2021年12月28日火曜日

REDWINGアイリッシュセッターの靴底交換!!

 こんにちは!

靴とバッグの修理、合鍵の店doekです!


西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。

水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。


遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek

新たにline公式アカウントを開設しました。
靴修理や合鍵作成の可否等、お写真を使ってお問い合わせいただけるとスムーズです!!


さて、年末年始ですが
12月29日(水)~1月3日(月)
をお休みとさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、お間違いの無いようよろしくお願いいたします。


というわけで、2021年、本日が最終営業日となりました!!
今年も、ありがとうございました。
なんとか無事に乗り切ることが出来そうです。
それにしても1年も我慢すれば終わるだろうと、想像していた新型コロナウイルスも、気が付けば二年。
なんなら、もうすぐ三年目でしょうか?
元に戻るというよりは、現状が続いていくのだろうと想像しております。
これ以上悪くならないことを祈るのみですね。
当店は来年も引き続き、なるべく質の良いお修理を提供していければと考えております。
よろしくお願いいたします。

さてということで、今年最後のお修理のご紹介はこちら!
REDWING(レッドウイング)のアイリッシュセッター!!
ブーツといえば!!っていうくらいに定番のブーツになりますね!

こちら今回は靴底を交換していきます!!
ちなみに横から見るとこんな感じ、かかと部分がやや擦り減っているものの、そんなに極端な擦り減りではないようにも思いますが、今回はミッドソールも交換していきます。。

本体に縫い付けてある、白いゴムのミッドソールも交換ということで、今回は縫ってある糸をカッターで切って、ミッドソールごと剥がしていきます。
こんな感じで、べりべりべりっと。
レッドウイングのような作りの場合、ミッドソールを残して、その下のスポンジソールのみ交換することが可能です。
ですが、今回は革で全体に厚みを出したいとのご要望で、ミッドソールも交換していきます。

で、靴底を剥がしたら・・・
周りの縫ってあった糸を、すべて抜いていきます。
抜いてなくても縫うことは出来るのですが、当然必要ないものはないほうが良いです。

で、コルクも若干減っていたので詰め直し。

こんな感じでコルクを足して、平らに整え直しました。

で、ここに新たな革のミッドソールを接着して、周りを縫いなおしていきます。

専用のミシンで、ガチャガチャと縫います。
普段当店で使っているミシンも、いわゆる厚物縫いが出来るミシンですが、こちらのミシンはそれどころではありません。
5mm程度の硬い革と、2mm程度のウェルトを縫い付けていくことが可能です。
もう一枚くらいなら重ねても縫えます。

で、縫いあがるとこんな感じ。


パチッときれいに縫えていますね。
当店のミシンは、靴の上側から縫うのでウェルトの元のミシンの穴を追うことが出きるので安心です。

で、ここに、ビブラムの4014番を貼り付けます。
圧着機でドスン!!
ハンマーで叩いて体重をかけてなんて作業もやりますが、最後はドスンです(笑)。

で、周りを削っていくと概ね出来上がりですね。
レッドウイングのブーツは、元々周りの仕上げが荒いので、荒いペーパーのみで仕上げていきます。

出来上がるとこんな感じ。
良い感じですね♪
ミシン目もきれいにそろっております。
靴底の厚みも増して、ガッチリ感が強くなっております。

こちらのお修理、13200円いただいております。
通常、3週間程度のお預かりとなります。

なるべく元通りに直すのが基本となっておりますが、勿論カスタム的なお修理も可能です。
気になる点等ございましたら、お気軽にご相談くださいね!!

それでは、本年もありがとうございました!!
来年もよろしくお願いいたします。





2021年12月26日日曜日

CROCKETT&JONESのタッセルを作る!!

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さて、年末年始ですが
12月29日(水)~1月3日(月)
をお休みとさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、お間違いの無いようよろしくお願いいたします。


さて、すっかり年末、クリスマスも終わってしまいました。
早いですね、そして寒いです。
12月はバタバタするとわかっているのに、うまく回らないのはなぜでしょうか!??
というわけで、申し訳ございません、年内仕上げは、ほぼ難しくなっております。
そもそも納期が立て込んでいるにもかかわらず、材料が手に入りづらいという、難儀な状況になっております。
場合によっては、比較的簡単なお修理も長めに納期をいただきますので、恐れ入りますが、ご了承いただければと思います。


さて、そんなわけで、年内…最後から2番目のブログになるでしょうか。
何とかもう一度最終日には更新する予定でおります(笑)。
今日ご紹介するのはこちら!!

CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)のタッセルローファーになりますね!
クロケット&ジョーンズと言えば、1879年にイギリス、ノーサンプトン創業の靴メーカーになります。
高級紳士靴といえば!!の中に確実に入ってくるメーカーかと思います。
・・・たぶん(笑)。


で、こちらがどうなってしまったかというと、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが…
タッセルローファーのタッセルが、一つなくなってしまっております。
というわけで、今回はこちらのタッセルを作り直していきます。

まずは採寸。
外して型紙が取れると良いのですが、ついているものを敢えてばらすのも、違う気がするのでタッセルの長さや革の厚みを測ります。
この写真は革の厚みを測っているところですね。

で、概ねの長さを決めたら、四角く革を裁断、厚みを元のタッセルに近い形で漉いていきます。
で、漉機に通して、もとのタッセルと極力近い厚みにします。

計ると1.32mmくらい。
元が1.37mmくらいなので、0.05mmほど薄くなってしまいましたが、接着剤等付けることを考えるとちょうど良いかなと前向きにとらえて、作業続行です(笑)。

で、タッセルの本数を確認。
だいたい幅4mm弱で18本。
正直この本数が違っていて問題が起こることはないと思うのですが、一応数えられる程度なのであれば数えます。
で、タッセル部分をカット。
本数と幅があっていれば巻いた時の雰囲気も概ね同じくらいになるかと思うので、なるべく近い形で仕上げていきます。
さらに、タッセルの先っぽを、一本一本三角にカットしていきます。
割と好きな作業です(笑)。

で、試しに巻いてみると…
いい塩梅じゃないでしょうか!??
革が薄いと、細くなりすぎますし、本数が多すぎるとタッセル自体が太くなるので、やっぱり厚み、幅、本数とも重要ですね。

で、あとは切れてしまっていたタッセルの紐をガッチリ接着して補強した後、一目縫って、紐自体の長さを長くします。
で、新しい紐にタッセルを巻き付けて、ほかのと似た形で固定すれば出来上がりですね。
話を飛ばしてしまいましたが、革の質、色合い自体もやっぱり重要かと思います。
恐らく、このタッセルローファーに使われている革は、カーフ。
生後六か月までの子牛の革ですね。
で、当店で主に使っているのが、キップ。
生後6か月から2年程度までの牛の革になります。
若干、大きくなった牛になります。
カーフのほうがきめが細かく、傷も少なく上質なこともわかるのですが、正直なところお値段もお高くなります。
当店では、私の好みもあって、比較的状態の良いキップを好んで使っております。
牛のことを考えるとかわいそうな気も致しますが、避けられない現実ですね。
美味しくお肉を頂いて、感謝しながら皮革製品を扱うのが正しいのかと思います。



というわけで、出来上がりがこちら!!
どのタッセルが、新しく作ったものか一見するとわからない感じに仕上がっているかと思います!
こちらのお修理、2200円いただいております。
革の仕入れが必要なければ、1週間程度いただければ出来上がるかと思います。

カカトや、すべり止めといった靴底周りのお修理が一般的かとは思いますが、その他の個所でも出来る限り丁寧なお修理を心掛けております。
なにか不具合がございましたら、是非お気軽にご相談くださいね!!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!




2021年12月5日日曜日

ショートブーツのオールソール交換です!!

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さて、年末年始ですが
12月29日(水)~1月3日(月)
をお休みとさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、お間違いの無いようよろしくお願いいたします。

それに伴い、オールソール交換、バッグ等のお修理で、年内ご返却をご希望の場合、12月10日(日)までの受付とさせていただきます。
店頭の状況や、お品物の状態によってはすぐできるものは対応していきますが、材料の発注がある場合など、12月10日以降の受付の場合、1月以降のお渡しとなる場合がございますので、ご了解ください。


さて、そんなわけで、もう12月。
すっかり冬ですね。
当店でもクリスマスソングを流しておりますが、時々「蛍の光」が流れてきます。
年末っぽくていいんですが、うっかり閉店間近な雰囲気になるので困ります。
蛍の光が流れていても、当店20時まで営業しておりますので、ご安心ください。
よろしくお願いいたします(笑)。


今日ご紹介するのはこちら!!
スエードのショートブーツになりますね。
これからの時期出番が多くなりそうな雰囲気です!!

で、こちらが…
こんな感じで、靴底中央が、パクっと割れてしまいました。
ウレタンや、塩ビ系のソールは劣化して崩れたり、割れりということが比較的多くありますが、合成ゴムのソールでもやはり、劣化しないというわけではありません。
長い間履かなかったり、冬場冷たい状態だったりすると、こういった吾が発生してしまう場合があります。
輪ゴムでも古いものは、ちょっと引っ張るだけでプチっと切れてしまったりしますよね。
そんな感じであります。

こうなってしまうと、この上に何か貼っても、土台が割れてしまっている為、根本的な解決になりません。
ということで、今回はこちら、すべて靴底を交換していきます。

まずは、剥がした靴底を型にして、新しい靴底を準備していきます。


こんな感じで、新しい靴底に、ボールペンで形を書いてから切っていきます。
ボールペンが正しいかはわかりません(笑)。

で、ピッタリ切って周りを整えたら、押し縁なんて言われる、ひも状のパーツを周りに貼り付けていきます。
勿論プライマーも使って、しっかりガッチリ接着します。
フラットな靴底に縁取りを付ける感じですね。
ちょっとわかりづらいですが、土踏まずあたりは必要ないので、つま先の方のみ、押し縁を接着しました。

で、靴側、新しい靴底ともに、下処理をした後、接着剤を付けて、ガッチリしっかり圧着していきます。
こんな感じで、圧着機でドスンと。
基本的に乾燥させた状態の接着剤同士を圧着するので、圧着機を使ってくっつけますが、圧着するのは一瞬・・・3秒程度?です。

で、しっかりガッチリ圧着したら、ヒール周りの余分な部分を切り取ります。
靴本体部分は後から細工しにくいですが、カカト周りは余らせて作っておいて、あとから整える感じですね。


角度が違うのでわかりづらいですが、ヒールに沿って余っていたゴムをピシッと揃えて切ることが出来ました。

              
押し縁がある部分は、気持ち程度に削って整えます。
あとは、ヒール交換と同じ要領で、新しいゴムをカカトに取り付ければ完成ですね。
釘打ち機で、バスン!バスン!と釘を打ちます。

で、出来上がるとこんな感じ。
シンプルな靴底なので、きれいに仕上がりました♪
横から見ると概ね元通りかと思います。
こちらのお修理、6600円、2週間程度いただきました。
パンプスやショートブーツのオールソール交換も承っております。
割と作りによって値段が前後する場合がございます。
お気軽にご相談ください。
よろしくお願いいたします。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2021年11月29日月曜日

Ferragamoのパンプスに、すべり止め!

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さてさて、11月ももう終わり。
すっかり冬の気配というか、寒いですね!寒い!
着るものを考えないと風邪をひきそうです。。

さて、年末年始ですが
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店頭の状況や、お品物の状態によってはすぐできるものは対応していきますが、材料の発注がある場合など、12月10日以降の受付の場合、1月以降のお渡しとなる場合がございますので、ご了解ください。
よろしくお願いいたします。


さて、もう年末年始が目の前ですね。
当店のある、井荻の商店街も、「PONTE IOGI 歳末福引大売出し」が始まっております。
一等は、Nintendo Switchが2本となっております。
是非皆様、井荻の街でお買い物をして、福引補助券を集めてみてください!!


さてそんなわけで、お知らせが重なりましたが、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!
Salvatore Ferragamo(サルヴァトーレ・フェラガモ)のパンプスになりますね。
ガンチーニ柄でしょうか。

で、靴底はこんな感じ。
高級感あふれるレザーソールとなっております。
カカトも独特な、お花のような形に…。

今回はこちらに補強兼すべり止めを取り付けていきます。
まずは、つま先が輪のソール部分…
接着面を荒らしていくのですが、今回はこの直線部分をカッターで慎重に決めました。
通常、フィニッシャーと言う、回転するヤスリの角を使ってスー――っと真っすぐに削るのですが、今回はカッターで。
靴の本体が生地で出来ている上に、靴底の端がかなり薄く仕上げられております。
万が一にも靴本体を傷つけないように慎重に作業をしました。
また今回貼る滑り止めが、いつも使っているゴムのものではなく、TPU素材のハーフラバーということで、意外に伸縮性が少なく融通が利かない為、カッターでパッチリ真っすぐ決めました。

で、その後の作業は通常通り、靴底とハーフソールの裏面に接着剤を塗布、乾燥後、温めて圧着ですね。
こんな感じで、バチっと!
こちら、シルクハーフソールなんて呼ばれるすべり止めで、いわゆる凹凸が全くありません。
マットな質感のフラットなソールになります。
フラットとはいえ、革底に比べれば圧倒的に滑らないかと思うので、その点では安心です。

で、こちらの周りをカットして整えていきます。 
こんな感じで、靴底の断面が薄いので、非常に慎重になります。

で、出来上がるとこんな感じ。
なんと言ってもこのシルクハーフソール、非常にシンプルに目立たなく貼ることが出来ます。
今回は色合いもばっちりだったので、違和感なく仕上げられております。

作業固定を端折ってしまいましたが・・・
カカトにも、2mm程度のラバーを貼っております。
こちらは、ゴム素材ですね。
勿論、形もほとんど違和感がないように整えてあります。

ですが、2㎜程度の厚みなので、整えやすかったのですが、元々のゴムが6mm程度。
そのくらいの厚みのゴムを付けるとなると、非常にこの形にするのは難しいような…。
嫌な予感がいたします(笑)。

こちらのお修理、ハーフラバーが2420円、カカト1650円いただいております。
出来れば翌日以降のお渡しだと助かります。


ハーフラバーや、カカトのゴムも、最近は新しい素材やパターンのものがたくさん出てきております。
極力安定して使えそうなものを選ぶようにしておりますが、厚みや硬さなど、ご要望がございましたらお気軽にご相談ください。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!





2021年11月21日日曜日

ライディングブーツ?バイクブーツのソール交換です!!

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さてさて、先日、かくかくしかじかで、材料屋さんへ行っていろいろとお話を聞いてきました。
まずは大問題、アメリカの海運が滞っている話。
うっすらニュースで知っておりましたが、いよいよ私共の業界にも影響が来て来ました。
当店でもメインに扱っている、USビブラムの製品が問屋レベルで枯渇してきております。
現状、承っているものは在庫を確保しておりますが、これから年末にかけてオールソール関係の底材の入荷がなく、最悪お受けできないパーツが出てくるかと思います。
また、アメリカだけでなく、イタリアのストライキ?も重なって、全体的に品薄の状態が続くようです。

次にそれに伴う、材料の高騰…これ結構深刻です。
当店、正直なところ最安値を目指した価格付けは行っていないのですが、それでも現状のお修理の価格を保つのが難しくなるかもしれません。
極力、現状の価格をキープ、または代替えのメニューの確保でバランスが崩れないようにはしていきたいと思っているのですが、来春あたりの値上げは避けきれないかもしれません。
ギリギリまで我慢する予定ですが、その際はまた改めてご報告いたします。

最後に、レンデンバッハ社のオークバーグ、JRソールが製造しなくなってしまうとの事。
廃業なのか、製造中止なのかはっきりわかりませんが、こちらも近々に無くなってしまうそうです。
オークバーグについてはイギリス製のものがあるので、受付は出来るのですが、あの「JR」のロゴは見納めになるかもしれません。


というわけで、その他にも色々お話は聞いてきたのですが、当店のような個人店レベルでも影響が出始めているということで、今後もなるべく皆様に使っていただきやすいお店していこうとは思っておりますが、諸々変更があるかと思います。
ご理解いただければと思います。


さて、そんなわけで、大きく見て世界情勢も気になりますが、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!
バイクブーツ、ライディングブーツ、タクティカルブーツ、オートバイブーツ。
どれが一般的な呼称なのかわかりませんが、バイクに乗るためのブーツですね!!

こちらが・・・
こんな感じで、カカトの部分が浮いてしまっているのが、お分かりになるかと思います。

手で引っ張ると、ぼろっと。
靴底と靴本体の間に入っていたウレタンのミッドソールが、加水分解してしまっておりました。
加水分解、やはり多いです。
スニーカーに限らず、こういった特殊な靴にも使われるので、なかなか困りものです。

で、こちらの靴底を交換していくにあたりまず、靴底のウレタンを全て削り落とし作業を進めます。
今回は直接靴底をドスンと貼り付けようかと思ったのですが、微妙な隙間が開くと嫌なので、押し縁なんて呼ばれるひも状のゴムを周りに接着しました。
靴底側に小さく出っ張っている紐が押し縁になります。
これがあることで、この下につけた靴底と、靴本体の隙間が概ね無くなるので、きちんとして見えます。

で、いきなりですが、押し縁を付けたら靴底を圧着。
vibram168K、確か中国製のソールになります。
バイクブーツに!という触れ込みだったので、今回こちらを使用しましたが、コンスタントに入荷するわけでもなさそうなので、こちらも確認しながらの納期決定となりますのでご了解ください。

で、こちらをガッチリしっかり圧着。
その後、周りを整えていくのですが、当然ブーツのシャフト部分が固いので、非常に靴底を削るのに注意が必要です。
うっかりすると、逆のペーパーでシャフト部分を削りそう…。

で、そんな苦難を乗り越え、仕上げきるとこんな感じに。
良いですね!
パキッと仕上がります。
サイドの金属パーツは一度外してから、靴底を付け替え、取り付けなおしております。

こちらのお修理、12100円、納期は通常2~3週間程度ですが、材料の確認後確定させていただきます。


というわけで、ライディングブーツ等、専門性の強い靴も、極力対応できるよう作業しております。
こんな靴、なおせないかな??ということがございましたら、ダメもとで一度ご相談ください。
極力対応するようにしております!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!