2020年12月28日月曜日

Ferragamoのローファー、オールソール交換です!

 んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

年末年始につきましては、12月29日(火)から1月4日(月)までお休みをいただきます。
ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek


さて、というわけで、本日が2020年最後の営業日となりました。
表向きの営業は最後ですが、仕事が納まるか心配になってきております(笑)!
取り急ぎ、来年は1月5日からということで、引き続き来年もよろしくお願いします。


というわけで、2020最後のお修理のご紹介。
こちら!!
フェラガモのローファーになります!
もう私がご紹介するまでもありませんね、イタリアフィレンツェの高級革製品のメーカーですね。
ざっくりとしたご紹介で、すみません(笑)。

で、こちらの靴底が…
こんな感じで、ガムライトと呼ばれるゴムとスポンジの間のような素材の、比較的軽く履きやすい素材がついておりました。
すっきりシンプルな感じですね。
革底やゴム底に比べると、やや厚みがある感じでしょうか。

で、こちらを交換していきます。

べりべりべりっと。
こうやって剥がれてくれる靴底は私共といたしましては、非常に作業がしやすくありがたいです(笑)。
とはいえ、つま先部分変色しているところを見ると、おそらくそこまで剥がれて一度修理をしているか、あるいは少し隙間が空いたまま履いていたかのどちらかかと思うので、やはりガッチリしっかりつけたいところ。

そのためにまず…
靴底面を削って、古い接着剤を落としていきます。
黄色いのが接着剤ですね。

で、すっかり削り終わると、こんな感じで革のミッドソールが出てきました。

こんな感じで、しっかり革を削ることが出来ると、新しい接着剤を革に刷り込んで、がっちり接着することが出来るので安心です。
上の写真、縫い糸は極力切らないのが味噌ですね。
味噌です。
接着剤を削りと落とす際、うっかり糸にフィニッシャーが当たると糸が一緒に切れてしまうので注意が必要です。

で、革面、新しい靴底面にしっかり接着剤を刷り込み、乾燥させ、温めてから新しい靴底と靴本体をしっかり圧着してきます。


圧着機でドスン!

で、周りの余った部分を削って整えていきます。

今回はビブラムのごつごつっとしたタイプの靴底を取り付けております。
で、出来上がるとこんな感じ。
ワイルド!!

こちらのお修理、12100円、2週間程度お時間をいただきます。

正直なところ元のガムライトに比べると、かなり重い感じになるお修理となっております。
とはいえ、グリップ力、耐摩耗性は確実にアップいたします。
靴底を変えると、靴の雰囲気はだいぶ変わりますよね。
是非お気軽にご相談ください。


それでは、2020年、ありがとうございました!!
2021年も、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!

2020年12月26日土曜日

YANKO(ヤンコ)の靴のソール交換!

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

年末年始につきましては、12月29日(火)から1月4日(月)までお休みをいただきます。
ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
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靴とバッグの修理店doek


さてさて、12月、お陰様で想像を超えてバタバタとしております。
気持ちが焦るのか、クリスマスの飾りをしまうのを忘れたまま営業しておりました(笑)。
さてそんなわけで、年内仕上げのお修理の受付は基本的には終了になっております。
その場で出来るかかとの修理や、合鍵の作製などは行えますが、ミシンを使った作業等は来年のお渡しとなります。
恐れ入りますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

というわけで、いよいよ年末ですが、今年最後になるか、あるいはもう一回!??お修理のご紹介です!
こちら!!
YANKO(ヤンコ)の内羽紳士靴になります。
ヤンコといえば、1961年にスペイン・マヨルカ島で創業した、靴ブランドですね。
レザーソールとラバーソールを組み合わせた、ヨークソールなんて言われる靴底のイメージです。

でそんなヨークソールのゴム部分が…
こんな感じで割れてしまいました。
そこで、今回はこちらのゴム部分のみ交換していきます。

まずはゴム部分を取り外すため、縫ってある糸を削り落とします。
こんな感じでガーーーっと。

で、ゴムがすっかりなくなると、こんな感じ。
当店のような靴修理店が行う、ハーフラバーのように薄いゴムが貼って縫ってあるのではなく、本底のつま先側がすべて5㎜程度の厚みのゴムになっている為、剥がすと中のコルクが見えてきます。
中央に革が張ってあるので厳密にはコルクは周りしか見えませんでした(笑)。

で、今回はこの状態から縫い糸を抜いて3㎜程度の合成ゴムを貼りました。
それがこんな感じ。

このあとこの上にビブラム2027番のハーフラバーを貼り、靴本体に縫い付けていきます。


元の縫ってある穴を外さないように慎重に縫ってきます。
コロナ騒動で2020年の前半はあまり記憶にありませんが、このミシンを導入したのも今年でした。
すっかりレギュラーアイテムとして、ガシガシ使っております。
時間がたつのが早いです(笑)。


で、靴底を縫い終わるとこんな感じ。
革の部分は元のままなので、履き心地等、かなりもとに近い状態で仕上げられているのではないかと思います!
こちらのお修理、4840円となります。
カカトも交換してあるので、そちらは2420円。
オールソール交換に比べるとだいぶリーズナブルになるかと思います、ヤンコの靴の良いところな気がいたします!!


勿論靴底すべての交換もできますし、もともと全体が革底で出来ている靴にもこの仕様で仕上げることは出来るかと思います!
お気軽にご相談くださいね!!

それでは、今年も来年も、引き続き皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!







2020年12月13日日曜日

Paraboot(パラブーツ)のサイドゴアブーツにリッジウェイソールを付けました!

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

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お気軽にご来店ください。

年末年始につきましては、12月29日(火)から1月4日(月)までお休みをいただきます。
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さてさて。
いつもながらブログを更新しなくてはと思いながら、気が付けば12月も半ば。
年末年始の予定もなかなか更新できずに申し訳ございません。
ギリギリ?まで悩んでおりました。
今年は例年よりやや長めの、1週間お休みをいただきます。
ご不便をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

それにしても、やはり師走はバタバタと過ぎていきます。
今日まで、当店のある商店街は、福引大売出しを開催しております。
補助券をお持ちの方はぜひ、福引参加してくださいね!
ちょいちょい呼び出されて駆けつけているので、私もいるかもしれません(笑)。


さてそんなわけで、バタバタしておりますが、何とかお修理のご紹介!
こちら!!
Paraboot(パラブーツ)のサイドゴアブーツになります。
1908年創業のフランスの靴メーカーになります。
パラブーツといえば、パラゴムなんて言われる、ゴムソールが有名ですね。
1926年年から、ブラジルのパラ港より直輸入した天然ラテックスを使用したゴムソールだそうです。
実は靴修理店としては、接着剤が着きにくく、やや扱いにくい素材だったりもします(笑)。

で、今回は…

そんなパラブーツのレザーソールの靴になります。
どうなってしまったかというと…
こんな感じで、カカトの上のところに隙間が出来てしまいました。
接着をしようにも、一番上のウェルトと呼ばれるパーツが上に跳ね上がっている為、すぐに元にもどってしまうような状態でした。
そこで靴底を外してみると…
こんな感じになっておりました。


写真では何のことかわからないかと思いますが、赤く囲ったこの部分、きちっと靴本体に縫い付けてあります。
比較的多い作りですと、この部分が「ハチマキ」なんて呼ばれる板状のパーツで出来ており、釘で固定してあったりします。
正直それで作りとしては全く問題ありません。
ただ今回のパラブーツのかかと部分は、しっかり縫い付けられている為、逆に上に持ち上がる力がかかってしまっておりました。

そこで今回はこの部分も靴底に縫い付けて仕上げていくように致しました。

まずは、中のコルクを新しく詰め直します。
これはコルクを整えているところですね。

で、先ほどの赤く囲った部分がこちら。
このパーツが跳ね上がって隙間が開いてしまっていたので、まずはこの部分をなるべく下におろします。
靴底を縫い付けるには、かなりギリギリの幅しかありません…。

で、今回はリッジウェイソールを取り付けるので、底面にしっかり接着し周りを削り込んでいきます。
でいよいよミシン。

ほぼ見えませんがギリギリのところを縫っております(笑)。
ほんとに縫ってるんですよ!!

こんな感じで、ぐるっと一周縫うことが出来ました。

こちらのほうがわかりやすいかもしれませんね。
縫い目の入っていなかったパーツに糸が入りました。


あとは通常通りカカトを取り付けて周りを整えていきます。
ガーーーっと。

で、出来上がるとこんな感じ。

これでまた安心して履いていただけるかと思います♪
こちらのお修理15400円3週間程度いただきます。


しっかりした作りの靴でも思わぬ剥がれ方や、削れかたをしてしまうこと、ございます。
お気軽にご相談くださいね。
なるべく、適したお修理方法を提案できるよう、日々精進しております。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!

2020年11月30日月曜日

深く削れてしまったカカトを直します!

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

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さて、いよいよ本格的に寒くなり、年末12月が迫ってきましたね。
年末年始、当店のお休みもどうしようか考えておりますが、新型コロナウイルスを含む、世間の動向をもう少しうかがってから決めようかなと考えております。
今しばらくお待ちください。
決定次第こちらのブログ、HP等で発信してきます。

全然関係ないですが、マイクタイソンさんが54歳にして、エキジビションとはいえボクシング復帰していましたね。
年齢を感じさせないというか、恐ろしい動きでした。
1990年当時、テレビで見ていた東京ドームでの試合を思い出しました。
1990年…私11歳、マイクタイソンさんが初めて負けてしまった衝撃の試合結果だったせいか、割としっかり覚えておりました(笑)。


さて、そんなわけで、ちょっとボクシングの真似事をしたくなってしまいましたが、大人なのでそこは自重して、今日も元気にお修理のご紹介(笑)。
こちら!!
紳士靴のショートブーツになりますね。
こちらがどうなってしまったかというと…
こんな感じで、かなりカカトの深いところ前、大きく削れてしまいました。
1センチ程度であれば後ろが削れてもそれほどバランスは崩れませんが、これは2㎝近く削れてしまっているかと思います。
さすがにここまでくると、靴のバランスはもちろん、歩き方にも影響が出てしまうのではと不安になってきます。
そこで、今回はこちらを直していきます。

ちなみに…
こちら同じ写真ですが、赤く丸を付けた部分、斜めに色が変わっているのがお分かりになるかと思います。
こちら、一度お修理しており、やはり同じように深いところまで削れた分を、革かそれに近いもので継ぎ足してお修理をした名残かと思います。
割とこの靴の履く頻度が高く、長く履くためかかとのすり減りが早いのかと思います。

で、カカトのパーツがどうやって作られているかというと、こちらの靴はこんな感じで

厚い革を三枚程度積んで、その下にゴムを取り付けてカカトのブロックを作ってあります。
紳士靴によくあるタイプですが、この積んである革は、本革だったり、合成革、MDFのようなもの、プラスチックなど多岐に及びます。
出来ればこの革部分が削れる前にお修理していただけると、ゴムだけの交換で済み、不要な継ぎ足しが必要なくなるのですが、今回の靴のように履く頻度が高かったり、普段から長い距離を歩く方は、修理頻度が高くなり、修理代金もばかになりません。

そこで、今回は…

こんなゴムのブロックタイプのカカトを使用します。
そもそも積み上げ部分がなく、すべてゴムで出来たカカトパーツになります。

こちらは、メリットとしては、すべてゴムで出来ていることで、摩耗に強いです。
どうしても革や、革に類する積み上げ部分は、ゴムに比べ摩耗に弱く、また滑りやすくなります。
お値段も比較的リーズナブル。
当店では両足で、2750円となります。

デメリットとしては、若干ですが重くなるのは否めません。
写真の通り中がすべて詰まっているわけではありませんが、重さは若干出てしまいます。

ちなみに、積み上げを使う場合のお値段は、積み上げごとの交換に7㎜のゴムを取り付ける形で、4620円。
斜めに継ぎ足して、ゴムを付ける場合は2970円となります。


高さは一般的な紳士靴のカカトの高さになりますが、高さが足りない場合はある程度元の積み上げを残して取り付けるように致します。

で、出来上がるとこんな感じ。

いかがでしょうか?
ゴムの一体化パーツですが、7㎜程度のぶぶん軽く削ることで、見た目にも積み上げを使っている状態と区別がつきにくいかと思います。
というよりは、履いている靴の、カカトの部分を見て、「お!革の積み上げ使っているね!!」なんて言う人がいれば、それはなかなかのマニアです(笑)。
一般的には何の違和感もないかと思います!
底面は、こんな感じでシンプルに。
こちらのお修理、2750円で最短40分程度で出来るかと思います。


カカトのお修理だけをとってみても、お直し方法、材料は結構なパターンがございます。
是非お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!



2020年11月23日月曜日

WESCOのブーツ、オールソール交換です!

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
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靴とバッグの修理店doek


さて。
いくらか落ち着いていた新型コロナウイルスが、また猛威を振るっているようですね。
当店では、引き続きレジカウンター部分に飛散防止のビニールをかけさせていただいております。
若干、受付の際、邪魔になるかとは思いますが、ご理解いただければと思います。
また、アルコールの除菌液は店内に常備しております。
そちらも、お気軽にご利用ください。


さて、そんなわけで、ただでさえバタバタする年末が、今年はまたイレギュラーな感じになりそうですね。
GOTOトラベル。
どうなるのでしょうか…。


さてさて、いろいろと思うことはありますが、何とか隙を見て今日も元気にお修理のご紹介!!
こちら!!

WESCOのブーツになりますね!
やっぱり格好いい!!重厚感が違います。
1918年にオレゴン州で創業したブーツメーカーになります。
欲しいですねぇ(笑)。

さて、こちら。
こんな感じの、白いソールがついておりました。
カカトはもちろん、中央部分もかなり薄くなってきております。

そこで、今回は靴底を交換していきます。
まずは…
ガーーっと削って、靴底を取り除いていきます。
本当は剥がれてくれると楽だったのですが、温めても、いっこうに剥がれる気配がないので削り落としました。
今回は靴本体に縫い付けてある、3㎜程度のミッドソールは流用するため、ミッドソールが外れてしまわないよう慎重に作業を進めます。
で、外したのがこちら。
ぐるっと一周縫ってある糸を切らないように慎重に靴底を削り落としました。
多少削ってしまっても、いきなりミッドソールが外れるなんてことはないかと思うのですが、それでも縫い糸を切ると靴底が外れるリスクは高まるので、極力糸を残してさ削り落としました。

で、新しい靴底と、このミッドソールの削った部分にプライマー処理を施し、接着剤を塗布。
両面しっかり乾かした後、温めて圧着してきます。
大切なので、もう一度言います。
接着したい両面をプライマー処理、接着剤を塗布し、接着剤が乾いてから温めて圧着です(笑)。
この工程、市販の革用やゴム用接着剤でも同じように使う接着剤が多くあります。
接着剤というと、にゅうっと片面に塗り付け、乾く前にペタッと貼り付け。
そのまま固定しておけばくっつく…と思っていませんか!??
そのやり方でもつかないことはないかと思いますが、全体むらなくつけることは、ほぼ不可能ですし、接着剤が固まるまで隙間が出来ないように保持しておくのも、ほぼほぼ不可能かと思います。
ご自身で接着剤を使う際は、ぜひ使い方をよく読んで作業してくださいね。
乾燥させてから圧着です!

こちら圧着機で、ガツンと固定しているところですね。
圧着でつく状態になっているので、ぎゅっと押し付ければ、ニチャァっと隙間が開いてくることはありません。
逆にこの段階でずれると、がっちり付いてしまいます。

ちなみに、この接着剤この状態でがっちり固定し、そのままさらに放置することで、溶剤が抜け完全接着となります。
理想を言えば1週間くらいと接着剤メーカーの方がおっしゃっていたかと思います。
奥深いですね、接着。


そして、がっちりしっかり接着出来たら、周りの余った部分を削って、形を整えていきます。
今回はvibram2021の黒を使いました。
いわゆるスポンジ素材の底剤になるため、非常に軽くクッション性もよい素材となります。

出来上がりがこちら。
すっきりした仕上がりですね!

こちらのお修理、9900円、2週間程度お時間をいただきます。
今回はミッドソールを流用しましたが、ミッドソールを交換する際は2200円追加となります。

やはり冬になると圧倒的にブーツのお修理が増えていきます。
ブーツの修理も出来る限り行っております。
お気軽にご相談くださいね!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!