2022年3月3日木曜日

一部、お修理パーツのご紹介。

こんにちは!

靴とバッグの修理、合鍵の店doekです!


西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。

水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。


遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc

〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek


当店のアプリは、AppStoreまたは、Googleplayストアから「doek」で検索していただけるとダウンロードできます。
是非ご利用ください。
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お問い合わせは、電話またはメール、LINE公式アカウントよりお願いいたします。


さて。
そんなわけで早いもので3月。
いくらか暖かくなってきた気がいたしますね。
近所の梅の花も、だいぶ開いてきております。
花粉さえ飛ばないでくれれば、春は良いなと思えるのですが難しいですね(笑)。

さて、そんなわけで何度かご案内していた価格の改定、致しました。
で、一部ですが、これまで扱っていなかった商品や、お値段の変更をご紹介。

まずこちら!

          

四角い板に見えますが、四角い板ですね。
左が今後使っていく、MICHELIN(ミシュラン)のシートになります。
実は今まで、右側のTOPYのゴム板を使っていたのですが、残念ながら廃盤になってしまいました。
主にパンプス関係のかかと用のゴムになります。
厚みは、6mmとなります。
カカトのゴム交換
3cm×3cm以内が1100円。
5cm×5cm以内だと1430円。
7cm×7cm以内は1760円となります。

それ以上は以下のタイプになります。

こちら、厚さ6mmのヒールパーツ。
左が、Vibram5350番、右がコンチネンタルヒールになります。

vibram5350番は、紳士靴の修理では、かなり多くのお店で扱っている定番タイプとなります。
こちら2420円となります。
ちなみに当店では、紳士靴のカカトに6mm厚のゴムは、どうも頼りなく感じて、定番にはしておりませんでした。
ですが、今回比較的リーズナブルに出せることもあり、新しく定番として在庫するように致します。

右のコンチネンタルヒールは、2860円。
こちらはビブラムよりやや柔らかめの、粘りのある素材となります。
摩耗についても、ビブラムより持ちが良いとの「噂」です(笑)。
敢えて「噂」としたのは、お客様によって反応が違う場合があるからですね。
私も試しに使ってみましたが、私の体感としてはビブラムより、減りにくい印象でした。

次は当店で今まで、メインとして使っていた、7mm厚のヒールパーツになります。
左が国産ヒール2530円、これまで当店では扱っていなかったものになります。
右がVibram5342番、2640円、こちらはこれまでも当店の定番として扱っていたパーツですね。
左の国産ヒール、実は私、若干信用していないところがあったのですが、今まさに履いている革靴に、左足国産、右足ビブラム5342番を取り付けていますが、減り具合、変わりません。
どちらかが強いとかあると、お勧めしやすいんですが、かなり拮抗しております(笑)。
ビブラムがいい!という方はもちろん、右側のビブラム5342番を。
靴底の柄は何でもいいよって方は、左側の国産が110円安いのでお勧めかと思います!

こちら、厚み10㎜のヒールパーツになります。
左の国産ヒール、デザインが7ミリと同じなので、写真映えしませんが、10厚となっております。
これはどちらも、これまでも扱っておりました。
国産10㎜が2750円。
Vibram5345番が3080円となります。


こちら、いわゆるブロックヒールですね。
厚みが20mmあり、積み上げ部分ごと外してこのタイプを取り付けたり、REGALの靴に比較的多く使われているタイプになります。
左、国産ブロックヒールが、2970円。
右のVibram5348番が3300円となります。

正直なところを言うと、ビブラムが最強!!というのは若干言い過ぎかなと、最近思い始めております。
国産のゴムも決して弱いわけではないですし、コンチネンタルやミシュランのゴムもやはりそれなりに丈夫だったりします。
紹介していくと長くなりそうなので、取り急ぎこのくらいに致しますが、他にも材料揃えております。
是非ご来店いただいて見比べていただければと思います。

最近は問屋さんも1足で材料を卸してくれたりするので、お時間はいただきますが、在庫のある定番品以外にも仕入れることは可能です。
お気軽にご相談くださいね。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!









2022年2月19日土曜日

Tricker'sの短靴にコマンドソール!!

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さて、まだまだ寒い日が続きますね。
先日ニュースを見ていたら、東京でスギ花粉が飛び始めたとの事。
余計なことは言わなくていいよ!??と割と本気で思いました(笑)。
スギ花粉症の薬も、新型コロナくらい本気で開発していただきたいですが、難しいんですかね。
お金儲けは出来そうですけど(笑)。

さてさて、そんなわけで、先日より小出しに告知している価格改定の件ですが、3月1日より、実施させていただきます。
なるべく上げ幅は小さくしようと検討しておりますが、ご理解いただければと思います。


さてそんなわけで、今日も寒いですが、お修理のご紹介。
こちら!!
Tricker's(トリッカーズ)のプレーントゥになりますね。
カントリーブーツのイメージが強いですが、トリッカーズのシンプルな短靴。
やっぱり非常に良いですよね!!

でこちら。
こんな感じで靴底も何度かお修理していただいている状態でした。
今回はこちらの靴底を交換していきます。

まずは靴底を剥がします。
周りがガッチリ縫ってあるので、靴底の周りごと、糸を削って靴底を剥がしていきます。
剥がすとこんな感じ。
ウェルトの状態も、もともとの木製のシャンクも、バッチリきれいな状態でした。
コルクは一部崩れたり、靴底の方に貼り付いて剥がれてしまったので新しく詰め直します。

こんな感じ。
靴底を付ける際、この中央の窪みをコルクやスポンジで埋めることが多いです。
適度なクッション性と、吸湿性、昔から使われているコルクがやっぱり良いのかと思います。

で、コルクを詰めた後、今回はミッドソールを一枚挟みます。
こんな感じで、3mm弱のスポンジ素材のミッドソールを取り付けました。
ゴム質の強いスポンジなので、割とクッション性もよくしっかりしております。
貼ってしまうので、底面は真っ黒ですね。

で、ここに本底を接着したら、周りを元の通りに縫います。
ちなみに、今回はコマンドソールを取り付けました。
上から、ミシン目を外さないように慎重に縫っていきます。

で、新しいカカトを釘でしっかりガッチリ固定。
イギリス製のコマンドソールですね。
ビブラムに似ておりますが、なんというか重厚感が良いです。

で、周りを削って整えていきます。
で、出来上がるとこんな感じ。
ドスン!!
格好いい!!
コマンドソール、久しぶりに扱いましたが、やっぱり格好良いですね。
イギリス製のトリッカーズには、やっぱりバッチリハマります。

これが、靴底の仕上げがシャープな靴だと、凸凹部分を削り落とす等しないと、周りをキレイに縫うことが出来なかったりするのですが、そこはトリッカーズ。
ばっちりです。
こちらのお修理、コマンドソールでのオールソール交換15400円+ミッドソール2200円。
3週間程度のお預かりとなります。

こちらの靴、元々のレザーソール+ハーフラバーから、コマンドソールに変えたところ、クッション性も良くなり非常に履きやすくなったとのお声を頂きました。
レザーソールも格好いいんですが、やはりどうしても実用的にはラバーソールのほうが扱いやすかったりします。
靴底を変えると、履き心地もグッと良くなったりします。
ぜひ、お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!



2022年2月14日月曜日

バッグの縁、口周りの修理!

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さて、幸い昨晩の雪はそれほど積もることなく、本日も営業出来ております。
雪で休んだことはないのですが、雪かきをして腰痛が悪化し、意気消沈することは度々ございます。
雪かきをしていなくても腰痛により、若干動きが悪いことがございますが、生暖かい目で、大目に見ていただければと思います(苦笑)。

さてさて。
残念なお知らせが一点。
以前より、ほのめかしておりましたが、お修理価格値上げの件。
想像を超えた材料の値上げ通知が、当店にも届いてしまいました。
当店で主力として使っている、ビブラム社の材料も、大幅に値上がりしております。
やはり、原油価格の高騰、輸入コスト、輸送コストの増加が反映してしまっているそうです。
カカトやハーフソールのお修理が100円~300円程度、オールソール交換は500円~2000円程度の範囲で価格を改定させていただきます。
詳細は改めてご報告いたします。
恐れ入りますが、ご了承いただければと思います。

アプリ会員に登録していただくと、毎月なにかしらのクーポンをお送りさせていただいております。
まだアプリ会員に登録していないお客様は、是非そちらもご利用ください。
アプリはAppStoreまたは、Googleplayストアの検索から「doek」でお調べいただくと、見つけることが出来るかと思います。
お馴染みのこちらのマークのアプリが当店のアプリとなります。
同じ名前のアプリがあったりしますので、お間違えの無いようお気を付けください。

また、今までと概ね同じ程度の金額でお出しできる、新しいメニューも増やしていく予定にしております。
お気軽にご相談いただければと思います。


そんなわけで、値段を上げざるを得ない分、少しでもクオリティを上げて、当店のサービスをお客様にお届けできるよう努力させていただきます。
今日ご紹介するのはこちら!!

バッグ!!
シンプルなトートバッグですね。
なんだかんだ言っても、バッグはやや大きめのシンプルなものが一番使いやすい気がいたします(笑)。

で、こちらが…
こんな感じで、口周りに巻いてある革が…
傷んで破れて来てしまっておりました。
今回はこちらを交換していきます。

まず、縫い糸を切って、外します。
こんな感じで。
写真にセンスがなくわかりづらいですが、グルっと口周りすべて外しました。

で、外した革の幅、長さを測って、新しい革を裁断。
その後、厚みを測って漉き機を使って革を漉いていきます。
こちら裁断した革の帯を漉いているところですね。
概ね、1㎜程度に漉きます。

で、こちらに今回は・・・
帯の段階で、糸を通さずミシンをかけます。

こんな感じで、写真右側だけにミシンをかけて、穴を開けました。
糸を通していないので、まだ穴だけです。

で、これをバッグの口周りに接着していきます。
マスキングテープを使って、接着剤がはみ出ないように、また、まっすぐ貼る目安にして貼り付けます。

で、今度は糸を通して、先ほどとは違うミシンで縫っていきます。
先ほどあけた穴を、一目一目ずれないように縫います。
こちらのミシンは、八方ミシンと言って、平たい台の上で縫うわけではないので、立体を縫うときはこちらの方が便利です。
ですが、手動なので、段差を乗り越えるときなどに縫い目が曲がってしまうことがしばしば。
そこで、今回は事前にモーターの着いたミシンを使って、革に穴を開けておきました。

で、出来上がるとこんな感じ。


擦り切れていた角もパシッと。
縫い目も違和感なく仕上げることが出来ました!
こちらのお修理、6600円、2週間程度お預かりしております。

当店、靴はもちろん、バッグの修理も受け付けております。
なるべく違和感の少ない仕上がるように慎重に作業しております。
また、靴と違い、バッグの場合ほかの修理と並行して進めることが難しく、やや長めに時間を頂いております。
そのあたりも、どうしても急ぎの場合等、ご相談いただければと思います。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!




2022年2月10日木曜日

ブーツの後ろのループが、引っかかる!?

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さてさて、今日はとにかく寒いですね。
いよいよ、うっすら雪が積もってきました。

それにしても、いつまでも続く新型コロナウイルス。
影響があったのかはわかりませんが、井荻でも中華料理の「ふくしん」さんが閉店してしまったと思ったら、パチンコ「イーグル」さんも閉店。
近所のアニメ会社の入っていたところも空いているなと思ったら、お隣の駅にあった「サンライズ」さんが本社移転とのこと。
心なしか井荻界隈が寂しくなってきております。
明日は我が身、そんなことにならないように頑張っていきますので、引き続きよろしくお願いいたします!

さて、そんなわけで、身も寒い限りですが、私は気持ちだけでも元気にお修理のご紹介。
こちら!!
黒のサイドゴアブーツ!
程々にシュッとしていて、お洒落で良いですね!!

こちらのブーツ。

後ろにこんな感じで、靴を履く際、引っ張る…ひっぱり?名前がわかりません(笑)、ループ的なものが着いていおりました。
で、こちら靴を履く際は便利なものの、電車などで椅子に座ると、スーツの裾が持ち上がって、立ち上がたびに引っかかってしまうとのこと。
裾の長さにもよるかとは思いますが、それはちょっと鬱陶しいですよね。

ということで、今回はこちらをカットしていきます。
まずは・・・

ループのネモトの縫い目をほどいていきます。
ループだけ、チョキっとハサミで切っても良いのですが、それでは当店にご依頼いただいた甲斐がないかと思うのでほどきます。
で、内側の裏地の間に挟まっていた部分をこんな感じで引っ張り出しました。
元々別のパーツではなく、後ろの帯がそのまま長くとってあり、折り返してあった感じですね。

で、ループを引っ張り出したまま、裏地を縫いなおします。
元の縫い目どおりに、裏地と表の革を縫いなおします。

で、縫い終わってからループのネモトをチョキン。
ハサミでギリギリを切ります。

で、切るこんな感じ。
当たり前といえば当たり前ですが、違和感ないですね♪
内側に織り込まれていた部分も取り除いてあるので、不要なでっぱりが無くなりました。
これで、スーツの裾が引っかかることはなくなるかと思います!
長い靴ベラを使っていただければ、脱ぎ履きも問題ないかと思います!

こちらのお修理、両足で2640円いただいております。
出来れば1週間程度いただければと思います。


というわけで、ちょっとしたことでも、気になる点があると、履く頻度が減ってしまったりしますよね。
出来る限り、履きやすくなるよう工夫しながら作業しております。
是非お気軽にご相談くださいね。
それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!





2022年1月30日日曜日

靴底が剥がれた!!接着、時間かかるんです。

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さてさて、早いものでもう1月が終わりに近づいております。
心機一転しやすい1月、前半は頑張ってブログを更新しておりましたが、すでにペースが落ち始、反省しております(笑)。
余談?ですが。
こんなおもちゃ?
買いました(笑)。


レッドウイングの公式ミニチュアですね!
ケア用品や靴箱も、クオリティが高いです!

しばらく?店頭に飾っておりますので、気になる人はご覧になってください。
非売品です(笑)。


さて、そんなわけで、寒い日が続きますが、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!
カジュアルな感じの短靴になります。
とはいえ、かなりしっかり、グッドイヤーウェルテッド製法で作りこまれております。

で、こちらが…
こんな感じで、縫い付けてあるミッドソールに貼り付けてあった靴底が、剥がれてしまいました。

今回はこちらを接着していきます。
個人的には「接着」非常に難しい工程だと、私、考えております。
が、この「接着」一般のほとんどの方が、比較的簡単な修理と思いがちかと思います。
そこで、今日はこちらを、ご説明していきます!

まず、素材と状態の確認。
恐らく、ゴム(笑)。
だいたいゴム質なので、大きく分ければゴムで間違いないかと思います(笑)。
ですが、靴修理で使われるものですと、ウレタンや塩ビ、TRなんていわれる熱可塑性弾性体(Thermoplastic Rubber)、スポンジ系のEVA、黄色い天然ゴムなんかもありますね。
恐らく上げればきりがありません。

で、まずは素材の判別もかねて、表面の古い接着剤や汚れを削り落としていきます。
判別といっても、厳密にどのゴムになるかがわかる必要はないため、経験と勘でどのタイプの接着剤、プライマーで着きそうか検討を付けていきます。

ちなみに、硬化して、ひび割れていたり、加水分解で素材自体が劣化している場合は、そもそも接着することが出来ません。
まずはこんな感じで、回転しているサンドペーパーに押し付けて表面を削り落とします。
と言っても、接着剤が着いている為、なかなかさらっとは落ちません。
左下のほうがまだ、削っていない部分。
中央がさらっと削ったものの、接着剤の成分が残っている状態。
右上の方つま先のほうが、ようやくしっかり、地が出てきている感じですね。

で、まあ、これに関してはそんなに癖のない、合成ゴムであろうと推測します。
重要なのは、どうやったら着くかなので、細かくなんて名前のゴムかを言及する必要はありません。
この段階で表面が溶けていたり、変な感じにベタベタしていたら、注意ですね。
表面が溶ける奴は大体、接着しづらいです。

で、さらに削っただけでは飽き足らず、表面をシンナーで拭きます。
アルコールとかでも良いのかなと思いつつ、シンナーで拭きます(笑)。
表面の油分等を根こそぎ取りたい気持ちの表れですね。
ゴムはそもそも、石油製品化と思うので、根こそぎ取ることは出来ないでしょうが、接着面をなるべくキレイにしておきたいです。
ちなみに、シンナーで溶けるような素材も注意が必要ですね。
接着剤にも入っている成分になるので、シンナーで溶けるような素材は、これまた接着剤が着きにくいです。
で、こんな感じで、きれいになりました。

そしてもちろん、接着するもう片面もきれいにしていきます。
こちらは、元々靴に縫ってある縫糸が見えているので切れないように慎重に。

写真だとわかりづらいですが、こちらは細かい気泡のある、スポンジタイプだったので、まあ、十中八九EVAスポンジで間違いないかと思います。
こちらも、表面を削ってシンナーで拭いております。
糸の周りは、あまり強く削れない為、しっかり拭き取ります。

で、ゴム面、EVAスポンジ面共にプライマーを塗布します。
当店では、素材によってプライマーを使い分けるため、プライマーが3種類、接着剤は現状一種類で対応しております。
まれに使う瞬間接着剤は2種類常備しております。

で、今回使うプライマーは、5分から10分もあれば乾く、扱いやすいもので問題ないため、スムーズに作業が進みます。

先ほどご紹介した、ウレタンや塩ビ、TR系のプライマーは…最低でも30分?40分程度、出来ればもっと乾かしたい感じなので、割と時間がかかります。
で、こちらはプライマー乾燥後、接着剤を塗布しました。
接着剤に関しても、30分程度は乾燥させます。
今回のように気泡が多く、吸い込みやすいスポンジ素材や、皮革のように染み込みやすいものは、接着剤を塗布して乾燥させた後、もう一度接着剤を塗ります。
この辺りは、接着剤のコンディションなんかにもよるのですが、私は割と接着剤を薄めて使いがちなので、二度塗りすることが多いです。
接着剤を薄めると、乾燥は早いものの、ほとんど吸い込まれてしまって表面に接着剤があまり残らなかったりするので、二度塗りが必要です。
接着剤を濃いめに使うと、一度でもガッチリ乗るので良かったりするのですが、乾燥時間はやや長めにとる必要があるかと思います。
私は、薄めて塗った方が、接着剤がしっかり食いつきそうな気がするので、二度塗りの手間がかかるもののそちらを採用しております。
この辺りは、靴修理をやる人によって、微妙にやり方が違ったりします。

で、乾燥。
こんな感じで、靴用フックにかけて放置しております。
最短であれば30分程度である程度しっかり着くと思うのですが、3時間とか放置しても全然問題なく、むしろしっかりつくので、この状態で、違う作業を挟みます(笑)。
ちなみに靴底の方はこんな感じ。
接着剤を塗布、こちらはほぼ染み込まないので、一度塗りで乾燥後、ヒーターで温めます。
一斗缶で作った自作簡易ヒーター。
そのうち買おうと思っていましたが、オープンから7年、問題なく使えちゃっております(笑)。

そして接着材を塗って、両面とも乾燥後、少し温めたら、ずれないように圧着していきます。
圧着機で、ドスン!
土踏まずや、ギリギリ外側の方はハンマーも使って叩いたり、押し付けたりしながら接着していきます。
乾いた接着剤通しを押し付けると、接着剤どうしがくっついて接着できる流れです。


で、出来上がるとこんな感じ。
出来上がっていませんでした。
微妙に上の写真、ずれがあるのがお分かりになりますでしょうか?
接着面がずれたというよりは、スポンジのミッドソールを圧着することで外側に膨らんだイメージです。

で、外側を軽ーく削って整えると。
こんな感じで、ピシッと側面もそろえることが出来ました。

これで、またしっかり履いていただくことが出来るかと思います!!
こちらのお修理、基本的には最短で、24時間いただければと思っております。
長々説明した通り、なるべくしっかり着けようとすると、なかなか手間がかかります。
お値段は、片足880円。
正直なところ、ややお安く設定しております(笑)。


で、ここまで説明してあれですが、「今、剥がれてしまって、すぐ直らないと困る!!」というケースあります。
上記説明は、ほぼフルコースの完全接着を目指すやり方になります。
で、最短で行く場合、プライマーは使いません。
シンナーでのふき取りは…最低限はやるかと思います。
それでもしばらく歩くには困らない程度には着いてくれます…たぶん!
両側表面を削り、接着剤塗布、20分~30分程度乾かし圧着、出来上がり!のパターンですね。
こちら、20分でいければ削るの含めて25分くらいで何とかなるかと思います。
ですが、上で紹介した塩ビや、ウレタン系の靴底だとお手上げだったりします。
つま先が少し剥がれているとかであれば、瞬間接着剤を使って最低限固定するのですが、今回のように全体剥がれてしまって、ウレタンだったりすると、なかなかどうしようもなかったりします。
その際は、諦めて1時間程度いただくか、何とかご帰宅いただいて後日お持ちいただく感じになると思います。

駅中の店舗とかであれば、逆にそういった今すぐ!というお客様も多いかと思うので、スピードに特化した接着剤と、瞬間接着剤をプライマー代わりに使う裏技?があったりします。
実際私も、独立してしばらくするまでは、スピードを速くする側に作業を振っていました。
ただ現在は、土地柄か、私の誘導のせいかわかりませんが、「今すぐ需要」があまり多くない為、極力しっかり接着する、完全接着を目指すほうで仕事をさせていただいております。

今回ご説明したやり方が正解なのではなく、基本的にはお客様のご要望にお応えするのが正解かと思います。
難しいところがありますが、当店は最速で仕上げるのは現在それほど得意ではなく、何なら二度と剥がれないのを目指しているとご理解いただければ幸いです(笑)。


というわけで、「接着」の説明が長くなりましたが、概ねこんな感じの作業を行っております。
ちなみに、すべての「接着」について、近いことを行っています。
ということは、靴にすべり止めを貼る。カカトのゴムを交換する。靴の上側のパーツが剥がれたから貼る等、接着が含まれる作業は、ほぼ上記の作業を行っております。
お時間がかかりがちなこと、ご理解いただければと思います。

そんなわけで、靴底が剥がれてしまった等ございましたら、ご遠慮なくご相談ください。
お時間は長めにいただくかと思います(笑)。
それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!