2020年11月30日月曜日

深く削れてしまったカカトを直します!

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek


さて、いよいよ本格的に寒くなり、年末12月が迫ってきましたね。
年末年始、当店のお休みもどうしようか考えておりますが、新型コロナウイルスを含む、世間の動向をもう少しうかがってから決めようかなと考えております。
今しばらくお待ちください。
決定次第こちらのブログ、HP等で発信してきます。

全然関係ないですが、マイクタイソンさんが54歳にして、エキジビションとはいえボクシング復帰していましたね。
年齢を感じさせないというか、恐ろしい動きでした。
1990年当時、テレビで見ていた東京ドームでの試合を思い出しました。
1990年…私11歳、マイクタイソンさんが初めて負けてしまった衝撃の試合結果だったせいか、割としっかり覚えておりました(笑)。


さて、そんなわけで、ちょっとボクシングの真似事をしたくなってしまいましたが、大人なのでそこは自重して、今日も元気にお修理のご紹介(笑)。
こちら!!
紳士靴のショートブーツになりますね。
こちらがどうなってしまったかというと…
こんな感じで、かなりカカトの深いところ前、大きく削れてしまいました。
1センチ程度であれば後ろが削れてもそれほどバランスは崩れませんが、これは2㎝近く削れてしまっているかと思います。
さすがにここまでくると、靴のバランスはもちろん、歩き方にも影響が出てしまうのではと不安になってきます。
そこで、今回はこちらを直していきます。

ちなみに…
こちら同じ写真ですが、赤く丸を付けた部分、斜めに色が変わっているのがお分かりになるかと思います。
こちら、一度お修理しており、やはり同じように深いところまで削れた分を、革かそれに近いもので継ぎ足してお修理をした名残かと思います。
割とこの靴の履く頻度が高く、長く履くためかかとのすり減りが早いのかと思います。

で、カカトのパーツがどうやって作られているかというと、こちらの靴はこんな感じで

厚い革を三枚程度積んで、その下にゴムを取り付けてカカトのブロックを作ってあります。
紳士靴によくあるタイプですが、この積んである革は、本革だったり、合成革、MDFのようなもの、プラスチックなど多岐に及びます。
出来ればこの革部分が削れる前にお修理していただけると、ゴムだけの交換で済み、不要な継ぎ足しが必要なくなるのですが、今回の靴のように履く頻度が高かったり、普段から長い距離を歩く方は、修理頻度が高くなり、修理代金もばかになりません。

そこで、今回は…

こんなゴムのブロックタイプのカカトを使用します。
そもそも積み上げ部分がなく、すべてゴムで出来たカカトパーツになります。

こちらは、メリットとしては、すべてゴムで出来ていることで、摩耗に強いです。
どうしても革や、革に類する積み上げ部分は、ゴムに比べ摩耗に弱く、また滑りやすくなります。
お値段も比較的リーズナブル。
当店では両足で、2750円となります。

デメリットとしては、若干ですが重くなるのは否めません。
写真の通り中がすべて詰まっているわけではありませんが、重さは若干出てしまいます。

ちなみに、積み上げを使う場合のお値段は、積み上げごとの交換に7㎜のゴムを取り付ける形で、4620円。
斜めに継ぎ足して、ゴムを付ける場合は2970円となります。


高さは一般的な紳士靴のカカトの高さになりますが、高さが足りない場合はある程度元の積み上げを残して取り付けるように致します。

で、出来上がるとこんな感じ。

いかがでしょうか?
ゴムの一体化パーツですが、7㎜程度のぶぶん軽く削ることで、見た目にも積み上げを使っている状態と区別がつきにくいかと思います。
というよりは、履いている靴の、カカトの部分を見て、「お!革の積み上げ使っているね!!」なんて言う人がいれば、それはなかなかのマニアです(笑)。
一般的には何の違和感もないかと思います!
底面は、こんな感じでシンプルに。
こちらのお修理、2750円で最短40分程度で出来るかと思います。


カカトのお修理だけをとってみても、お直し方法、材料は結構なパターンがございます。
是非お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!



2020年11月23日月曜日

WESCOのブーツ、オールソール交換です!

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

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水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
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〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
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靴とバッグの修理店doek


さて。
いくらか落ち着いていた新型コロナウイルスが、また猛威を振るっているようですね。
当店では、引き続きレジカウンター部分に飛散防止のビニールをかけさせていただいております。
若干、受付の際、邪魔になるかとは思いますが、ご理解いただければと思います。
また、アルコールの除菌液は店内に常備しております。
そちらも、お気軽にご利用ください。


さて、そんなわけで、ただでさえバタバタする年末が、今年はまたイレギュラーな感じになりそうですね。
GOTOトラベル。
どうなるのでしょうか…。


さてさて、いろいろと思うことはありますが、何とか隙を見て今日も元気にお修理のご紹介!!
こちら!!

WESCOのブーツになりますね!
やっぱり格好いい!!重厚感が違います。
1918年にオレゴン州で創業したブーツメーカーになります。
欲しいですねぇ(笑)。

さて、こちら。
こんな感じの、白いソールがついておりました。
カカトはもちろん、中央部分もかなり薄くなってきております。

そこで、今回は靴底を交換していきます。
まずは…
ガーーっと削って、靴底を取り除いていきます。
本当は剥がれてくれると楽だったのですが、温めても、いっこうに剥がれる気配がないので削り落としました。
今回は靴本体に縫い付けてある、3㎜程度のミッドソールは流用するため、ミッドソールが外れてしまわないよう慎重に作業を進めます。
で、外したのがこちら。
ぐるっと一周縫ってある糸を切らないように慎重に靴底を削り落としました。
多少削ってしまっても、いきなりミッドソールが外れるなんてことはないかと思うのですが、それでも縫い糸を切ると靴底が外れるリスクは高まるので、極力糸を残してさ削り落としました。

で、新しい靴底と、このミッドソールの削った部分にプライマー処理を施し、接着剤を塗布。
両面しっかり乾かした後、温めて圧着してきます。
大切なので、もう一度言います。
接着したい両面をプライマー処理、接着剤を塗布し、接着剤が乾いてから温めて圧着です(笑)。
この工程、市販の革用やゴム用接着剤でも同じように使う接着剤が多くあります。
接着剤というと、にゅうっと片面に塗り付け、乾く前にペタッと貼り付け。
そのまま固定しておけばくっつく…と思っていませんか!??
そのやり方でもつかないことはないかと思いますが、全体むらなくつけることは、ほぼ不可能ですし、接着剤が固まるまで隙間が出来ないように保持しておくのも、ほぼほぼ不可能かと思います。
ご自身で接着剤を使う際は、ぜひ使い方をよく読んで作業してくださいね。
乾燥させてから圧着です!

こちら圧着機で、ガツンと固定しているところですね。
圧着でつく状態になっているので、ぎゅっと押し付ければ、ニチャァっと隙間が開いてくることはありません。
逆にこの段階でずれると、がっちり付いてしまいます。

ちなみに、この接着剤この状態でがっちり固定し、そのままさらに放置することで、溶剤が抜け完全接着となります。
理想を言えば1週間くらいと接着剤メーカーの方がおっしゃっていたかと思います。
奥深いですね、接着。


そして、がっちりしっかり接着出来たら、周りの余った部分を削って、形を整えていきます。
今回はvibram2021の黒を使いました。
いわゆるスポンジ素材の底剤になるため、非常に軽くクッション性もよい素材となります。

出来上がりがこちら。
すっきりした仕上がりですね!

こちらのお修理、9900円、2週間程度お時間をいただきます。
今回はミッドソールを流用しましたが、ミッドソールを交換する際は2200円追加となります。

やはり冬になると圧倒的にブーツのお修理が増えていきます。
ブーツの修理も出来る限り行っております。
お気軽にご相談くださいね!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!

2020年11月15日日曜日

PUMAのスニーカーの靴底修理&カラーリング!

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さてさて、当たり前ですが、日一日と年末が近づいていきましたね。
なんだか今年はバタバタしたまま終わってしまいますです。
私、先日の日曜日、ぎっくり腰まではいかない程度に、ギックリしまして、割と軽かったので平気かなと思ったのですが、治りきらない腰痛が続いております。
皆様、健康にはくれぐれもお気を付けください。
健康第一です。
そのためにも…過積載ぎみの脂肪を落とさないと、私の腰は限界がきております(笑)。


というわけで、若干腰、背中が気になりますが、気持ちは元気にお修理のご紹介、こちら!!
PUMAのスニーカーになります!
PUMAといえば、1948年に設立されたスポーツ用品メーカーですね。
元はやはり製靴から始まったそうです。
もはや、だいぶ知られてきてしまった豆知識ですが、創業者はadidasを作ったアドルフダスラーさんのお兄さん、ルドルフダスラーさんですね。
すごいご兄弟です。

さて、そんなプーマのスニーカー。
靴底が…
こんな感じでだいぶすり減ってしまいました。
そこで、まずはかかとを…
ガーーーっと削って、白いゴムを接着し、とりあえず全体を平らにしていきます。
接着面は広いほうが良いですが、今回はこんな感じ。
全体を平らにしつつ、すべり止めの窪みはなくならない程度に削りました。
カカトのすり減った部分は、白なのでわかりづらいですが、継ぎ足してあります。

そこに新しい、シート状の底剤を貼り付けていきます。
これは新しい底剤の接着面に、プライマーを塗布後、接着剤を塗って温めているところになります。
接着剤をしっかり乾燥させた後、温めて活性化させて、靴と圧着していきます。

勿論、靴側にもプライマー処理、接着剤塗布、乾燥、温めを行っております。
圧着機でドスン!
こういう広い面で付けなければいけない場合は、やはり圧着機が安心感があります。

あとは、周りの余った部分を切り取って、削って整えていきます。
出来上がるとこんな感じ。

元のデザインとは違ってしまいますが、スニーカーらしい、シンプルな仕上がりになります。
今回は、全体を染め直し、靴底も白くしていきます。

ビフォー
アフター
なんということでしょう、黄色くなっていた靴底は真っ白に。
黄色がひび割れて薄くなってしまったロゴのラインはより黄色く。
スエード部分は赤く染め直しております。

今回はこちら、塗装しております。
ゴムや合成皮革もある程度自信をもって塗装することのできる塗料を、新たに導入したので可能になりました♪

こちら、靴底のお修理、5500円。
全体のカラーリング…まだ検討中なのですが2200円程度になる予定です。
革靴の染め直しとも少し違った作業になっており、価格は前後する可能性がまだございます。
お気軽にご相談ください。

というわけで、まだまだ、新しい技術を導入しつつ、試行錯誤しております。
気に入ったスニーカー、修理できるかだけでもご相談くださいね。
それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!



2020年11月5日木曜日

エンジニアブーツの靴底を直す!

んにちは!!

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水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

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tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek

さて、早いもので11月。
いよいよ年末が近づいていきましたね。
昨日、ホームセンターに行くと、もうクリスマスの商品が…。
不必要に気持ちが焦る今日この頃でございます。

さて。
そんなわけで、なんだか寒いせいか体調も思わしくないですが、めげずにお修理のご紹介。
こちら!!
スエードのエンジニアブーツ!
当店のお預かりの品も、着々と秋冬物が多くなってきております。

こちらが…
こんな形で、ハーフラバーを貼ってお修理がしてありました。

ですが…
こんな感じで横から見ると、靴底何層にも剥がれてきてしまっているような状態で…。
おそらく、靴底がすり減って、縫ってあった糸も切れてしまった状態に、そのままハーフラバーを貼って補強をしたのかと思います。
作業としては、正直なところ、靴修理店としては良くあるパターンかと思います。
お修理をした当初は、接着剤も効いており、ハーフラバーですり減った部分を補強することで、すべり止めにもなり、しっかり履ける状態だったかと思います。

ですが、ある程度長く履いているうちに切れた縫い糸だけではもたず、剥がれてきてしまったという感じでしょうか。

というわけで今回は…
こんな感じで、元々ついていたハーフラバーを剥がしてから、靴底を縫い付けなおしました。
また、写真をよく見ていただくと、お分かりになるかと思いますが、つま先部分と親指の付け根のほうの靴底がかなりすり減ってしまっていたので、ゴムを継ぎ足しております。
継ぎ足した分もそのまま縫ってあるので、これは非常にはがれにくい状態に出来ているかと思います。

で、あとはこの上に、縫い糸が切れないよう、ハーフラバーをガッチリしっかり取り付けました。

そうすると…
側面の剥がれていたところも、こんな感じでバッチリしっかり固定出来ました。


上側もきれいに縫うことが出来ております。

仕上がりはこんな感じですね。
こちらのお修理、ハーフラバービブラム2027番が2620円。
つま先とう継ぎ足しているのが550円。
底の縫いなおしが、2200円いただいております。

これでまた、がっちりしっかり履けると思えば、決してお高くはないのではないかと思うのですが、いかがでしょうか!??


いよいよ冬本番の気配がやってきましたね。
いざブーツを出したら壊れていた!なんてことも。
お気軽にご相談くださいね。
なるべく、きれいに直すよう、心掛けております。
それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!