2021年2月1日月曜日

お財布の仕上げ直し、染め直し!!

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek

さて、今日から2月。
やっぱり早いですね。
2月7日に終わる予定?だった緊急事態宣言。
どうも延長するようですね…。
わかるんです、世界的に新型コロナウイウルスが猛威を振るっていて、まして東京はまだ新規感染者が1000人を越える日も。
わかってはいるのですが、厳しいですね。
どうしても私のような、小さな店舗でも少なからず影響がございます。

不思議と世の中が不況になったり、今回のようなイレギュラーなことがおこると、顔を会わせる方々から「手に職があると不況が関係なくていいですね!」「靴を買う人も減って直す人増えるんじゃない!??」とお言葉をいただきます。
もちろん、ニコニコと対応しておりますが、そんなこと全くもってないんですよ(笑)。
考えてください、一般的には日本で靴を一度も買ったことがない人ってほとんどいらっしゃらないのではと思います。
ですが、靴修理店を利用したことがある人は…私の体感ですと1割以下。
そもそも分母が大きくありません。
もちろん、不況の折りには、あえて靴修理にお金をかけるなんてことは少ないわけで。

とまあ、現状を憂いても仕方がないので、できることを頑張るのみですが、なんとか感染に歯止めをかけて、医療従事者の方々の負担が減る状態に早くなってもらいたいですね。
いろいろ言われておりますが、一刻も早くワクチンを接種したい気持ちでいっぱいです(笑)。


さて、つい愚痴愚痴と長くなってしまいましたが、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!
HANAEMORIのお財布ですね。
蝶の型押しがきれいですが、出っ張ったところがかなり擦れてしまっております。
かぶせの上の部分は銀面が擦れてヌバックのような状態に。

今回はこちらを染めつつ、艶を戻していきます。
まず全体をアルコールで拭いて油分をとってから…
バインダーなんて言われる白い液体に顔料の持と?を少々。
混ぜてバインダーベースの黒の顔料を作ります。
…作業中は気になりませんでしたが、写真で見るとお皿が汚いです(苦笑

そして、塗布。
今回は黒なのと、しっかり染み込ませないと表面の艶が戻りそうもなかったので、スプレーではなく筆でしっかり塗っていきます。

で、一晩乾燥。
この時点でかなり良い感じに真っ黒です。

そして色落ちしないようにスプレーガンをつかってトップコートを吹き付けていきます。

で、トップコートが乾いたら、表面のザラつきを押さえてから、革用のクリームで仕上げていきます。
今回使ったのはこちらの、mモウブレイのクリームエッセンシャル。
皮革製品用のクリームなら何でも良いと思います。
靴用はベタつきが若干あったりするので、皮革製品全般に使えるサラッとしたクリームがおすすめです。
あと黒の靴クリームでダイレクトに色をいれたくなる気持ちもわかるのですが、靴クリームは色落ちした際、バッグの中身やお洋服を汚す恐れがあるので、できればやめた方が良いかと思います。

クリームで全体を拭いて白いタオルが黒く汚れるようなことがなければ、色落ちはしていないので安心ですね。

出来上がるとこんな感じ。
タオルでクリームを塗布したあと、目の細かい布でしっかり乾拭きをしました。
かなり擦れてしまっていた蓋の上の部分、財布の裏側もきれいに仕上がっております。

こちらのお修理、3300円で1週間程度いただきました。

靴などでは靴クリームだけでも、かなりきれいに仕上がります。
ですがバッグやお財布等は、色移りや仕上がりの肌触り等考えても、バインダーとラッカーを使った方が安心長持ちかと思います。

皮革製品でも状態や、用途に応じて作業方法を変えながら仕上げたりしております。
是非お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!