2020年8月25日火曜日

Ferragamoのビットローファーの履き口を直す!

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

8月も通常通り、水曜のみ、お休みをいただきます。
よろしくお願いいたします。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek


さて、うっかり今週はブログの更新が減ってしまいました(汗。
何をしていたかというと…

ちまちまと、筆で手書きの看板を作ってみたり…

オープン当初から使っていたA看板が、さすがに7年?程度使うと、土台の木が腐って、移動するたびに朽ちていくような状況だったので、新しいA看板を作ってみたりしておりました。

…もちろん修理もしておりますよ!??
ただただ、看板を作っていただけではありません(笑)。

ということで、今日は久しぶりにお修理のご紹介。
こちら!!
フェラガモのビットローファーになりますね!!
1927年、イタリアのフィレンツェで創業した、ブランドですね!
説明するまでもない、サルヴぁトーレフェラガモです!!

で、こちらが…
この履き口の後ろの部分、擦れて革が破れ、中の芯材のテープが出てきてしまいました。
今回はこちらを直していきます。

ちなみに…
写真が傾いていますが、もう片足も革がすれて破れそうなので、今のうちに補強していきます。

まずは…
こんな感じで、細長く革を切りました。

で、厚みの調整。
革漉き機を使って、全体に薄くします。
薄いほうがもちろん、仕上がりの違和感はないのですが、強度も心配になってくるので、今回はやや厚めにしました。

厚めといっても、このくらいクニュっと曲げられるくらい。
長方形の短いほうの辺は、裁断包丁を使って、めいっぱい薄く漉いておきます。

そうすることで、貼り付けた時の段差が少なく済みます。


靴のほうは、飛び出していた芯材のテープをなるべく接着剤を使って元通り中に入れなおして形を整えます。

こんな感じですね。

ここに先ほどの裁断した革を接着してきます。

こんな感じで、外側に貼って、内側に折り返します。


で、縫います。
なるべく元に近い縫い目の間隔で。
もちろん、いとも近い太さのものをチョイスしております。


で、出来上がるとこんな感じ。
上から革を被せいているので、もちろん芯材のテープは見えません。

若干厚みは出ましたが、段差もそれほど目立たなく仕上げられたかと思います!

ちょっと離れてみたら、直したのは、ほぼほぼわからないかと思います!


こちらのお修理、3300円で1週間いただきました。

靴底はもちろんですが、履き口まわりや、靴の中の小指が当たるあたりは、革が摩耗して擦れたり、破れてしまったりというのは、よくある状態になります。
革を当ててのお修理ができる場合が多いので、お気軽にご相談くださいね。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!