2017年9月14日木曜日

クロケット&ジョーンズ( Crockett&Jones)にハーフレザー!!

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

井荻駅南口を出ていただき、陸橋をくぐって、環八の側道沿いにございます。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております。
駅から、1分足らずの距離なので、通り過ぎないようにお気を付けくださいね!!
10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc


さて、ブログが本当に久しぶりの更新になってしまいました。
この間、私が何をしていたかというと、既存のサービスを強化するために、講習会に参加して諸々練習していたり、新しいサービスを始めるための準備をしたりと、バタバタバタバタと動き回っておりました。
まだ、残念ながら形になってはいないので、もう少し時間をいただいて、こちらでもご案内していきますが、靴やバッグの修理のクオリティを上げて、皆様に便利にご利用いただけるよう、当店も進化を続けていこうと、考えております。
引き続き、よろしくお願いいたします。


さてさて。
そんなわけで、久しぶりに気合を入れて、靴修理のご案内!!
 どどん!!とこちら、クロケット&ジョーンズ(Crockett&Jones)のモンクシューズになりますね!!
クロケットといえば、靴好きならもう説明するまでもないですね。
1879年にイギリスのノーザンプトンで創業した、靴メーカーになります。
伝統のイギリス靴といえば!!くらいのイメージですね。

さて、そんな靴がどうなってしまったかというと…
 裏はこんな感じ。
別段大きく問題はないのですが、私の親指あたりから靴の底を横切るように継ぎ目があるのがお分かりになるでしょうか?
こちら、すでに一度修理がされており、ハーフレザーが接着してありました。

ですので、今回はこのハーフレザーと、カカトのゴムを交換していきます。
当然、まずは、元のものを剥がしていきます。
こんな感じで、べりベリベリット。
幸い、靴底を縫い付けてある、出し縫いの糸は切れていませんでした。
 これが、剥がした状態。
つま先側も、カカトも剥がしました。

で、これを接着剤が食いつきやすいように、全体に荒らしていきます。

こんな感じですね。
何んとなく綺麗になっていますが、革を削った状態なのでボソボソしています。

で、今回ご用意したのが、こちらの3ミリ程度の革。

              
 これも裏側を荒らして、しっかり接着剤を塗り込んでいきます。
そして、両面に塗った接着剤をしっかり乾かし、温めて熱活性させてから、ガッチリしっかり圧着します。
 圧着機でグンッ!!と圧着します。

で、余った部分を削ります。
 こんな感じで、周りを整えたら、今度は革の表面を薄く削って仕上げやすくしていきます。
 接着剤を塗る前のボソボソっとした感じが、スウェードだとしたら、こちらの表面はヌバックくらいの細かさで起毛させます。

で、ここに染料を染み込ませて、色合いを整えていきます。
ムラにならないように…
 こんな感じ。
もちろん、カカトも同様に新しいゴムを装着してあります。
こんな感じで艶やかに。


ソールのコバもきれいに整えていきます。
これでまた、安心して履いていただくことが出来ますね!!
ハーフラバーソールに比べると、厚みがある分若干、つま先側が高くなりますが、雰囲気も良く、何より革底の良さを損なわずに仕上げることが出来ます!!

こちらのお修理、ハーフレザー4320円。
ビブラムヒールゴム、2138円。
お時間が、在庫があれば2時間程度。
ハーフレザーはそこまで大量に在庫していないのでご注意くださいね。

高級靴や、革底の感じが、お好きな方にお勧めの修理になります!
ぜひお気軽にご相談くださいね!!
それでは、皆様のご来店、心よりお待ちしております!!