2020年12月13日日曜日

Paraboot(パラブーツ)のサイドゴアブーツにリッジウェイソールを付けました!

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

年末年始につきましては、12月29日(火)から1月4日(月)までお休みをいただきます。
ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek


さてさて。
いつもながらブログを更新しなくてはと思いながら、気が付けば12月も半ば。
年末年始の予定もなかなか更新できずに申し訳ございません。
ギリギリ?まで悩んでおりました。
今年は例年よりやや長めの、1週間お休みをいただきます。
ご不便をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

それにしても、やはり師走はバタバタと過ぎていきます。
今日まで、当店のある商店街は、福引大売出しを開催しております。
補助券をお持ちの方はぜひ、福引参加してくださいね!
ちょいちょい呼び出されて駆けつけているので、私もいるかもしれません(笑)。


さてそんなわけで、バタバタしておりますが、何とかお修理のご紹介!
こちら!!
Paraboot(パラブーツ)のサイドゴアブーツになります。
1908年創業のフランスの靴メーカーになります。
パラブーツといえば、パラゴムなんて言われる、ゴムソールが有名ですね。
1926年年から、ブラジルのパラ港より直輸入した天然ラテックスを使用したゴムソールだそうです。
実は靴修理店としては、接着剤が着きにくく、やや扱いにくい素材だったりもします(笑)。

で、今回は…

そんなパラブーツのレザーソールの靴になります。
どうなってしまったかというと…
こんな感じで、カカトの上のところに隙間が出来てしまいました。
接着をしようにも、一番上のウェルトと呼ばれるパーツが上に跳ね上がっている為、すぐに元にもどってしまうような状態でした。
そこで靴底を外してみると…
こんな感じになっておりました。


写真では何のことかわからないかと思いますが、赤く囲ったこの部分、きちっと靴本体に縫い付けてあります。
比較的多い作りですと、この部分が「ハチマキ」なんて呼ばれる板状のパーツで出来ており、釘で固定してあったりします。
正直それで作りとしては全く問題ありません。
ただ今回のパラブーツのかかと部分は、しっかり縫い付けられている為、逆に上に持ち上がる力がかかってしまっておりました。

そこで今回はこの部分も靴底に縫い付けて仕上げていくように致しました。

まずは、中のコルクを新しく詰め直します。
これはコルクを整えているところですね。

で、先ほどの赤く囲った部分がこちら。
このパーツが跳ね上がって隙間が開いてしまっていたので、まずはこの部分をなるべく下におろします。
靴底を縫い付けるには、かなりギリギリの幅しかありません…。

で、今回はリッジウェイソールを取り付けるので、底面にしっかり接着し周りを削り込んでいきます。
でいよいよミシン。

ほぼ見えませんがギリギリのところを縫っております(笑)。
ほんとに縫ってるんですよ!!

こんな感じで、ぐるっと一周縫うことが出来ました。

こちらのほうがわかりやすいかもしれませんね。
縫い目の入っていなかったパーツに糸が入りました。


あとは通常通りカカトを取り付けて周りを整えていきます。
ガーーーっと。

で、出来上がるとこんな感じ。

これでまた安心して履いていただけるかと思います♪
こちらのお修理15400円3週間程度いただきます。


しっかりした作りの靴でも思わぬ剥がれ方や、削れかたをしてしまうこと、ございます。
お気軽にご相談くださいね。
なるべく、適したお修理方法を提案できるよう、日々精進しております。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!