2019年10月31日木曜日

高くて細いヒールを交換して歩きやすく。

皆様こんにちは!!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc

さて、あっという間に10月も終わりです。
今年の10月はいつもにも増して、あっという間に過ぎていってしまいました。
やりたいことも、なかなかできず、バタバタしてばかりで…。
もう少し、計画的に動かないとダメですね。
反省の多い月でした!!
あ!そういえば、ハッピーハロウィン!!
これもすっかり忘れております。
今年こそ、店頭を飾って、なんなら仮装して修理をするくらいの、意気込みがあったんですけどね…。
なかなか難しいです!!

さて、そんなわけで反省だけしても仕方ないので、本日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!
 白のロングブーツになりますね。
まさに、これからの季節、大活躍しそうな一足です。

ですが…
 こんな感じの、いわゆるピンヒール。
細いうえに、高さも割と高いので、非常に安定感がなく怖いとのこと。
…本当そうなんだろうなと思います。
カカトが高めの紳士靴も中には合って、履くことはありますが、もちろん女性のパンプスやブーツほどの高さはなく、また、紳士靴のピンヒールは見たことがありません。
どう考えても歩きにくいんだろうなぁ・・・と思います。

で、今回はこのヒールをもう少し、低く安定感のあるものに交換出来ないかという、ご相談。

そこで、まずはヒールを外していきます。
 今回はブーツ自体がかなり柔らかかったので、こんな感じで、ブーツの上のほうを折り返して作業いたしました。

ブーツの筒部分が、こんな感じで折り返すことが出来ない程度に硬く、ファスナーが付いていない場合は作業が出来ないことがとございます。
ご了解ください。

で、折り返して中の中敷きを剥がすと…
 中にプラスのネジが光っているのが見えますでしょうか?
あのネジをメインに、周りに釘を打って、ヒールを固定してあります。

なので、まずはこのネジと釘を抜きます。
ここまで、ブーツが折り返すことが出来れば、それほど難しくはありません。

で、新しいヒールを装着して、ネジで固定します。
 当店ではヒールを固定しなおす際、なるべく協力になるよう、こんな感じでワッシャーを噛ませております。
 で、ガッチリ固定するとこんな感じ。
 基本的にはこれで出来上がりですね。
 もとより、明らかにカカトが太くなったため、だいぶ安定感が出たのではないかと思います。

 元のヒールと比べると、高さも1cmと少し、低くなっているのがお分かりになるかと思います。
もちろんデザインが変わってしまいますが、元を知らずにこの状態で見たら、特に違和感はないのではないかと思います!!
こちらのお修理、4400円、ヒールの取り寄せがある場合あ2週間程度いただきます。

ヒールを低くする際は、限界が概ね1.5㎝程度だとお考え下さい。
あまり低くすると、靴自体のバランスがおかしくなるため、おススメできません。
もちろん靴によって前後はございますので、お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2019年10月21日月曜日

Yves Saint-Laurent(イヴサンローラン)のバッグ、ショルダー紐が切れてしまった!

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さて、秋晴れはどこへ行ったのか、また台風が近づいてきているようですね。
しかも二つ…。
カラッと過ごしやすい秋晴れを期待しているのですが、なかなかやってきませんね。
今年は紅葉も遅いとか。
なんにせよ、台風がなるべく遠くへ、なるべく弱い感じで過ぎ去ることを祈るのみです。

さてさて、そんなわけで、若干すでに怪しい雲行きになっている気がしますが、気分だけでも元気にお修理のご紹介。
こちら!!
  Yves Saint-Laurent(イヴサンローラン)のショルダーバッグになりますね。
20世紀フランスのファッション業界をリードし、モードの帝王と呼ばれたデザイナー、イヴサンローランのブランドになりますね。

で、こちらが…
 残念ながら、紐のつけ根が切れてしまったとのこと。
確かに切れております。

脇の縫い目をほどいて、完全に外すと…
 こんな感じで、縫い目に沿って付け根革が切れてしまっておりました。
今回は短くなってしまっておりますが、こちらを縫い込んでいきます。

まずは…
 裏側にこんな補強テープを当てます。
そのまま縫い付けてもある程度持つかとは思うのですが、いくらかでも強くなるように補強します。

で、元々付いていたところに、この革の端を差し込み縫い付けていきます。

 金具に近いところは縫いにくいので、ミシンの抑えを少し工夫したものを使います。

写真右側のほうですね。
ふだん使っているのは左側。
幅も長さもかなり小さく削り込んであります。
ギリギリのところを縫わなくてはならない時は、非常に使いやすくなっております。

で、出来上がるとこんな感じ。
 短くなっていたとはいえ、しっかり縫い込めているので問題ないかと思います。
こちらのお修理、片側1650円となります。
通常1週間程度お預かりいたします。

バッグや小物のお修理も出来る限り承るようにしております。
基本的には縫い物関係のお修理は長めにお時間をいただいておりますので、恐れ入りますが時間に余裕を持ってご来店ください。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2019年10月20日日曜日

SHETLANDFOXの靴のトプリフト交換。NORAロンドヒール!

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突然ですが本日は…

井荻商店街、恒例のフリーマーケット開催中です!
…なんか閑散とした写真ですね(笑)。
違うんです!!難しいんですよ、写真!!
フリーマーケットのノボリが良い具合にこちらを向いて、ご来場いただいたお客様や、売っている方の顔があまり写らないように、それでいてイベントをやっている感を出す…。
私の技術では無理でした(笑)。

というわけで、本日15時まではやっているはずなので、ぜひ皆様足を運んでみてはいかがでしょうか??


さて、そんなわけで、商店街の告知もしっかりして、本日も靴のお修理のご紹介。
こちら!!

 SHETLANDFOX(シェットランドフォックス)の外ばねUチップの靴になりますね。
1982年に出来たリーガルコーポレーションのブランドになりますね。
現在は日本人のための日本製靴ブランドというコンセプトのブランドになっているそうです。

さて、そんな靴が。
 こんな感じで、割としっかりと斜めにカカトが擦り減ってしまいました。
靴の修理をしていると良く言われるのですが、歩き方がおかしいから、カカトの斜め後ろが減ってしまうんです!というお話。
何度かご説明しておりますが、ほぼほぼ100%に近いくらいの確率で、カカトは斜め後ろ(外側)が皆様すり減ります。
真後ろが減る方は、本当にごく少数です。
内側が斜めに減っていたら、むしろ足が悪いのか、靴がおかしいのか心配になるくらいに、あまりないケースです。
というわけで皆様ご安心ください。
斜め後ろ、外側が減るのは、きわめて普通です(笑)。

で、いつも通りお修理をしてきます。
 まずはトップリフトを外して、積み上げ部分まで擦り減ってしまっている所に、革を接着して足します。
ここも、通常のトップリフトやハーフラバーを取り付けるのと同様に、しっかり接着剤を塗りこみ、乾燥、温めた後、圧着していきます。
斜めなので、圧着機は使いにくいためハンマーでゴンゴンと圧力をかけます。

で。
 斜めについていた革を平らに削るとこんな感じ。
これで、トップリフトを取り付けた時、変な隙間が出来ないようになります。

で、同じく、接着剤塗布→乾燥→温め→圧着の順で、トップリフトを取り付けます。
 今回はNORAロンド。
ドイツ製のトップリフトになります。
粘りがあり、耐久性に優れていると、評判がよろしいです。
ビブラムの倍、長持ちしますか!??と言わるれるとそんなことはありませんが、良く持つ気がしております…。
曖昧ですみません(苦笑。
で、コンチネンタルヒールが6mmなのに対し、同様の素材で7mmとなっているので、概ねこちらのほうが良いのではないかと、私は思っております。


で、これを削って全体に整えていきます。
 これはカカトのつま先側、顎なんて言われる部分を削っている所ですね。
 これで、完成です。

 継ぎ足したところもほとんど、わからないかと思います♪
こちらのお修理、NORAロンドヒール3080円、最短1時間程度のお預かりになります。


カカトのトップリフトだけでも当店で常時在庫している物で…10種類近くはあるかと思います。
もちろん、在庫していないものもあるため、取り寄せを含めたら、果てしなく…。
なるべく、良いのではないかと思うものを扱うようにはしておりますが、ご要望がございましたら、お気軽にご相談ください。
出来る限り取り寄せ等で、対応できるようにしていければと考えております。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2019年10月19日土曜日

ハーフラバーとスポンジヒール。

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さて、しばらくブログの更新に間が開いてしまいました。
ここ一週間、珍しくひどく風邪を引いたり、そのせいか強烈な腰痛がやってきたりと、何かとボロボロでした(苦笑。
体調が悪いと、パソコンに向かうのが恐ろしく億劫になることがわかりました(笑)
さてさて、そんなこんなではありますが、今日も出勤していると…
5月まで当店のあった場所が、八百屋さんになっておりました!
以前当店があったころはこんな感じ。
ごちゃごちゃ――っとしていたのが、すっかりスッキリ、明るい感じの八百屋さんになっておりました。
まだ、今の新店舗に移転して半年もたっていませんが、ずいぶん前のことのような気がいたします。
八百屋さんも、やっぱり扉はありませんでした、人間慣れるものですっかり自動ドアのある店舗に慣れきっております(笑)。


さて。
そんなわけで、ちょっと感慨深い気持ちになりつつ、今日も元気にお修理のご紹介です。
こちら!!
 外ばねの、ちょっとカジュアル目な革靴になりますね。
革の感じが良いせいか、すごく良い雰囲気です。
写真を撮る腕が悪いです(苦笑。

こちらが…
 こんな感じで、すでに修理がしてあったハーフラバーが剥がれ…
 カカトもかなり擦り減って来ております。
こちらも修理をすでにしたことがある形跡がありますね。
気に入ったものを長く使うの、良いですよね。
特にこういう革の雰囲気が良いものは、長く使っていただきたいです。

ということで、まずは剥がれかかったハーフラバーを新しいものに交換していきます。
 こんな感じで、ニッパーで剥がしていきます。

カカトも…
 おや…。
剥がれるかなと思ったのですが、スポンジの接着がしっかりしており、素材がもげてしまうので、ここは削り落としてカカトを無くしていきます。

で、ハーフラバー、カカトとも外した状態がこちら。
 ここに新しいゴムを取り付けていきます。

カカトにつけるスポンジは、若干前のほうを削って薄く調節します。
 こんな感じですね、写真左側がつま先側に来る方になります。
カカトの前側が高いと、靴を置いた時カカトの後ろ側が地面につかず若干浮くような形になりがちです。
それでも大きくは問題ないのですが、なるべく違和感の無いように調節します。
 で、あとはいつものとおり、接着剤を付けて、しっかりガッチリ圧着。
出来ることなら剥がれてくれるなと祈りながら圧着します。
 で、周りの余った部分を削り込んでいけば出来上がりですね。
 こんな感じで、ほぼほぼ新品同様の靴底になりました。

 側面も綺麗にそろって良い感じですね!!

これでまた、安心して履いていただけるかと思います!!
こちらのお修理、スポンジヒール交換、2750円。
ハーフラバービブラム2027番、2640円となります。
翌日以降のお渡しだと助かりますが、当日のご返却も可能です。

靴底を直せば履ける靴、諦めてしまっていることありませんか??
靴底回りは、ほとんどの場合直すことが可能です。
是非ご相談ください。
それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2019年10月12日土曜日

Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)のハーフソール交換。

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さて皆さま、いかがおすごしでしょうか?
さすがに台風が来るということで、当店も本日は開店休業状態。
風も強いので、のぼりや看板は閉まっておりますが、通常通りオープンしております。
何かございましたら、お気軽にお声かけください。
ですが、よっぽどでなければ危険なので自宅待機でお願いいたしますm(__)m

さてさて、そんなわけで今日は少しのんびり作業に集中しておりますが、ここ数日ブログがアップできなかったので、お修理のご紹介、こちら!!

  Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)のスエードローファーですね。
最近、クロケットのご紹介が多いような気がします。
人気があるのでしょうか。
間違いなく良い靴なので、当店としてもありがたい限りでございます。

で、こちらが…
 こんな感じで、ソール中央に穴が開いて、中のコルクが見えてきてしまいました。
つま先は元々スチールが取り付けてあったのですが、外した後写真を撮っております。

そこで、今回はこの革底の薄くなった部分を交換していきます
まずは…
 靴底を縫ってある周りの糸を切って、こんな感じで、靴底の革を剥がしていきます。
今回はすべて交換せずに、つま先側半分程度を交換します。

で、下の写真のように、土踏まずあたりから、つま先にかけての革はハサミで切り取ってしまい、中の崩れたコルクは詰め直しました。
 ここに、通常よく貼っているハーフラバーのような形で、革を貼り付けていきます。
新しい革をしっかり圧着し、ガッチリしっかり固定します。
 もちろん、ウェルト部分、靴底を縫い付けてあった糸は全て抜いてから作業しております。
なので、新たな靴底を付けて、縫ってもらうと…
 こんな感じで、綺麗に縫ってもらうことが出来ました。
固定出来ていれば問題ないのであれば、糸を抜かずに、そのまま上から縫っても、実は大きくは支障はありません。
恐らく、それが原因でいきなり壊れてしまうということもないかと思います。
ただ、やっぱり必要のない糸は抜いてあげたほうが仕上がりが綺麗ですし、うまい事その穴を縫うことが出来れば、ウェルトを最低限しか傷めずに作業できるため、次回以降のオールソール交換も問題なく出来るようになります。

で、靴底面はこんな感じ。
 パチンと綺麗に収まっていますね。
つま先っ分はスチールを付ける為、削ってあります。

で、延滞をもう一度細かくやすりが決して綺麗にならします。
 あとは靴底面、靴底のサイド、コバと言われれる部分を磨けば出来上がりですね!!
 布バフでワックスを乗せつつ磨いていきます。

で、出来上がるとこんな感じ。
 今写真を見ると、交換していないとはいえ、カカトも染めてあげれば良かったかなと思いますね…。
次回以降の反省点デス。
 コバも途中から新しい革を入れて意ますが、概ね違和感が無いかと思います。
こちらのお修理、ハーフソール交換+縫い7700円+スチール3300円、2週間~3週間程度のお預かりとなります。

オールソール交換に比べ、最低限でしっかりとしたお直しが出来る、割とお勧めのお修理となります。
もちろん、今後オールソール交換も出来ますし、このままもう少しカカトが減って、カカトのトップリフトを交換すれば、ほぼオールソール交換と同様の状態になるかと思います。
なにより、積み上げやロゴ部分等、元の状態がギリギリまで残せるのが良いですよね。
最小限で最大限の効果がある気がします!!
言い過ぎ!??
靴底のお修理方法、ご要望を頂ければ、いろいろ工夫するようにしております。
お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!