2021年8月31日火曜日

ブーツの筒を伸ばす!ブーツエキスパンダー!!

こんにちは!

靴とバッグの修理、合鍵の店doekです!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek

さて、早いもので8月も最終日。
あっという間に月日が流れていきますね。
コロナ禍も1年半くらいたったのでしょうか…。
すっかりマスクにも慣れてしまいました。
正直ここまで続くとは思っていなかったので、身はともかく、心がやられますね。
そろそろ、なんとかなって欲しいものです。


さて、今日ご紹介するのはこちら!!
ドスン!!
ついに導入しました「ブーツエキスパンダー」!!
ブーツの筒部分を伸ばす機械になります。

毎年、ブーツの季節になると、「ブーツの筒の部分を伸ばせないか!??」というお問い合わせをいただいておりました。
ただ当店、筒を伸ばす機械自体を持っておらず、泣く泣くお断りしておりました。
なぜ導入していなかったかというと。

①ブーツがほかの靴に比べ、秋冬しか出番がないため、機械自体も年間通して稼働することがない。
②なかなか大きくて場所をとる。
③そこそこ…結構…かなり機械自体が高い

箇条書きにしてみましたが、メインの理由はお分かりになったかと思います(笑)。

ただ最近、ブーツ以外のストレッチもそうですが、サイズ調整のご依頼が明らかに増えております。
ネット販売が普及し、靴を試し履きせずに、買うことが出来るようになったからかと思われます。
時代ですね。

というわけで、いろいろ悩みに悩みましたが、ブーツの季節を前に、「ブーツエキスパンダー」導入致しました!!
名前が格好いいですよね、「ブーツエキスパンダー」。
ビームが出そうです(笑)。


で、ビームは出ないですが、こちらどんな動きをするかというと…


こんな感じで、足首の方の幅を伸ばしたり…
逆に、履き口側をグググっと広げたり!

ちょっとまだ本格的には試しておりませんが、これはしっかり使える予感がしております。
で、どこまで太い靴か行けるか、私物のハソーンのエンジニアブーツを入れてみましたが…
こんな感じで、しっかり甲のベルト部分にテンションをかけることが出来ます♪

逆に履き口の方を広げたい場合は…
こんな感じに。
勿論、平行に全体的に伸ばすことも可能かと思われます!

女性用のロングブーツが手元になかったので、細いものがどこまでいけるかなんとも言えませんが・・・さすがにこれに入らないということはないような気がしております。

全体的な感覚としては、かなりしっかりテンションがかかるため、エンジニアブーツのようながっちりしたブーツはもちろん問題ないのですが、ファスナー付きのブーツや、ヤギ革などの比較的パリッと薄い革のブーツに関しては、そんなに力いっぱい入れることは難しいかもしれません。
勿論そのあたりも、極力調整しながら伸ばしていくのでご安心ください。

というわけで、新アイテム、ブーツエキスパンダー!!
ブーツの筒伸ばし。
こちら、片足1100円3日間、両足の場合2200円で6日間のお預かりとさせていただきます。

機械は一台なので、事前にほかのお客様のブーツを受け付けている場合は、一足(両足)の場合6日後スタートの6日間伸ばす形になるので、お預かり期間12日間となります。
ブーツの筒伸ばし機に、お客様が殺到するとは考えづらいですが、重なってしまった場合はご理解いただきますよう、宜しくお願いいたします。

というわけで、今まで出来なかったことも少しづつ取り入れようと考えております。
是非、こんなの出来ないか!?とお問い合わせだけでもお気軽にお願いいたします。
すぐには出来なくても、ゆくゆく導入することになるかもしれません!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!




2021年8月29日日曜日

Aldenのチャッカブーツに、裏ハトメを取り付けました!

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さて、蒸し暑い夏らしい日が続きますね。
大雨が続くよりは、よっぽいど良いですが若干疲れてきております(笑)。
夏バテなのか、コロナ疲れなのかわかりませんが、体調には気を付けていきたいですね。

さてさて、そんなわけで、若干からだが重いですが、気持ちだけでも元気のお修理のご紹介、こちら!!

Alden(オールデン)のチャッカブーツになりますね!!
もう、泣く子が黙りますね!!
馬のお尻の革、コードバンを使ったブーツになります。
チャッカブーツってそもそも何なのか、少し調べてみましたが、意外に諸説あって定義づけされていないようですね。
馬に乗ってやる、ポロ競技由来らしいですが、かといってポロをやるときはジョッパーブーツのような、乗馬用の靴を履くので、競技用の靴ではないような。
とはいえ、スポーツ由来のややカジュアルなデザインに分類されるようです。

ちなみに近い形の、ジョージブーツや、デザートブーツはイギリスの軍用ブーツからきているので、全然別物になるようです。
なかなか難しいですね!

というわけで、今回は、オールデンのチャッカブーツ。
こちらが別段壊れた利しているわけではないのですが…

こちら靴紐を通す裏側。
勿論全然問題ないのです、ハトメ等の補強がない仕様となっておりました。
で、今回はこちらにハトメを付けていきます。。。

というわけで、まずは羽根の周りの縫い目をほどきます。
チョキチョキチョキと。
で、靴の靴紐部分に使われるハトメは、外側からも見える外ハトメと、裏地にのみつける裏ハトメなんていう2種類が主なものになります。
今回は、外側からの見た目は変わらない、裏ハトメをチョイス。

こんな感じで、うちぐでハトメを打ち付けていきます。
台金を当てて、ハンマーでガツンですね。

で、取り付けるとこんな感じ。
まるで鳩の目のようですね?

で、元の縫い目を折って、開いたところを縫いなおしていきます。
一目づつ縫い目をはずさないように慎重に。

これで、完成ですね。
ミシンの縫い目もほぼ縫いなおしたのがわからないかと思います。
これで、革部分が擦れて摩耗するのが、補強できているかと思います!

こちらのお修理、ハトメ8か所、1か所目が550円、2か所目以降が220円で承っているので、2090円。
解いて縫う作業がある場合、範囲にもよりますが、今回は1100円いただいているので、トータル3190円いただいております。
期間は概ね1週間となります。


見えない部分ですが、きれいなうちに補強しておくのもありかと思います!
是非お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2021年8月23日月曜日

Gucciのバッグのハンドルを交換する!

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さてさて、前回のブログでもご紹介いたしましたが、私、二回目のワクチンを接種して、見事に副反応に襲われました。
39度を超える熱は、当日の夜から2日間、上下しながら続き、3日目はだいぶ熱が下がったものの、頭痛と怠さが残るような感じでした。
で、昨日ですね、概ね全快。
やっぱり健康って重要ですね。
久しぶりに熱を出して、つくづく思いました。
これで、一応は安心なはずなので、引き続き感染予防に努めながら生きていきたいと思います(笑)。


というわけで、すっかり元気になった本日、ご紹介するのはこちら!!
Gucciのトートバッグですね!
さすがに私が説明するまでもないかと思いますが、1921年にイタリアで創業したファッションブランドですね!
ハイブランドです!はい!!


というわけで、そんなGucciのバッグが・・・

こんな感じでハンドルの付け根部分が切れてしまいました。
さすがにGucciと言えども、ハンドルが片方切れてしまうと、バッグとしては持てなくなってしまいます。

そこで、今回は遅かれ早かれ、ほかも危なそうとの事で、ハンドルごと作り替えていきます。
まずは・・・

どすん!!
あー、なんか写真としてはわかりづらいですね…。
割と大き目な、豚の革になります。
アメ豚なんて言われる革ですね。
張り感があり、しっかりしております。
こちらは大きめといっても、牛革に比べるとだいぶ小さいため、豚さん、丸々一頭分になります。
お腹を開いて伸ばした状態なので、あれですね、イメージ的には、アジの開きだと思ってください。
食べ終わって、きれいに残ったアジの皮を使っていると考えると、割と受け入れやすいかと思います(笑)。

で、こちらをハンドルの幅に合わせて帯状に裁断。

全然余談ですがこちら。

革を裁断したり、靴の材料をカットするときに使っている、私のカッター。
OLFAの中でも、高級品リミテッドシリーズの…品番までは忘れましたが、持ちやすいやつを使っております!!
カッターの刃自体は、いたって一般的なタイプを使っているのですが、靴修理をしていると、割とヘビーにカッターを使用するので、切れ味が悪くなるとポキポキ刃を折りながら使います。
で、まあ、刃の交換が若干面倒で(1分もかかりませんが)切れ味が悪いなと思いながら使い続けて、無駄にけがをするなんて事も(笑)。
ところが、私が愛用しているこちら、なんとカッターの刃を、本体の中に5枚装填することが出来るのです。
入れ替えの頻度が5分の1!!
当たり前ですね。
いや、全然普通なのかもしないのですが、10年くらい靴修理をやっていて、結構ずっと面倒だなと思っていた作業が、一気に楽になったので、ついご紹介してしまいました。
さすがOLFA。
安心のOLFAであります。

さて。
余談が過ぎましたが、そんなわけでそんな愛用のカッターで裁断したものの、若干アメ豚の革が薄く、元のハンドルより厚みが足りない状態でした。
そこで、今回は牛のトコ革。

ベロン。
こちら床革(トコカワ)。
当店で仕入れている牛のヌメ革は、だいたい厚みが3mm程度あります。
もちろん分厚い何かを作らなくてはならないこともあるので、そのまま入荷する場合もあるのですが、そこまでの厚みが必要ない場合は、革屋さんにお願いして、牛革の厚みを2mmとか1.5mmとか指定して購入する場合があります。
そういう場合、牛革全面を大きな機械で漉いて送ってもらうのですが、その漉いた時の残りの部分が床革になります。
ようするに革の表面を漉いて、表部分が無くなった裏だけの革ですね。
表面が無いため、使えるのは、見えない部分の補強や、厚みの調整に限られてきますが、それでもなかなか重宝します。
むかしのこういったバッグのハンドルは、間にボール紙のような紙が挟んであり、劣化するとボロボロと崩れてしまうなんてことが割と多くありましたが、床革だったら言っても革なので安心です。

で、三枚合わせたのがこちら。
アメ豚・床革(牛)・アメ豚の順で重ねてあります。
豚さんと牛さんのコラボレーションです。

で、こちらを、ダダダダダっと縫い付けていきます。
ミシンで一気にいきます。

で、あとは出来たハンドルを本体に縫い付ければ出来上がりですね。
先ほどダダダダダっと縫ったミシンとは別のミシンで慎重に縫い付けてきます。

これで、無事完成いたしました!

元々アメ豚と思われる革で出来ていたので、質感も近く抜群かと思います!!
こちらのお修理、8800円、2週間程度いただいております。

どんなハイブランドのバッグでも、どうしても革の付け根部分や、金具の摩耗、角部分のスレなどは避けることが出来ません。
もちろん、お手入れで長持ちさせることも可能ですが、どうしようもなくなってしまったら是非ご相談くださいね。
なるべくイメージを損なわないよう作業するよう、心掛けております!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!


2021年8月19日木曜日

レザーサンダルの、オールソール交換です!!

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ようやく東京は連日の雨もやみ、青空が見えておりますね。
さて、私はといえば、昨日ファイザーのワクチン、2回目を打ってきました。
噂?されていた副反応、心のどこかで私は出ないだろうと、たかをくくっていたのですが・・・
出ました、39度2分。
39度台の熱なんて・・・正直記憶にありません。
幸い?解熱鎮痛剤は飲んで良いとの事で、熱を抑えることが出来るのですが、昨晩は怠くて熱くてちゃんと眠ることが出来ない感じでした。
1日程度で収まるとの事だったので、早く落ち着くことを祈るのみですが、絶賛今もしんどいまま店に来ております(苦笑。
皆様、ワクチン二回目を打つときは、心の準備と解熱鎮痛剤、必須ですのでお気を付けください!!


さて、そんなわけで、全然全く元気じゃないですが、立って作業するよりはパソコンの前にいるほうが楽なので、お修理のご紹介(笑)。
こちら!!
レザーサンダルになりますね。
夏は出番が多いかと思います。

こちら靴底が・・・

こんな感じで、タイヤのようなゴムがついておりました。
かかと部分、ご自身で補強したであろう跡があります。

今回はこちらを交換していきます。

まずはこの靴底を剥がします。
今回はグッと引っ張ったらベリベリベリっと剥がれてくれました。
こんな感じですね。
で、このままだと、古い接着剤や汚れが邪魔をして、接着剤の着きが悪くなってしまうので、全体を荒らして接着剤が食いつきやすいように処理をします。


写真右側が、接着前の下処理を行った方ですね。
全体をフィニッシャーで削って、表面をきれいにしております。
キレイにといってもツルツルではなく、どちらかというとスエードのように起毛させる感じが良いです。
そうすると、接着剤がガッチリしみこんで、より強く接着することが出来るようになります。

で、今回はこんなスポンジ素材の靴底をガッチリしっかり圧着していきます。
スポンジ側も下処理をしてから接着剤を塗布。
しっかり乾かして温めてから圧着しております。


で、ここまで来たらいつもの感じですね。
靴底の周りの余った部分を削って整えていきます。
ガーーっと。

で、出来上がりがこちら。


パチッときれいに仕上げることが出来ました。
こちらのお修理、9900円、2週間程度お時間を頂いております。

サンダルといえども、革靴などの靴底交換と、基本的には同じ工程となります。
どうしても、サンダルにこの値段!??となりがちなのですが、作業としては変わらないことをご理解いただければと思います。
それでは、皆様のご来店、心よりお待ちもう足上げております!!










2021年8月17日火曜日

ベルトの剣先修理!

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さて、うっかり油断するとブログの更新が滞りがちになってしまい、すみません。
それにしても、毎年のように記録的な豪雨、再度延長される緊急事態宣言。
なかなか生きにくい世の中になってきましたね(苦笑。
東京の累計の新型コロナウイルス感染者の数を見ると、もう、概ね50人に一人程度になっております。
勿論、気を付けてはいるのですが、気を付けるだけでは防ぎきれないのではないかと不安になってきます。


さてさて、そんなわけで、今のところ何とか新型コロナウイルスに感染することなく過ごせてはおりますが、いつかかってもおかしくない気持ちをもって、今日も靴修理に励んでいこうと思います。

というわけで、今日ご紹介するのはこちら!!
ベルトですね。
靴修理に励むといったのに、ベルトです。

で、こちら地味ながら、あるある。
ベルトの剣先がモサモサっとしてきてしまいました。
こちらの剣先のパーツ、合成皮革となっておりました。
今回はこちらを交換していきます。

まずは、縫ってある糸をほどいてはずします。
こんな感じに。
で、近い色の革が手元になかったので、ヌメ革の端切れを染めて作っていきます。
まずは、厚みの調整。
漉き機を通して、元の厚みと同じくらいに合わせていきます。
で、いくら何でもヌメ革の色のままでは色が薄いので、染めます。

彗星の染料で割と大胆に。
大胆にといっても、ヌメ革に水をしみこませて、ムラになりにくいようにしてから色を入れていく、割と手のかかる作業です。
写真で見ると恐ろしく濃いですが、実際に見ても、え!?っていうくらい色が濃いです。
ですが、経験上このくらいで染めても、乾けばいい具合になります。
・・・多分(笑)。


で、概ね乾いたところで、待ちきれず次の作業に。
折り紙の「やっこさん」の腕の部分みたいなところを、折り込みやすいようにさらに薄く漉いて調整しました。
ちなみに、やっこさん・・・

こんな人らしいです。
色々シマシマですね。


さて、余談にも程があるのさらっとヤッコサンのことは忘れて…

革の切り口を専用の顔料で塗っていきます。
割とドロッとした液体で、こんなノリの容器みたいなのに入って売っております。


で、さっきのヤッコサンの腕で、ベルトの先をギュッと挟みます。
だんだんヤッコサン可愛く見えてきました(笑)。


で、首をもたげる感じで、剣先の形に仕上げたら、可愛いとか言っていたのに、ミシンで縫い付けていきます。
もはや拷問ですね(笑)。

で、出来上がるとこんな感じ。
すっかり元通り、ちゃんと剣先の形になりました(笑)。

若干不安だった色合いも、概ね思った感じに落ち着ていおります。

バックル側は革の交換をしていないので、こうしてみると、概ね違和感なく出来ているかと思います♪

こちらのお修理、1650円で1週間程度いただいております。

靴とバッグをメインにお修理しておりますが、財布やベルトといった革小物全般、出来る範囲でお修理しております。
是非お気軽にご相談くださいね。
それでは、皆様のご来店こころよりお待ち申し上げております!!






2021年8月8日日曜日

財布のマチが破れたら。

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さて、今日は朝から台風が近づいているとの事で雨が降り続いております。
ところで、オリンピック。
今日閉会式だそうですね。
私、スポーツイベントは大好きなのですが、今回のオリンピックは、コロナ禍のせいか、日頃の余裕の無さのせいか、地元開催にもかかわらず、ほとんど興味を持って見ることが出来ませんでした。
なかなか難しいですね。
今後あると噂される増税や、新型コロナの行く末のほうが、よっぽど気になる状況です。

さて、うっかり考え始めると暗い方向に思考が向かいそうなので、とにかく落ち着いて、今日も元気にお修理のご紹介です(笑)。
こちら!!
二つ折りのお財布ですね。
お財布の修理は、出来る場合と出来ない場合がございます。
もちろん、靴やバッグでも同じなのですが、一度拝見させていただいてからの、修理可否、お見積りとなりますので、ご了解ください。

さて、こちらが・・・
ちょっとわかりづらいですが、こんな感じで、小銭入れのマチの部分が破れて開いてきてしまっております。
縫い目がほつれる場合は、同じ個所を縫いなおして直すのですが、今回は革自体が破れてしまったため、革を当てて補強をしていきます。

こんな感じで以前使った革の半端があったので、ここからパーツを作っていきます。
幅を決めて帯状の革のパーツをカットします。

で、厚みを調整。
1mm弱の厚みがよさそうな具合だったので、そのくらいにしてあります。
この辺は、革の柔らかさや、張り感、必要な強度を考えて、なんとなく決めます(笑)。
今回は革の厚みを図るノギスで計っておりますが、基本的には手で触った感じで行く場合いが多いです(笑)。

私の手のひらのところにある、スコンブくらいの四角いのが今回使う革になります。

で、そのスコンブを・・・
こんな感じで破れたマチのところに、ガッチリしっかり接着します。

で・・・
縫います。
何となく不安だったので、2重に縫いました。
スコンブは縫えませんが、革なのでしっかり縫うことが出来ます(笑)。

で、マチ側を縫ったので、逆側を本体にガッチリ接着して、縫い付けていきます。
こちらは元々ある縫い目に合わせて、ずれないように縫い付けます。

あとは全体を磨きつつ、切り口等、色を入れれば出来上がりですね。
こんな感じで、直した感じは出てしまいますが、使うには問題ないよう、しっかり補強することが出来ております。

基本的には直した部分を広げてみなければ、わからないようになっております。
勿論、表の縫い目も100%合わせておりますので、糸が若干重なっておりますが、概ね目立たなく仕上げられたかと思います!
こちらのお修理、1650円通常1週間程度いただいております。


靴、バッグ以外のお修理も、出来る限り行っております。
是非お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申しあげております!!