2022年6月30日木曜日

Y-3のナイロンリュック、破れてしまったので補修します!

こんにちは!

靴・バッグの修理、合鍵作成の店doek(ズック)です!!
井荻駅南口、改札を出て斜め右側、環八側道沿いにあるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。

営業時間 10時~20時
定休日  水曜日
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住所 〒167-0023東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
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はい、というわけで、6月も今日で終わり。

2022年も折り返しになりました。

それにしても、言うまいと思いましたが…暑いですね(笑)!!

ここ何日か、尋常じゃない暑さです。

昨日は定休日ということで、午前中は修理で使う革を探しに新宿界隈をウロウロ、午後は所沢の実家によりつつ、野球観戦に行くという一日を過ごしておりました。

なんと西武ドーム、気温37度。

そりゃあ具合も悪くなります(苦笑。

それほど動いていないはずなのに、ぐったりです。

皆様、くれぐれも脱水、熱中症にはお気を付けくださいね。


さて、そんなわけで、休みのたびに疲れを残している気がいたしますが、今日も元気にお修理のご紹介!

こちら!!

こちら!
Y-3のナイロンリュックになりますね!
Y-3といえば、adidasとYOHJIYAMAMOTOがコラボしたブランド…という認識であっているでしょうか!?
そんないわゆるドメスティックブランドになるかと思います。

で、こちらが・・・
こんな感じで、お分かりになるでしょうか?
背中に当たる部分がメッシュになるのですが、部分的に穴が開いていしまいました。
背中に密着させないように、内側に凹凸があるのですが、その凸部分でメッシュが擦れてしまった形ですね。
今回はこちらを補強していきます。
まず、用意したのがこんな感じのナイロン生地。
で、これをほつれないように…
両側を折って接着してから縫ってほつれないようにします。

そしてこちら。
革の帯を準備。
こちらを先ほどのナイロンの長い辺に巻きます。
こんな感じですね。
本当は革を巻かなくても良いかなと思ったのですが、今回はバッグの形状上、手縫いでしか縫うことが出来そうにないため、革を巻きました。
もちろん、ナイロンのままでも手縫いで縫うことは出来るのですが、ナイロン等の生地は地味に手縫いで製品ぽく仕上げるのが難しいです。
逆に革は事前に等間隔で穴を開けておくことで割と仕上がりが綺麗になるため、今回は革を巻きました。
で、まずは底面から下に向けて、ナイロンを縫い付けます。
こちらはひっくり返して縫い目を見えなくするので、革は巻いておりません。

で、こんな感じで下側にナイロンの帯を付けることが出来たら・・・
上にこんな感じで折り返します。
破れたメッシュの部分を覆ってしまう感じですね。

で、先ほどの革に開けた穴を拾って、メッシュにナイロンを縫い付けていきます。
こんな感じで、曲がった針でチクチクと手縫い。

で、縫いあがるとこんな感じ。
単純に覆ってしまったので、しっかり補強できているかと思います!

意識してみないと、わからないと思いますし、背中に当たる側なのでそれほど目立たないかと思います。

こちらのお修理、4400円、10日程度いただきました。


ナイロンの破れなどは、範囲によってもう少しお安くなったり、勿論大きければお高くなったり致します。

お気軽にご相談くださいね。

それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!



2022年6月27日月曜日

Paraboot (パラブーツ)のシャンボード。腰裏の修理とオールソール交換です!

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さてさて、6月も末ということですが、なんと・・・。

梅雨明け!!

さすがに早い気がしますね、今年は。

暑いなぁとは思っておりましたが…。

電力も足りないなんて話がでていたり、水不足の懸念もあるとかないとか。

ままならないですね!!


というわけで、気持ちだけでも元気のお修理のご紹介!!

こちら!

Paraboot (パラブーツ)のシャンボードですね。
パラブーツといえば、1908年フランスで創業した、靴メーカーですね。
パラゴムを使ったラバーソールが有名です。

で、そんな靴が…
一度、お修理していただいていた腰裏の部分の革が摩耗してしまっておりました。
なので、こちらは取り外してしまいます。
履き口の縫い目を切りながら丁寧に。

で、今回は靴底も交換していきます。
こちらもこんな感じで、周りを縫ってあった糸をきって、こんな感じでスッキリさっぱり取りはずしました。
パラブーツのラバーソールは、通常中物なんて言われるコルクやスポンジを詰める部分まで、ゴムが入るように出来ております。
こんな感じですね、シマシマの部分が一段盛り上がっていて、靴の中の空洞を埋める感じになります。

で、当店では中の空洞は基本コルクで埋めます。

こんな感じで、盛り盛りに。
ちょっとこの写真、大袈裟です、もう少しこの後整えたかと思います(笑)。
とはいえ、中に隙間が出来ないように、やや盛り気味くらいの感じでコルクを詰めます。
履いていると体重がかかってつぶれるのも若干考慮。

そして、コルクの中央部分若干見えておりますが、シャンクと呼ばれる金属の棒をコルクの中に仕込んでおります。
元々、ラバーソールの中に埋め込まれていたので、取り出して、こちらに移植しました。
カカトから土踏まずあたりの補強のための金具になります。

で、こちらもう少し整えてから、3mm程度のミッドソールを接着。
こんな感じですね。
今回はこちらを靴本体に縫い付けて、本底を接着する仕様となります。
縫いあがるとこんな感じですね。
接着だけでも行けなくもない気もしますが、ぐるっと縫ってあると勿論安心です。
で、ここにvibram2070番、トレントソールなんて呼ばれる靴底を、ガッチリしっかり圧着していきます。
プライマー塗布乾燥、接着剤塗布乾燥、温めて圧着。
いつものパターンですね。


あとは、周りのはみ出た部分を削れば出来上がりです。
ウェルトは極力削らないように、慎重に。
それでいて、はみ出すと格好悪いので、しっかりギリギリまで。

で、忘れておりました。
腰裏もしっかり新しい革を当てていきます。
こんな感じで、継ぎ目はなるべく薄く、段差が出ないように。
底部分は切れ目を入れて、こちらもなるべく凹凸が出ないように工夫しながら作業を進めます。
で、履き口部分の縫い目に合わせて、ミシンで縫って、余った部分を切り取れば出来上がりですね。
こんな感じ。
直しているのがわからない!??
とは言いませんが、比較的違和感なく、破れてしまったまま履くより、ずっとよろしいかと思います。
これでまた、しっかり履いていただくことが出来るかと思います♪

腰裏の修理、3520円。
オールソール交換、vibram2070、トレントソール、9900円。
今回はミッドソールと縫いの作業が3300円いただいております。

次回オールソールの際は、よっぽどミッドソールが削れたり破損するようなことが無ければ、トレントソールだけの交換が可能です。
お時間は、3週間程度いただきました。

新しい靴ももちろん良いですが、履きなれた革靴、やっぱり愛着がわきますよね。
しっかりお手入れ、修理をしていただければ、まだまだしっかり履くことが出来るかと思います。
是非、お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!



2022年6月18日土曜日

doekエクセレントクリームが出来るまで!??

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さてさて、早いもので6月も半ば、梅雨真っただ中ですね。

そんななか、先日の定休日。

行ってきました、ライオン靴クリームでお馴染みの、株式会社谷口化学工業所様の本社!!

当店ご自慢の、「doekエクセレントクリーム」を作っていただいている会社様になりますね。


ライオン靴クリームとのコラボで、当店のロゴの入った靴クリームを作っていただいております♪

欠品していたお色も入荷し、現在全色揃っております。


ライオン靴クリーム本舗といえば、日本最古の靴クリームメーカーです。

なんと創業明治43年。

大変歴史あるメーカーになります。

特徴としては、顔料を使っていない靴クリーム。

これ実は、非常に珍しいかと思います。

ガッチリとした着色力はないものの、革にしっかり浸透する染料なので、透明感のある仕上がりになります。

しかも染料のみで、カラーバリエーションがすごい。

色がとてもきれいなのも良いですね♪

ちなみに、白だけは顔料がないと作れないとの事でした、念のため。


また、いかにも石油化学製品みたいな匂いがせず、割といい匂いがします。

ご自宅で使うときなんかは良いですよね。

開けてみないとわからないかと思いますが、実は良い匂いです。



で、今回、本社に行かせていただいて、工場を見学させていただきました。

知識として、名前は知っているものの初めて見るものばかり。


こちら、カルナバワックス。

ブラジルに自生する、カルナバヤシの葉っぱから取れるとの事。

ツヤを出すのによいらしいです。

車のワックスにも使われているとの事でした。


結構黄色い。
無色や、色の着いたクリームの原料が黄色いって、扱いにくそうですがそんなことないんでしょうね。


で、こちらの白い粉末?がシアバター。
シアーバターノキの種から取れる、植物性の脂肪だそうです。
しっとりですね。


ハンドクリームなどにも使われたりします。

ちょっとお高いそうです(笑)。

粉末と言いましたが、触った感じは独特な…コクっとした感じ。

…伝わりにくい(笑)。

語彙力の無さが残念です!


で、そんな材料を混ぜる機械が何台か。

40種類くらいワックスや脂肪を混ぜるそうです。



歴史を感じます!!

これだけあったら、一生かかっても使い切らいないだろうなってサイズ感です(笑)。



で、湯煎中の…クリーム?クリーナー。

直火ではなく湯煎なんですね。
で、この湯煎して緩くなっているクリームを瓶に詰めているところ。
なんと手作業。
噂には聞いておりましたが、想像以上に手作業。
当店の「doekエクセレントクリーム」もそうなのですが、瓶を開けるとクリームの表面が非常にきれいなんです。
ツルっと、ピカッとフラットに入っています。
機械でチュッと入れると、ソフトクリームのようになりがちですが、フラットで美しいんです。
写真のクリームも、2回に分けて注いでいくとの事でした。
こだわりがすごい!!
もし表面が荒れていたら…配送途中で何かがあったか、当店で陳列中に、激しい動きをしてしまったかかと思います、すみませんm(__)m。

というわけで、そんな「doekエクセレントクリーム」、1個770円。
40gとやや他のクリームに比べると少なめになっておりますが、ご自宅で使い切れず乾いてしまうなんてお声も聞くので扱いやす感じかと思います。
Mモウブレイは50g、990円。
サフィールは50g、1100円。
それぞれに、良いところもありますが、ライオン靴クリーム、doekエクセレントクリーム、お勧めです!!


ちなみに当店で行っている、シューケアや、定額制くつ磨きサービス、主にdoekエクセレントクリームを使っております。
とはいえ、色の入りにくい素材や、上に色を乗せたほうがきれいに仕上がるような素材に関しては、違うクリームを使うことも。
なかなかご家庭で、靴の素材に合わせて同じ色で違うクリームを使うとかは難しいかと思います。
ご自身で磨いても、うまくきれいに出来ない靴等、お気軽にご相談くださいね。
靴磨き、シューケアは1足1100円。
定額制くつ磨きは、月額3300円で31足まで磨かせていただきます♪


仕事の話をしに行ったとはいえ、ほとんど工場見学。
非常に楽しかったです(笑)。
谷口化学工業所様、ご対応いただき、ありがとうございましたm(__)m。
靴クリームでお悩みの皆様、「ライオン靴リーム、エクセレントクリーム」お勧めです!!
ついでに当店限定の「doekエクセレントクリーム」こちらも激押しです!

というわけで、靴修理のご紹介はまた次回。
それでは、皆様のご来店心よりお待ちしております!!



2022年6月12日日曜日

KOMINEライディングブーツの靴底の接着。バイクブーツ!

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日曜日、雨が降ったり日が照ってみたり、不思議な天気になっておりますね。

全然関係ないですが、先ほど見たニュース。

上野の動物園のパンダ、シャンシャンが5歳になったそうです。

おめでとうございますm(__)m

そういえば、コロナ前でしたね、産まれたの。

2020年の餌の竹の購入額が3頭で、5460万円。

5460万!??なかなか食べますねえ。

色合いがあれなだけで、熊ですもんね。

大きいですし。

とはいえビックリです。


さてさて。

本当に関係のない話から入ってしまいましたが、今日も元気にお修理のご紹介。

こちら!!

KOMINEのライディングブーツでしょうか。
足の甲にライディングブーツ特有の革が当ててあります。
バイク用の靴ですね。
MOTO FANGO。
良い感じにオイルが入れてあり、革の感じも抜群です。

ですが、こちらが…
こんな感じで、靴底が剥がれてしまいました。
今回は靴底を接着し直していきます。

まずは、接着面の汚れや、古い接着剤を削り落としていきます。
割といつもの作業、こんな感じですね。
もちろん、靴本体側も…
こんな感じに。
周りの縫っている糸を切らないように、慎重に全体をキレイにします。

で、いつもと同様に、接着剤の着きを良くするプライマーを塗布して、乾燥後、接着剤を塗布するのですが、今回は「GLUE BOOSTER」をプライマーと接着剤に少量混ぜてから塗布しました。
「GLUE BOOSUTER」その名の通りGLUEをBOOSTします(笑)。
以前、「デスモジュール」なんて名前の同様の強化剤を使っていたのですが、最近は「グルーブースター」を使っております。
接着剤メーカーで揃えた感じです。
酢酸エチルらしいので、溶剤の枠なんでしょうか?
どういう理屈かわかりませんが、接着性向上、耐熱性向上、耐油性向上、耐水性向上と書いてありました。

で、こちら全ての作業に使うかというと、そんなことはなく、かなり限定的に使っております。
当店では、ボルダリング等、本気のスポーツシューズ。
バイク関係の熱がかかる可能性がある、靴。
登山系の、うっかりしたら命がかかる靴、あたりになります。

基本的には、当店で受け付けているのは、街歩き用の靴の修理になります。
あまりにも特殊な環境だったり、登山やスポーツといった、ケガ、場合によっては命の危険があるような時に使う靴は、全力でお勧めはしておりません。
不具合が出たら、新しいものを買った方が安心だったりもします。

ですが、靴の状態や作業内容によっては受け付けてもおります。
そんな時は、今回使った「グルーブースター」を使用して、よりガッチリ、しっかりとした接着を試みるようにしております。


ちなみに通常すべり止めを付ける場合は、「グルーブースター」を使わずに、プライマーと接着剤で処理をしております。
それでも、当店で直したものを再度お直しさせていただく際、剥がれなくてイラ!!っとする程度にはがっちり付くのでご安心ください(笑)。
ここ5年程度はプライマーを常時使っておりましたが、それ以前は通常はプライマーも使用しないでおりました。
それでも、十分かと思うのですが、より安全に剝がれないように最近は、プライマーは常に使うようにしております。


はい。
説明が長くなりましたが、グルーブースター、基本的には接着剤とプライマーに混ぜるだけなので作業的には後は同じになります。

接着剤が乾いた後、温めてからガッチリしっかり圧着。

圧着機でドスン!ですね。
で、接着し直すと、どうしても周りが若干ずれたりするので、少しだけ周りを削って整えれば完成になります。
ガーーーっと。
こんな感じですね。
これでまた安心してご使用いただけるかと思います。

こちらのお修理、片足880円なので、今回は1760円いただきました。

混み具合にもよりますが、最低でも丸一日はいただきます。

ご了解ください。



というわけで、今回はライディングブーツの靴底の接着を行いました。

極力いろいろなものをお修理できるようにしておりますが、あまりにも危険な際はお断りする場合もあるかと思います。

恐れ入りますが、ご了解ください。


それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!



2022年6月10日金曜日

ダレスバッグの修理!口金が折れた!

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先日のこちらにも書かせていただきましたが、やってきました、オンラインセミナー。

初めてしゃべる側に回りました(笑)。


こんな感じで、カメラとモニターに囲まれた状態で40分程度でしょうか、一人でしゃべりっぱなし。

ある程度しっかりした原稿があるものの、あちこち脱線しながら、当店で使っているTERAOKAのPOSレジとアプリについてご説明。

聞いている方の画像は一切ないので、緊張しない?半面リアクションが全くわかりませんでした。

やっぱり難しいものですね。

お話を聞く機会はこれまでも、色々ありましたが、話す側に回るとは思っておりませんでした。

ドレスコードはないと言われたものの、一応ジャケットを羽織っていって良かったなと。

うっかりしたら、アロハで臨むところでした。

そんなこんなで、通常の店舗での仕事より、はるかに疲れが残る定休日となってしまいましたが、貴重な経験をさせていただきました。

ご関係者の皆様、ありがとうございましたm(__)m。



次の水曜定休日は、当店のdoekエクセレントクリームを作っていただいている、谷口化学工業所様の工場を見学させていただく予定に。

そちらも、改めてこちらのブログでご紹介させていただければと思っております。

楽しみです!


色々と精力的に動いていこうと思っております。

引き続きよろしくお願いいたします。



さてさて、そんなわけで、今日も元気のお修理のご紹介。

こちら!!

どすん!
ダレスバッグ!
格好いいですよね、ダレスバッグ。
これぞ鞄!!というたたずまいが、とても好きです。
なかなかこういう大きな鞄が必要になるような仕事ではないので、使えないのが残念ですが憧れがございます。

そんな鞄の口金が…
ちょっとわかりづらいですが、中央の金具部分で折れてしまいました。

ハンドル部分など、付属の赤い革も痛みが出ていたり、諸々ほつれてしまっている部分も。
こちら、今回全体的に直していきます。

まずは口金を外し、巻いてある革をすべて外します。
やはり完全に折れてしまっておりました。

口金のハンドルが取り付けられる側は、おそらく鉄?の素材。
金具の受け側が着く方は、アルミの枠になっておりました。

恐らくですが、ハンドルがついて力がかかる方は強度の高い金属が使われたのかと思います。
なんどかダレスバッグや、口金のバッグは作ったり直したりしてきましたが、だいたい両方アルミの枠の物だったのでなるほどなと。
勉強になります。

で、今回ご用意したのが、同じくアルミのこんな感じの板。
実はこれ、当店に合った在庫の口金をカットして作りました。
本当は、同じサイズの口金を作ってもらおうかと思ったのですが、最低ロットがあるとの事で、修理店としては難しく、今回は折れた個所を補強していく方向に致しました。

まずは…
わかりづらいですが、接着剤で固定します。
クリップで外れないように固定します。

で、勿論接着剤だけでは心もとないので…
ドリルで穴を開けて、カシメ金具で打ち付けます。
四か所ガッチリとカシメて、中央の金具でも止めるので合計6か所で固定。
多分大丈夫、大丈夫であって欲しいと願いながら固定します。

こんな感じでですね。
勿論厚みが2倍になるため、口金が厚ぼったくなりますが、幸い閉じた際、中に入る金具になるので外側からは違和感はありません。
で、元あった個所に、ハンドルや金具を取り付け。
これもまた幸い、まったく同じ鍵が手に入ったので、同じ穴を使って固定することが出来ました。
折れてしまっていた側は、板厚が倍になったのでネジが届かず、こちらはホームセンターで買ってきた新しいネジで固定。

あとは、金具に革を巻けば、口金はOKです。


で、次に、バッグ本体下部。
これはダレスバッグの場合、どうしても重いものが入るし、致し方ないかなと思うのですが、革が内側に曲がるような形で癖がついてしまいます。
だんだん自立しにくくなったりと、若干不便が出てくる場合も。

そこで、今回はこちらも補強していきます。
表の革とマチを一度外して、裏に補強の芯材を貼りこみます。
もっと厚くても良かったかなと、色々思いながら作業するのですが、かといって表がボコッとするほど補強を入れるのも違うと思うので、そのあたり様子を見ながら作業を進めます。
もちろん、切り口は薄く漉いたりですね。


で、あとは諸々外した箇所を、ガッチリ接着。
その後、手縫いで縫い合わせていきます。
中心がずれるのは許されないので、慎重に。
ローを引いた糸で、ガッチリしっかり縫っていきます。
ミシンで縫えるかなと思ったのですが、口金周りがミシンで縫えないことは、私物のバッグ作成で確認していたので、手縫いでガッチリと。

ハンドルの赤い革も交換いたしました。
底の金具部分も。
こんな感じ。

癖がついてしまっていた胴判もある程度真っすぐに。
こういったしっかりした鞄でも、癖がつくと外の胴判のほうが長さが出てしまって合わせるのに、地味に苦労しました。
やっぱり伸びるのでしょうか。
口金部分、補強した際のカシメが若干ポコッとしております。
よく見ないとわからないでしょうか??
もちろん、バッグを閉めた際、この隙間で当たってしまうほど厚みが出ると、使うのに支障が出ますが、ギリギリセーフです。
裏面も、革を被せてしまうと比較的目立ちませんが、やはり厚みが厚くなっております。
これに関しては、お使いいただくか確か基本的にはわからないかと思います。

あとは、全体擦れていた部分に染料を入れ、皮革用のクリームで磨けば完成ですね。
やっぱり、格好いいです!!

こちらのお修理、トータルで、20900円いただきました。
ハンドル等赤い革交換、4400円。
底部分芯材補強、3300円。
カギ交換、アルミ補強、口金巻革交換、13200円。
といった感じの内訳になります。
ダレスバッグ系の錠前は、金額が高くなってしまいがちです。。

ご了解ください。



というわけで、今回はダレスバッグのお修理をさせていただきました。

問題なく使えているというご連絡もいただき、安心しております。

プレートを良い感じに曲げることの出来る技術があれば、口金自体作れそうだななんて思ったりもしまいしたが、それはまた別の機会に、私物からチャレンジしてみたいと思っております(笑)。

というわけで、バッグや鞄の修理も、全力で行っております。

お手持ちのご愛用品、不具合がございましたらお気軽にご相談ください。

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