靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです！！
西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口をでて右手に見えるお店です！
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
さて、昨日は臨時休業とさせてたいただきました。
ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした。
本日は通常通り営業しております。
よろしくお願いします。
さてさて、そんなわけで、今日も元気にお修理のご紹介！！
こちら！！
何度もご紹介しておりますが、1879年創業のイギリスの老舗メーカーになりますね。
最高峰といって問題ない靴かと思います！！
…欲しいです(笑)！
さて、そんなクロケットの靴、どうなってしまったかというと…
他店で貼ったハーフラバーが片方無くなってしまい、もう片方も剥がれかかっているとのこと。
もちろん、当店では同じような剥がれ方をしないように、出来る限り強力な接着が出来るよう心掛けておりますが、どんなタイミングで剥がれてしまうかなど、一概に手抜きの修理だけで済ませられるわけではありません。
明日は我が身、日々慎重に作業をしております。
で、まずは検証。
で、剥がしたものがこちら。
材料、靴底両方に塗ったはずの接着剤が、靴底側に全て持っていかれてしまっております。
ということは、靴側は通常の処理で、しっかり接着剤が食いつくものの、ハーフラバーに対する、接着剤の食いつきが良くなかったことがわかります。
考えられることとしては、材料に何らかの汚れ、油等が付いていて、接着剤が付かなかった、というのが自然かと思います。
あとは接着前の、ゴムの下処理が甘い、或いは行われていなかったパターンですね。
ハーフラバーなどは、仕入れた段階で、接着面が荒らしてあるものが多いです。
なので、急いで貼らなくてはならないような店舗の場合、下処理はほどほどに、接着剤を塗布して、1分でも早く乾燥させ、圧着したいという場合があります。
駅の中で、座ってお待ちいただくスタイルのお店では、あり得るかと思います。
この辺りは、お店の立地や、やり方などに左右されるかと思います。
当店で扱う接着剤は、プライマーを使うことで、しっかり接着できるものの、初期の接着力はそれほど強くないものを使用しております。
なので、当店で、履いている物をその場でお待ちいただいて、20分で直してお渡しするという流れは、あまりお勧めできませんし、得意ではありません。
逆に接着剤の乾燥も早く、初期接着から、かなりしっかり付けることが出来るタイプの接着剤もあります。
私も、靴修理を初めて11年程度になりますが、そのうち7年くらいは、初期接着から強いく、乾燥も早いタイプの接着剤を使用しておりました。
ただ、当店の場合は、その場でお待ちいただく方がそれほど多くなく、どちらかというとお預かり出来る場合がほとんどです。
それならば、初期接着が多少弱くても、時間を頂ければ、複数の種類の材料もしっかり接着できるタイプが良かろう！ということで、現在の接着剤に行きついております。
というわけで、色々書きましたが、お客様のニーズにあった接着剤で、なおかつ剥がれないのがベストでございます。
その点において、今回の靴は剥がれてしまったので、残念ながら残念と言わざるを得ません。
残念ながら残念(笑)。
で、それを踏まえて新しいハーフラバーを装着していきます。
もちろん、細かい縁の部分などは、圧着機だけでも完全ではないので、ハンマーと併用していきます。
そして、しっかり乾燥後、周りを整えていきます。
で、周りを磨けば出来上がりですね！
ハーフラバーもしっかり接着できているので、問題ないかと思います！
こちらのお修理、ハーフラバー2376円、トゥスチール3240円となります。
翌日のお渡しだと安心ですが、最短で…1時間半程度いただけると助かります。
今回は、他店で貼ったものが剥がれてしまったとのご依頼でしたが、当店で貼ったものでも、つま先が剥がれてしまったり、場合によっては外れてしまうと言うことも、無いとは言えません。
もちろん、そういったミスの無いよう、慎重に作業をしておりますが、もし万が一そういったことがあれば、無料で再修理をしておりますので、お気軽にお声かけください。
それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております！！
