2019年8月31日土曜日

PRADAのバッグのファスナーを交換する。

皆様こんにちは!!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口をでて右手に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc

さてさて。
すっかり風邪も抜けて元気になったつもりでいるのですが、どうにもお腹の調子だけが落ち着きません。
皆様、体調崩されたりしていないですか??
他は何ともないので、そんなに気にはならないのですが、整腸剤を飲んでも今一つ…。
このままでは、痩せてしまうかもしれません…。
うひひひひ。
あわよくば痩せないかななんて企んでおりますが、そんな元気があるなら、すぐ元に戻りそうです(笑)。

というわけで、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!
 PRADA(プラダ)ナイロンのショルダーバッグになります。
イタリアを代表すると言っても良いのではないでしょうか、極めて有名なファッションブランドになりますね。
「プラダを着た悪魔」のアンハサウェイさんが抜群にチャーミングだった印象です。
全然、PRADAの説明になていないですね(笑)。

で。
そんなバッグがどうなってしまったかというと…
 こんな感じで、ファスナーの引っ張る部分が、片方はずれてしまいました。

で、よく見ると…
 外れてしまったファスナーのコイル部分が、一部ファスナーの生地から外れてしまっております。
このようになってしまうと、基本的にはファスナーごとの交換をしないと直らない状態となります。
「外れてしまったのを、通すだけでいいから!」なんてご要望をいただくこともあるのですが、どうしてもこの部分からまた外れてしまうため、ファスナーごとの交換で承らせていただいております。

また、基本的にはと書きましたが、このコイル部分を生地に縫い付けなおす、応急処置も出来なくは無かったりします。
ただ、これに関しても、新しい糸で生地部分にコイルを縫い付ける作業になるのですが、どうしてもファスナーの開け閉めの度に、引手の金具が当たるため、新たに縫った部分が外れてしまう場合がございます。
どうしてもという際は対応いたしますが、基本的にはファスナー交換をおすすめいたしますので、ご了解ください。

というわけで、今回はファスナーを交換していきます。
まずは、縫っていある糸をほどきながら、ファスナーを外します。
 …想像を超えて、写真がぶれておりました(苦笑。
せっかくなので、載せましたが、糸を切りながらファスナーを外している所ですね。
皆様、心の目で見てください。


で、ファスナーが外れました。
 こんな感じですね。

で、外したファスナーを元に、新しいファスナーを作り、バッグ本体に接着して縫い付けていきます。

なるべく元の縫い目を追うようにするのですが、革に比べてナイロン等生地の場合は、元の縫い目がわからなくなりがちなので、違和感の無いように仕上げるよう心掛けております。
 裏地を落とさないように慎重に・・

で、あとはファスナーの引手部分を、取り付ければ出来上がりですね。
こんな感じで。
これでまた問題なく、使っていただけるかと思います!!

ファスナーの交換は、ファスナーが40㎝以内の場合4320円。今回は、こちらの価格で承りました。
通常、2週間程度いただきます。
40㎝~50㎝の場合は5400円。50㎝~60㎝の場合が6480円。あとは10㎝ごとに1080円料金が加算されます。

ファスナー部分、どうしても長く使っていると壊れてしまいがちです。
お気軽にご相談くださいね。
なるべく元に近い形でお直しするようにしております。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2019年8月30日金曜日

Birkenstock(ビルケンシュトック)の靴の傷を磨きなおす!

皆様こんにちは!!
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さて、あいにくの天気になってしまった本日。
私はと言えば、わざわざ定休日に風邪をひき、一日たって、どうにかこうにか食欲も戻り、概ね回復したように思います。
油断ならないですね、寒暖差。
季節の変わり目、皆様もくれぐれもご自愛ください。

さて、そんなわけで、概ね身も心も元気な状態で、今日も元気にお修理のご紹介!
こちら!!
 Birkenstockビルケンシュトック)!
ビルケンシュトックと言えば、ドイツの靴メーカー。
なんと240年以上の歴史のある、創業1774年!
すごいですね。
1774年と言えば、前野良沢さんと杉田玄白さんが、「解体新書」を日本語に翻訳して、出版した年ですね。
この解体新書も元々はドイツで出版された医学書になります。
それが、オランダ語に翻訳され、さらには日本語に翻訳されたわけです。

          
           クリックすると新しいウィンドウで開きます
こんなお二方。
どう考えても、草履か下駄ですね(笑)。
そんなころに、ドイツではヨハン・アダム・ビルケンシュトックさんが、「臣民の靴職人」として教会の公文書に登録されていたそうです。

さて。
別段落ちもなく、だらだらと書いてしまいましたが、話は戻り、こちらのビルケンシュトックのロンドンと呼ばれる靴。



 実は私物です。
このブログにも時折登場しております(笑)。
ですが、ご覧のとおり、瞬間接着剤の残念なシミや、つま先の傷も多く…。
今回はこちらを綺麗にしていきます。

まずは…
溶剤で表面の油分や、過去に塗った顔料等を拭き落としました。
私物ということもあり、色々な実験に使っているので、まずすっぴんにするのに、一苦労です(笑)。
で、瞬間接着剤などは取れないので、全体の細かな傷を慣らしつつ、紙やすりで表面をフラットにしてきます。
けっこう粗目の300番。
もし、ご自身で試すのであれば600番くらいから試したほうが安全かもしれません。
600番ではらちが明かない状況でしたら、荒いヤスリに変えていくような感じですね。

で、全体をやすって整えたら…


こんな感じ。
…良い感じになるのか、ちょっと不安になりました(笑)。

とはいえ戸惑っていても仕方がないので、今度は若干顔料系のリキッドを塗っていきます。
 これはファマコのリキッドタイプになりますが、市販はされず、業務用になるようです。
これをスポンジで、全体に塗布。
一晩乾かしたら、靴クリームで仕上げていきます。
 今回はこちら。
WOLYワックスカラークラシック。
写真ひだりのものですね。
実はこれも廃盤品、現在はなかなか手に入らないのですが、表面に乗っかる感じの非常に強い靴クリームになります。
昔?はコードバンクリームとしても使われておりました。
毛羽立ったコードバンを、潰すパワーが強いクリームですね。
こちらで、やすりで削った細かな傷もろとも潰していきます。
もちろん、最初にリキッド系顔料を塗布しているので、すでにいくらか表面は潰れています。

そうすると…

いかがでしょうか?
見違えるほど綺麗になりました!!
元々が、ビルケンシュトックのこちらの革は、顔料が強く、しっかりと黒い革を使っていたので、比較的違和感がなく仕上がっております。
もちろん、つま先等若干の凹凸は残りますが、充分まだまだ履けるような気がしております。
この靴、おそらくそろそろ20年程度履いている気がいたします。
こちらのお修理、通常1620円になるかと思います。
シューケア+キズ補修ですね。
ガッツリ染める感じの作業ではないので、定期的なお手入れは必要かと思います。


長く使って愛着のある靴やバッグ、なるべく長く使いたいですよね。
是非お気軽にご相談ください。
出来る限り、過不足なく綺麗にに使えるように、仕上げるようにしております。
お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2019年8月29日木曜日

パンプスの中敷き、インソールを交換する!

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さて皆様こんにちは。
当店昨日は定休日でした。
ということで、ちょっと出かけたのですが、傘をさすほどの雨でもなく早足で、電車に駆け込むと…
寒っ!!
もう冷房はほどほどで良いんじゃないの!?っていうくらいに寒く、濡れた服で冷え切りまして…
久しぶりに風邪をお召しになってしまいました。
だるいです。
ひじょーにだるいです。
肩周りがバキバキします。
なんでしょうね、この若干風邪をひくと、中途半端に肩こりがほぐれて、帰って鬱陶しい感じ。
普段から肩コリはあるのですが、中途半端にほぐれてます。

はい。
若干いきなり愚痴でございます(苦笑。

そんなわけで、体調管理に大失敗しておりますが、気持ちは元気にお修理のご紹介。
こちら!!
 オープントゥのパンプスになりますね!
こちらが…
 こんな感じで、インソール部分の表面が浮いてきて、部分的に破れてしまっております。
これは、合成皮革の表面の劣化かと思います。
劣化というとか、表面と土台の繊維が剥離してしまった感じですね。
靴だけでなくバッグでも良くある症状なのですが、現状これを元通りに貼ることは出来ません。
そこで、今回はこちらのインソールを交換してきます。

今回は汚れの目立ちにく黒をお選びいただきました。
 まずは外したインソールを型にして、近いサイズに革をカットしていきます。

で、周りを近い感じにするために、ギザギザのピンキングバサミで切っていきます。
 こんな感じですね。

で、このインソールはつま先までなかったので、この切り口の段差があまり大きいと、足の裏に違和感がありそうだったので、漉き機で斜めに薄く漉きます。
 こんな感じで、機械に入れてスコン!と漉くと…

 こんな感じで、切り口のほうが色が変わって薄くなっているのがお分かりになるかと思います

後は、古くなって破れてしまったスポンジを交換。
 あとは、この上にインソールを貼り込めば出来上がりですね。
 こんな感じで。

これでまた、問題なく履いていただくことが出来るかと思います!!
こちらのお修理、1944円、店頭にある革からお選びいただけるようであれば、当日のお返しも可能です。
革を取り寄せる場合は、1週間~2週間いただく場合がございますので、ご了解ください。

インソールが破れていたり、汚れていると、どうしても見た目が良くないですよね。
だいたいの場合交換ができますので、お気軽にご相談ください。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2019年8月27日火曜日

靴底に穴!!ハーフラバー&ラスターヒール!

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さてさて、まだ蒸し暑さはあるものの、いくらか秋らしさがやってきた気しますね。
過ごしやすいような気がしております。
このまま、すっと秋になってくれると良いのですが(笑)。

さて、そんなわけで、秋が待ち遠しがりつつ、今日も元気にお修理のご紹介!
 LANVIN(ランバン)の内羽根ストレートチップになりますね!
フランスのファッションブランドのイメージですが、かなりしっかりした作りの靴がやってきました!
格好いい!

そちらが…
 こんな感じで、靴底に穴が開き、中のコルクが見えてしまいました。

カカトも…
 積み上げのギリギリの所まで、削れているので、併せて交換していきます。

まずは、著しくすり減っている靴の中央とつま先部分に革を足して、厚みをある程度戻していきます。

 こんな感じで、穴を塞ぎつつ広めに革を当てて、薄い部分に厚みを出して行きます。

で、このままでは、いくら何でも段差がひどいので、全体をフラットに削ると…
 こんな感じに。
幸い中央は削れている物の、周りを縫っている糸は、ほとんど切れておりませんでした。

横から見ると…
 こんな感じで、違和感が無いようにします。

で、全体にしっかりと接着剤を塗りこんで、乾燥。
 この写真、カカトの接着剤を塗る前ですが、カカト部分も接着剤をしっかり塗り込んで乾燥させます。

で、ハーフラバーと、カカトを圧着します。

今回、カカトは元と同じ、ゴムと革のコンビの、ラスターヒールを取り付けているので、カカト部分を染色します。
 ほとんど黒なのですが、真っ黒にするとゴム部分との差が無くなるので、濃い茶色に。

で、ワックスを擦りこみつつ磨いていきます。
 そうするとこんな感じ。
 若干のムラ感はありますが、冬目英間のあるこい茶色に仕上がっております。
写真が下手過ぎて、ガッカリりします(笑)!!

ハーフラバーも、もちろん取り付けてあります。
 つま先部分も革を足してあるので、違和感ないかと思います。
 こんな感じですね。
これでまた、ガシガシ履いていただけるかと思います!
こちらのお修理、ラスターヒールの交換が3456円。
ハーフラバーが、エクスプローションソール(2592円)+継ぎ足し(540円)で、3132円いただいております。
出来れば、翌日以降のお渡しだと助かります。

靴底に穴が開いたりすると、もう捨てなきゃかなと思いがちですが、しっかりお直しすることが出来ます!
お気軽にご相談くださいね!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2019年8月25日日曜日

REGAL(リーガル)の靴底が割れた!ビブラム2055番。

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さて、今年もやっていましたね、24時間テレビ。
まだやっているのでしょうか?
正直なところを言うと、私、ビックリするくらい興味がありません(笑)。
が、スーパースタッフは、24時間テレビで、まんまと号泣したと報告が(笑)。
さらには、義祖母は24時間テレビの放送局まで言って、歌手の大黒摩季さんと握手した!とのこと!
なんでも楽しんだもの勝ちですね、やっぱり。
生大黒摩季さんはちょっと、羨ましく思ったりしてしまいました(笑)。

さて、そんなわけで、興味ないなんて言わず、とりあえず来年は見てみようかななんて思いつつ、今日も元気にお修理のご紹介です、こちら!!
 REGAL(リーガル)のローファーになりますね!!
もう、私が説明するまでもない、良い靴と言えばリーガル。
1880年アメリカで創設、1961年にリーガルブランドとして、日本にやってきた老舗の靴ブランドですね。
コストパフォーマンス含めて、リーガルは安心かと思います。

で、そんなローファーが…

 こんな感じで、靴底が、ぱっくりと二つに割れてしまいました。
恐らく、長い時間がたって、靴底のゴムが、硬化してしまっていたのかと思います。

この状態ですと、薄いゴムを貼って補強してあげても、どうしてもこの場所だけが曲がる状況になるため、強度的に持たすことが出来ないかと思います。
そこで、今回は靴底を全て交換していきます。

まずカカトを外します。
 リーガルと言えば!!くらいに定番のブロックヒールが釘でガッチリ固定してありました。
これは思いのほか、ちゃんと取れました。
一時期のリーガルのヒールは、恐ろしい勢いで接着してあり、剥がそうにも剥がせないため、削り落とすことが多いです。


で、靴底を剥がすと…


 こんな感じ。
中ものはコルクではなくスポンジが入っていたため、綺麗にとることが出来ました。
 近くで見るとこんな感じ。
靴底を縫っていた糸が見えるかと思います。
これを1本づつ全て抜くと…
 こんな感じ。
周りに飛び出ていたような糸を全て抜いて、ウェルト部分に針の穴だけが残りました。
ちなみに針の穴の内側に見えている白い糸が、靴本体と、靴底に取り付けた白い「リブ」と呼ばれるテープを縫い付けている糸になります。
いわゆるグッドイヤー製法ですね。

で、この後、本底の新しいゴムを取り付けて、縫ってもらったあと、新しいかかとを取り付けます。

その間の写真を撮り忘れました(苦笑。

で、周りを磨いていきます。
 毛バフを使って全体均一に。

で、できあがりがこちら!

 今回はビブラム2055ソールを取り付けました。



これでまた、安心してしっかり履いていただけるかと思います!!
こちらのお修理、11880円、通常3週間いただきます。

革靴の靴底に関しては、ほとんどの場合お直しが可能かと思います。
もちろん、お値段がかかってしまう場合もございますが…。
お見積り含めて、是非お気軽にご相談くださいね!
皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2019年8月24日土曜日

バッグの角が破れたら!パイピング修理。

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さて、今日も朝ギリギリで出勤してきたのですが、その途中。
商店街の街頭にかかっているフラッグが、「ラグビーワールドカップ」のものに変わっておりました。
いよいよ、9月20日からラグビーワールドカップ2019が日本で開催されます!
正直なところ、ラグビー自体そんなに詳しいわけでは無いのですが、幸い私の通っていた高校は、ラグビー大会があり、体育の授業でもラグビーを行っておりました。
なので、最低限ルールもわかるので、ラグビーワールドカップ、実はけっこう楽しみにしております。
非常にミーハーですが、ニュージーランド、オールブラックスの「ハカ」見てみたいですよね(笑)。
日本代表が南アフリカ代表に勝ってしまった??あの大金星が記憶に新しいですが、今年も何かドラマがあるのではないかと期待してしまいます!
来年のオリンピックの前に、大きないイベントがあるということで、スポーツ全般、興味のある私としては、楽しみな限りです!


さて、スポーツ観戦は大好きなものの、すっかり運動不足の私ですが、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!
 革のブリーフケースになりますね!!
私、こういうバッグ好きなんですけど、めっきりスーツを着なくなってしまったので、持つことがありません(笑)。

で、こちらが…

 こんな感じで、過度の革が擦り切れて、中のプラスチックのパイプが見えてきてしまっております。

今回はこの部分を補修してきます。

まずは、バッグを裏返します。
 こんな感じで、裏地が外側になるように、ファスナー部分からぐるっとバッグ自体をひっくり返します。
作っているときは当然、ひっくり返して縫って、最後に表返すのですが、修理でお客様のバッグを裏返すのは、毎回なんとなくドキドキします(笑)。

で、コーナーの部分を直すので、裏地の角をほどきます。
 こんな感じで、裏地をほどくと、バッグ本体の裏側が見えてきます。

で、角部分の縫ってある部分をほどいて、破れてしまっていたパイピングのパーツを外します。
 こんな感じですね。
持っている真ん中あたりが、破れているのが見えるかと思います。

で、今回は革を被せようかと思ったのですが、思いのほか状態が良くなかったので、破けている部分を切り取ります。
 こんな感じ。
破けている所含めて、上からかぶせると凹凸が変に出そうだったので、切り取りました。
ちなみに切り口は、斜めに漉くような形で、切り取ってあります。


で、新しく革を用意。
 同じ距離で、同様に切り口は斜めに漉いてあります。

これを切り取った部分んにしっかり接着。
 こんな感じで、角にくる部分の革を交換しました。
斜めに漉いたところ同士を接着して、なるべく凹凸が出ないようにしてあります。

 あとはミシンで、元通り本体と縫い合わせていきます。

まずは銅判にパイピング部分を縫い付け…
 その後、マチと縫い合わせます。

で、最後に裏地の開けた部分を縫い直せば、基本的には出来上がりですね。
 ここはミシンがかけづらいので、手縫いでふさいでいきました。

で、もう一度、バッグ自体を表に返すとこんな感じ。

 継ぎ目はわかりますが、新しい革になっているので、中のプラスチックがでてくることはありません。

これでまた、安心して使っていただけるかと思います!!
こちらのお修理、1ヵ所2160円となります。
4か所だと、8640円。
お安くは無いですが、ギリギリのお値段かと思っております。
けっこう作業としては大変な部類なので、もう少しいただきたいような気も致しますが…がんばります(笑)。

というわけで、バッグの修理も絶賛受付中でございます。
お気軽にご相談くださいね!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!