2021年6月14日月曜日

靴底が剥がれた!!接着します!!

 んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek

さてさて、新型コロナウイルスが落ち着かない中、オリンピックはやはり強行されるようですね。
取り急ぎ、いろいろな情報はありますが、個人的には早くワクチンが打ちたいです(笑)。
エアコンを入れて、なんだか風邪っぽいなと思っても、うかうか口に出しづらい雰囲気が恐ろしいです(笑)。


というわけで、私は全然元気なので、ご安心ください!
今日も元気のお修理のご紹介、こちら!!

紳士靴のスリッポンになりますね。
こちらが・・・
こんな感じで、靴底が完全にはがれてしまいました。
で、さらに・・・
靴の周りに巻いてあった、押し縁なんて呼ばれる、ひも状のパーツもはがれ、部分的に折れてしまっていました。
取り外すとこんな感じですね。
継ぎ目とは別に、合成皮革でしょうか?部分的に、モソッと折れてしまった感じになっております。
実はこのお修理非常に多く、場合によっては、部分的に切れてなくなってしまったり、靴自体は靴底からはがれていないのに、このパーツだけ浮いてきてしまうなんてことも。

で、厄介なことに、この押し縁、靴底を剥がさないと部分的なお修理が出来ません。
今回は、不幸中の幸い!?不幸でしかない気もしますが、靴底全体も剝がれているので、こちらも交換していきます(苦笑。

まずは、剥がれた靴底の接着面の古い接着剤を削り落としつつ、是引退を荒らしていきます。
こんな感じで、回転する紙やすり、フィニッシャーでガーーっと削っていきます。
普段履いている靴の靴底が剥がれてしまったとき、DIYで直そうとすると、この工程がキレイに出来なく、うまくいかないケースが多いです。

しっかり削るとこんな感じ。
割ときれいになっております。
市販の靴修理用の接着剤に、紙やすりが入っていたりしますが、なかなかここまでは削れないと思います(笑)。

で、ご用意したのがこちらの押し縁。
いわゆるグッドイヤーウェルテッド製法や、ハンドソーンウェルテッド製法で靴に縫い付けてある「ウェルト」を模したパーツになります。
これがあると、靴底と靴の隙間も見えなくなるので納まりもよいです。

これを靴底にぐるっと巻いて接着していきます。
こんな感じですね。
もちろん、こちらもプライマー処理後、接着剤を塗って、乾燥、温めて圧着という、なかなか手間のかかる作業を行っております。
でないと、履いていて、またこのパーツだけが剥がれるなんて悲しいことになりかねないので、ここはしっかりやります。

そして・・・
靴本体と、靴底を圧着。
しっかりガッチリ行きます。

いわゆる接着で靴底を取り付ける、セメンテッド製法になりますね。
靴は、靴底を縫い付けて作ってあるようなイメージですが、おそらく・・・95%は・・いや99%は接着だけで作ってあるかと思います。
靴底が縫ってある靴は、スニーカーやパンプスはもちろん、紳士革靴に限っても、5%もないだろうと予想します。
…たぶんです(笑)。
今度調べておきます!!

で、話は戻り・・・
こんな感じで、押し縁部分もきれいに新しくなり、靴底がガッチリしっかり接着されました。
これでまた問題なく、ガシガシ履いていただけると思います!!
こちらのお修理、靴底の接着1760円(両脚)+押し縁交換1650円いただいております。

靴底の剥がれ、潜在的にはおそらく、とんでもなく多いお修理になるかと思うのですが、直せることを知らない方も多いかと思います。
是非お気軽にご相談くださいね。
それでは、皆様のご来店、心よりお祈り申し上げます!!


2021年6月6日日曜日

ローファーのつま先を直す!

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

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お気軽にご来店ください。

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靴とバッグの修理店doek

さてさて、6月に入り、梅雨らしい日が続きますね。
からっと晴れて欲しいものですが、緊急事態宣言中。
これくらいが、ちょうど良いのでしょうか(苦笑。


さて。
すっかり雨の週末になってしまいましたが、今日もお修理のご紹介。
こちら!!
タッセルのついたローファーになりますね。
パンプス・・・ではないので、やっぱりローファーでしょうか。

こちらが・・・
ちょっとわかりにくいですが、つま先の部分が欠けてしまっております。
ゴムの質にもよるのですが、グリップ力のあるゴムですと、地面や床にグッと引っかかるような感じでグリップしてしまい、つま先が欠けてしまうことがあります。
もう少し硬質なゴムだと、こういう形にはなりにくいかと思うのですが、硬質なゴムは丈夫な反面、滑りやすかったりするので難しいところですね。
今回はこちらを直していきます。

まずは・・・
こんな感じで、欠けているところ含めて、つま先のほうをスパッと削り落としていきます。
なるべくフラットに、ゴムを取り付けやすい形にします。

で、こんな感じの傾斜したゴム。
すべり止めの、凸凹がありますが、今回はこちらは削り落としていく予定です。

まずは、材料と靴の断面に、プライマー処理。
プライマー塗布後こんな感じで、接着剤を塗って、しっかり乾くまで・・・30分程度でしょうか。
放置します。


で、しっかり乾いたものをヒーターで温めて、若干のべたつきを戻してから圧着。
ハンマーでガンガンと圧着していきます。

で、余分な部分を切り取って、表面の凹凸を削るとこんな感じに。
パキッとしております。
この切り口を元の靴底の切り口に合うように丸く整えると・・・・


こんな感じで、切り口が柔らかい雰囲気に仕上がりました。

あとは、若干色を入れて磨けば出来上がりですね。
靴底面はこんな感じ。
若干継ぎ目がわかりますね。
同じ黒でも、グレーがかっていたりと微妙に違いがあるのでわかります。
履いてしまえばわからないと思います。


切り口も、色を塗ったので、継ぎ目がわからなくなっていますね♪
これでまた安心して履いていただけるかと思います!!
こちらのお修理、1時間程度で、1650円いただいております。

カカトのお修理も多いのですが、つま先の削れは割と見落としがち。
靴底のすり減りが気になった際は、つま先も確認してみてくださいね。
そこのゴムが減る分には、問題なくお修理できるのですが、上の革が削れてきてしまうと、どうしても見た目に修理した感が出てしまうことがあります。
早め早めのお修理が、お勧めかと思います!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!