2023年2月21日火曜日

GORILLAのブーツ、カカトをVIBRAM100ヒールで交換しました!

こんにちは!

靴・バッグの修理、合鍵作成の店doek(ズック)です!!
井荻駅南口、改札を出て斜め右側、環八側道沿いにあるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。

営業時間 10時~20時
定休日  水曜日
Mail  doekrepair@gmail.com
住所 〒167-0023東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
TEL  03‐5310‐3512

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さて、いくらか春らしくなってきたかなと思ったのですが、今日はなんだか寒かったですね。

寒ければ花粉が飛ばないかと言えば、そんなこともなく、耳の中と上あご?のかゆみで苦しんでおります(苦笑。

5月頃までは続くと思うので、先は長いです…。


というわけで、顔周りの不快感がひどいですが、今日も元気にお修理のご紹介。

こちら!!

GORILLAブーツ!!
レッドウイングやダナーが割と有名ですが、GORILLAのブーツ、武骨な感じが好きだったりします。
1883年創業のアメリカのブランドだそうです。
好きだと言いつつ知りませんでした。
歴史が長い!

で、こちらが…・

こんな感じで、カカトが斜めにすり減ってしまいました。
黄色いマークはビブラムかと思いきや、GORILLAのロゴ。

カカトの側面は…


こんな感じで、一段、凹ませてあるような形状で仕上げてありました。
ということで、こちらのカカトを直していきます。

かかと部分はソールと一体だったので、完全に削り落とした後、こんな感じで、VIBRAMの100ヒールを仮止め。
釘で軽く止めただけで、接着はしておりません。

で、この状態で周りを削ります。
接着していないので、隙間が開いていますね。
で、仕上がりの概ねのサイズまで削ったら、釘を抜いてカカトを加工していきます。
溝部分が出来るように、取り付ける前に削っていきます。
靴の製造段階では、後からあの溝だけ削っているかと思うのですが、1.5㎝幅程度で削れるグラインダーが無いので、当店ではカカトを取り付ける前に加工します。

で、加工後、靴底に合わせるとこんな感じ。
イメージ通りいきそうです。
もう少し、溝の幅があっても良かったかもしれません。
なるべく元に近いように作業はしているのですが、手作業で作っておりますので、ご理解いただければと思います。


そして、今度はガッチリしっかり接着し、釘も全部打ち込んでいきます。

VIBRAM100ヒールは釘を打つ穴が開いているので、すべてに打った後、こんな金属の棒で打ち込んでいきます。

ここまでやると、カカトがうっかり外れることは、ほぼほぼないですね。

むしろ悪意を持って外そうと思っても、なかなか外れません(笑)。


出来上がるとこんな感じ。

溝部分も良い感じに再現できたかと思います。




VIBRAM100ヒール、ゴツゴツッとしていかついですね。
格好良いです。



こちらのお修理、3520円、在庫上がれば最短当日のご返却も可能となっております。

カカトに限らず、なるべく元の近い雰囲気にお修理するよう、心掛けております。
是非お気軽にご相談くださいね。
それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!



2023年2月17日金曜日

ダレスバッグのハンドルを直す!

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さて、今日はお店を閉めた後から、ラジオでオールナイトニッポン55時間スペシャルを聞いております。

凄いですね、55周年。

毎回聞くほど熱心なリスナーではないですが、それでも、ラジオと言えば!!というイメージがあります。

今流れているのは、松任谷由実さんと黒柳徹子さん。

豪華です(笑)。



さて、そんなわけで黒柳徹子さんのトークを聞きつつ、今日も元気にお修理のご紹介。

こちら!!

ダレスバッグのハンドル!

ちょっとわかりづらいですが…



こんな感じで、付け根のところが、千切れてしまっておりました。

こういった、カッチリしたバッグは、割とハンドルの中に金属の芯が入っていることが多いのですが、こちらは中まで革の芯になっておりました。


まずは、巻いてあった赤い革を外し、上の縫い目を全て解きます。

そして開くとこんな感じに。

全体の形は変えたくないので、金具との付け根部分のみ補強していきます。

開いてみると伸び止めのテープが入っていたのですが、そちらもほつれて千切れてしまっていました。


そこでまず、こんな形で伸び止めのテープを貼ります。

今回は念には念を入れて、3枚ほど重ねて貼っておきました。

接着剤と生地を重ねているので、元の一枚に比べればしっかりした強度が出せるかと思います。


そして、さらに革で伸び止めを挟んで、脇からはみ出したりしないように、これもガッチリしっかり接着。



内側の、伸び止めと、接着した革を、外側の黒い革でくるんでいきます。

なるべく段差が出ないように、切り口は薄く漉いて接着します。


こんな感じですね。

ここまで来たら、補強はOKなので、本体に取り付けていきます。

赤い革もくるみ直し、元の穴を追って手縫いで縫いなおしていきます。


縫い終われば出来上がりですね。


これでまた、ガッチリしっかり安定しました!
こちらのお修理5500円、2週間程度納期をいただきます。

しっかりした作りのバッグは、正直なところお修理もやりやすかったりします。
返って、金属の芯が入っているようなタイプの方が苦手です(苦笑。
というわけで、バッグの修理も積極的に行っております。
是非お気軽にご相談くださいね!!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!











2023年2月14日火曜日

合鍵について。

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さてさて、今日は少し鍵について。

皆様、ご自身の持っている鍵に、メーカー名と品番というかシリアルナンバー的な物が刻印されているのはご存じでしょうか?



取り急ぎ、当店のサンプルキーなので写しても良いかなと思ったのですが、一部隠しておきました。

こういった感じで刻印してある文字列ですね。


普段の生活の中で、他人にこの文字列を知られると、なんと合鍵が作れてしまう可能性があります。

合鍵店でだけでなく、鍵メーカーのHPから直で純正の鍵の取り寄せが可能な場合もございます。


最近ではだれでもスマホで撮影できるので、一瞬カギを見ることが出来ればメモは可能になります。

くれぐれもご注意ください。

シールとか貼って隠してしまうことをお勧めいたします。



これは当店での対応ですが、文字列のみ、お伝えいただいての合鍵作成は、お断りしております。

実際に鍵を拝見させていただいての対応となります。

ご協力よろしくお願いします。

メモ等から作ってしまうと、犯罪に加担してしまう恐れがあるからですね。


とはいえ、犯罪をしようとしている方が、鍵を盗んで持ってきて、合鍵を依頼されてしまうと当店、それを防ぐ手立てがありません。

皆様、鍵に関しては、基本肌身離さず持っていることをお勧めいたします。

お昼休み等、バッグの中や、机の中に入れてそこから離れてしまうと、持ち出されて合鍵は作れてしまいます。

最短5分もあれば出来てしまうので、鍵は基本持ち歩くようお願いいたします



というわけで、防犯についてまとめると。

・純正の鍵を使う場合は、刻印されいている文字列を隠す。

・鍵は常に持ち歩く


単純ですが、この二点、とても重要になるかと思います。

皆様くれぐれも、ご注意ください。



文字列をシールで隠すと言いましたが、純正の鍵を使わず、普段から合鍵を使うのは割と、効果的かと思います。

メーカー名も鍵の文字列もないですからね。

ぜひ、当店で合鍵を作ってください(笑)。


ちなみに当店で受付する際、合鍵作成の場合は電話番号をお聞きする場合はございますが、住所は確認しないようにしております。

他店含め、いろいろあるとは思うのですが、住所を伝えて鍵を作る…なんとなく怖くないですか!??

犯罪をしようとしている人を、判別する方法にはなるかもしれませんが、合鍵を作るスタッフに悪意ある人がいたら…。

考えたくはありませんが、無くはないと思います

お気を付けください。


というわけで、昨今物騒な事件が多いため、注意喚起も含めて合鍵についてでした。

皆様くれぐれもお気を付けください。


それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!


2023年2月10日金曜日

パンプスのカカトを低くする!

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さて、今日は寒かったですね。

雪とわかっていたのに寝坊気味、交通機関の乱れを理由に、店のオープンを遅らせようかと思いましたが、店まで徒歩10分なので乱れる要素もございませんでした(笑)。

夕方頃からは雨になったので、明日の朝は多少凍るかもしれませんが、問題なく営業出来そうです。



というわけで、今日も元気にお修理のご紹介。

こちら!



華奢なパンプスになります。

こちらカカトが…

こんな形で、ゴムが劣化して割れてなくなってしまいました。

今回はこちらのゴムを交換しつつ、カカト若干高くて不安定との事だったので、カカト自体を低くしてきます。

ゴムの取り付け面を、ガーーーっと削って低くしていきます。

のこぎり的なもので切るイメージを持つお客様が多い気がいたしますが、靴修理はどちらかというと切るよりも削る作業が多くなります。


写真上が削った方。

下が元の物になります。

ついているヒール自体が、下に行くにしたがって細くなるヒールなので、ヒールのゴム自体も大きく出来るため、安定感が出るかと思います。

実際に低くしたの1㎝強くらいでしょうか。

左側がカットしたほう、右側が元々の方ですね。


こちらのヒールは靴本体への接着面も広く、ゴムも大きく取れるので全然問題ないかと思うのですが、ヒールが細かったり、もっと極端に高いと逆に不安定になります。


別の靴ですが、こちら。

本来は左側、赤い線のようにヒールは地面に対して垂直になるほうが安定しまうす。

それに対して、カットした右側。

黄色い線を入れましたがこちらが傾いているのがわかるかと思います。

重心がやや、つま先側により、ぐっと力が入ったとき、最悪カカトの後ろ側からヒールが外れます。

この辺りは危険性がある場合は、お修理自体をお受けできなかったり、ご要望に沿うところまでカットできなかったり致します。

受付の際ご説明いたしますが、ご了解いただければと思います。

ちなみに…


カカトが低い分つま先が上がります。

これは元のヒールが高ければ高いほど、つま先が上がってしまうので、こちらも不安定になる一因となります


で、元のピンクのパンプスに戻ると…

こんな感じで、仕上がりました。
元々それほど極端にカカトが高いわけではなかったので、つま先も違和感があるほど上がってはいないかと思います。

地面の接地面のゴムも比較的大きくなったので、安定するかと思います。

こちらのお修理、カカトのゴム交換1100円+ヒールカット550円。
合計1650円いただきました。
ヒールのゴム面が大きくなると、お値段がアップいたしますので、お気軽にご相談ください。

というわけで、今回はパンプスのヒールを低くしました。
もちろん、パンプスに限らず、ヒールの高いブーツや、短靴でも同じような作業は可能です。
お気軽にご相談くださいね!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!










2023年2月7日火曜日

LOEWEのバッグ、染めて仕上げ直しました!!

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さてさて、今日気になったニュースと言えば。

「岡山県の寺院が秘蔵していた人魚のミイラ!!

倉敷芸術科学大の研究者さんたちが、X線などを用いて調査した結果、なんと…造形されたものだった」との事。

…ええ。

そうでしょう。

井荻の靴修理店のおじさんは、X線を使わずとも、知っていましたよ。

なんとなく。

このなんとなくを解明するのが重要だと思うのですが、限りなく確信に近い「なんとなく」でした。

そして正解。

万に一つの可能性で、不明とかでなく、造形と断定。

良いですね、潔いです。

それでも、祀り続けていただきたいですね、ぜひ。


はい。

そんなわけで、言及してもあまり叩かれそうにないニュースを選んでみました(笑)。

今どき、スシローの話題や、LGBTQの話題を触れると、どっちに転んでも、どこから攻撃されるかわからないので、恐ろしいですね。

難しい世の中です。


そんなわけで、万に一つの可能性もたたれた人魚に思いをはせつつ、今日も元気にお修理のご紹介。

こちら!!

バッグ!
LOEWE(ロエベ)のバッグになります。
いい感じのソフトな革なのですが、どうしても角々が…
こんな感じで擦れてしまったり…
若干傷っぽくなってしまったりしております。

今回はこちらを補修していきます。
まずはこんな感じで、色を作ります。
バインダーなんて呼ばれる液体に、顔料の元を入れて、薄めて着色していきます。
角の完全に擦れたところなどは、筆である程度厚く塗ることで、擦れた感じを埋めていくことが出来ます。

で、要所要所完全に擦れてしまったところを筆で縫って埋めた後は、さらにバインダーで薄めた顔料を全体に布で塗りこんでいきます。
こうすることで、ぱっと見、問題なくても微妙に擦れている部分にも顔料がいきわたり、表面を整え直してくれます。
この時色はかなり薄い感じ。
ぱっと見わからない程度であれば、ごく薄い顔料で十分かと思っております。

で、この後、色落ちしないようにトップコートのスプレー。
写真を撮ったつもりがありませんでした。
透明なラッカー的なものをスプレーして、一晩乾かしました。

で、今回はこちら!!
ライオン靴クリーム本舗の、「オールマイティローション」1320円!!
こちらで全体を磨いていきます。
もちろん当店でも販売しております!
中央のライオンさんが目印ですね。


ちなみに…
靴クリームは当店、コラボさせていただいているので、ライオンさんはおりませんが、当店のdoekロゴが鎮座しております。
こちらも是非。
現在770円ですが、残念ながら3月以降880円に値上げになるそうです。


で、エクセレントオールマイティローションを柔らかい布で、全体に塗布。
その後乾拭きしていきます。
こちらのオールマイティローション、特徴としては、若干のシリコンが入っております。
なので、非常に仕上がりにサラサラ感が。
一般的な皮革用クリームに比べて、非常に手触りが良く仕上がります。
触った感じが、蝋分!!みたいなギュッギュという感じの好きな方には逆に物足りないかもしれません。
そのあたり、違いが判る「通」なお客様はご相談ください。
革に良ければ、なんでも良いよ!お勧めどれ!??と言われたら、私こちら進める気がいたします。

で、仕上がるとこんな感じ。
すっかり擦れた感じも無くなり、ツヤ感が。
こちらも同じ感じですね。

時折、靴クリームで色を付けちゃっても良いの?と聞かれますが、基本的には靴クリームは色落ちがある程度する前提になります。

例えば白いワイシャツで持ったら色が移ってしまうかと思います。

その点、当店でお預かりさせていただければ、そういった心配はなく、きれいに出来るかと思います。


こちらのお修理、5500円いただきました。

基本的には目立って擦れているのは角だけだったので5500円ですが、全体にガッチリ染める場合は11000円程度いただくかと思います。

状態によって作業時間がだいぶ変わるため、実際に拝見させていただいてからのお見積りとなります。

期間は、14日間程度いただく場合ございます。


靴だけでなく、バッグの修理も積極的に行っております。

是非お気軽にご相談くださいね!

それでは皆様のご来店、お待ちしております!







2023年2月4日土曜日

CEDAR CRESTのブーツ、オールソール交換です!

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さて、2023年も1月が終わり、あっという間に二月。

今日は立春だそうです。

まだまだ寒い日が続きそうなので、皆様体調にはくれぐれもお気を付けください。

また、最近近所で消防車をよく見かける気がいたします。

空気も乾燥しているので、注意が必要ですね。

当店も、接着剤やシンナー等、火がついたら、一気に行きそうなものが多いので、くれぐれも気を付けていきたいと思います。

火の用心ですね。


さてさて、そんなわけで、2月も元気にお修理のご紹介、こちら!

CEDAR CREST(セダークレスト)のブーツになります。
良いですね、すごく良いです。
やっぱり茶色のブーツのヤレ感は良いですよね。
格好いいです。
黒いブーツも良いのですが、私は個人的には茶色のブーツが好みです。
ちなみに今、黒のエンジニアブーツ履いております(苦笑。

ちなみに・・・ヤレ感。
ヤレ感って何だろうかと調べたら、一般的には車の疲れ具合の言葉らしいですね。
知りませんでした。
間違って使っておりましたが、まあ、広義には間違っていない気がするので、引き続き使っていきます。
大目に見てください(笑)。

で、こちら。
純正の白いボブソール。
形としてはレッドウイングのアイリッシュセッターによく似ておりますね。
で、今回はこちらの靴底を交換していきます。

ということで、まず靴底を削り落とすのですが、ここで不可解なことが…
元々ついていた純正のボブソールなんて言われる、白い靴底を削り落としたのですが、ミッドソールにあるはずの縫い目がない…。
まさか、セメント!??
ブーツなのに!???
と思いよく見ると、もう一層薄いゴムがあるような…

そこでもう少し削ってみると

あー、残念。
写真わかりづらいですね。
薄い層で、ゴムが剥がれてきました。
実はこのブーツ、おそらく3回目くらいのオールソール交換かと思われます。

オールソール交換のたびに、ミッドソールの縫い糸を切らないように、元の白いソールを薄く残した状態で、新しいソールを接着してありました。
逆に、古いソールの接着への信頼が高い!
しかも純正のソールが着いていたので、それが正しい?直し方なのかと思います。

ただ私は、古い接着剤をあまり信用しないことにしているので、今回は糸が切れるギリギリまで削り、ミッドソールを露出させてから、新しいソールを接着しました。


今回は、白いソールではなく、いわゆるビブラムソール、1136番を装着してきます。
こちらは圧着機で、ドスンと圧着しているところですね。

で、周りを削ります。

ゴムが余っていると格好悪いですからね。

出来上がるとこんな感じ。

やっぱり、ビブラムソールと言えば、これですよね。
ゴツゴツっと、登山靴のようなソールに、黄色のマーク。

今回は、白のミッドソールは残してるので、側面に白いラインが入るような形になりました。
それもまた、良いです!
これでまた、ガシガシ履いていただけるかと思います!
強度的にも白いソールより摩耗に強いので安心ですね。
こちらのお修理、13200円、2週間程度いただきました。

ブーツはカスタムのし甲斐がある靴が多いので、ぜひ靴底の交換、ご検討ください!
軽くしたい、逆に重くても削れにくくしてほしい、分厚くしてほしい!等々、割とやれることが多かったりします。
お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!



2023年1月31日火曜日

Church’sの革靴の底に、ハーフラバーを装着しました。

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さてさて、今月で渋谷の東急本店、立川高島屋が撤退との事。

池袋西武も売却なんてニュースが出ていましたね。

大きな会社や、企業が撤退するようなニュースを見ると、難しい世の中なんだろうなぁと、改めて感じます。


私、ハンドバッグメーカーに勤めていた頃は、年に何回か催事に駆り出され、九州や中国地方の百貨店で販売?のお手伝いをしておりました。

その後、靴修理業界に入った際も、渋谷・池袋の百貨店の靴修理コーナーに配属され、何かと百貨店には縁のある職場が続いておりました。

思えば、渋谷の某百貨店の紳士靴売り場も、油断すると…というか割といつも、お客様よりスタッフが多いような惨状だった気がいたします。

難しいですね、やっぱり!

当店は百貨店とは真逆の、家族経営の小さなお店ですが、何とか生き残れるよう頑張りたいと思います。

皆様、くれぐれも当店をよろしくお願いいたします。。


さて。

そんなわけで、今日も元気にお修理のご紹介。

こちら!!

Church’s(チャーチ)の革靴になりますね。
1873年創業のイギリスのメーカーになります。

でこちらが…


こんな感じで、お分かりになりますでしょうか?
靴底中央に、金属製のシャンクがちらっと見えてきております。
シャンクは土踏まず部分の中に入っており、体重を支えるパーツになりますね。
靴によっては、木製だったり、樹脂の物もあったりします。



ちなみに見えているのは片足のみ。
革底のすり減り方が、左右だいぶ違うのかと思います。
ただ、これ一概に歩き方の問題だけでなく、革底の個体差も若干はあったりするので、原因ははっきりわかりません。
意外と革も使う部分によって、密度が違ったりします。

今回はこちらを埋めてハーフラバーを貼って仕上げていこうと思います。


今回はシャンクの部分はもちろん、全体的に手で触るとペコペコする程度薄くなっていたので、つま先と減っている個所にドカンと革を当てて、継ぎ足していきます。
今回は幅も広いので、いわゆるベンズなんて言われる靴底用の革を大胆に接着しました。
ちなみに、上で書いた、やや密度が薄く、フカフカに感じられる、ベンズの端の方を使用しております。
大きい革を買ったものがあり、密度が高そうな、革の締まった部分はなるべく靴底として使いたいので、今回は端の方の柔らかい部分を使います。

で、これを平らに削っていくと…

こんな感じ。

横から見て、革を足した部分が不自然に盛り上がらないように気を付けながら、全体を鳴らして削っていきます。

しばらくは薄くなった状態で履きなれてしまっていると思うので、なるべく違和感がないよう、それでいてしっかり補強できるように気を付けながら削ります。


で、後は、接着剤を塗布し、乾燥、圧着して、ハーフラバーを取り付けていきます。


圧着機でドスン!
ハンマーだけでの圧着でも、ちゃんとやれば問題ないのですが、やはり機械があると、より安心です。


そしてあとは、周りの余ったハーフラバーを削って仕上げていきます。

出来上がるとこんな感じ。
もちろん、シャンクは見えませんし、革を継ぎ足したのもわからなくなります。

これでまた、安心して履いていただけるかと思います!
こちらのお修理、vibram2340エクスプローションソール、2860円。
継ぎ足しに追加で550円いただいたので、3410円になります。
2~3日お預かりできると安心です。


オールソール交換ももちろん可能ですが、オールソール交換の場合、こちらの靴、お安いパターンでも12100円になります。
部分的な補修でも、まだしっかり履けるかと思うので、今回はハーフラバーで埋める形となります。
もちろん、オールソール交換が良い場合は、お気軽にご相談ください。
ご予算や、使い方に応じてお修理方法もご提案させていただきます。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!