2017年4月30日日曜日

ティンバーランドのブーツ、カカト交換!

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね
!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc


気が付けば、もうゴールデンウイーク。
今月はなんだか、効率悪くバタバタして、ブログの更新が滞り放題でした。
なんとか、もろもろ峠は越えたので、また少しづつお修理の紹介をしていければと思っております。

さて、ざっくり何をバタバタしていたかといいますと…、純粋にお客様が多かったというのが一番です。
本当にありがとうございます!!
あと、花粉症がひどく、終始鼻をかんでおりました。
これ、非常に効率が悪い…、来年こそは鼻の中をレーザーで焼く手術を実行しようか検討中です。
で、新しい材料の選定も行っておりました。
こちらについては、まだお値段等、決めかねている部分もあるので、決定次第、改めてご紹介いたします。
良い材料満載です!!


と、そんなこんなでしょうか?
あとはパソコンが壊れて、新しくしました!!
まだキーボードに慣れていないせいで、若干ミスすることがあり、イラっとします(笑)。


というわで?本日も、お修理のご紹介!!
こちら!!

ティンバーランドのブーツになりますね!!
1952年に設立された、アメリカのアウトドア用品のメーカーでしょうか。
ティンバーランドのイエローブーツといえば…

闇金ウシジマくんの主人公が履いているイメージですね(笑)。

さて、そんなハードなブーツでも…
 カカトはすり減ってしまいます。
シューグーでしょうか?一度ご自身で直された跡がざいます。
実は市販のシューグーなどの補修材、割としっかりしたものが多いです。
修理を仕事にしているので、あまりお勧めするのもあれですが、意外に使えるような気がしております。
ただ、なかなか形をきれいに整えるのは、やはり難しいのかなと。
補強程度に考えれば、アリかもしれません。

で、今回はもちろん、シューグーではなくしっかり直してきます(笑)。

まずは現状のカカトをすべて削り落としてしまいます。
 こんな感じで、グラインダーでガーーーっと、2センチ程度すべて削り落としてしまいます。

そうすると…
 こんな感じで、カカトがなくなりました。
中に何か黒いプラスチックのようなものが入っていましたが、そのまま削り落とします。

そして、今回はビブラム100番の飴色のタイプをしっかり接着、釘で固定していきます。
 こんな感じで、11発の釘でがっちり固定します。

で、あとは周りを整えれば・・・
 ガーーっと荒めに仕上げます。


 飴色といっても、ちょっともとより明るい色になります。
ただ履いていけば、すぐ馴染むのではないかと。
 横から見ると、底面ほど違和感がないかと思います!!

これで、また安心して、ガシガシ履いていただけるかと思います!!

こちらのお修理、ビブラム100番、3456円。
飴色の100番は在庫が少ないので、1週間程度余裕をもってご来店ください。

ブーツ系の修理が最近増えてきております。
ビブラム100番、700番、黒であれば通常在庫を持っております。
お気軽にご相談ください!
ウシジマさんのご来店もお待ちしております(笑)!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2017年4月28日金曜日

ゴールデンウイークのお知らせ。

皆様こんにちは!!
西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!

ここのところ、ばたばたしてブログの更新ができず、申し訳ございません!
なんとか峠は越えつつあるので、また改めて、お修理の記事はアップさせていただきます!!


今日は、ゴールデンウイーク中の営業のご案内!!

当店ゴールデンウイークは…!!

通常通り営業しております(笑)!!

水曜日は、定休日ですのでお間違えの無いよう、よろしくお願いいたします。
というわけで、取り急ぎお知らせだけ!!

近日中に改めて、記事はアップいたします!!
それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2017年4月3日月曜日

ビルケンシュトック、オールソール交換&染めなおし!!

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね
!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc



いよいよ、お花見シーズンがやってきた感じかなと思ったら、今日は夕方から、ちょっと怖いくらいの雷と夕立に見舞われましたね。
夏にはまだちょっと早い気がします。
しかも比較的過ごしやすい陽気だったのに、一気に冷え込んだような。
まだ寒暖の差も大きいので風邪をひかないよう注意したいですね。


さて。
今日ご紹介するのはこちら!
 時折出てくる、私物、ビルケンシュトックのロンドンになります。。
春夏の靴の準備は大丈夫ですかーー!??なんて案内をいつもしているにもかかわらず、医者の不養生か、紺屋の白袴かわかりませんが・・・

 なんだか接着剤が付いていたり・・・
 履きじわにそってクラックが入り・・・

極めつけは・・・
 カカトのスポンジが無くなり、アッパーの出歩いている始末。

爪先もこんな状態でした。
 ・・・自分にガッカリです(涙)!!!

そこで、今回はこちらを、ガッツリ、しっかり直していきます。

そこでまず、前回オールソール交換で取り付けた、レンガ色のブリックソールを削り落としていきます。
 ブリックソール自体は嫌いではなかったのですが、私のビルケンには今一つだなという印象を、実は持ち続けておりました・・・。
黒×オレンジ・・・ジャイアンツっぽくて(ジャイアンツファンの方、お待ちしております!)。


で、今回は、こちら!!
 ビルケン純正のスポンジソールを取り付けていきます!!

 靴底を剥がした本体がこちら。
靴底本体とも、しっかり接着剤を塗り込み、がっちり張り付けていきます。
 こんな感じで、ずれないように慎重に張り付けていきます。

で、余った部分は削り落とします。
わりと、この辺はいつもの作業ですね。


で、これで、オールソール交換完了。
基本的にビルケンのサンダルタイプの靴はこういったつくりなので、ほとんどの場合対応できるかと思います。
記憶にある中では、モンタナのタイプが、靴底がフラットなスポンジソールではなく、形が作られているモールドタイプになるので、モンタナは純正通りには直せませんので、ご了解ください。

で、次はアッパーの傷や擦れを直していきます。

まず、大きな傷は接着でふさいでから、パテを塗り込んでいきます。

 こんな感じで、指で塗っていきます。
・・・左下の白いのは心霊写真じゃありません。
スマホを持っている指が映り込みました(笑)。

で、傷やすれ部分にパテを塗り込み紙やすりで、やすって行きます。
 向かって左が、余分なパテを削り落としたところ。
右が塗ったままの感じですね。
 こんな感じで、傷やすれのところだけパテを残しました。

正面は・・・
 こんな感じ。ぶつけてしまいがちな、靴底近くの下のほうが結構すれてしまっていたのがわかりますね。

で、ここまで行ったら、あとは顔料を使って塗っていきます。

 黒は迷わず作れるので、作業が早いです(笑)。
バインダーに顔料のペーストを入れて、色付きのバインダーを作り、全体に塗布していきます。
 基本は筆塗り。
陰影をつけたいときや、2色使う場合はスプレーガンを使うこともあります。


で、一度だとこんな感じ。
 ちょっと光っててわかりにくいですが、まだパテの白が割と見えてしまっていますね。

で、乾いたらもう一度塗ります。

結局全体3回ほど。
部分的には、もう何回か塗りました。

で、どうなったかという!??
 黒々ピカピカになりました(笑)。
ウレタン系の塗料を重ねているので、細かい傷や凹凸が減るので、かなりツヤツヤになります。

で、この後トップコート、を全体に塗布します。
 今度はスプレーガンで全体に吹き付けます。
バインダーは若干のべたつきがあるので、トップコートをしっかりかけて、仕上げていきます。

仕上がると、こんな感じ。
 つま先のすれ感もほとんど、わからなくなりました。

 サイドのクラックも、自然なしわ風に落ち着きました。

あとは通常通り、靴クリームで仕上げます。
 今回はクリームエッセンシャルを採用。
黒のクリームを塗るまでもなく黒いので、ナチュラルに仕上げます。

これで安心して、春夏シーズンを迎えることが出来そうです(笑)。

ビルケンシュトック、スポンジオールソール交換、5400円(値下げしました)
全体顔料染め、キズ補修含めて7560円。
トータル2週間程度お預かりいたします。

ちなみに今回は、トップコートをそのまま吹いたので、比較的つやのある仕上げになっておりますが、艶消しの加工も可能です。
お気軽にご相談くださいね!
それでは、皆様のご来店、心よりお祈り申し上げます!!