2015年10月9日金曜日

靴の色を染め変える!!

 皆様こんにちは!!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!


先日もご案内しましたが、今月17日土曜日、閉店時間を18時とさせていただきます。
 それ以外は変わらず、10時から20時の営業となっておりますので、ご迷惑をお掛けするかと思いますが、よろしくお願いいたします。
 
もちろん配送でのお修理は変わらず、承っておりますので、お気軽にご相談ください!!
http://doekrepair.wix.com/doek#!/civc

 
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ここのところ、インスタグラムを始めました!!https://instagram.com/explore/locations/1016924038/

というわけで、よろしければ上のも見てみてくださいね!!



ちょっと短いかな・・・事務的過ぎてさみしい気もしますが、しばらく本題に力を入れていきます(笑)!!

というわけで、今日ご紹介するのはこちら!!
いわゆるレザースニーカー!
今回のご依頼は、中央の茶色いレザーをネイビーに変えられないかとのご相談。

どちらかというと、非常に難しいご依頼かと思います。
通常当店で、染める場合、同系色をお勧めしております。
なぜかというと、長く使って、色あせした時、どうしても途中経過が読めません。
あとは、最悪剥がれた場合。
これは擦ってしまって削れてしまった場合も同様ですね、中の色が出てきてしまうわけです。

とはいえ、それでも色を変えたい!!という強いご要望を受ければ、当然全力で検討してきます!
で、方法は2種類。

A 顔料で、上から塗ってしまう。
B 染料で、革を染める。

この2種類になるかと思います。
例えば、白に関しては、私の技術ですと、選択肢が顔料のみになります。
・・・白の染料・・・たぶん存在しません。
・・・たぶん。
今度調べてみます(笑)。

で、話がそれましたが、例えば白や、青、今回のネイビーのように、単色でパキッとその色にしたい時は顔料の方が、間違いなくパキッ塗ることが出来ます。
ですが、デメリットとしては、顔料は表面に塗るものなので、剥がれる可能性がございます。
また、素材の表情も塗りつぶしてしまうので、どこか味気ない感じになります。
ペンキをイメージしていただけると良いかと思います。
公園の滑り台など、金属部分も綺麗に塗ることが出来ますが、時間がたつと劣化して剥がれたりしていますよね。
あんな感じです。

それに対して、染料の場合、素材に染みこませて色を付けるので 極論、剥がれることはありません。
ただ、染み込ませるため、元々の素材の色に、色が左右されてしまいます。
例えば、書道に使う墨汁ですね。
あれは、半紙の上に塗るというより、染み込ませて書いていくイメージがわかりやすいかと思います。
もし、あれが白い半紙でなく、黄色い半紙で、墨汁が青かった場合、緑色がかった字が書けるはずです。
よっぽど地の色が、漂白された白でもない限り、染料で目指す色にパキッと仕上げるのは至難の業になります。
ですが、表面を塗りつぶすわけではないので、素材の風合いは残しやすい仕上げが期待できます。



 で、今回は・・・まだ秘密です!
まずは、どちらの着色をする場合も必要な工程から(笑)。
 
 まず、表面の油分や加工の際のラッカーなど、できる限り根こそぎ落としていきます。
今回は、シンナーを使って、がっちりしっかり洗浄しました。
上の写真を見るとわかるかと思いますが、元の茶色が抜け白っ茶けているのがわかるかと思います。

で、今回どちらを使ったかというと・・・
 染料です!!
やはり、革らしさを残しつつ、剥がれるデメリットを回避した選択です。

ただし、上でクドクド説明しましたが、よっぽど地が白くない限り、うまく青みが出ない恐れがあります。
また、若干茶色に赤みがあるため、パープルっぽくなるか、強烈に黒に近づくかという予想をしておりました。
これについては、こちらの修理をお受けする際にも恐らく、かなり黒に近いネイビーになるとのご説明を、同じくクドクド致します(笑)。
で、上の写真のように、今回は筆で染め上げていきます。

で、第一段階仕上げたところで・・・

 こんな感じ。
ですが、お気づきでしょうか?
つま先の中央の四角いパーツの角のあたり。
茶色が残ってしまっております。
これが、最初のシンナーで表面を洗浄した際の、洗い残し。
この部分が、油分か被膜が残っていたため、染料が入りきらずに、茶色の色が残ってしまいました。

この後、しっかりシンナーで角を拭いて、もう一度染料を入れなおすと・・・

 ばちっと、角までしっかり色が入りました!!
ですが・・・黒い(汗。
想像を絶する勢いで黒いです。
ただ、これはまだ、ちゃんと乾いていないから。
この段階では、きっと大丈夫!!と信じておりました。

で、どうなったかというと!!!


 ・・・黒い。
ですが、ほのかに周りの色とはやはり違います。
で、もちろん、シンナーでしっかり洗浄しているので、デリケートクリーム、ネイビーの靴クリームでしっかり革の状態を整えて仕上げていくと・・・
 ど、どうでしょうか???
鮮やかなネイビーとは言えませんが、非常に濃い濃紺になったかと思います・・・

より明るいところで、見てみると・・・
・・・青系の黒???
正直なところ、やはり限りなく黒に近よってはしまいましたが、元々の茶色からしっかり、色を変えることが出来ました。
お客様にも、ご満足いただけ、非常に安心致しました!

こちらのお修理、5400円いただいております。
納期は通常2週間程度。


こちら、今回ブログでのご紹介、どうしようか非常に迷いました。
そもそも、ネイビーになってないといわれると、確かにその通りですし、修理として受付するには、革によって発色があまりにも違います。
そもそも 、染料が入らない革も当然出てくるかと思います。

 ご納得いただける仕上がりにならない場合があるリスクを、お客様にご理解いただかなくては ならないお修理メニューはどうかとも思いますが、それでもやってみたい!!というお客様、全力で努力する気持ちだけは持っております!!
お気軽・・・・心してご相談ください(笑)!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2015年10月8日木曜日

プラットフォームタイプを低くする!!ヒールカット。

皆様こんにちは!!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!


先日もご案内しましたが、今月17日土曜日、閉店時間を18時とさせていただきます。
 それ以外は変わらず、10時から20時の営業となっておりますので、ご迷惑をお掛けするかと思いますが、よろしくお願いいたします。
 
もちろん配送でのお修理は変わらず、承っておりますので、お気軽にご相談ください!!
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そちらもぜひご覧下さいね!!
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さーらーにー。
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・・・これで良いんですかね??

正直まだわかっておりません(笑)。
で、これまで、写真を山ほどとっているのですが、修理の出来上がりを写真に撮り忘れたりなんだりと、いろいろあってblogにアップできない写真や、普段の生活!??的なものをポツポツ上げていこうかなと思っております。
というわけで、よろしければこちらも見てくださいね!!


・・・最近本題までが長くなってますね(苦笑。

何とか、コンパクトにしていきます!!


と言うわけで、本日の修理のご紹介!
こちら!!
 サイドゴアのショートブーツになりますね!
横から見ると・・・
 ヒールが高く、靴の前の方のみ厚底のような形になっている、いわゆるプラットフォームタイプのショートブーツになります!

で、今回のご要望はというと、靴全体が高くて不安定ということで、低くしたいとのこと。

そこで!
 べりっと、底をはがしプラットフォーム部分を全て削り落とします!!
 こんな感じ!
 ドスン。
どうでしょうか?
これだけ見ると何のことやら、わかりませんが上の写真と良く見比べてくださいね。
プラットフォーム部分が根こそぎなくなっています。

で、削ったプラットフォーム部分おおよそ2センチ、ヒール部分はドカンと3.5センチ削っていきます!
こんな感じで、ガリガリガリ!!っと削ってきます。

で、はがした底を切り取ると・・・
 なんだかすっきりしましたね。
あとは、ソール部分とカカト部分にゴムを付ければ出来上がりです。
 ゴム、圧着中。
はがれないように、念を込めながら、隙間なく接着していきます。
 あとは、こんな感じで周りを整えると・・・

 こんな感じ!!

プラットフォーム部分を外して、かかと部分を同じ高さ削ると、かかとが高い感じは変わらなく、全体が低くなります。
そこで、今回は、かかと部分を1.5センチさらに削ったため、ややつま先が上がりましたが、だいぶ安定感が増したのではないかと思います。
 これでまた、どんどん履いていただけると良いですね!!

こちらのお修理、5400円。
お時間、2週間程度いただきます。


良いなと思って買ってみたものの、今一つシックリ来ないで、あまり履かなくなってしまうなんて事ありますよね!!
履けないまま取っておくくらいなら、思い切って修理してみてはいかがですか!??
何とかなるかもしれませんよ!!

ぜひお気軽にご相談くださいね!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2015年10月4日日曜日

ベルトの修理!できるものは直しますよ!!

皆様こんにちは!!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!


突然?ですが、今月17日土曜日、閉店時間を18時とさせていただきます。
 それ以外は変わらず、10時から20時の営業となっておりますので、ご迷惑をお掛けするかと思いますが、よろしくお願いいたします。
 
もちろん配送でのお修理は変わらず、承っておりますので、お気軽にご相談ください!!
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さて。
秋っぽくなってきたせいか、当店最近ありがたいことに忙しくなってきております!!
新しいスタッフも入り、順調ではありますが、若干長めにお時間をいただくことがあるかと思います。
恐れ入りますが、ご了解ください。

さてさて。
というわけで、今日ご紹介する修理はこちら!!
 革ひもを編み込んだ、ベルトになりますね!!
ベルト、意外と切れてしまったり、逆に短くしたくても出来なかったりと、修理に出すところがなくて悩んだりしませんか??
当店、できる限り承るようにしております。
お気軽にご相談くださいね。

で、今回はというと・・・
 こんな感じで、バックルをひっかける部分の革が切れてしまい、バックルが外れていしまいました。
さすがにこうなってしまうと、使うことが出来ませんね。

で、こんな時は。
 まず、こんな感じでバックルを止める革を外してしまいます。
で、これを型紙にして、新しい革を裁断していきます。
こんな感じですね。
で、さすがに色がこのままだと、ちょっと恥ずかしいので染めていきます。


 こんな感じで、タオルと染料でしっかり色を入れていきます。


で、あとは元通りにしっかり縫い付ければ・・・
 縫っているところですね。

 こんな感じ。
周りの革がすれているのでちょっと浮いて見えますが、作りとしてはバッチリかと思います!!


あとは違和感のないように全体を磨いてあげればこの通り!
バッチリ仕上がりました!!

こちらの修理、2160円で承りました。
期間が概ね1週間。
お急ぎの場合はご相談ください!!

ベルトや財布などの小物も、できる限りお修理しようと、攻めの姿勢で考えております!!
どうしてもできない場合は、その旨お伝え致しますが、ダメもとで聞いてみてくださいね!!
割とできること、多いかと思います!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2015年10月3日土曜日

ブーツと言えばWESCO!!ブーツと言えばシャフトカット!!

皆様こんにちは!!


西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理と合鍵の店doekです!!

 

当店、井荻駅南口を出ていただいて右へ。

環八の井荻陸橋をくぐったら、環八側道を左へ。

ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております!!

駅から1分程度の距離なので、通り過ぎないようにお気をつけください!

 

お店は、水曜日定休、10時から20時までの営業となっております。

配送でのお修理もお受けしております!

詳しくはこちら↓
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メールをに写真を添付していただけると、お見積りもご案内出来ますので、お気軽にご相談ください!
Facebookもやっております。
是非いいね!おねがいします(笑)!!
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今日は暖かかったですが、それでも空気が、すかっかり秋になりましたね!!
天気の良い日は散歩にでも出かけたなくなります。
夜も、いい感じに涼しく、昨日のんびり家に帰ると、ドアに・・・
 写真で見るとサイズ感がわかりませんが、結構大きいカマキリが。
完全に目があいました。
このままドアを開けると、家に入りそうだったので、チョイチョイっと、どいてもらおうとすると思いのほか、臨戦態勢に。
ちょっとビビってしまいました(笑)。
子供のころは平気で捕まえていましたが、願わくば触りたくはないですね(笑)。
無事パタタタっと飛び去ってくれました!

というわけで、秋と言えば食欲!?読書!?虫の音!??

いやブーツです!!
無理やり行きますよ(笑)!!

今日ご紹介するのは、King of Boots と言えば、そう!!
 WESCOです!!

 こちら!!!
もう、言わずと知れたウエスコ!!
説明するのもおこがましいですね!!
後光が光りまくってます(笑)。

 この、アウトステッチ。
つま先のほうはステッチダウン製法、土踏まずのあたりからグッドイヤーウェルテッド製法。
しかも前のほうはダブルステッチと来ております!
いかついですね~!
ウェルトを縫い付けてあるグッドイヤーウェルテッド製法にくらべ、ステッチダウンはアッパーの革が直接縫い付けられているため、防水性が高くなる・・・のだと思います(笑)。
そんなディティールも素晴らしい逸品!

で、今回のご要望は、こちらを5センチ程度カットしてほしいとのご要望。
え!?と思うかもしれませんが、正直かなり多いお修理となっております。
お気に入りのブーツが履きにくい、もう少しシャフトが短くなれば!!
なんてことありますよね!??
実現させますよ!


というわけで、まず、履き口付近についているパーツを外していきます。

 傷つけないように一目一目、慎重に糸を切って外していきます。

で、カットする位置を決めます。
 こんな感じですね。
 全面中央のWESCOのロゴぎりぎりでカットしていきます。

 多くある修理とはいえ、非常に緊張感のある仕事ですね・・・。
今まさにWESCOのロゴが切り離されようとしております。

で、スパッと切ったら、今回は自宅にお持ち帰り。
 なぜかというと・・・
 こいつ。
いわゆる、革漉き機。
本当は店に置きたい機械なのですが、写真だけ見るとそうでもないですが、置いてある机の下にモーターがついており、狭い店内にはおけません。
ということで、こいつを使う作業の時は自宅での作業となります。

何に使うかというと・・・
 先ほど切った、切り口部分。
元の作りのように、上の切り口を内側に織り込みたいのですが、写真の通り革が厚すぎて、到底おり曲がりません。
そんな時は!
 こんな感じで、機械に履き口の切りっぱなしの部分を通していきます。
この作業も、制作時には靴が形になってから行う作業でなく、靴を組み立てる前に行う作業。
それを、完全にブーツの形になっている状態で行うので、慎重な作業になります。
 で、これが漉いたあと。
お分かりになりますでしょうか?
上のほうが薄くなり、靴の内側も履き口のほう1センチ程度、黒がグレーっぽくなっております。
 で、先ほど折れ曲がらなかったのが、こんな感じで折り返せるようになります。
これで、だいぶ仕上がりの雰囲気が良くなりますね!!

ちなみに・・・
 これが、漉いた部分。
この分、裏側から薄くなっております。
 で、漉いたところを折り返し、しっかり縫って・・・

 元々のパーツもできる限り、近いステッチで縫い付けてくと・・・



 ドスン!!
いかがですか!!?
違和感なく仕上がっているかと思います!!

 もちろん、再度のベルトも、ばつちりとついております!!

 このくらい短くなりました!
 これで、またガシガシ履いていただけると良いなと思っております!!

こちらのお修理、7560円。
お時間2週間程度いただきます。

もちろんウエスコ以外のブーツでも、同様の修理承っております!
お気軽にご相談くださいね!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2015年10月2日金曜日

靴底に穴が!!もはや、あるある修理!!

皆様こんにちは!!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!
合鍵もやっておりますよ!!
 
当店、水曜日定休、10時から20時までの営業となっております。
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さて昨日は・・・埼玉西武ライオンズの秋山選手が、シーズン216安打の日本記録を達成したそうですね!!
素晴らしい!!
当店はというと・・・何か、日本記録を達成してやろうと、虎視眈々と狙っております!!
・・・なになら、できるでしょうか・・・。
うーむ。
これから考えます(笑)。


さて。
そんなこんなで、サクッと今日も修理のご紹介!!
 こちら!!
当ブログマニアなら、何日か前にこの画像を見た記憶が(笑)!??
まあ、そんなこと覚えていないですよね(笑)。
この靴、先日液体クリームでカピカピになってしまっていたのを、すっきりさっぱり落とした時のブログの靴です。

で、実はそこも直していて・・・
 こんな感じで、レザーソールの中央に穴が開いてしまいました。
もともと、つま先はゴムでカバーされているタイプの靴なので、つま先はそれほど極端に減っていませんが、体重のかかりがちな中央部分がすり減ってしまっております。

で、かかとも。
 こんな感じで、すり減っていますね。

で、何度かご紹介しておりますが、革で、穴部分とすり減ったところを継ぎ足して、補強していきます。
 つま先も若干減っていたので足しました。
全体に大きく足してあります。

逆の足はというと・・・
 歩き方の癖でしょうか?
左足の外側がかなり薄くなるまで削れていたので、中央の穴と一緒に大きめに革を当てて補強しました。
で、削ったところの周りに釘が打ってあるのがお分かりになりますでしょうか??
深く削れていたところは、縫い糸が切れており、今回ゴムを貼るにあたり、全体にぎりぎりだったところも糸が切れていしまいました。
糸が切れたからと言って、すぐそこが剥がれることはないのですが、念のため短いくぎを打って補強しております。

で、この上からしっかり、がっちりハーフラバーを接着します。
 すっ飛ばしましたが、かかとも同様に処理しております(笑)。
上の写真はかかとの周りを仕上げているところの写真ですね!!

 で、仕上がるとこんな感じ。
ある程度、底の厚みも戻してあるので、安心して履けるかと思います。
ですが、若干慣れるまでは履き心地が変わるかもしれません。
それは、オールソール交換などしてもそうなんですけどね。
ご了解ください!!
 これでまた、しっかり履きこんでいただくことが出来るかと思います!!

摩耗に対しては、革よりゴムのほうが圧倒的に強いですよ!!!

こちらのお修理、 4816円。
最短・・・1時間くらいかと思います!
込み具合によってしまうので、時間に余裕をもって来ていただけると助かります。

 そろそろ、本格的に秋の気配がしてきましたね!
サンダルやスニーカーから、革靴に履き替えてみてはいかがですか!??
カジュアルでも、ジャケットを羽織って、革靴を履くだけで、グッとお洒落感が上がりますよ!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2015年10月1日木曜日

合鍵について!!

皆様こんにちは!!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理と合鍵の店doekです!!
 
当店、井荻駅南口を出ていただいて右へ。
環八の井荻陸橋をくぐったら、環八側道を左へ。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております!!
駅から1分程度の距離なので、通り過ぎないようにお気をつけください!
 
お店は、水曜日定休、10時から20時までの営業となっております。
配送でのお修理もお受けしております!
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さて今日は月初だというのに雨になってしまいましたね。
靴の修理はせっかくお持ちいただいても、雨でぬれていると接着剤がつかないため、通常よりかなり長くお時間をいただくことになってしまいます。
乾かしてからの作業になるからですね。
お急ぎの時は、乾いた状態で靴をお持ちくださいね!
極力ドライヤーなどで無理やり乾かすのはやりたくないので、よろしお願いいたします!!


さてさて、というわけで、当店合鍵を初めて、気が付けば一か月が過ぎました。
早いものですね。

で、今回は合鍵の注意点をいくつか!!

こちらの写真!
鍵が三本映ってますね。
その中で、注目していただきたいので、手で持っている中央の鍵。
所謂、ディンプルキーになります。
で、鍵の持つところが赤くモヤモヤっとしているの、お分かりになるでしょうか??

こちら、ここにアルファベットと数字、8桁 くらいの羅列がありました。
なんで、モヤモヤっと赤く隠したかというと・・・。

実はこの番号、鍵の品番。
この品番で、メーカーから全く同じ鍵を取り寄せることが出来ます。
この品番が書いてある鍵を、マスター、マスターキーなんて言ったりします。
家を買ったり、部屋を借りたりしたときに、一番最初にもらう鍵がその場合が多いですね。
 
 で。
これ地味に危険です。
この写真はわかるように撮っているので、問題ないようにしてありますが、例えば腰からぶら下げている鍵や、机に置いてある鍵が写真に写りこんだりして・・・。
それだけなら、問題ないですが、それをSNSにアップロードしてしまった日には・・・。
悪用しようと思えば、いくらでも出来てしまうわけですね。

 で、当店では、お客様が番号だけ控えてきてくださった場合や、写真を撮って、複製の依頼をしていただいた場合は、合鍵を作ることをお断りしております。
おそらく、一般的にはそういう対応の合鍵屋さんが多いかと思います。
どうしても、本当にそのお客様の鍵かわからないため、何かがあってからでは遅いからというわけです。

 ご理解いただければと思います。
何気なく扱っておりますが、皆様、鍵の扱い、ご注意くださいね。



さて。
で、合鍵の話を始めたので、もう一点。

合鍵を作ろうとお店に行くと、場合によっては「合鍵」から、「合鍵」の複製はお断りする店舗があったりします。
ちなみに、当店は「合鍵」からの作製も承っております。

が、気持ちは良くわかります。
なぜかというと、
 これ、シャッターの鍵になります。
ここに書いてある数字は、削っていない鍵の品番、これはマスターキーではないので、モヤモヤっとはさせません。

で、この写真、よく見てもらうとわかるかと思うのですが、 鍵の先のほうや、向かって左側の中央くらいのところ、傷がついております。
で、全体に鍵の削ってある山の部分もなんとなく、パキッとしておらず、滑らかな山になっております。

これ、どういうことかというと、長く使うことで鍵がすり減っております。
マスターキーの品番で、メーカーに依頼して新しいかぎを注文する場合は、品番が同じなら新品のものが届くので全く問題ありません。
ですが、当店で複製する場合は、この山が、滑らかになってしまった感じや、角がすり減った感じまで再現してしまいます。

例えば、マスターキーとの誤差が0.15ミリが限界で、それ以上ずれると鍵が開かない設定の鍵の場合。
前に合鍵を作ったお店が、思いのほかぎりぎりで0.13ミリの誤差で作っていたとします。
これでも、0.15ミリの範囲なので、鍵は問題なく開け閉めすることが出来ます。

ですが、その0.13ミリずれた合鍵から、同じ設定の複製マシンで、もう一本合鍵を作った場合。
マスターキーから単純に倍の0.26ミリ、 ずれてしまう事になります。
そうすると、0.15ミリを大幅に超える誤差となってしまうので、もはや誤差ではなく、鍵が開かなくなってしまいます。

まして、長く使って角が落ちてしまって、なだらかな山になっていたら、言わずもがなですね。


そんなこんなで、合鍵から合鍵の作製は、マスターキーから作るより、どうしても精度が低くなる恐れがございます。
その旨、恐れ入りますが、ご了解いただければと思います。


というわけで、マスターキーは、基本的には使わないのがベストです!
これ驚きの事実!
もらったのに使わない!
何本かもらった場合は、1本は使わずに保管しておくことを、お勧めいたします。

例えば、マスターキーをなくしてしまい、合鍵だけで普段生活しており、ひょんなことから合鍵が折れてしまった!!
なんて場合、複製は不可能になってしまいます。
そんな場合は、シリンダー(ドアに付いている鍵の部分)ごとの交換となります。
ですがマスターキーがあれば、複製すれば特別問題ありません!

 鍵が折れるなんてあるの!??とお思いの貴方!!意外にあるんですよ!!
私もびっくりしました(笑)。



そんなこんなで、 今日の要点をまとめると!!

①マスターキーの品番は流出注意!
②合鍵を作る際はマスターキーからが基本!
③マスターキーは使わない!!

この三点だけのために、こんなに長い文章になってしまいました(笑)!
スーパースタッフが今か今かと、合鍵のご依頼、心待ちにしております!!


皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!