2019年9月5日木曜日

ジュートパンプスの、ジュートを巻きなおす!

皆様こんにちは!!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口をでて右手に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc

さて、昨日は定休日ということで、少し外食をしたのですが、プラスチックのストローを付けないお店も多くなってきたようですね。
タピオカミルクティーはストローが無いと、何か寂し気がするので無理かもしれませんが、世の中が変わろうとしている気がしております。
で、当店ではというと…お持ち帰りのビニール袋ですね。
とはいえ、なかなか靴を扱っている以上、普段持ち歩いているようなエコバッグに直接入れるもは、ちょっと抵抗がある気がいたします。
スーパーではビニール袋が有料になったりもしておりますがさて…。
もう少し、検討していきたいと思います。
しばらくは現状維持で…。

少し話はずれてしまうのですが、お修理品をお預かりする際、出来ればそれ以外の付属のお品物はお持ち帰りいただければと思います。
シューズキーパーや、靴箱、紙袋や、ビニール袋ですね。
シューズキーパーなどは、さすがに紛失はしないのですが、ビニール袋や紙袋はどうしても、どなたからお預かりしたものかわからなくなってしまいがちです。
特に大切なものはよろしくお願いいたします_(._.)_。

さて。
そんなわけで、今週もはじまりました!
今日も元気にお修理のご紹介、こちら!!

 ESPERANZA(エスペランサ)のパンプスになりますね!
1966年に銀座でスタートしたブランドになりますね。
こちらの靴が…
 こんな感じの、いわゆるエスパドリューのような、ジュートが周りに巻いてあるウェッジソールのパンプスになります。
ジュートの靴の場合、どうしても避けられない全体の色焼けと、地面に近いほうの汚れ。
シューケアなどで綺麗にしようとしても、どうしても黒ずんできたりしてしまい、お手入れでは綺麗に出来なくなってしまいます。
今回は、このジュート部分を交換できないか?というお客様からのご依頼がありました。

作りとしては、おそらく概ね問題なく出来るのではないかという予感はあったのですが、ジュート自体が手に入るかがわからず、これまで積極的にチャレンジしたことがありませんでした。

で、色々調べたのですが…以外にないんです、ジュートの手ごろな紐が。
いわゆるエスパドリューのような、太いジュートを編んだものは材料屋さんでも手に入ったりするのですが、それだと今回の靴には、紐が太過ぎでゴツイ印象になってしまいます。
こういうやつですね。
もう少し華奢な紐をさがすのに割と時間がかかってしまいました。
何なら三つ編みを編もうかと思ったのですが、思い他長く必要で…。

というわけで、まずは元々のジュートを剥がしていきます。


 こんな感じで全体を剥がしました。
この後、古い接着剤を全て剥がし、新しい接着剤が食いつきやすいように、全体にヤスリをかけます。

後は、いつもの接着と同じ要領ですね。
プライマー、接着剤、乾燥、温めて圧着になります。
ただ、この形状だと圧着機は使えないので、いろいろ工夫して圧着してきました。

1段づつ、しっかり慎重に。
割と細めのジュートだったせいもあり、片足で3mちょっと、長さが必要でした。

で、出来上がるとこちら!
比べていただけると、グッと明るい色合いになったかと思います!


これでまた、新たな気分で履いていただくことが出来るかと思います!!
こちらのお修理、このくらいのボリューム感ですと5400円いただきます。
ジュートの入荷自体が思いのほか時間がかかったりと、まだスムーズに行かない場合がございますので、3週間~1か月程度いただく場合がございます。
ご依頼いただく際は、お時間を長めにいただく場合がございますので、ご了解ください。

もう難しいかな?
と思っても、お修理で直せる場合もございます!お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!