2017年8月4日金曜日

トリッカーズ(Tricker's)のカカト修理。ゴム部分だけ直す!!

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

井荻駅南口を出ていただき、陸橋をくぐって、環八の側道沿いにございます。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております。
駅から、1分足らずの距離なので、通り過ぎないようにお気を付けくださいね!!

10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。
八月も通常通り、水曜日以外は営業する予定となっております。
お気軽にご来店ください!
遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc

さてさて、八月らしく蝉がうるさいくらいに鳴いていますね。
自宅の自転車のタイヤにも、セミの抜け殻が着いているなと思ったら、セミ本人もついておりました。
ちょっと、揺らしても飛ばない感じで、不安になったのでそっとしておきました。

そんなわけで、夏をしっかり感じながら、今日も修理のご紹介!!
こちら!!
 もう、くどくど説明する必要もない、英国王室御用達の名靴、トリッカーズのカントリーブーツになりますね!!
欲しいですねーー、いいですねーーー。

というわけで、そんなトリッカーズ、どうなってしまったかというと。。。
 どうしても、減りますよね、カカト。
こればっかりは、どうしようもありません。
靴底は消耗品の側面があること、ご了解ください。
で、今回はあまり長く履いていらっしゃらいないようで、ゴムの部分は積み上げギリギリまで減っているのですが、革の部分はあまり減っていない状態でした。

なので、今回は・・・ 
 こんな感じで、ぺりぺりぺりっと、ゴムの部分だけ剥がしていきます。
靴底の革部分は生かして、直していこうと思います。

で、剥がした部分は古い接着剤などが付いているので、しっかり削ってきれいにします。
 もちろん、必要最小限。
段差が出るほどは削りません。

で、今回、ご用意したのがこちら。
雑な感じに切っていますが、10ミリ厚のゴムの板になります。

よく見ると…
 見えますでしょうか???
ところどころに、「vibram」のロゴが!!
安心安定のビブラム社のゴムになります。

これを…
 こんな感じで、トリッカーズのラスターにピタッと来るように削り込みます。

こんな感じ。
 ピタッと来てますね♪

で、これをいつも通り、しっかり接着剤を塗り込み、圧着してきます!!
 ハンマーが何かわからない程の、躍動感(笑)!!

で、今回は必要最低限のみ削りたかったので、こんな感じでゴム部分だけ慎重に削ります。
 こうしておけば、次回以降、かかとを全部交換するときにも、積み上げはほぼ触っていない状態なので、きれいに仕上げることが出来るかと思います!
 で、あとは10mmだと厚すぎるので、ゴムの余った部分を削り落としてしまいます。
さようなら「vibram」ロゴ。
ロゴがなくとも、間違いなくvibram製品です!!
 で、表面は革部分と、しっかり合わせるように、表面をならします。

そして、磨き上げます。
 今回は、M.モウブレイのソールモイスチャーで磨き上げました。


 こんな感じですね。
横はというと…
こんな感じ。
概ね違和感ないかともいます!

これでまた、安心して履いていただくことが、出来るかと思います!!
このお修理、ラスターヒールの革の部分が、あまり減っていない状態が条件となります。
あまりにも減っている場合は、ヒール全体の交換をおすすめするので、ご了解ください。

こちらのお修理、2160円いただきました。
お急ぎであれば、当日のお渡しも可能です!

どうしても紳士靴のお修理、お修理代金も嵩みがちになります。
今回のお修理もカカト全体、同様のタイプでお直しすると3240円のパターンでした。
ご予算含めてご相談いただければ、最小限のお修理で、出来る限りしっかり長く履けるようご提案するように心がけております!
ぜひお気軽にご相談くださいね!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!