2021年11月1日月曜日

MBTの靴底を交換する!

 こんにちは!

靴とバッグの修理、合鍵の店doekです!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
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水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。


遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
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靴とバッグの修理店doek

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さて、いよいよ11月。
2021年の終わりが見えてきた気がいたします。
今年も新型コロナウイルスに振り回されてしまった感じはありますが、そろそろもう一度、しっかり地に足を付けて頑張っていきたいですね。

さて。
そんわけで、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!
こちら、MBTのスニーカーになりますね。
MBT、実はわたくし何度か修理はしたことがあったものの、あまり詳細を詳しく知りませんでした。
で、調べたところ、「マサイ・ベアフット・テクノロジー」の略でMBTだそうです。
1996年、スイスで作られたメーカーとなります。
ざっくりした説明になってしまいますが、マサイ族の人々の姿勢が素晴らしく、それを再現するために、やや不安定な靴底になっているとの事。
勿論足の裏にかかる負担軽減なども計算されているそうです。
で、どう不安定かというと・・・
こんな感じ。
明らかに、靴底面が丸くなっており、不安定さが見た目にもわかります。
ある種にトレーニングシューズのような形でしょうか?
面白いですね。

で、今回はこちらが…
こんな形でカカトの下部分はすっぽり崩れてなくなってしまい、そのほかのスポンジ部分も、劣化しておりました。

こんな感じで、指で押すと、モソッとスポンジ自体が崩れてしまうような状態ですね。
いわゆる加水分解になります。
イメージ的には・・・固めのチーズケーキくらいの感じでしょうか。
しっとりしております。

で、この白い部分を崩して外してしまうと・・・
こんな感じで、ぼろっと靴底全体が取れました。

今回はこちらをしっかり履けるようにしていきます。
まず、この靴底周りに残ったスポンジの破片を削り落として、新しい靴底を取り付けやすいようにしていきます。
で、靴底をさっぱりきれいに落とすことが出来たら、靴本体の裏側の段差を、新しいクッションを入れてフラットにしていきます。

ちなみに、MBT靴底をはずしてしまうと、ほとんど通常のスニーカーと同じようなつくりになっておりました。
中底に釣込んであるような状態なので、いわゆるスニーカーより、むしろ革靴に近い感じかもしれません。
で、今回はvibramのスニーカーソールをはめ込んでいきます
勿論、靴側、靴底側ともに接着の下処理をして、しっかり接着剤を塗布、乾燥。
いつものようにガッチリしっかり圧着してきます。
圧着機でドスン!
こちらに関しては、靴底はもう出来上がっている為、とにかく下処理と、しっかりはめることが重要になります。

で、出来上がるとこんな感じ。
靴底はこんな。

横から見ると…
割と違和感なくはまっているのではないでしょうか?

こちらお客様のご要望で、靴底白い部分をグレーに塗装しております。
カカト側もこんな感じで。
これで、またしっかりガッチリ履いていただくことが出来るかと思います。
こちらのお修理…ソール交換で11000円いただいております。
塗装に関しては、単色なのか、色を作るのか等ございますので、別途ご相談ください。

残念ながら、MBTの丸い靴底ではなくなってしまいましたが、そもそも丸い靴底が、すごく疲れるとのご要望もあったので、逆に使いやすい靴になったのではないかと思います。

スニーカーはあきらめることも多かったのですが、出来ることが徐々に多くなってきてはおります。
お気軽にご相談くださいね。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!