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と言うわけで、今日は真夏日になるとかならないとか。
元気にお修理の紹介をしていきます。
本日はこちら!!
Tricker's(トリッカーズ)のブーツになりますね。
1829年創立した、イギリスに現存する、もっとも古い靴メーカーらしいです。
すごい。
1829年といえば江戸中期、徳川家斉さんが将軍だったころですね。
江戸の三大大火に継ぐ、文政の大火が起きた年になります。
原因はたばこの不始末だとか・・・気を付けたいですね。
と言うわけで、だいぶ話がそれましたが、こちらのブーツ。
底がこんな感じで、レザーソールになります。
格好良いですよね。
ちなみにこちら、当店スーパースタッフの私物。
それなりに、革靴やブーツも履きなれていると思うのですが、それでもレザーソールは滑るとぼやいておりました。
で、今回は、すべり止めを貼りカカトもゴムに交換していきます。
カカトのゴムを剥がすとこんな感じですね。
で、接着面を機械で荒らしていきます。
出来れば土踏まず部分のロゴは残していきますが、ロゴが大きかったり場所がつま先側だったりすると無くなってしまいます。
ご承知ください。
で、この革を荒らした部分にしっかり接着剤を染み込ませながら塗布。
すべり止め側も荒らして、プライマー処理後、接着剤を塗布します。
で、接着剤がしっかり乾いたことを確認し、温めてから圧着。
こんな感じで新しい滑り止めを付けていきます。
で、余った部分をカットし、削って整えていきます。
フィニッシャーなんて呼ばれる、回転する紙やすりでガーーっと削ります。
ガーーっとと言っても、一番上のウェルトの層はなるべく触らないようにした半分を目安に整えます。
カカト周りも一番上の方は削らずに、下の方だけ表面を吸って整えるイメージ。
なるべく削る部分は少ない方が良い気がするからですね。
とはいえ、ゴムと革の境目を削らないと段差が気になってしまうので、段差が無くなるギリギリを攻めます。
ただこの仕上げ方をすると、3回目4回目、カカトを交換するとだんだんカカトのゴムの方が小さくなっていきます。
おちょこのような感じですね。
なので、それはその時また、積み上げごとの交換をするか、そういうデザインとして考えるか、悩んでいただければと考えております。
で、出来上がるとこんな感じ。
今回は、Michelinのモダンヒールとモダンソールのセット、茶色で仕上げております。
こちらのお修理、ヒール2860円、ハーフラバー3190円となります。
スーパースタッフも滑るのが気にならなくなり、疲れにくくなったとの事。
そこまで意識していなくても、無意識に滑らないようにと歩いていると、足の疲れ方が違うのかもしれませんね。
革靴やブーツだけでなく、パンプスなどでもそれは同じかと思います。
滑るのが気になる靴は、ハーフラバーお勧めです。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!