2021年8月8日日曜日

財布のマチが破れたら。

 こんにちは!

靴とバッグの修理、合鍵の店doekです!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek

さて、今日は朝から台風が近づいているとの事で雨が降り続いております。
ところで、オリンピック。
今日閉会式だそうですね。
私、スポーツイベントは大好きなのですが、今回のオリンピックは、コロナ禍のせいか、日頃の余裕の無さのせいか、地元開催にもかかわらず、ほとんど興味を持って見ることが出来ませんでした。
なかなか難しいですね。
今後あると噂される増税や、新型コロナの行く末のほうが、よっぽど気になる状況です。

さて、うっかり考え始めると暗い方向に思考が向かいそうなので、とにかく落ち着いて、今日も元気にお修理のご紹介です(笑)。
こちら!!
二つ折りのお財布ですね。
お財布の修理は、出来る場合と出来ない場合がございます。
もちろん、靴やバッグでも同じなのですが、一度拝見させていただいてからの、修理可否、お見積りとなりますので、ご了解ください。

さて、こちらが・・・
ちょっとわかりづらいですが、こんな感じで、小銭入れのマチの部分が破れて開いてきてしまっております。
縫い目がほつれる場合は、同じ個所を縫いなおして直すのですが、今回は革自体が破れてしまったため、革を当てて補強をしていきます。

こんな感じで以前使った革の半端があったので、ここからパーツを作っていきます。
幅を決めて帯状の革のパーツをカットします。

で、厚みを調整。
1mm弱の厚みがよさそうな具合だったので、そのくらいにしてあります。
この辺は、革の柔らかさや、張り感、必要な強度を考えて、なんとなく決めます(笑)。
今回は革の厚みを図るノギスで計っておりますが、基本的には手で触った感じで行く場合いが多いです(笑)。

私の手のひらのところにある、スコンブくらいの四角いのが今回使う革になります。

で、そのスコンブを・・・
こんな感じで破れたマチのところに、ガッチリしっかり接着します。

で・・・
縫います。
何となく不安だったので、2重に縫いました。
スコンブは縫えませんが、革なのでしっかり縫うことが出来ます(笑)。

で、マチ側を縫ったので、逆側を本体にガッチリ接着して、縫い付けていきます。
こちらは元々ある縫い目に合わせて、ずれないように縫い付けます。

あとは全体を磨きつつ、切り口等、色を入れれば出来上がりですね。
こんな感じで、直した感じは出てしまいますが、使うには問題ないよう、しっかり補強することが出来ております。

基本的には直した部分を広げてみなければ、わからないようになっております。
勿論、表の縫い目も100%合わせておりますので、糸が若干重なっておりますが、概ね目立たなく仕上げられたかと思います!
こちらのお修理、1650円通常1週間程度いただいております。


靴、バッグ以外のお修理も、出来る限り行っております。
是非お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申しあげております!!