2021年7月19日月曜日

ビブラム、エクスプローションソール!!

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek


さてさて、暑いですね。
今日も暑いです。
少しでも涼しくなりそうな写真を・・・

先週のゲリラ豪雨?の際、降ってきた雹ですね。
身の危険を感じるレベルのサイズ感でした(笑)。

当店のノボリも見事に破れてしまったので、新しいものを買わないとです。
さて。
うって変わってここ最近はもう、熱中症に気を付けて!というニュースばかりになっていますね。
雨が続くよりは良い気がしますが、皆様くれぐれも熱中症には気を付けて、健やかに過ごしていくださいね。


というわけで、気候の変化についていけなくて、やや辛いですが、今日も元気のお修理のご紹介。
こちら!!
外ばねのプレーントゥの革靴になりますね。
シンプルな形なので、どんなときにも履けそうな、一足は持っておきたいタイプになりますね。

で、こちらの靴底が・・・

こんな感じで、革底の中央に、元々すべり止めのゴムが埋め込まれているようなタイプでした。
その滑り止めのゴムが、半分に割れ部分的に無くなってしまっております。

ちなみにかかとも同様に削れておりました。

今回はカカトとつま先側、両方直していきます。

まず悩んだのが、前側のすべり止めがついていた個所の、凹み部分を何で埋めるか。
割と多くあるタイプではあるのですが、いまだに都度、何を使うか考えながら作業しているので、これといった正解はないように思いますが、今回はこちら!
革です。
選択肢としては、①靴底で使われる固いベンズなんて呼ばれる革。
これは硬さもありますし、元々の靴底が革底なので比較的違和感がないかなと思います。
②コルク。実はコルクもちょっと考えました。
靴の中などに使われており、クッション性もよいですし、重さも軽く扱いやすいかなと。
また、作業性も抜群に良いです。
③今回チョイスした、ヌメ革。
こちらはベンズとコルクの中間くらいのイメージかと思います。
普段、ルイヴィトンのヌメ革部分の修理に使っている革の、端のほうになります。


だいたい、選択肢はこのくらい。
正直なところ、先ほども書きましたが大きく、どれを使っても間違いはないかなと思っております。
選んでいる私としても、正直なところ感覚と、気分(笑)。
その時々でこれが、良さそうだなというのをチョイスしております。

ちなみに・・・
今回チョイスしたヌメ革ですが、基本的に牛、半分を買います。
で、革の場合中央は比較的表面もきれいで均一に使いやすいのですが、今回使った端の部分は中の繊維も荒く、表面も写真のようにキズや、ムラがあったりすることが多いです。
なので、バッグなどでは使いにくいので、今回のように靴の中に等で使うことになります。

で、そんなヌメ革を丸くカットして、凹んだ部分に接着したら、表面を削ります。

やはり革が荒いせいか、銀面(革の表面)がこんな感じで荒い感じで剥がれてきております。

とはいえ、整えるとこんな感じでしっかり平らになります。

これで、あとはハーフラバーを接着して周りを削っていけば、出来上がりですね。
まず圧着。

圧着機でドスンと。

そしてカカト、ソール部分の周りを削ってきれいに整えていきます。
削りすぎないように注意しながら、整えていきます。

で、コバをきれいに整えたら完成ですね。
出来上がるとこんな感じ。
今回は、ビブラムのエクスプローションソールを付けました。


こちらのお修理、カカト2420円。
ハーフラバーは、エクスプローションソールが2640円、凹みを埋める作業に、アタッチ550円プラスでいただいております。

出来れば翌日以降でお受けしたいですが、お急ぎでしたら当日のご返却も可能です。

靴底周りは、多少特殊なものでも、大体はお修理できる場合がほとんどです。
是非お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!7