2021年5月27日木曜日

靴底に穴が開いた!!SCOTCH GRAINの靴の、ハーフソール交換。

  んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek

さて、今日は一日、雨のようですね。
いつも当店に荷物を運んでくださるS川急便のお兄さんが、「もう嫌ですよー、パンツまでずぶ濡れですよー」と嘆いていて、思わず笑ってしまいました。
ご苦労様でございます。
そういえば、昨日はスーパームーンに月食が重なったそうですね。
見てみようと思っていたにもかかわらず、すっかり忘れておりました。
残念です。


さて。
そんなわけで今日もお修理のご紹介。
こちら!!
SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)のストレートチップになりますね。
スコッチグレインは、日本のヒロカワ製靴が展開するシューズになります。
ブランドは1978年から40年以上、ヒロカワ製靴自体は1964年創業との事なので56年でしょうか、歴史が長いです。素晴らしいですね。

さて、そんなスコッチグレインの靴が・・・
こんな感じで、靴底の中央がすり減って、中のスポンジ素材が見えてしまっております。
つま先のゴムもだいぶ減ってしまいました。

そこで、今回はオールソールではなく、ソールの半分を交換していきます。
まずは、程よい位置まで縫ってある糸をカットし、靴底を剥がしてしまいます。

これが土踏まずあたりから前の方を剥がした状態ですね。
左上のベージュのものは、これからつける新しい革底になります。

で、これをガッチリしっかり接着。
こんな感じになります。
この段階で継ぎ目は斜めに削り、なるべくフラットになるように貼り付けております。

で、この周りの余った部分をカットし、表面の塗装?を削り落としていきます。
塗装というほどでもないのですが、新しい革はかなりしっかり表面が塗ってあるため、そのままでは仕上げの際、色を入れたり出来ないので、削り落としてしまいます。
元々の靴底が塗装したような靴底で、取り付けても違和感が少ない場合はもちろん?そのまま使う場合もあります。

で、元々縫ってあったミシンの穴を利用しながら、新しい靴底を縫い付けていきます。
当店のミシンは上から縫うスタイルなので、ミシン目をしっかり追うことが出来るので安心です。
ちなみに、割と多くの修理屋さんが使っている底縫いのミシンは、靴底を上にして縫うような形になります。
それでも、縫い屋さんにお願いすると、きれいにミシン目を追ってくださるので、職人さんはやっぱりすごいなと思います。

で、縫いあがりがこちら。
つま先は元と同様にゴムをはめてあります。

そして、ざっと周りを合わせて削ってあったものを、仕上げていきます。
きれいに削りなおして、その後、色を入れます。
こんな感じで、染めた直後は非常にマットですね。
ちなみにかかと部分のゴムも交換しております。
あとは、染料が乾いてから靴底を磨けば完成ですね♪

これでまた、問題なく履いていただくことが出来るかと思います!

こちらのお修理、ハーフソールの交換が6600円。
カカトのゴムが、10㎜厚のビブラムのものを使っているので、3080円となっております。
通常、2週間程度いただきます。

靴の修理に関しては、勿論オールソール交換も承っておりまが、こういった部分的なお修理もお勧めしております。
メーカーでは、なかなかやらない方法になるかと思います。
お値段的にも抑えることが出来、使用に当たっては、ほぼ違和感ないといって差し支えなく仕上がります。
是非お気軽にご相談くださいね。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!