2020年10月27日火曜日

スエードのブーツに、レンガ色のvibram2055ヒールを装着!

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek


さて、朝晩がだいぶ冷えてきましたね。
10月も末ということで…


当店もささやかながら、ハロウィンの飾りをつけてみました!
今年は本物のカボチャも参戦です!
くりぬいてランタンにしようかと思ったのですが、当たり前ですが生ものなので、くりぬいたり切ったりすると、傷むのが早くなるとの事で、そのままドカンと飾っております。

ひょんなことから立ち寄った、お花屋さんで衝動買い的にカボチャを買ったのですが
「袋は無いですけど大丈夫ですか??」
手提げビニール廃止の方向ですね…まあ、駄目じゃないけど、ちょっと恥ずかしい…と思いながら抱えて帰ってきました(笑)。


さて、そんなわけでハロウィンの仮装はしておりませんが、今日も元気にお修理のご紹介、こちら!!
これからの季節、スウェードのブーツ履きやすいですよね!
私はわりと、季節を問わずスエードもヌバックも履きますが、一般的には秋冬がメインかと思います(笑)。

で、こちらが…
こんな形で、結構かかとがすり減ってしまっておりました。
そこで、今回はかかとのすり減りを直していきます。

まずは…
トップリフトに当たる部分を取り外します。
こちら、オレンジ色のレンガソールなのですが、よくあるスポンジ素材の軽い柔らかいものではなく、割としっかりとしたゴムの素材となっておりました。

で、上の写真でもお分かりになるかと思いますが、トップリフトを外したその上のゴム部分も深く削れておりました。
そこで、今回は…
ちょっとわかりづらいですが、すり減った部分に、外したトップリフトを接着して、まずは土台を平らにしていきます。
近い色のスポンジはあるのですが、ゴムのレンガソールの色のものは意外に少ないので、元々のゴムを使います。

深く削れてしまっていたので、今回は2段積んだ形になります。
ある程度形を整えた状態ですと、足した部分がわかりやすいですね。
元々の素材を使うことで、色の違和感も最小限になるかと思います。
材料が劣化していなければこういった作業が可能です。

で、今回は近い色のvibram2055ヒールを取り付けていきます。
プライマー塗布後、接着剤、乾燥、温めて、圧着。
いつもの感じで、しっかりガッチリ固定していきます!


で、周りを削り整えていくと…
磨き上げております。

こんな感じ!
若干の色の違いと、継ぎ足した部分のラインがお分かりになるかと思います。
もちろん、履いていたらわからない程度ですが、極力違和感の無いよう仕上げております。


こちらのお修理、2055ヒール3080円、継ぎ足しに550円いただいております。
出来れば翌日以降のお渡しにしていただけると助かります。

秋冬物の準備、みなさまお済ですか?
思いのほか、カカトやつま先がすり減っていた!!なんてことはもちろん、この夏は湿気と気温がすごかったので、出してみたらカビていた、なんてことも。
お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!

2020年10月22日木曜日

ブーツのカカトに穴が!??かかとを交換する。

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
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〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
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さて、今日は天気予報は曇り?雨?との事でしたが、当店オープン時にはさわやかな秋晴れとなっておりました。
今年はなんだか雨が多く、きれいに晴れる日が少ないですね。
これも新型コロナの影響でしょうか!??
良くも悪くも、みんなコロナのせいに出来てしまうような気がします(笑)。
というわけで、当店のブログも滞りがちですが、コロナのせいではくなく私の気分によるところが大きい気がします!


そんなこんなで、今日こそは気分アゲアゲでお修理のご紹介!!
こちら!
すっかり涼しくなったせいでしょうか?
当店でもブーツのお修理が激増しております!!

で、こちらが…
カカトがこんな感じにすり減ってしまいました。
これは、おそらく以前、他店でお修理をして、それがまたすり減ってしまっている状態でした。
良いですね!ぜひお修理は当店でお願いしたいところですが、どこのお店で直すにしても、靴を直す習慣が、ぜひ日本国民ひいては全世界の方々に根付いていただければと、切に願っております(笑)。


というわけで、全世界向けに日本語で発信していきます。
せめて英語が出来ればbetterなのですが…。

で、お修理に戻ると…
まずは、他店で新しくつけていたトップリフトと、継ぎ足しに使ってあったスポンジを除去しました。
元々のつくりが、こんな感じで中が空洞のプラスチックに、薄い革を巻いてあるような作りでした。

今回はこのプラスチックの土台事すべて取り外して、革で作り直していきます。

というわけで、プラスチックの土台ごと削り落としてきます。
ガーーーっと。
いつもの革や、ゴムに比べて異臭がすごいですが、めげずに削り切ります。

で、今回ご用意したのがこちら。
革が積んである、いわゆる積み上げといわれるパーツをプラスチックの土台があった部分に差し替えていきます。

で、この出来合いの積み上げをそのままつけようとすると…
カカトの後ろのほうに隙間が空いているのがお分かりになりますでしょうか?
体重がかかれば履けないこともないと思うのですが、いくら何でもバランスが悪いので調整していきます。

調整方法は2つ。
一つは後ろ側に斜めのパーツを差し込む。
もう一つは、積み上げのつま先側を削りこむ。
今回は、元のプラスチックの土台と、ほぼ同じ高さだったためつま先側を斜めに削っていきます。
数りすぎないように慎重に。

で、靴に合わせてみると…
これでほぼ隙間が無くなりました♪

これを接着剤と釘を使って固定していきます。
ガツンガツンと釘を打ちます。
勿論接着だけで耐えられるように作るのですが、例えば靴を脱ぐ際、カカトをひっかけて脱いだりすると、思いのほか力がかかるので、しっかり釘で固定します。
で、あとはトップリフトのゴムを取り付けて、削って仕上げていきます。

そうすると…
こんな感じで、仕上げることが出来ました。
積み上げの一番上の段が斜めになっているのがわかりやすいかと思います。

勿論バランスも…
問題なさそうです。
革部分は茶色く染めてあるので違和感ありませんね!
最後にしっかり磨き上げれば、ピカッとツヤっと!
こちらのお修理、トップリフト、vibram5342番、2420円+積み上げ交換2200円となります。
納期は積み上げの在庫は基本的にはあまり持っていないので、1週間程度いただきます。

靴底周りの不具合、大体のことであれば直すことが出来ます!
お気軽にご相談くださいね。
それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!


2020年10月9日金曜日

repettoの靴底がはがれた!?そんな時は!!

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

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靴とバッグの修理店doek


さて、気が付けば10月、あっという間に時間が過ぎていきますね。
すっかり秋どころか、肌寒い感じになってきました。
新型コロナも収まらない中、また冬がやってきます。
マスクと消毒で、今年はインフルエンザが激減するなんて話も、テレビでやっておりましたが、そんなにうまくいくのでしょうか…。

さて、そんなわけで、体調管理はいつも以上に気を配りつつ、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!
前回に引き続き、レペットの靴になります!!
いいですよね、レペット。
メンズもあるので、いつかは履いてみたいなと、こっそり思っておりますが、なかなか実現いたしません(笑)。

で、こちらが…
こんな感じで、靴底が剥がれてきてしまいました。
レペットの靴は、実はそこが薄くて、一見、接着で作られているのかなと思いますが、しっかり靴底とアッパー(甲革)がしっかり縫い付けてあります。
今回は、ある程度長く履いていて靴底がすり減り、一緒に縫ってあった糸が切れてしまった状態になります。

そこで、今回はこの剥がれてしまった部分を縫いなおしてから補強していきます。

まずは…
中敷きを剥がして、ちょっとわかりづらいですが、靴のつま先側を裏返した状態になります。
洋服などと同じように、靴を裏返して縫います。
けっこうワイルドな作業です。

そもそもバレーシューズ?トゥシューズは靴というより袋物に近い作りですよね。


そう考えると、この靴自体をひっくり返して縫う作業も、納得がいきます。

とはいえ、アッパーも底も革でできているので、作業は慎重になります。

で、ほつれてしまったところを、縫いなおしていきます。

手縫いで一針づつ。
元々縫ってあった穴が残っているので、穴に合わせて糸を通していきます。
こんな感じですね。
ちょっとわかりづらいですが、縫ってあるのがお分かりになるかと思います。

で、靴を元の形にひっくり返して戻すと…
こんな感じ。
縫ったところが完全に見えていますね。
この状況で歩いたら、やっぱりまた糸が切れて靴底が剥がれてしまいます。

そこで、まずは…
すり減っているところに、底材の革を部分的にガッチリ接着し、縫った糸が隠れるようにふさぎました。
最初はつま先側だけだったのですが、小指側も怪しかったので、縫いなおし、すり減っていた靴底を革で継ぎ足してあります。

そこに…
今度は革ではなく、ハーフラバーを接着してきます。
やはり、革より摩耗に強く、比較的薄く仕上げられるため、レペットのように薄い靴底の革靴には、ハーフラバーを貼りたいですね。

ただ、デメリットとしては、靴底の柔軟性は落ちてしまうかと思います。
今回のように革底だけであれば、ひっくり返しての作業も可能かと思いますが、ハーフラバーを貼ってあると、やはりそれなりに張りが出るため、さすがにひっくりかえせるほどの、柔らかさは保てません。
念のためご了解ください。
とはいえ、安定感を考えても、貼ってあげるメリットのほうが大きいかと思います。

で、周りを整えて仕上げると…
こんな感じで、もちろん縫い糸は隠れているので安心です。

これでまた、安心して履いていただくことが出来ますね!
こちらのお修理、縫いなおしに2200円。
ハーフラバーの取り付けも2200円となります。
一応1週間程度いただけると安心です。


続けてレペットの靴のお修理のご紹介でした!!
もう少し、ブログの頻度を上げられるように頑張ります(笑)。
それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!