2018年4月24日火曜日

ハノーバーの靴に、最強!?ヒールスチール!!カカトに金属。

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

井荻駅南口を出ていただき、陸橋をくぐって、環八の側道沿いにございます。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております。
駅から、1分足らずの距離なので、通り過ぎないようにお気を付けくださいね!!
10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc
また、最近、集荷配達のサービスを始めております。
お修理品の数が多いときなど、お気軽にご連絡ください。
集荷配達についてはこちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/blank-1

さて、もう4月も終わりに近づいてきましたね!
当店のある、井荻の町では、年二回フリーマーケットが行われます!
こちらですね!
「フリーマーケッ」!!
…いや、フリーマーケットです。
適当に写真を撮るからこんなことになりますね、商店街に怒られます(笑)。
そんなわけで、5月12日土曜日に、開催されます!
早々に130ブースも埋まってしまったとのことなので、盛況間違いなしかと思います。
当店のすぐ脇の遊歩道と、環八を挟んだ遊歩道を使って行われます。
皆様ぜひ、遊びに来てくださいね。


というわけで、本日ご紹介するのはこちら!!
 私物の80年代頃のハノーバーの、ウイングチップになります!
割と履いていて楽なのもあり、仕事にプライベートにとヘビーに使っております。

で、こちらの底はというと…
 こんな感じ。
 これ、ハイドロストッパーGFといわれる、ガラス繊維が入ったゴムで、雪や凍結した地面ようのソールになります。
私の私物は、もれなく修理部材の実験材料となるため、こんなことになっております。
たしか、冬の北海道に行った際、装着したまま、東京を歩いておりました(笑)。
別段、通常のアスファルトでも、問題ありませんが、色合いが恥ずかしいですね。
ちなみに真っ黒もあります。

で、今回はこちらを外していきます。
 自分の仕事ながら、恐ろしくシッカリ接着されており、剥がれない為、根こそぎ削り落としました。

で、ここに…

 こんな感じで、ハーフラバーと…
 カカトのゴムを付けて全体を整えていきます。
本題が、ここじゃないので、少し駆け足で。

で、つま先部分に…
 こんな感じで、貼ったゴムを切り取って、スチールを装着します。

で、ここからが、本題!!
今日ご用意したのがこちら!
 左側のシルバーのものが、通常使われるトゥスチールになります。
で、右側の倍以上厚みがある、ゴールドのものが、ヒールスチール。
こちらもLULUのフランス製のスチールになります。
厚みは4mm強になります。

で、そんなわけで、カカトのゴムを4ミリほど削り取り、はめていきます。
これ実は、左右があるので注意が必要ですね。
こんな感じで、左右対称の三日月形ではありません。

向きを間違いないようにハメて…
ハメ…あれ??
カカトにあわない!??

とはいえここまで来たので、強行します。
 割と長めの釘で、ガンガンガンと打っていきます。

で、出来あがると、こんな感じ。
 ハーフラバー、10ミリのゴムヒール、トゥスチール、ヒールスチール。
摩耗に関しては、最強と言っても過言ではないかと思います!

近くで見ると…
 こんな感じ…
若干違和感ありますね。
さらにアップ
お分かりになりますでしょうか?
ヒールの外側のカーブと、スチールのカーブがあっていない為、横に段差が出来ております。
これ、いろいろ試したのですが、合わせることが出来ませんでした。
もう少し外側に着けて、余ったスチールを削ろうかと思ったのですが、そうすると、今度は釘の穴が出てしまうということになっており...。

今回実験でチョイスした、ハノーバーが、がっちりコバの張り出した、カカト大きめな靴だった事もあり、こうせざるを得ない形でした。
問屋さんで確認したところ、1サイズのみとのこと。
私は、正直なところ、あまり気にしないので良いのですが、仕上がりの美しさという意味では、カカトの大きめの靴は、おススメできないかもしれません。
気にしなければ、問題ないです(笑)。


で、これまで、私がオススメしてこなかった、不安材料が「音」と「滑る」のではという恐怖感。
で、まず「音」これは、やはり避けられないです。
普通に歩いても、カチカチというよりは、ガッ!ガッ!というアスファルトに当たる音がします。
慣れれば気になりませんが、おそらく周りの人は、ん?と思うと思います。

で、「滑る」かというと、これは意外に私は気になっておりません。
ただ、店と自宅の行き帰りでしか履いていないので、階段どうかな?時になっております。
駅の階段の、下りなんかは、イメージとしては怖い気がします。
こちらは、改めて、コケるようなことがあったら、こちらでご報告します。


というわけで、ちょっとマニアックなお修理の部類かと思いますが、ヒールスチール。
もちろん、金属ですので、摩耗には強いかと思います。
ちなみに、5日程度履いてこんな感じ。
 金色のメッキは剥げてきております。
若干出っ張る釘も潰れてきていますね。

横からみると、若干ですが、すり減っているでしょうか。
角はやはり先に落ちていくので、もうしばらく履かないと効果はわかりにくいかもしれません。


というわけで、こちらのヒールスチール、気持ちとしてはトゥスチールと同じく、3240円と言いたいところですが、実は原価が恐ろしくお高いです(汗。
また、トゥスチールに比べ厚みも倍以上ということで…4320円!
4320円で取り付けさせていただきます。

カカトのすり減りが気になる方、革靴は音がしなきゃ!!っていう方にはオススメかもしれません!
是非お気軽にご相談くださいね!

それでは皆様のご来店、心よりお待ちもうしあげております!!

2018年4月20日金曜日

レザースニーカーのオールソール交換!!

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
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10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

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 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc
また、最近、集荷配達のサービスを始めております。
お修理品の数が多いときなど、お気軽にご連絡ください。
集荷配達についてはこちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/blank-1

さて、今週末は、いよいよ真夏日になるかもしれないそうですね!!
皆様、夏の準備は出来ておりますか!????
…出来ているわけがないですよね、心の準備すら整っておりません。
皆様、急激な気温の変化で、体調壊さないように、お気を付けください。

さて、そんなわけで、今日も暖かい感じなので、テンション高くお修理のご紹介!!
こちら!!!
いわゆるレザースニーカーになりますね。
どちらかというと、ドライビングシューズでしょうか?

で、こちらがどうなってしまったかというと…
 中央の台形のパーツが割れてしまっているのが、お分かりになるでしょうか?
全体にゴムが硬化してしまい、ひび割れが起こっています。

カカトは…

 こんな感じで、上の革の部分まで擦り減ってしまっていますね。
これはもう、靴の場合はどうしようもないかと思います。

で、今回こちら、靴底を全て交換することに変更しました!
…変更。
そうなんです、こちらお受けした段階では、底をフラットにして、薄いゴムを貼ることで補強していくつもりだったのですが、改めて作業に入ると、ちょっと補強だけでは済まないぞ!?という事が判明し、受付した際のお修理方法とは変更させていただきました。
こちらは、今回お任せでお受けしていたため、大胆に進めます!
まずは底を全て除去。
 こんな感じで、革のパーツ含め、すべて外してしまいます。
革のパーツを残そうかとも考えたのですが、かえって接着力に不安が出そうなので、今回は思い切ってすべて外しました。

ということで、まずは革のパーツを作っていきます。
 こんな感じで、カカトに当たる部分を作ります。
これは縁を締めながら、飾りの線を入れている所ですね。
この線をネンなんて言います。

で、この革をカカトの部分に貼り込みます。
 こんな感じで、カカトの下に革を、巻き込むような形でしっかり固定します。
この後、短いくぎも打ちました。

で、上の方は縫える限り縫っていきます。
 慎重に縫い進めると…
 こんな感じ。
比較的違和感もないかと思います。

で、ここにまず、カカトの部分を若干厚くするため、一枚ゴムを貼り付けていきます。
 もちろん、剥がれないようにしっかり、ガッチリ、圧着します。
そのあと、いわゆる靴底になるゴムを、これまた、しっかりガッチリ圧着します。
 元々シンプルだったので、比較的シンプルな靴底をチョイスしました。
今回は、全面にゴムを貼ります。

あとは周りを軽く整える程度に削ると…

カカトはこんな感じ。
革のパーツが丸っと綺麗に決まってくれました。

つま先は… 
 こんな感じで、まくり上げてあります。
これは元々の仕様ですね。


これでまた、安心して履いていただけるかと思います!!

シンプルな感じで、スッキリまとまりました!

こちらのお修理、10800円で2週間程度いただきました。

レザースニーカーや、ドライビングシューズ、直せないと思っていませんか?
意外と直せるんですよ。
また今回のような仕様にしておくと、カカトだけの修理も可能なので、便利かと思います。
諦める前に、ぜひお気軽にご相談くださいね!

それでは皆様のご来店、心よりお待ちしております!!

2018年4月12日木曜日

レザースニーカーのスベリ革修理。カカトの内側補強。

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
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昨日は定休日ということで、午前中に買い出しを済ませ、ちょっと車で遠出をしてみたりなんかしておりました。
あまり、車の運転自体は得意ではないのですが、だいぶ慣れて普通に運転しているのですが、運転自体は良き帰りで2時間程度でしょうか?もう少しかな。
じわじわと腰痛が(苦笑。
久しぶりに腰の痛みで夜目が覚める惨状でした…。
運動不足だったり、体重のさらなる増加だったり、よろしくないですね。
また少しづつでも運動をして、体力をつけていかなくてはと、痛感致しました(笑)。


さて、そんなわけで、久しぶりにコルセットを付けて姿勢が良い状態で仕事をしておりますが、今日も元気にお修理のご紹介!!
こちら!

 レザースニーカーのような作りの靴になりますね!
革靴のイメージのほうが強いでしょうか??
で、こちらが…
 こんな感じで…
 ライニングの履き口部分が破れてしまっております。
どうしても、カカトの内側は、脱ぎ履きなどで、擦れる場合が多いので、摩耗してしまいます。

そこで、今回ご用意したのがこちら。
 ライニング用のピッグスキンをこんな感じでカットして用意いたしました。

で、これを縫い付けていきます。
 今回は、履き口に縫い目が無いため、外側に革を縫い付けて、ぐるっと内側に巻き込んでいくような方法で、お修理を進めていきます。
このやり方をする場合、どうしても内側に入れ込んだ時、内径と外径の差が出る為、しわが寄りがちになってしまいます。
なので、上の写真のように、人差し指で押さえながら、なるべく、内径と外径の差が出ないように、むしろ外側に貼った革のほうが短い距離になるように意識しながら縫っていきます。

で、縫い終わったら、接着剤を付けて、いつも通りしっかり乾かしてから、内側に巻き込み、なるべくシワが入らないように、接着していきます。
 こんな感じで、ギュッギュ、ギュッギュ抑えながら貼り込んでいきます。

で、貼り終えた感じがこんな形。
 今回はほぼ、シワもなく綺麗に張ることが出来ました。
正直、もう少しシワが入ってしまう場合もございます。


で、あとはインソールを入れて固定すれば出来上がりですね!
 こんな感じで仕上がります。

 布のライニングに対して、今回はピッグスキンの革を当てているので、素材として違和感がありますが、色合いも近いので、履いていただければ、ほとんどわからないかと思います。
 後ろから見ると、こんな感じですね!

こちらのお修理、3240円。1週間程度いただきます。
スベリ革修理なんて言われるお修理になりますね!
近い革が無い場合は、探して仕入れることになるため、時間がかかる場合もございます。

スニーカーのようなタイプにかかわらず、カカトの内側は摩耗して、ライニングが傷んでしまいがちです。
革靴や、パンプスでももちろん、同じような作業が可能です!
是非お気軽にご相談くださいね!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!












2018年4月10日火曜日

Louis Vuittonのヴェルニ。黒に染め変え!!

皆様こんにちは!!

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さてさて、もう四月も半ば。
私、実は井荻の商店街の理事となっておりまして、微力も微力ですが、お手伝いをしたりしなかったりしております(笑)。
スーパースタッフは自宅工房に籠りきりになることが多いので、なかなか私はお手伝いに行けないのです。
シメシメですね!!
というわけで、毎年恒例の「フリーマーケット in イオギ」が今年も開催されるそうです。
5月12日の土曜日、11時から15時までになります。
皆様ぜひ、お誘いあわせの上、お修理の靴をもって、フリーマーケット見物、いかがでしょうか(笑)?
お修理しなくても、楽しめるかと思いますので、是非、よろしくお願いいたします(笑)。
出店の募集も、まだ行っております。
井荻ペットさんか、ポエム井荻店さんに行くと、申込用紙があるそうなので、ぜひ直接行ってみてくださいね!!
詳細はこちらです!→https://www.facebook.com/events/1758503494228585/


さてさて、そんなわけで、業務的な告知もきちんと済ませ、今日も元気にお修理のご紹介です(笑)!!

こちら!!

Louis Vuittonのヴェルニのボストンバッグになりますね!!
もうこれは、私が説明するまでもないくらいに、有名なブランドですが、一応。
1821年に、フランスでルイビトンさんが創設したファッションブランドになりますね!
Louis Vuittonが評価されたのは、ルイさんが無くなってからのことだそうです。
まるで芸術家の様ですね。
後世に名を残してはおりますが、ご存命のころは評価されなかったとなると…難しいものですね…。

さて、そんなわけで、Louis Vuittonのヴェルニ。
エナメルに、LVのロゴが型押しされたラインになりますね。
vernis(ヴェルニ)はフランス語でエナメルのことだそうです。
これは、私知りませんでした。
まだまだ勉強不足です。


 で、やっと本題です(笑)。
こちらのバッグの色を変えたいという、ご要望。
…色を変えたい。
正直なところ、お断りかなぁとも思ったのですが、若干の可能性を感じ、お受けすることに。
場合によっては塗装することも考えたのですが、エナメルの上に塗装は、剥がれやすく、またツヤ感を綺麗に出すのが非常に難しいです。
ただ、私、経験的にエナメルは色が入り込む?色移りする性質があるのは知っておりました。

エナメル、特に今回の黄色やベージュ系のアイテムは、黒い革のバッグが隣にあり、密着していると色が移ることがあるんです。
また、最悪な場合、汚れが着かないように、新聞紙で包んでおくと、新聞紙の文字がそのまま転写されたように、移ってしまうなんてことも。
皆様、保管する際はくれぐれも、お気を付けくださいね。

で、色が移るのであれば、意図的にそれを行えば、色を変えることも可能なのでは!??
と考えたわけです。

で、もろもろ調べていくと何となく行けそうなので、まずはテストをして、試したところ、何とかなりそうだぞ!??
ということで、作業を進めていきました。

まずは…


 こんな感じで、ヴィトンのヌメ革部分を完全にマスキングテープを貼り、保護しました。
何が厄介かというと、ヌメ側に染料が移ったら、おそらく落とすことは不可能なレベルだろうという点。
しっかり、マスキングしたつもりですが、恐怖でしかありません。
作業中、気づかない隙間が出来て、色が入ったら…。
とはいえ、怖がっても仕方がないので、そこは勇気でドン!と進めていきます。

どんな感じの作業になるかというと…
 いやーーーー、怖いですね。
写真を見るだけでも怖いです。
こんな感じで、染料で染めていきます。
何かもっと効率の良い方法があるのでは??とも思いましたが、言いかたが悪いですが、筆でビチャビチャ塗っていきます。

で、どんな感じになるかというと…
 いかがでしょうか!??
自分で言うのもなんですが、思いのほか綺麗にしっかり染め上げることが出来ました!!
塗装ではなく染めているため、剥がれる心配もありませんし、光沢もそのままに仕上がっております!
 ヌメ革部分も、無事マスキングが成功し、きちっとヌメ色のまま、残すことが出来ました。

で、今回。


これ、サイドのマチ部分のポケットになるのですが、この奥の方は染めることが出来ませんでした。
事前にご説明をしてご了解をいただく形になるかとは思いますが、ご了承ください。


こちらのお修理、…16200円いただきます。
正直ちょっと…かなり慎重な作業となります。
1か月程度のお時間をいただいております。


基本的にはこちらのお修理を、どんどんお勧めするというわけではございませんが、汚れてしまったり、シミが出来た時などは良いかもしれません。
また、色は地の色に左右されるので、基本黒のみでの対応となります。
ご検討ください!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2018年4月9日月曜日

コールハーンの、ローファーの履き口修理!!

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暖かい日が続きますね。
今朝テレビを付けたら、大谷選手がメジャーリーグで、すごいピッチングをしたとのこと。
すごいですね、舞台が変わっても国が変わっても、変わらず活躍できるメンタルがすごいです。
どちらかというと、チキンハートなので見習いたいですね…。


さて。
そんなこんなで、今日も元気にお修理のご紹介!!
こちら!
 コールハーンのビットローファーですね!!
コールハーンといえば、1928年アメリカで、コールさんとハーンさんが作った、革靴のブランドですね。
今では、皮革製品バッグなども作っているようです。

ローファーが好きで、いろいろ履きましたが、意外にビットローファーは持っていませんでした。
履きたい靴ですが、最近ジャケットを着る機会すら、激減しているのでなかなか、履く機会が少なそうです(笑)。

さてそんな靴がどうなってしまったかというと…
 こんな感じで、ローファーの履き口部分が破れてしまいました。
これ、結構あるパターンですね。
特に比較的、薄めのデリケートなを使っているとこの部分、摩耗します。
極論、ライニングのない、厚手の革で作られているようなローファーでは、意外にこうはなりません。

で、確認すると真後ろだけでなく、比較的広い範囲で摩耗しているので、まずは、このパーツを取り外していきます。

こんな感じで、カッターで糸だけ切っていきます。
本体の革には絶対傷を付けたくないので、外す履き口の革のほうに力を入れ気味で切ります。
 で、この縫目と、あとはこの革の下に隠れているミシン目をほどくと、こんな感じで。
 パーツを外すことが出来ます。

で、これを交換する部分のみ切り取ります。
 今回はこのくらい残しました。
もちろん、すべて交換することも出来るのですが、そうするとローファーのサドルなんて言われる、ビット(飾りの金具)のついているパーツも外すことになるため、今回は最低限の交換で進めます。

で、新しいパーツを革で作ります。
 こんな感じですね。
つなぎ目は極力目立たないように、お互いに斜めに削ってフラットになるようにしっかり接着します。

で、新しい革を継ぐとこんな感じ…
 で、あとは元通りに縫い付けていきます。
パーツごと変えているので、元のミシン目はありませんが、なるべく元に近い感じで縫っていきます。

 こんな感じで、カタカタと。
で、内側の余った部分をカットします。
 写真下から伸びている棒が、イチギリなんて言われる道具で、先っぽだけが刃になっており、余分な革を引っ張りながら、切ることが出来ます。
 綺麗に切ることが出来ました!


仕上がりはこんな感じ。
 ほとんど違和感はないかと思いますが、上の写真の私の親指の上あたり、革の継ぎ目がわかりますね。
同じ黒でもどうしても、若干青っぽかったり、赤っぽかったりと、完全に同じにはなりません。
この後これも靴クリームで磨くことで、ほとんど違和感はなくなりますが、違う革を継ぐため、どうしても境目は出来てしまいます。
ただ、もちろん、強度的には問題ないので、これで安心して履いていただけるかと思います!!

こちらのお修理、3240円、2週間程度のお預かりとなります。

履き口部分、ほつれたり、破れたり、靴底ほどではないですが、よくあるお修理になります。
お気軽にご相談くださいね!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!