2023年12月26日火曜日

Louis Vuittonのブーツ、靴底を交換しました!

   こんにちは!

靴・バッグの修理、合鍵作成の店doek(ズック)です!!
井荻駅南口、改札を出て斜め右側、環八側道沿いにあるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。

営業時間 10時~20時
定休日  水曜日
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住所 〒167-0023東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
TEL  03‐5310‐3512

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お知らせ

年末年始は、12月29日(金)から1月3日(木)までお休みをいただきます。

ご迷惑をおかけするかと思いますが、

ご理解のほどよろしくお願いいたします。


さてそんなわけで、いよいよ年末。

2023年もありがとうございました。

新型コロナウイルスも一応?一段落、今年は当店のお客様もコロナ禍以前の雰囲気に戻ってまいりました。

ありがたい限りです。

とはいえ円安物価高、当店だけでなく業界的にも大きな影響が出てきております。

しばらく全体の値上げは考えておりませんが、メニューによっては今後お値段、材料含めて変更していく場合があるかと思います。

恐れ入りますが、ご理解いただければと思います。



さてさて、そんなわけで今年は後半、ブログの更新頻度が下がってしまいましたが、何とか来年も頑張っていこうと思います。

今日ご紹介するのはこちら!!

枠的にはチロリアンシューズでしょうか?
アルプスのチロル地方の草原で履かれていた靴が原型だそうです。
ちなみにチロルチョコの名前の由来も、チロル地方からきているらしいです。

さてそんなチロリアンシューズ。
こんな感じで、生ゴムの下に、ゴツゴツとした本底が取り付けてある、なかなか癖強めのデザインでした。
靴底はと言うと…
見慣れた「LV」のロゴが。
滑り止めも、ちゃんと?モノグラムのあのマークに。
そうです、Louis Vuitton(ルイヴィトン)。
バッグは良く扱いますが、靴は意外とお修理に来ていない気がしております。

で、靴底の中央がバックリ割れてしまっておりました。
というわけで、こちらを交換していきます。

靴底をまずは外すと…

こんな感じ。
底面のゴムだけでなく、中に入っていたウレタンスポンジの素材も、劣化して崩れているような状態でした。
周りに巻いてある革のパーツは問題なく使えそうな状態でした。
こちらですね。
縫い目は入っておりますが、こちらはイミテーションなので、引っ張れば剥がれます(笑)。
で、こちらを靴本体にとりつけていきます。

こんな感じですね。
何のことかわからないと思いますが、これは靴の裏側ですね。
ここに靴底を接着していきます。



まずは、こんな感じでスポンジ素材のミッドソールをガッチリしっかり接着。
その後周りを整えていきます。

そして、靴の地面に設置する本底を取り付けます。
今回はビブラムのシャークソールなんて呼ばれる、大きな波型の靴底。
縫うことは出来ないので、こちらもガッチリしっかり接着してきます。
そして周りのはみ出した部分を削って仕上げれば…



どすん!

元の靴底に負けず劣らず癖が強めです(笑)。



とはいえ見た目と裏腹に、靴底が曲がりやすく、履きやすいのがシャークソール。
こちら、ミッドソール交換含めて15400円、3週間程度お預かりいたします。

靴底が割れて捨てようかと思っていたとの事、勿体ないですね!
恐らく、元は結構…かなり…だいぶお高いかと思います(笑)。
靴底を修理して履けるのであれば、ぜひお修理をさせていただければと思います!

というわけで、おそらく今年のブログの更新は本日が最後となります。
今年も一年、ありがとうございました。
来年もまた、皆様のご来店をお待ち申し上げております。
よろしくお願いいたします!!




2023年12月1日金曜日

パンプスのヒールを太くする。

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お知らせ

12月5日火曜日

19時閉店とさせていただきます。

ご迷惑をおかけするかと思いますが、

ご理解のほどよろしくお願いいたします。


さてついに12月。

早いですね。

早いです。

今年は10月あたりから、お陰様で当店バタバタと忙しく、それこそ夜中も定休日も仕事をしていたような感じでした。

忙しいのはありがたい限りなのですが、今月は少し納期を長めにいただく形になるかと思います。

年末年始は、12月28日まで、1月4日からの営業を予定しております。

こちらも併せてご理解の程よろしくお願いいたします。



さて、と言うわけで、久しぶりではございますが、お修理のご紹介。



こちら!

だいぶフラットに近い形のパンプスになりますね。

ヒールが高いものに比べると、ぐっと履きやすそうな雰囲気ですが。


こちらヒールが…

こんな感じで、かなり高さは低いのですが、形状としてはピンヒールのような小さいゴムのカカトでした。


概ね、1.5㎝程度でしょうか。

こちらが、どうしても地面との設置面積も小さく、不安定ということでヒールを交換していきます。


まずは外します。

こんな感じで。

ちなみにヒールは釘四本と、太いネジで固定してありました。

当たり前ですが、外すのは一苦労です。


で次に、新しいヒールを作っていきます。


ある程度高さのあるヒールですと、ヒールパーツを取り寄せて、革を巻いて作っていくのですが、今回は1.5㎝程度の高さということで、革を積んでパーツを作っていきます。

紳士靴の革の積み上げみたいな感じですね。

もちろん、だいぶ小さいですが。


で、積み上げが出来たら、接着したうえで、釘で固定します。



接着だけでも行けそうですが、怖いので釘四本。

ガッチリ固定します。


そしてこの上にゴムを乗せていきます。


こんな感じですね。

周りははさみで切ったので、ガタガタしていますが、この後フィニッシャーで周りを整えました。


で、出来上がるとこんな感じに。



写真だと黒く見えますが、茶色で仕上げてあります。


単純にだいぶ安定感が増したのではないかと思います!



こちらのお修理、ヒール交換4400円、10日から2週間程度のお預かりとなります。


パンプスは細くて履きにくい場合、高さを低くしたり、太いヒールに交換することが可能です。
なかなか私はパンプスを履く機会はありませんが、どう考えても履くのが大変だろうなぁと思いながら見ております。
お気軽にご相談いただければと思います。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2023年10月27日金曜日

REGALのダーティーバックス、ブリックソールを交換しました!

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お知らせ

10月31日火曜日

臨時休業とさせていただきます。

火、水と連休となってしまい、ご迷惑をおかけするかと思いますが、

ご理解のほどよろしくお願いいたします。



さて、すっかり朝晩は冷え込むようになってきましたが、日中はまだ若干暖かいですね。

まあまあな、寒暖差。

体調を崩さないよう気を付けたいところです。


さて、そんなわけで31日お休みをいただいてしまいますが、今日も元気にお修理のご紹介。

こちら!!

REGARL(リーガル)のダーティーバックス。
格好いいですね!!
ホワイトバックスの白さも良いのですが、デイリーに使うならダーティーバックスの方が、汚れを気にせず使いやすい印象です。
スニーカーじゃない白い靴はなかなか難しいですからね(笑)。

というわけで、こちらが…
こんな感じで、靴底が外れかかってしまいました。
グッドイヤーウェルテッド製法でガッチリ作ってあるのですが、糸が劣化して切れてしまったようです。
ヴィンテージなんて呼ばれる靴を含めて、時間がたった靴あるあるだったりもします。

こちらのいわゆるブリックソールなんて呼ばれる、オレンジ色のソール。
全面合成ゴムで出来ておりました。
ガッチリしていて良いのですが、重さが出てしまうのと、時間がたつと硬化しがちな点もデメリットだったり致します。

今回はこちらを、スポンジ素材のブリックソールで作り替えていきます。
まずは、元々のソールを剥がし、底に3mm程度のミッドソールを縫い付けます。
で、縫い付けたミッドソールにスポンジ版をガッチリしっかり接着。
元々は本底ごと縫い付けられておりましたが、今回はミッドソールを縫い付け、そこに本底を縫い付けます。
そうすることで、歩いていくうちに縫い糸が摩耗して切れてしまうことを防ぐことが出来ます。
デメリットとしては、ソールの剥がれ。
縫っていない接着での取り付けになるので、油断すると長く履くうちに剥がれる可能性がございます。

もちろん、そこは油断なく、ガッチリしっかり、プライマーも使用して接着していきます。
カカトパーツも、圧着機を使ってガツンと圧着。
絶対剥がれてくれるなよ!という意識をもって作業しております。


そして、周りの余った部分を削り落としてきます。


削り終わったら、ミッドソールとウェルトのコバ部分を塗装。
今回は、ブリックソール部分に余計な色を付けたくなかったので、マスキングして革部分のみ塗っていきました。

で、出来上がるとこんな感じ。

良い感じに、シンプルに仕上がっているかと思います!!



アッパーの革は、まったく傷んだ感じが無いので、これでまたガシガシ履いていただくことが出来るかと思います!

こちらのお修理、11000円、3週間程度いただいております。

ブリックソールや、レンガソールなんて呼ばれるこちらの靴底。
もちろん、オールソールだけでなく、カカトだけのお修理や、つま先の継ぎ足しも可能です。
お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!

2023年10月8日日曜日

REGALの革靴のオールソール交換です!

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さて、早いですね。

10月。

気分は年末です。


まずはお知らせが。

こちら。
例のインボイス制度ですね。
当店も、インボイス制度の適格請求書発行事業者制度、登録いたしました。
正直なところ靴修理で領収証を発行することは多くないのですが、合鍵はまあまあな勢いで、業者様の対応もしております。
領収証に登録番号も印字されるようになりました。
便利に使っていただければと思っております。


そして…

ドスン。
商店街のフリーマーケットですね。
14日の土曜日を予定しております。
雨だけは降らないでいただけると良いのですが…。
皆様是非お誘いあわせの上、井荻の街に足を運んでいただければと思います。


というわけで、フリーマーケットの準備、真っただ中でバタバタしておりますが、お修理のご紹介。
こちら!!

REGAL(リーガル)の革靴になりますね。
薄茶色のストレートチップ。

ガラスレザーなんて呼ばれる光沢のある革が使われております。
独特の細かなシワと、全体的な大きなシワが出ておりますが、破れたりすることもなく、まだまだ履けそうですが…

つま先部分、薄くなり口が開いてしまいました。


側面も良く見ると、ゴム底が薄くなり、少し欠けてしまっております。

というわけで、靴底を交換していきます。
まず靴底をはずし、靴底を縫ってある糸をすべて取り除いていきます。
わかる面いかと思いますが、画面中央から右下にかけては糸を抜いてあります。
中央より左上、つま先の方にかけてはまだ糸が残っております。
糸が残っていても、靴底を縫うことは出来なくはないのですが、やはり美しくはありません。
ということで、すべての糸を抜きます。

そして、靴の中、中央部分は…
段差があるため、コルクで埋めます。
いわゆる中物ですね。
カカトの方は、樹脂でカバーされたシャンクが入っていたので、こちらはそのまま使います。

で、こんな感じで靴底を貼り付けるのですが、最初の段階であった、大きな履き皺が気になったため、木型は無いので、シューツリーを代用に入れて、形を整えて靴底を接着していきます。
理想を言えば、この靴を作ったときの木型があると良いのですが、靴の形、サイズごと、無数にあるのでさすがに、木型をご用意することは出来ません。


で、新しい靴底と、ウェルト部分を、手回しのミシンで縫い付けていきます。
ミシンの調子によって、縫いあがる時間がだいぶ変わります(笑)。
日々の調整、重要ですね。

で、出来上がるとこんな感じ。

キレイに縫うことが出来ました。


ビブラム2055番オールソール、14300円となります。
通常2週間~3週間のお預かりとなります。

靴のアッパー、上側に破れや劣化がない場合、靴底の交換をしてあげると、まだまだ履いてあげることが出来るかと思います。
是非お気軽にご相談くださいね!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!





2023年9月8日金曜日

Clarksのナタリー、ソールを交換いたしました!

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さて、久しぶりの更新になってしまいましたが、前回の更新を見たら、なんと8月1日…。

1ヶ月以上間が空いてしまいました。

今年の前半は週2更新を続けていたのですが、ままなりませんね。

涼しい季節になったら、また更新頻度を上げていければと思っております。


さて、そんなわけで、今日ご紹介するのはこちら!


ドスン!
Clarksのナタリー、ブーツになります。
秋っぽくて良いですよね!
こちら私物となります。

履いているとなんとなく、安定感がなく、若干足が疲れる感じが気になっておりました。
基本的にナタリーに関しては、靴底が足の裏とほぼ同じサイズ、何なら地面に設置する面積が足の裏より狭い気がしております。
そういう意味では、コバの張った地面に設置する面積が広い靴に比べると不安定なのは致し方ないのかなと。

そんなことも気にしながら靴底を交換していこうと思います。

             
ちなみに後ろはこんな感じ。
ブーツの一番上まで、靴底と同じ生ゴムが巻き上がっております。

で、今回特に気になっていたのが、このサイド部分。
この段階では、生ゴムが擦り減ったというより、生ゴムの中の、中物が長く履くうちに体重でつぶれ、靴自体が傾く感じになっているのかなと、予想しておりました。
というわけで、今回は中物のスポンジごと交換すれば、安定感が増すのではないかと、想像しながら作業を進めていきます。

まずは、中物を残すように生ゴムだけ削っていこうということで、ガンガン削ったのですが…
どこまで行っても生ゴム(笑)。
うそでしょ!??
と思いながら削り、最終的にはニッパーで引きはがしてみると…

中物ないじゃん…。
ビックリです(笑)。


ちなみに5月頃に直した別のナタリーは…

こんな感じで、スポンジの中物が生ゴムに隠されておりました。
その時のブログはこちら⤵
これをイメージしていたので、このスポンジが変形することで安定感が無くなっているのかなと。

ところがところが、ソール全部が生ゴムでした。
重いわけです(笑)。

というわけで、今回はあきらめて改めて生ゴムですべて作り直していきます。

まずは全体に3mmの生ゴムを貼り、カカトの方に厚みを出すため1㎝厚の生ゴムを接着。
上の写真の下にさらに一枚、3mm程度の生ゴムを貼り付けました。
つま先側が6mm、カカトは16mm程度の高さですね。

で、そこまで積んだら、全体を覆うように3mm程度の生ゴムで包んでいきます。
こんな感じ。
生ゴムの凸凹感が少ないせいか、若干、生八つ橋っぽい感じに見えますが、もちろん生ゴムです。


で、ガッチリしっかり接着したら、余っているゴム部分をハサミでカットしていきます。
非常にわかりにくいかとは思いますが、刃自体がカーブしたハサミになりますね。
左利きの人には、絶望的に使いにくい一品かと思いますが、私はどちらの手も比較的自由に使えるので問題ありません。

で、ハサミでカットし終わるとこんな感じ。



つま先側ですね。
良い感じです。

カカトも問題なくまくり上げることが出来ました。
正直もう少し厚手の生ゴムの方が良いかなとも思いましたが、カカトの上の方や、つま先の上の方は、基本地面に着かないので薄いもので良しとしました。
ちなみに、3mm。
4mm程度の厚みの物があるとより良いかと思います。
材料屋さん、期待しております!

これで、出来上がりですね!!

概ね、問題ないかと思います!

ただ、履いた時のなんとなく不安定な感じは、多少改善されたものの、通常の革靴などに比べると、残ってしまう感じでした。

構造上仕方ないかなと思います。


こちらのお修理、14300円。

短靴より、1100円アップとさせていただきます。


ナタリーに関しては想像以上に生ゴムを使うので、もう少しお高く設定したいところですが、しばらくはこんな感じで行こうかと思っております。

概ね、2~3週間のお預かりとなります。



というわけで、生八つ橋っぽさがぬぐい切れない感触ですが、生ゴムの靴底も問題なく直せております。

是非お気軽にご相談くださいね!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!