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さて、早いですね、3月も今日で終わり。

私、あまり新年度が関係のない生活をしておりますが、4月突入新年度ですね。

気持ち新たに頑張りたいと思います。

というわけで、今日ご紹介するのはこちら！！

GUCCI（グッチ）のビットローファー！！

馬蹄型の金具をつないだ飾りが目印ですね。

ビットローファーと言えばGucci！と言っても過言ではないかと思います！

さてそんなビットローファーが…

こんな感じで、履き口の周りに巻いてある、革の帯のかかと部分が擦り切れてパンクしてしまいました。

どんなに足に合ったローファーでも、この部分は擦り切れてしまうかと思います…たぶん。

ひょっとしてもしかして、足にビックリするくらいジャストフィットだったら、擦れる事もないのか！？？と思いましたが、たぶん、やっぱりそんなことはないかと思います（笑）。

で、ここを直していくために、まず、こんな感じで、帯部分を靴本体から外しました。

全体取り換えるというのも可能性としてああるのですが、今回は傷んだ部分のみ交換していきます。

こんな感じで、ガラス板と包丁を使って、斜めに帯を漉く要領で切ります。

途中から革をつなぐので、薄く斜めに。

直角に切ると段差が出てしまうので、なるべく斜めに漉きます。

で、底に新しい革を接着して靴に巻きなおします。

新しい革の切り口は、もちろん帯を漉いた斜めと極力近い角度で漉いて接着します。

そうすることで、段差が出ないように仕上げます。

そうしたら、元通り縫いなおしていきます。

後は若干、新しい革と元の革で、色ブレがあるので、靴クリームでなじませれば完成ですね。

こんな感じ。

写真がやや暗いせいもあり、つなぎ目ほぼわからないかと思います。

外側も、概ねわからないくらいには仕上げられております♪

こちらのお修理、片足1650円、革に在庫があれば1週間程度のお預かりとなります。

革を探す場合、長めにお時間を頂く場合がございます。

ご了解ください。

靴底周りのお修理はもちろん、靴本体の不具合も、出来る限り直していければと思っております。

是非お気軽にご相談くださいね！

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております！！

2023年3月24日金曜日

REDWINGのベックマン。ソールを交換しました！

こんにちは！

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皆様、テレビやインターネットで、飽きるほど見ていらっしゃるかとは思いますが、WBC優勝、おめでとうございます！！

凄かったですね！！

偶然定休日が水曜日だったので、最初から最後まで観ることが出来ました。

色々書きたいこともありますが、私の感想はどうでも良い気がするので、控えさせていただきます（笑）。

全然関係ないですが、先日、閉店後。

翌日、着払いの荷物が届くことになっていたので、銀行のATMへ。

2万円おろして、ついでにコンビニへ。

で、お店に戻って作業をしようとした時に、ハタと気づく。

下ろしたお金を持っていない！！

絶＆望ですね。

絶望です。

で、慌てて銀行に戻りましたが、ATMの機械の蓋は閉じており、使えない状態に。

ひょっとしてもしかして！？？と思い、備え付けの電話に電話したところ「ATMの蓋が５分程度開いていたことが確認できた」との事。

で、翌営業日「現金が残っていたことが確認できたので、口座に振り込みます」と。

あっという間に解決。

素晴らしいですね。

絶望から一転、天にも昇る気もしでした。

2万円で無駄に、望みが絶たれたり、天に昇ったりしました。

というわけで、皆様、くれぐれも現金の扱いにはお気を付けください。

井荻に悪者がいなくて良かったです。

はい。

というわけで、うっかりWBCより長い話になってしまいましたが、今日も元気にお修理のご紹介。

こちら！！

REDWING（レッドウイング）のベックマン！！

格好いいですよね。

ベックマン、靴修理を始めたころ、買おうかさんざん悩んで諦めた経緯があり、今でも欲しくなります（笑）。

で、こちらが…

お分かりになるでしょうか？

革底に縫い付けてあるソール部分が劣化して、崩れてきております。

所謂「加水分解」ですね。

百靴辞典によると「化学物質が水と反応して分解を起こす現象のこと。靴のソールに使用されることの多いポリウレタンは、この現象を起こしやすい。長い期間、大事にしまっておいた靴をいざ履こうと出してみたら、ソールがボロボロになっていたり、剥がれていたりするのは、この現象による」。

普通の辞書や辞典では、靴に対する例は出てこないですね。

素晴らしいです。

で、加水分解、ポリウレタンの劣化なのですね。

ここでいう水が、おそらく湿気レベルでも素材が分解されてしまうのが厄介なところですね。

正直、明確に防ぐ方法を聞いたことがありません。

ということで、今回はこちらを交換していきます。

まずは…

ソールを除去。

今回は、ヒールもすり減っていたので一緒に交換していきます。

ヒールはこんな感じで、釘で固定してあったので、ゴリっと外しました。

まずはかかとをこんな感じで、周りを削って整えます。

そして…

ガッチリしっかり接着したソールを、手回しのミシンでガチャガチャと縫い付けていきます。

ウェルトの穴を外さないように一目一目慎重に縫います。

縫いあがるとこんな感じ。

バッチリ縫えております。

そして周りを改めて整え直して、染色、磨いていくと…

こんな感じに。

今回は元々、ツルっとは仕上げていなかったので、削った荒さを残しつつ仕上げております。

ソール部分はもちろん…

カカトもばっちり交換されております。

これでまた、安心してガシガシ履いていただけるかと思います！！

こちらのお修理、ビブラム700ヒール3520円。

ビブラム2333ソール、3300円＋縫い2200円。

1週間程度お預かりしました。

正直お安い修理ではないですが、履きなれたブーツがまた、ガシガシ履けると思うとお修理する価値は、存分にあるかと思います！

靴本体の革が切れてしまったり、長く履くにあたって不具合がある際は、受付の際ご指摘させていただきます。

是非お気軽にご相談くださいね！

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2023年3月21日火曜日

PSキー・PRキーの複製開始！

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さてさて、すごいですねWBC、侍ジャパン！！

今日は店頭でもスマホで野球を流しながら仕事をしておりましたが、さすがに今回は負けてしまうかと諦め半分で見ておりました。

もろもろ凄いことはありましたが、９回、不調が続いた村上選手のサヨナラヒット。

大興奮いたしました！

いよいよ明日は、アメリカとの決勝戦。

日本は二度WBCで優勝しておりますが、決勝でアメリカと対決は初めてですね。

当店、明日は定休日。

今から楽しみです！！

というわけで、今日も元気にブログを更新しておりますが、今日は靴修理でなく、合鍵のご紹介。

こちら！

MIWAロックの、PRキー、PSキー。

こちら、昨年10月頃、鍵の特許が切れ、私共のような合鍵店でも作ることが出来るようになりました！

で、写真、下のやや短い方。

こちらは、PSキー、当店でも昨年から作っていたのですが、今月から上の、PRキーも作り始めております。

何が違うかというと…

ちょっと写真がわかりづらいのですが、鍵の横面に独特な四角い穴が。

こちらが、なかなか再現が難しく、場合によっては、作ったものを鍵穴にさすと、引っかかって抜けなくなるなんて、恐ろしい現象が起こったとの事。

特許は切れたものの、不具合が少なくないとの情報がありました。

で、当店ではシリンダーを取りよせ、試行錯誤。

サンプルシリンダー取寄せて色々試しました。

で、結果として…

お分かりになるでしょうか？

先ほどの四角い穴とは、少し形状の違う削り方をしております。

PRキーのサイド部分を削るための治具を取り寄せ、こんな感じで仕上げることが出来るようになりました。

取寄せたシリンダー含め、色々試しましたが、現状詰まる感じはなく、問題なく使うことが出来る状態に。

というわけで、今月からPRキーも40分程度で作ることが出来るようになっております。

PSキー、PRキーとも一本3520円となっております。

カギの取り付けや、交換は出来ませんが、お持ちいただいたカギからの複製は当店承っております！

是非お気軽にご相談くださいね！！

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2023年3月17日金曜日

Tricker'sのブーツにファスナーを付ける。

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さてさて、アメリカのシリコンバレー銀行が倒産とかなんとか。

リーマンショック的なことにならないことを祈るばかりです…。

とはいえ、私みたいな街の靴修理屋さんが世界規模の経済について憂いても、どうにもなることはありません！

WBCを見てウキウキしつつ、足元を見て地道に、近隣のお客様に喜んでいただけるよう頑張っていこうと思います。

というわけで、今日も元気にお修理のご紹介。

こちら！！

Tricker's（トリッカーズ）のブーツになりますね！！

何足あっても良いですね、トリッカーズ！

キルトタンが格好良いです！！

こちらブーツになっており、脱ぎ履きが手間との事で今回はファスナーを取り付けていきます。

靴の内側、この辺りに取り付けていこうかと思います。

ということで、当てている定規に沿って線を引いたら…

ファスナーをはめる箇所を、ハサミで切り取ります。

…何度やっても慣れませんね。

切りそこなったらそれまでなので、チョー怖いです（苦笑。

で、写真ではわかりづらいかもしれませんが、裏地は切り込みだけ入れて残してあります。

そして今回は、こんな感じの、やや明るい色のファスナーをチョイス。

何も言われなかったら、なるべく革に近いお色のファスナーを探すのですが、今回はあえて明るい色に。

オシャレです！！

で、後外れないように慎重に縫い付けていきます。

内側はと言うと…

こんな感じで、ライニングの革を生かして、ファスナーが足に直接当たらないようにしてあります。

ライニングに印字されている品番も残すことが出来ました。

出来上がるとこんな感じですね！

シンプルに履きやすくなるかと思います！！

通常、両足で8800円、2週間程度のお預かりとなります。

編み上げのブーツ、格好いいんですけど、地味に履きづらく、使用頻度が低くなりがちですよね。

履かないのは、やはりもったいないので、加工して出番が増えると幸いです！

というわけで、元々ないファスナーの取り付けなんかも行っております。

お気軽にご相談くださいね。

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2023年3月14日火曜日

WESCO、BOSSのオールソール交換です！！

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さてさて、WBC、強いですね侍ジャパン！

もちろんこれからは、相手もさらに強くなってくると思うので、全力で応援致します！

はい！

というわけで、今日ご紹介するのはこちら！！

午前中に写真を撮ったせいでしょうか、逆光で見づらい！！

以後気を付けます。

こちら、WESCOのBOSSになりますね！！

1918年創業のオレゴン州のブーツメーカーになります。

ブーツと言うと、ホワイツかWHITESか？WESCOか？？っていうイメージがありますね。

そんな中でも、BOSS。

所謂エンジニアブーツの形になりますね。

格好いいです！！

で、こちらが…

これもまた、ブーツと言えば！！というくらいなイメージのVIBRAM100番が着いておりました。

ミッドソールも入れてあるので、かなり重厚なつくりになります。

今回はこちらを、もう少しシンプルな形に交換していきます。

そこでまずはヒールを外します。

ヤットコで力いっぱい剥がしていくのですが、固定してある釘がこれ！！

そこまで必要！？？ってくらいの長さです。

よく見ると、2センチ程度ある100ヒールと、革の積み上げ、ソール含めて、この釘だけで固定してありました。

外側からガツンと打って、靴の中まで通す形ですね。

これなら、どんなにうっかりしても、カカトだけ外れるようなことはありません（笑）。

で、アウトソールについていたビブラム100番を剥がすと、こんな感じで、ゴムのミッドソールが露出しました。

今回はこちらも取りはずしていきます。

べりべりべりっと。

そうすると、こんな感じで、革のソールが出てきます。

そもそもこれが、いわゆる紳士靴の本底並みの厚みあります（笑）。

この革の本底が、靴の前側半分で縫い合わせており、土踏まずから後ろは釘で固定してある感じでした。

今回はここにVIBRAM430番を装着していきます。

こんな感じで、ハンマーを使って、ガッチリ圧着。

何なら、これだけでも剥がれないでしょ！？？ってくらいに圧着します。

とはいえ、それだけではだめなので、当店自慢の出し縫いミシンでガシガシ縫っていきます。

で縫い終わるとこんな感じ。

やっぱり格好いい！！

当店の出し抜いミシンは、靴の上側から靴底を縫うのですが、残念ながら土踏まず部分、奥の方を縫ってある縫い目は、ミシンの針が届かなかったので、やや外側を縫っております。

あとは、カカトを取り付けて、周りを磨けば完成ですね。

ドスン！

カカトのくびれも良い感じに再現出来ているかと思います！

これでも十分、迫力のある靴底かとは思いますが、100番に比べるとおとなしいですね（笑）。

こちらVIBRAM430オールソール交換、15400円3週間程度いただきました。

ブーツのオールソール交換や、カスタムも、もちろん出来る範囲承っております！

是非ご相談くださいね！！

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2023年3月10日金曜日

New Balanceのスニーカーの靴底を交換する！

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