2015年11月10日火曜日

ピンリフトのゴム交換、減りすぎてもやりますよ!

  皆様こんばんは!!
西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!! 合鍵も作っております。 当店10時から20時の営業、水曜日が定休日、皆様のご来店お待ちしております!!
もちろん配送でのお修理は変わらず、承っておりますので、お気軽にご相談くださいね。
詳しくはこちら↓
http://doekrepair.wix.com/doek#!/civc
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インスタグラムを始めました!!https://instagram.com/explore/locations/1016924038/ というわけで、よろしければ上のも見てみてくださいね!


さて、ここのところ雨が続き、良くも悪くも仕事がはかどっております!!
悪いことはないですが、やっぱりお客様も雨だと、少なくなりますね。
雨の日、靴を直しに持っていくのは確かに億劫です!
天気の良い日にお待ちしておりますね!

全然、話は変わりますが、履いていて楽な靴ってやっぱり良いですよね。
突然何を言いただすの??となりますが、私にとって楽という意味では、やっぱりビルケンシュトックの靴が履きやすいんです。

で、ビルケンシュトックのフットベッドなんて言われる、あの独特のインソール?が履きやすさのポイントかと思います。
普通の靴があんな感じの履き心地になったら、より良いのになあ、さすがにコルクの成形は出来ないし・・・。
なんて、妄想をしていたところ
 !!!
 これは!!
 かなり近いタイプの、コルクのインソールの基板?を見つけました!!
土踏まず部分の盛り上がり、かかとを包む感じ、いい感じかもしれません、これ!!

ということで早速こちらに。
 私の冬の作業靴の定番ブーツ。
都合のよいことに、1サイズ大きめを買ってしまっているので、やや緩いです(笑)。
 で、ついでにこちら。
極寒の当店でも暖かに過ごせる、ハイブリットウール!!
表が羊毛で、裏が断熱シートという優れもの。

本来は、コルクの基板の上に革などを貼るのでしょうけど、今回は実験なのでそのまま放り込みます。
 こんな感じ。
で、その上にハイブリットウール。
 こんなですね。
土踏まずの部分がコルクが見えていますが、まあ、気にしません(笑)。

で、足を入れてみたところ・・・。
・・・ ・・・ ・・・ ???
すごい違和感です。
なんていうか、土踏まず盛り上がり過ぎじゃない???という感じ。

ですが、とりあえず、今日一日入れていたら、もうそれほど違和感を感じません!
ふまず部分はガッチリ上がったままなので、心地よい感じがします!!

もう少し、最低でも1か月程度この状態で履いてみて、具合が良さそうなら当店の定番メニューとして入れようかなと企んでおります。
しっかりしたホールド感と、ふまず部分の盛り上がりが欲しい人にはもってこいな気がしております。
ちょっと、お高くなりそうですが、スペシャルインソールが出来る予感ですよ!!
こちらは、また改めて忘れたころに、ご報告いたしますね(笑)!!



さてさてさて。
ようやくですが、今日のお修理のご紹介(笑)!!

こちら!
黒のパンプスになります!!
シンプルな形なので非常に使いやすそうなタイプですね!!

で、こちらが・・・





 こんな感じで、右側の靴のゴムが取れて、なくなってしまっています。

 こんな感じで、中のパイプも削れて、ヒールごと低くなっている感じ。
こうなると、パイプの中のピンを取り出すことが出来ず、最悪、中に残ったピンを 細い追い込み棒を使ってさらに奥に押し込んで、新しいピンリフトを差し込むのですが・・・
 基本、私、意地でも抜きます(笑)。
お客様がお待ちでよっぽど急いでいるとき以外は、意地でも抜きます!!
二回言いました(笑)。
重要なポイントですね!!

これ、もちろん追い込んでも同じように仕上がるのですが、もう一度同じことになった時、いよいよ追い込むことも出来ず、にっちもさっちも行かなくなることが多いんです。
当店の場合、リピートしていただいているお客様に支えられて営業しておりますので、手早く追い込むのもいいのですが、場合によっては自分に降りかかってくるので・・・。

あの手この手で、意地でも抜くんです(笑)。


で、古いピンを抜いてしまえば、あとは安心ですね。
ちなみに抜くとこんな感じ。

 中のパイプが機能するようになりました。
 で、丸くなっているところをフラットに削って新しいゴムを付けるとこんな感じですね。

あとは、周りを削って綺麗に仕上げてあげるだけ。
 こんな感じで綺麗に仕上がりました!!
これでまた安心して履いていただけるかと思います!!

こちらのお修理、972円。
通常5分から10分程度で仕上がるお修理となります!!

 靴修理の基本中の基本ですが、こだわりをもって仕上げておりますよ!!
大事な靴、出来る限り丁寧にお直しいたします。
お気軽にご相談くださいね!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2015年11月6日金曜日

新商品続々入荷!!サフィール、クレム1925!!

皆様こんばんは!!

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さてさて、すっかりブログの更新がおろそかになってしまい申し訳ございません。
なかなかどうして、作業の納期に追われ、パソコンの前にゆっくり座っている余裕がないという、ありがたい状態です。
その他、諸々事情はあったのですが、まあ、それは置いておいて、しばらくややゆっくりのペースで更新していこうかと思います。
忘れずお付き合い、お願いいたします。


というわけで、今日は修理をと思ったのですが、新商品を続々入荷させておりますので、こちら!!
靴クリームですね。
平たく言っても、靴クリームです(笑)。

近寄ると・・・


こんな感じ。
こちら、『SAPHIR』(サフィール)の高級ライン、ノワールシリーズの『クレム1925』になります!!
実は私、靴修理をはじめてから基本的にはMモゥブレイのクリームを使い続けてきました。
ですが、今回はサフィール。
未開拓の地となります(笑)。

私、シューケアに関して、それほどクリームに強いこだわりを持っておらず、乳化性のクリームを適切に使えば、基本的には靴の状態をきれいに保つことが出来ると考えておりました。

もっと言うと、最近の高級靴クリームは若干、食わず嫌いと言いますか・・・。
正直なところ、靴クリームが高級である必要はそこまで無いのではないか、と考えておりました。


が、やっぱりお高い物には、お高いだけの価値があるのだなと、実感。
販売に至ったわけであります。

あんまり引っ張るとお値段でびっくりする事になるので最初にビックリしていただきます!
今回の『クレム1925』こちら、2160円となっております!!

うん、うーん、うん、高いですよね(笑)。
高いなと思いました、正直。


で、なんでこんなに高いの??
『厳選した高級蜜ロウやカルナバワックス、シアバターなどで構成された最高級靴クリームです。皮革に美しい光沢と、捕色、栄養、保革効果を与えます。』
と書いてありました(笑)。

天然植物由来の成分で作られていて革に優しい!!ということですね。
・・・ですが、私それだけでは納得しませんよ!!

ということで用意したのが、私物オールデンのカーフローファーになります。

 こちら、汚れ落としで、しっかり靴クリームを落とした、すっぴんの状態になります。
ツヤ感がなくやや白っぽいですね。

で、これを写真左側Mモゥブレイ、 右側をクレム1925で磨いてみました。

 はい!
・・・正直なところをいうと、この段階ではMモゥブレイのほうがツヤ感があるように感じました。
 クレム1925

 Mモゥブレイ

・・・正直なところを申し上げます。
使用感としては伸びはMモゥブレイのほうが良い気がします。

で、仕上がりは、ほぼ差がない。
ちなみに最初Mモゥブレイで磨いた方がきれいに見えたのですが、逆にしてみたら、逆の結果になりました。
つまり、私のローファー右足(写真左)の方が革がきめ細かいです、なんてこったい(笑)。


で、クリームを塗っている段階で感じたのが、伸びが悪いというか、しみ込む???という感じ。
クレム1925の方がしみ込む感じがするのです。
ただ、どうしても高い物を仕入れているので、良いところを頑張って探しがち(笑)。

というわけで、これも実験してみました。
 とりあえず、手近にあった、レシートの紙に、指先につけたクリームを、付けてみます。
上の磨きと同様、の配置ですね。

で、レシートの紙を裏返してみると・・・
 ・・・!!
これは明らかな差が出ました。
クレム1925、明らかにしみ込んでます。
問題は、紙と革を同じと考えていいかという点にある気もしますが、たぶん同じ気がします。
浸透性が高いというのは、革に栄養を補給するという意味合いでは、すごく重要な気がします。

これ、結構私の心をグッと鷲掴みされました(笑)。


で、もう一点、この二つのクリームの違いが。
Mモゥブレイ・・・乳化性
クレム1925・・・油性

油性・・・だと!??
これまで、靴クリームは乳化性一択かと思っていたのですが、こちら油性になります。
もちろん、乳化剤で水と油とロウを混ぜていることは変わらないと思うのですが、オイルベースか、水ベースか。
クレム1925はオイルベースになります。

と、いうことは・・・。
そうです勘のいい方なら気づくはず!!
水を弾くんじゃないの??

この疑問。



いかがでしょうか??
水滴がなんとなく、表面をつたって落ちていく感じと、スパッと落ちる感じ。
これ、動画以上に差を感じました。
防水スプレーがいらないとは言いませんが、これだけ弾いてくれるなら、かなり扱いやすくなるなという印象です。
これも、割と圧倒的な違いがあったので、私の中では高得点。

で、二つあって、どっちで磨くと言われたら、やっぱりクレム1925を選ぶなと。

でーすーがー、『Mモゥブレイ』864円、『クレム1925』2160円・・・こ、これは・・・やっぱりMモゥブレイで良いかも・・・いや待てよ、自慢の良い靴だったら・・・ ・・・ ・・・
と思ったところで気が付きました!!!

悩んでる!自分悩んでる!!と!!!

これ、衝撃でした。
2個買ってもおつりが来る値段なのに、思わず悩んだ自分にもびっくりですが、そのくらいの説得力はあるなと。
というわけで、当店で取り扱いが決定した次第です(笑)。

高級靴クリームでお悩みの方!!クレム1925、気になったらお気軽にご相談くださいね!良さを懇々とお伝えします(笑)。
どこのお店にでもあるかというと、割とそうでもないですよ、実際に見て買おうと思うと、なかなか扱っているところの限られる商品になります!!

ちなみに色が、ニュートラル、黒、ライトブラウン、ブラウン、ダークブラウン、ネイビーブルー、マホガニー、コニャックと取り揃えてございます。
ほかの色も、もちろん取り寄せできますので、お気軽にご相談くださいね。



いやーーーーー長くなりました。
本当は、コードバンクリームや、今まで扱っていないインソールなども入荷させたので、そちらもご紹介しようかと思っていたのですが、今日はこの辺で勘弁しておきます(笑)。


シューケア用品も出来る限り、充実させていこうと考えております!!
現状無い物でもお気軽にご相談くださいね。
私が、いいね!!と思えば入荷いたします(笑)。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!




2015年10月29日木曜日

スニーカー(ニューバランス)の裏地交換!!

皆様こんばんは!!


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さて 、徐々に徐々に寒さがやってきましたね。
ついに本日、タートルネックを解禁しましたが、まったく寒くないです(笑)。
インフルエンザも今年はもう流行っているらしいので、気を付けたいですね。
そろそろ、予防注射を打たないとです。
わかっていても、いやですね注射(笑)。


というわけで、今日ご紹介するのはこちら!!
 スニーカーと言えばニューバランスですね!!
先日、いつも来てもらっているヤマト運輸のお兄さんが、「最近ニューバランス人気なんですか!??ここやたらありますよね!!」と笑っていました。
もちろん、ニューバランス大人気ですが、修理屋にしては当店スニーカー比率が高い気がしております(笑)。
当然数をこなせば、慣れても来ます!!
というわけで自信をもってご紹介!

 こんな感じ。
裏地のカカトの部分の生地が破れてしまっていますね。
実はこの部分、ニューバランスに限らず、脱ぎ履きの際毎回すれる部分なので、破損することが多い場所になります。
革靴のように履き口に縫い目がある場合は、そのまま上に革を貼り付けて履き口に合わせて縫い付ければ済むのですが、スニーカーの場合中にクッションが入っており、縫い目も中に。
ひっくり返して仕上げてある形になります。

そんな場合はどうするかというと・・・
 お分かりになりますでしょうか?
履き口のところから、内側の縫い目をほどいていって、破れてしまっている裏地を切り離していきます。

で・・・。
 こんな感じ。完全に外してしまいました。
下の方は、制作時にアッパーと一緒に釣りこんであるので、カッターで切り取ってしまいます。

近寄ると・・・
 内側のスポンジごと破損してしまっているのが良くわかります。

で、この切り離した裏地を型紙にして、当店では通常ピッグスキンで裏地を作り直します。

慎重に縫っていきます。
言葉で書けば簡単な工程ですが、縫うといっても制作時は靴底が着く前にミシンで縫い付けていくため、それほどテンションをかけずに縫うことが出来ます。
ですが、修理の場合は、しっかり靴の形になっているうえに、硬い靴底が着いているので、結構ぐいぐい引っ張りながら縫い付けていかないと、内径と外径の距離の違いでうまく仕上げることが出来ません。
まあ、そんなこんなで、いつも軽く汗をかきながら、どうにかこうにか縫い付けて、それをグルっと内側にひっくり返すとこんな感じ。
 ちょっと、形になっている予感がしませんか!??

諸々、きれいに出るように内側に指を入れて調整していくと・・・
 いかがでしょうか??
横部分のカーブも、かかと後ろ部分の山部分もしっかり再現することが出来ました!!
もちろん、中には新しいスポンジが仕込んであるので、クッション性も、よみがえっております!!

 これでまた大活躍間違いなしですね!!

 こちらのお修理、5400円。
通常2週間程度いただいております。

レザースニーカーの場合は特に、外側が 丈夫なので、内側の合皮や生地がダメになってしまいがちです。
もちろんそのまま履いてもいいのですが、やっぱりきれいに履きたいですよね??
何とかできる場合が意外に多いですよ!
ぜひご相談くださいね!!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!
 

2015年10月26日月曜日

ブーツを短くする!・・・では無く今回は細くしますよ!!

皆様こんにちは!!

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さてさて、ちょっとブログに間が空いてしまいました。
ここのところ・・・当店忙しいんです!!
ありがとうございます!!
嬉しい悲鳴でございます。
ブログをやらずに11時過ぎまで作業しても追いつかない作業量!!
ありがたい!!
・・・アリガタ・・・イ
いや、ほんとありがたいです(笑)!!!
昨日の夜の冷え込みで、見事に風邪をひいた気がしておりますが、気のせいだと信じて今日も全力でお修理していきます!

というわけで、久しぶりのブログ。
気合を入れてご紹介するのはこちら!!
 がっちりしっかりした、ワーク系のブーツになりますね!!
格好いいです。
やっぱり、良い革のブーツは良いですよね。
欲しくなります。
欲しくなります。
欲しくなります。
・・・。
現在私が履いているのは、軍物の編み上げブーツ。
もちろんをれはそれで、格好良いのですが割と最近の物なので革がなんというか、あまり味がなく。
良いんですよ、これも普通に履いていれば10年程度は平気で持つんじゃないかという作りですから。
ですが、やっぱり欲しくなりますよね(笑)。

で、そんな話は置いておいて、今日はこちらのシャフト部分を細くしたいとのご相談。
通常、一刀両断で断る系のお修理です。
以前働いていた百貨店ではお断りしていたと思います(笑)。

ですが、そこは私の店、私の責任の範疇、できる限りやりますよ!!
というわけで、いろいろご相談して、下の写真、クリップで止めている部分までファスナー部分を使って細くしていきます。
 受付の際もご案内したのですが、このお修理若干の問題がございます。
シャフト部分の上の方を3センチ程度細くしていくのですが、足首のほうに関しては細くすることが出来ません。
どういうことかというと・・・
 上の写真、白い線が引いてあるのがお分かりになりますでしょうか?
ファスナーの両脇ですね。
上の方が、おおよそ1.5センチ。
下の方は現在の幅をキープするために、細長い逆三角形のような形で幅を詰めます。
その際、どうしてもファスナーの一番下の部分が出っ張る恐れがございます。

どういうことかというと・・・
 わかりやすくするために、平らな紙に切り込みを入れて上を重ねてみました。
いわゆる円錐のような形に、切り込み一番下の部分が出っ張っているのがわかります。
これが、ブーツで行った時、どの程度違和感がでるか、正直なところやってみなくてはわかりませんでした。
その旨は、受付する際もお客様にご相談させていただき、オーケーをいただいてからの作業となりました。

で、多少の違和感は問題ないという事なので、喜々として作業を進めます(笑)。
 

 まずこんな感じで、ファスナーの両側の縫い目をほどいて外してしまいます。
今回は一番下の部分は外さないでおきます。

そして・・・
 慎重かつ大胆に鋏を入れていきます!!
シャフトを短くする修理は、もうそれこそ何度となくやってきたので、若干の慣れがありますが、縦に切るのは初めてのこと。
さすがに緊張いたします(笑)。


で、なんだかんだ言いながら、さっくり切ったらファスナーを切った位置に貼り付けていきます。

 こんな感じですね。
切り口が斜めになる分、ファスナーが気持ち短く感じますが、まあ、これは違和感のない範囲でした。

で、あとは、曲がらないように慎重に縫っていきます。

ちなみに三角を上で切った際、裏地は切らずに元のまま残してあります。

 こんな感じですね。
で、縫った後、この余分をさらっていきます。

 ・・・そうすると・・・

どすん!!


 意外に違和感がない!!
 正直なところもう少し、ファスナーの下のところが出っ張るかと想定していました。
嬉しい誤算!
 写真の撮り方のせいもありますが、上の方の写真とみると一目瞭然で細くなっていますね!!

 これで、お客様の足にフィットしてくれればと思います!!

こちらのお修理、7560円いただきました。
通常2週間程度いただきます。

今までにやったことのない修理は正直なところ、かなり試行錯誤しながらの作業となります。
ですが、おおむね、今までの経験で想像はつくことが多いです。
逆に想像がつかないお修理はお断りする場合もございます。
その点ご了解ください。

今回もたとえばファスナーの下まで同じ幅でカットしてほしいと言われると・・・正直難しいかと思います。

お洋服の修理のアームホールごと細くするあれは、いったいどうするんでしょう・・・。
身頃の横から詰める・・・・???
 まだまだ修行が足りません(笑)。
たぶん、靴では無理だと思います!!

ですが、出来る限りお客様のご要望にお応えできるように努力しておりますよ!!
お気軽にご相談くださいね!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!
 

2015年10月19日月曜日

レジカウンターの修理!??

皆様こんにちは!!


西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理と合鍵の店doekです!!
 
当店、井荻駅南口を出ていただいて右へ。
環八の井荻陸橋をくぐったら、環八側道を左へ。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております!!
駅から1分程度の距離なので、通り過ぎないようにお気をつけください!
 
お店は、水曜日定休、10時から20時までの営業となっております。
配送でのお修理もお受けしております!
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メールをに写真を添付していただけると、お見積りもご案内出来ますので、お気軽にご相談ください!
Facebookもやっております。
是非いいね!おねがいします(笑)!!
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 インスタグラムも・・・探してみてください(笑)。


さてさて。
ここのところ、暑くなったり寒くなったりで、体調を崩しそうですね。
皆様お気を付けくださいね!

で、当店ではというと・・・
 10月はハロウィンということで、革製のガーランドを作ってみました。。。

 こんな感じ。
女子力があるとやっぱり違いますね。
ハロウィンて、そもそも・・・なに!??と思っていた私とは違います(笑)。
そもそも収穫祭なんですね、ハロウィン。
カボチャの隣に、割り箸を刺したキュウリとナスを飾りたくなる時点で、私の発想は間違っております。

 友人のお花屋さんから、本物のおもちゃカボチャもいただきました。
・・・半分スイカみたいになっている奴はどうしたんでしょうね(笑)。
こちらお花屋さんのブログです↓
 http://blog.clap-clap-claps.fool.jp/


そんなこんなで、10月も後半戦。
ハロウィン本番が近づいてきましたね!!
たぶん仮装はしませんが、元気にオープン致します(笑)!!


で、今日ご紹介するのはこちら!!

 ・・・
今日は靴が出てきません!!
興味ない方は、スルーでお願いします(笑)。


こちら、オープンした時の当店です。
蛍光灯も白く、なんだか味気ないですね(笑)。

で、上の写真がどうしたかというと、このレジのカウンター。
オープン前に友人に手伝ってもらって作った力作。
ですが、もうすぐ2年というところで、若干ガタつきが目立って来ていました。

で、今回はこれを修理します(笑)!!

 まず、こんな感じで表の板を全て剥がしてしまいます。
本当は真ん中に縦に柱を立てたいのですが、いろいろ考えたのですが、今回は無理!!
ということで・・・
 いつも靴を直しているスペースで慣れない大工仕事ですね。
横に渡す棒を増やそうという魂胆。
 長さをぴったりに切って、横に渡して、ネジでがっちり固定していきます。

で、はずした前側の板にペイント。
プリンターで文字を印刷して、拡大コピーでサイズを合わせるアナログ感。
パソコンでいくらでも調節できそうなもんですが、感覚的にコピーのほうが使いやすかったり(笑)。

で、カーボン紙で直接、文字を移したら、慎重にペンキを塗っていきます。


 想像を絶する疲れる作業でした(笑)。
台が中途半端な高さなもんで、腰が痛くなります。

で、あとは、これをずれないように、しっかりとネジで固定していくと・・・
どうですか!??
意外にまとまってると思いませんか!??

 ガーランドも取り付けて、少し雰囲気も変わったような気がいします!!

こちらのお修理、プライスレス!!
定休日を一日使った満足感です!!


というわけで、ちょっぴり雰囲気の変わった店内で、変わらず元気に営業しております!!
靴のお修理、バッグのお修理、最近では合鍵まで承っております!!
意外にできる事、多いですよ!
お気軽にご相談くださいね!!

それでは皆様のご来店、お待ち申し上げております!!

 

2015年10月16日金曜日

クロケットにハーフラバー!!

皆様こんにちは!!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!


先日もご案内しましたが、明日、17日土曜日、閉店時間を18時とさせていただきます。
 それ以外は変わらず、10時から20時の営業となっておりますので、ご迷惑をお掛けするかと思いますが、よろしくお願いいたします。

 

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さて、今日はなんだか肌寒い一日でしたね。
当店は肌寒いというか、本格的に 寒かった気がします。
冬将軍がやってきました。
そろそろ本格的に冬支度をしないといけないかもしれませんね。
インフルエンザも、もうはやり始めているようなので、皆様くれぐれもお気を付けくださいね!



そんなわけで若干風邪をひきそうで怖いですが、今日もお修理のご紹介!!

こちら!!

Crockett&Jones!!
泣く子も黙るとはこのことですね!!
紳士靴の聖地、イギリスはノーザンプトンで1879年に創業した、いわゆるTHE紳士靴!!メーカーになります。
1879年、その100年後、私、産まれます。 
これ運命ですね。
・・・すみません、思い上がりました(笑)。

で、今回はというと・・・



 こちらのレザーソール。
超高級メーカーをもってしても、やはりレザーソールは摩耗しますし、滑りやすいのは否めない事実。

 とはいえ、つま先ほとんど減っていませんね。


で、今回は、ハーフラバーを装着していきます。
ハーフラバーを接着する際、接着剤の食いつきをしっかり良くするために、全体をごく軽く削ります。
 こんな感じ。
ヒドゥンチャネル仕上げとなっているので、靴底を縫い付けた縫い目が見えませんね。
革の周りを、薄く削りこんで革を起こして、その中を縫って、起こした革を戻すといった作業をしてあります。
手間のかかる作業ですが、地面に縫い糸を擦ってすぐ擦り切れてしまうのを防ぐ役割があったり、もちろん見た目にエレガントに仕上がったりといった、仕上げになります。

で、この全体にやすった部分にしっかりと接着剤を刷り込み、乾燥させます。
 こんな感じでしばらく放置。
 革用の接着剤は、両面にしっかり塗りこんで、乾かしてから 圧着するかたちになります。

 ハンマーを使って、できる限りしっかり圧着します。
こんな感じで、ハーフラバーに靴底の跡がしっかりつくくらいは圧着します。

あとは余分な部分を切り取って、周りを整えれば・・・
はい!できました!!
幸いクロケットのロゴも残すことが出来ました!

 こちらのお修理、2138円。
通常20分程度で仕上がります。

本当に良いものを、しっかり実用的に使う。
素晴らしいことだと思いませんか!??
ついつい良いものを買っても、ビビッてしまい込んでしまったり、買ったことで満足してしまったり・・・。
そんなことでは勿体ないですよね。
ぜひ、いいものはしっかり大事に使ってくださいね!!
そのお手伝いができればと思っております!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!



 

2015年10月12日月曜日

リーガルの靴のつま先が擦れた時は。塗装を落とす!?

皆様こんにちは!!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!


先日もご案内しましたが、今月17日土曜日、閉店時間を18時とさせていただきます。
 それ以外は変わらず、10時から20時の営業となっておりますので、ご迷惑をお掛けするかと思いますが、よろしくお願いいたします。

 

もちろん配送でのお修理は変わらず、承っておりますので、お気軽にご相談ください!!

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というわけで、よろしければ上のも見てくださいね(笑)。



さてさて。
すっかり日が落ちるのも早くなり、徐々に肌寒い日がやってきそうな予感がいたします。
当店、知る人ぞ知る、冬寒い店舗となっております!
今から考えるだけでちょっと、気が滅入ります。
そのくらい寒いんですよ(笑)!!
友人たちには、ここは室内でなく屋外だと言われております・・・、雨は凌げるんですけどね。
確かに風は吹きこみます(笑)。

 はい。
というわけで、本格的に寒くなる前の今が、元気です!!
皆様ドシドシお修理お持ち込みくださいね!!
今が元気です(笑)!!


というわけで、今日も修理のご紹介。
今日ご紹介するはこちら!!
 リーガルのUチップシューズになります!
シュッとして格好良いですね!!
ですが、お気づきかと思いますが、つま先のところ色が剥げてしまっているの、お分かりになりますでしょうか??
このタイプのリーガルの靴、正直なところ軒並みこうなってしまうんです。

これどういう現象かというと、つま先や縫い目に沿って、革の表面を顔料で染めています。
いわゆるアンティーク風の仕上げになるのでしょうか?
で、前回のこちらのブログでもご紹介しましたが、染み込ませて染める染料に対して、表面を塗るタイプの顔料。
これは、強く擦ってしまったりすると、どうしても剥がれてしまうんです。
で、今回も傷がついてしまったというより、塗ってあった顔料が剥げてしまった形。


実はこのお修理、以前もご紹介いたしましたが、(http://doekrepair.blogspot.jp/2015/02/blog-post_16.html)まずこの顔料を根こそぎシンナーを使って、落としてしまいます。
簡単に言ってますが、シンナー結構危ないんです。
落としてはいけない部分まで落としてしまう事もしばしば。
ご自身で試す場合はくれぐれもご注意くださいね!!


関係ないですが・・・結構心配されるんです、身体を(笑)。
シンナーを使う頻度が高いので、どうしても身体に良いわけないですからね。
ですが、ご安心ください!!
この店は、概ね屋外です!!
こもる可能性ほぼ0、寒くて暑い、通気性抜群の店舗となっております(笑)。
今日も、ガシガシ、シンナーを使っていきます(笑)!!

そんなわけで、落とすとこんな感じ。

左がすっかりさっぱり、顔料を落とした方。
右が、元のままの状態ですね。

上でご紹介したブログでは、当店でこの後同じように、顔料を吹き付けてアンティーク風に仕上げていきました。

でーすーが。
今回は逆転の発想。
アンティーク風はやめて、普通に仕上げます!!

で、しっかり顔料を落とした後は、通常通り乳化性のクリームで仕上げると・・・




 なんということでしょう。

まさに劇的ビフォーアフター!
きれいさっぱり、ツヤっと仕上げることが出来ました!!

こちらのお修理、3240円。
込み合っていなければ当日のお渡しが可能です。

リーガルのアンティーク加工でお困りの方!
染めることも出来れば、逆に落とすことも出来ますよ!!
諦めないでくださいね!!

 ちなみに、リーガル以外のガラス系の革でも出来る場合が多いです。
場合によっては出来ない場合もございますので、その辺りはお気軽にご相談くださいね!!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!