色が残ってしまいました。

この後、しっかりシンナーで角を拭いて、もう一度染料を入れなおすと・・・

 ばちっと、角までしっかり色が入りました!!
ですが・・・黒い(汗。
想像を絶する勢いで黒いです。
ただ、これはまだ、ちゃんと乾いていないから。
この段階では、きっと大丈夫!!と信じておりました。

で、どうなったかというと!!!


 ・・・黒い。
ですが、ほのかに周りの色とはやはり違います。
で、もちろん、シンナーでしっかり洗浄しているので、デリケートクリーム、ネイビーの靴クリームでしっかり革の状態を整えて仕上げていくと・・・
 ど、どうでしょうか???
鮮やかなネイビーとは言えませんが、非常に濃い濃紺になったかと思います・・・

より明るいところで、見てみると・・・
・・・青系の黒???
正直なところ、やはり限りなく黒に近よってはしまいましたが、元々の茶色からしっかり、色を変えることが出来ました。
お客様にも、ご満足いただけ、非常に安心致しました!

こちらのお修理、5400円いただいております。
納期は通常2週間程度。


こちら、今回ブログでのご紹介、どうしようか非常に迷いました。
そもそも、ネイビーになってないといわれると、確かにその通りですし、修理として受付するには、革によって発色があまりにも違います。
そもそも 、染料が入らない革も当然出てくるかと思います。

 ご納得いただける仕上がりにならない場合があるリスクを、お客様にご理解いただかなくては ならないお修理メニューはどうかとも思いますが、それでもやってみたい!!というお客様、全力で努力する気持ちだけは持っております!!
お気軽・・・・心してご相談ください(笑)!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2015年10月8日木曜日

プラットフォームタイプを低くする!!ヒールカット。

皆様こんにちは!!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!


先日もご案内しましたが、今月17日土曜日、閉店時間を18時とさせていただきます。
 それ以外は変わらず、10時から20時の営業となっておりますので、ご迷惑をお掛けするかと思いますが、よろしくお願いいたします。
 
もちろん配送でのお修理は変わらず、承っておりますので、お気軽にご相談ください!!
http://doekrepair.wix.com/doek#!/civc
Facebookも時折やっております。
そちらもぜひご覧下さいね!!
https://www.facebook.com/doek.iogi?ref=bookmarks


さーらーにー。
ここのところ、インスタグラムを始めました!!
https://instagram.com/explore/locations/1016924038/

・・・これで良いんですかね??

正直まだわかっておりません(笑)。
で、これまで、写真を山ほどとっているのですが、修理の出来上がりを写真に撮り忘れたりなんだりと、いろいろあってblogにアップできない写真や、普段の生活!??的なものをポツポツ上げていこうかなと思っております。
というわけで、よろしければこちらも見てくださいね!!


・・・最近本題までが長くなってますね(苦笑。

何とか、コンパクトにしていきます!!


と言うわけで、本日の修理のご紹介!
こちら!!
 サイドゴアのショートブーツになりますね!
横から見ると・・・
 ヒールが高く、靴の前の方のみ厚底のような形になっている、いわゆるプラットフォームタイプのショートブーツになります!

で、今回のご要望はというと、靴全体が高くて不安定ということで、低くしたいとのこと。

そこで!
 べりっと、底をはがしプラットフォーム部分を全て削り落とします!!
 こんな感じ!
 ドスン。
どうでしょうか?
これだけ見ると何のことやら、わかりませんが上の写真と良く見比べてくださいね。
プラットフォーム部分が根こそぎなくなっています。

で、削ったプラットフォーム部分おおよそ2センチ、ヒール部分はドカンと3.5センチ削っていきます!
こんな感じで、ガリガリガリ!!っと削ってきます。

で、はがした底を切り取ると・・・
 なんだかすっきりしましたね。
あとは、ソール部分とカカト部分にゴムを付ければ出来上がりです。
 ゴム、圧着中。
はがれないように、念を込めながら、隙間なく接着していきます。
 あとは、こんな感じで周りを整えると・・・

 こんな感じ!!

プラットフォーム部分を外して、かかと部分を同じ高さ削ると、かかとが高い感じは変わらなく、全体が低くなります。
そこで、今回は、かかと部分を1.5センチさらに削ったため、ややつま先が上がりましたが、だいぶ安定感が増したのではないかと思います。
 これでまた、どんどん履いていただけると良いですね!!

こちらのお修理、5400円。
お時間、2週間程度いただきます。


良いなと思って買ってみたものの、今一つシックリ来ないで、あまり履かなくなってしまうなんて事ありますよね!!
履けないまま取っておくくらいなら、思い切って修理してみてはいかがですか!??
何とかなるかもしれませんよ!!

ぜひお気軽にご相談くださいね!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!