靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!
西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。
遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
さてさて、新型コロナウイルスの件で、疲弊している所に大雨。
土砂災害や河川の氾濫に注意が必要とのことです。
一昨年の夏は、店舗の引っ越しをする前でしたが、あわや床上まで水が来るかという状態に。
何度見ても怖い動画ですね…。
当店はギリギリ、入り口が10㎝ほど高くなっており、コンクリの部分だったので大ごとにはなりません?でしたが、裏の薬局さんや、商店街の美容室さんは完全に浸水して被害があったなんてこともありました。
引っ越したとはいえ、同じ並びで20m移動しただけなので、極端な大雨はどうしても不安になりますね。
是非、全国的にもほどほどに、被害が出ない程度の雨になることを祈るのみです。
さて、そんなわけで、不安なことが多い中、皆様もストレスがたまりがちかとは思いますが、今日もお修理のご紹介です。
こちら!!
ちょっと写真が暗いですが、いわゆるデッキシューズですね!
これからの季節には欠かせないアイテムかと思います!
BALLYの靴だったと思うのですが、ちょっとはっきり記憶になりません(苦笑。
で、こちらの靴底は…
こんな感じの定番の白いやつですね。
で、今回はこちら雰囲気を変えたいという事で、交換していきます。
まずは…
白いゴム底を剥がしてきます。
表面にラバーが張って補強してあったためまずはそれを剥がすと、デッキシューズ特有?の波型の切り込みの入った、スペリーソールが出てきました。
濡れた船のデッキでもしっかりグリップするための、波型の切り込みと言われています。
私、濡れたデッキでデッキシューズを履いたことがないため、検証は出来ておりません(笑)。
で、スペリーソールを縫い付けてある糸を削って、こちらも剥がしていきます。
こんな感じで、靴本体から剥がすことが出来ました。
この作り、いわゆるマッケイ縫いというやつになります。
靴の中と靴底をダイレクトに縫い合わせる製法になります。
靴底側に縫い目があり、靴の中にも同じラインで縫い目があるものは、だいたいマッケイ製法と思っていただいて問題ないかと思います。
たまに例外もありますが、それはまたその時に…。
で、今回はミッドソールを作っていきます。
ミッドソールの革に、こんな感じで周りに押し縁、なんて言われるパーツを接着します。
で、これを靴本体にガッチリ接着し、マッケイ縫いを入れます。
ただ、このマッケイ縫い、いわゆるステッチダウン製法や、グッドイヤーウェルテッド製法のように靴の外側を縫うわけではない為、現状当店では縫うことが出来ませんので、工場に送ります。
いつの日かマッケイ縫いが出来るミシンが欲しいですね(笑)。
で、縫い上がったところの写真を撮り忘れる、痛恨のミス。
致し方ないので次に進みます。
しっかり縫い付けてもらったミッドソールに、新しいソールを圧着してきます。
今回はレッドウイングなどのブーツに良く使うような、VIBRAM4014番のエンジっぽい色のもので。
ガッチリ圧着出来たら、全体を削って整えてきます。
で、押し縁部分を着色。
新しいソールの切り口に色を乗せたくないので、マスキングしてから着色してきます。
こんな感じで。
で、出来上がりがこちら!
靴底面は、まあ、履いていたらあまり気にならないかとは思いますが…
横から見るとやっぱり、インパクトがありますね!!
こちらの修理、今回はミッドソールの交換もしておりますので、13200円通常3週間程度いただきます。
スーツに合わせるような靴は、なかなか靴底を変えて雰囲気を変えるわけにもいかないかとは思いますが、カジュアルな靴は、靴底を交換するのもありかと思います!
是非お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、ほどほどに、お待ち申し上げております(苦笑!