2019年6月16日日曜日

バッグの劣化したパーツの交換。

皆様こんにちは!!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口をでて右手に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc

さて、昨日とは打って変わって、とても天気が良くなりましたね。
土日は荒れると聞いていたので、それはそれで、動揺しております(笑)。

さてさて、今日はスッキリと、本題のお修理のご紹介。
こちら!!
 写真が暗くてわかりづらいですが、バッグのショルダー紐ですね。
取り外しが出来るタイプなので、紐だけお預かりいたしました。


で、これがどうなってしまったかというと…
 こんな感じで肩当ての内側がボロボロになってしまいました。
これ、表は革が使われていたのですが、裏だけ合成皮革でした。

今回はこちらを交換していきます。

まず、縫い付けてある糸を切って、表の革に傷がつかないように慎重に剥がしていきます。
 こんな感じで、うらの合成皮革部分を外していきます。

そして、外したもので、そのまま型紙を作ります。
 こんな感じで、紙の上に置いて、直接周りをなぞって型にします。

で、
 こんな感じで2枚。
同じ大きさのものと、周りを1センチ程度大きめに作った型紙。

これで、大きめの型紙で新しい革を裁断します。
 で、写真に写っていませんが、小さいほうは芯材の型紙になります。

そして、裁断した革の周りを…
 漉き機を使って周りを薄く漉いていきます。

こんな感じですね。
 周りのグレーっぽくなっている所が薄くなっている所ですね。

で、中央の黒い部分に…
 先ほど作った小さいほうの型紙で取った芯材を貼り付けました。
そして、この心材を包むように革を織り込んでいくと…
 こんな感じ。


あとはこれを表の肩当てに合わせて縫い付けていきます。
 元の縫い目を外さないように、慎重に縫います。

出来上がるとこんな感じ。
 新しい革で作ったので、擦れることはあっても、表面が劣化するようなことはないかと思います。
表から見るとこんな感じですね。

こちらのお修理、4320円いただきました。
通常1週間程度いただきます。


合成皮革の劣化は、そのものを蘇生?するような作業は出来ません。
基本的にはパーツごとの交換となってしまいます。
今回のように部分的に使われている場合は、交換が可能なのですが、バッグ本体や、靴本体、また、解体することの出来ない、靴の裏地などが劣化してしまうと、お修理できない場合がございます。
お修理できない場合は、精一杯申し訳なさそうな顔で、お断りいたしますので、ご容赦ください(苦笑。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!