杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。
井荻駅南口を出ていただき、陸橋をくぐって、環八の側道沿いにございます。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております。
駅から、1分足らずの距離なので、通り過ぎないようにお気を付けくださいね!!
10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。
遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね!!
配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc
皆様こんにちは!!
暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか??
雨が降って、少しは涼しくなるかなと思ったのですが、甘かったですね。
しっかり今日も暑くなっております。
さて、そんなわけで暑い日が続きますが、今年は当店エアコンがあるので、比較的過ごしやすく作業をしております。
やっぱりすごいですね、文明。
どしどしお修理を進めていきたいと思います!!
というわけで、こちら!!1
シンプルな黒のパンプスになりますね!!
使う機会の多くありそうなタイプですね!!
で、こちらが…
パンプスを履く方にとっては、あるあるですよね。
ヒールの巻革がめくれてしまいました。
で、グッと伸ばして貼りなおすことも出来るのですが、それでもどうしても傷は残ってしまいます。
そこで、今回はスッキリ全部巻きなおして欲しいとのご依頼。
というわけで、まずはカカトのゴムを外していきます。
こちらはいつも通り、ピンヒールをニッパーで抜いてしまいます。
ぐぐぐっと。
で、次にカカトの内側、「まくり」なんていわれる、靴底からつながったヒールの内側に貼ってある部分を剥がしていきます。
ここは無理に引っ張ったりすると、破れてしまうこともあるので、ヒートガンでしっかり温めてから、慎重に剝がしていきます。
少しよれてしまいましたが、こんな感じですね。
最終的にはまた接着するので、OKです。
しっかり温めると、接着剤が緩むので剝がれやすくなります。
で、次に取り出すのが、こんな機械。
物々しい雰囲気ですね。
これをどうやって使うかというと…
そうすると、通電?することによって、釘を強力に熱することが出来るんです。
釘が赤くなって、煙が出ているのがお分かりになるかと思います。
怖い機械ですね(笑)。
ですが、これがないとヒールを外すのは本当に大変なんです。
もちろん、歩いていてヒールが取れてしまうと危ないので、しっかりと固定してあるのですが、何もそこまでってくらい、がっちり固定してあります。
で、釘をしっかり熱すると、ヒールの中はプラスチックのような樹脂で出来ているので、釘の周りが溶けて、抜きやすくなります。
そのために温めるわけですね。
で、外したヒールの周りに巻いてある革を剥がしていきます。
今回は、割とつるっと剥がれる、いい感じのヒールですね(笑)。
これが、全然剥がれない時もあります。
そうなると、シンナーでふやかしたり、温めてみたり、あの手この手を使うのですが、今回はスムーズにいきました。
で、きれいに剥がしたとはいえ、若干の凹凸や、接着剤の残りなどがあると、きれいに革を巻くことが出来ないので、番手の細かい紙やすりで、表面を綺麗に整えておきます。
で、いよいよ、ヒールに新しい革を巻いていきます。
もちろん、ヒール、革、両面に接着剤を塗ってから貼り付けていきます。
しわにならないように、しっかり巻いていきます。
カーブがきついので、引っ張りながら、それでいて慎重に…
こんな感じで、貼っていきます。
ヒールにつける側の余った部分は、こんな感じで、カーブがきれいに出るように処理していきます。
内側ももちろん、こんな感じで。
内側は最終的に見えなくなるので、切れ込みを入れて、きれいに張り付けていきます。
こんな感じですね。
で、戻せる釘は戻して、中央はネジとワッシャーを使って、がっちりしっかり固定します。
あとは外したピンリフトのゴムを取り付けていけば、完成ですね。
ガッとハンマーで叩いて打ち込み、周りを削り込めば完成です。
これでまた安心して履いていただくことが、出来るかと思います!!
こちらのお修理、3675円、黒であれば1週間程度お預かり。
そのほか革の色の場合、長めに納期をいただく場合がございます。
近い色の革を探すのが、なかなか大変なためです。
もちろんご相談いただければ、出来る限り早い納期で仕上げられるよう、頑張りますが、特にベージュ系など薄い色は難しい場合が多いです。
恐れ入りますが、ご了解ください。
それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!