2020年8月28日金曜日

BARRATS(バラッツ)の紳士靴、カカトとソールの補強!

 んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

8月も通常通り、水曜のみ、お休みをいただきます。
よろしくお願いいたします。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek

さて、今日は恐ろしく蒸し暑いですね。
自宅から、店まで歩いて(10分程度)くるだけで、汗だくになってしまいました。
コロナに気を使い、熱中症に気を付けて、涼しくなってきたらインフルエンザでしょうか。
生きにくい世の中です(苦笑。


さてさて、とはいえ生きていかなくてはならないので、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!
BARRATS(バラッツ)のプレーントゥになりますね!
キャップの部分にスキンステッチの意匠が入ったお洒落靴ですね!!
1890年、スペインで創業した、ブランドだったそうです。


で、こちらが…
こんな感じで、ソール部分が割れてしまいました。
気に入って履いていらっしゃるのかと思います、以前にお修理して貼ったハーフラバーがすり減って、中央が割れてしまった形ですね。

カカトもこんな感じでした。
こちらも過去にお修理した部材がついております。
今回はこちらを再度直していきます。

まずは…
貼ってあったハーフラバーを剥がすと、こんな感じに。
以前お修理したお店で、マッケイ縫い(靴の中と靴底を縫ってあります)を入れてからハーフラバーを貼ったようです。
丁寧なお仕事です。
糸が切れて靴底が剥がれかかったままハーフラバーを貼っても、靴底ごと剥がれてしまったらしっかり履くことが出来ないので、必要だったのかと思います。
当店ではこのマッケイ縫い用のミシンは持っていないので、これを行う際はお時間を頂いて、縫いの作業を外注しております。
マッケイ縫いのミシン欲しいんですけどね…、なかなか特殊なミシンだけあってお高くて、今のところ手が出ません(苦笑。
いつかは、いつかはマッケイミシンです(笑)。

で…中央の割れてしまっている部分。
そのままハーフラバーが貼ってあったようなので、今回は革で補強をしてから作業を進めます。


こんな感じで、中央に革をガッチリしっかり接着をして、全体に削ってフラットにしていきます。

そうするとこんな感じですね。
つま先部分と、薄くなり割れてしまっていた靴底中央部分を革で補強しております。

カカトの減りすぎてしまっていた部分も…
こんな感じで継ぎ足して、接着面をフラットに。

あとはいつもの作業ですね、しっかり接着剤を塗りこみ、乾燥後、圧着。
圧着機でドスン!

あとはフィニッシャーで靴底周りを整えていきます。

これは顎なんて言われる、かかとの内側部分を削って整えているところですね。

出来上がるとこんな感じに。

中央に革を貼っているので、変に膨らまないように気を付けて削って仕上げましたが、違和感なく仕上げることが出来ました。

これでまた、しっかり履いていただくことが出来るかと思います!!

こちらのお修理、ヒールゴム交換2420円、ハーフラバー2420円。
カカト、ソール部分継ぎ足し、1100円いただいております。
お時間は、出来れば翌日以降のお渡しだと助かります。

お気に入りの靴は、どうしても履く頻度が多くなりますよね。
その分、靴底はすり減っていきます。
早め早めのお修理がおすすめですよ!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!

2020年8月27日木曜日

repetto(レペット)のバレーシューズの靴底を補強。ハーフラバー装着!

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

8月も通常通り、水曜のみ、お休みをいただきます。
よろしくお願いいたします。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek


さて蒸し暑い日が続きますが、北海道では紅葉が始まったなんてニュースを、朝テレビでやっていたような気がいたします。
程々の気温にならないものかと思いますが、難しいですね(笑)。
気が付いたら、あっという間に寒くなるのでしょうか。


さてさて、そんなわけで、今日も元気に靴のお修理のご紹介。

こちら!
ぺったんこな靴底でおなじみのrepetto(レペット)のエナメルバレーシューズですね。
シンプルながら、おしゃれない定番靴ですね!!

で、こちら…
やはりこういった、とても薄い革の靴底になっております。
この靴はだいぶしっかりしている様な印象ですが、それでもやっぱり薄いです。
そこで、この靴底面にハーフラバーを取り付けていきます。

まずは…
接着面を荒らします。
もはや、このブログではおなじみの工程ですね。
基本、接着剤を付けるところは、革でもゴムでも同じように荒らすところから始まります。
ちなみにこんな薄く見えるレペットの靴底ですが、中央はやや厚みがあり、すくい縫いといえばいいのか、きっちり靴底は靴本体にしっかり縫い付けてあります。
そういった点を踏まえても、履いて靴底が削れてしまう前に、ハーフラバーで補強をしておくのは、安心感があるかと思います。

で、靴底面を荒らしたところに、しっかり接着剤を染み込ませるように塗っていきます。
こんな感じですね。
革は、接着剤をしっかり吸い込んでくれるので、乾いた後、もう一度接着剤を塗ります。


そして、同じくプライマー処理後に接着剤を塗布したハーフラバーをしっかり圧着したら…



こんな感じで、周りの余った部分をカッターで切り取ります。

そして、全体を整えて仕上げれば完成ですね。

         
こんな感じでシンプルに!

厚みも1.8㎜とやや薄めのハーフラバーを使っているので、すっきりしあがります。





こちらのお修理、2200円で、最短1時間程度いただきます。

しっかり厚みのある靴底の靴に関しては、慌ててハーフラバーを貼らなくても、しばらく履いてから問題ないかと思いますが、パンプスや、今回のバレーシューズのように靴底が薄い場合は、なるべく早いうちに補強をしておくと安心かと思います。
お気軽にご相談くださいね!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!

2020年8月25日火曜日

Ferragamoのビットローファーの履き口を直す!

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

8月も通常通り、水曜のみ、お休みをいただきます。
よろしくお願いいたします。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek


さて、うっかり今週はブログの更新が減ってしまいました(汗。
何をしていたかというと…

ちまちまと、筆で手書きの看板を作ってみたり…

オープン当初から使っていたA看板が、さすがに7年?程度使うと、土台の木が腐って、移動するたびに朽ちていくような状況だったので、新しいA看板を作ってみたりしておりました。

…もちろん修理もしておりますよ!??
ただただ、看板を作っていただけではありません(笑)。

ということで、今日は久しぶりにお修理のご紹介。
こちら!!
フェラガモのビットローファーになりますね!!
1927年、イタリアのフィレンツェで創業した、ブランドですね!
説明するまでもない、サルヴぁトーレフェラガモです!!

で、こちらが…
この履き口の後ろの部分、擦れて革が破れ、中の芯材のテープが出てきてしまいました。
今回はこちらを直していきます。

ちなみに…
写真が傾いていますが、もう片足も革がすれて破れそうなので、今のうちに補強していきます。

まずは…
こんな感じで、細長く革を切りました。

で、厚みの調整。
革漉き機を使って、全体に薄くします。
薄いほうがもちろん、仕上がりの違和感はないのですが、強度も心配になってくるので、今回はやや厚めにしました。

厚めといっても、このくらいクニュっと曲げられるくらい。
長方形の短いほうの辺は、裁断包丁を使って、めいっぱい薄く漉いておきます。

そうすることで、貼り付けた時の段差が少なく済みます。


靴のほうは、飛び出していた芯材のテープをなるべく接着剤を使って元通り中に入れなおして形を整えます。

こんな感じですね。

ここに先ほどの裁断した革を接着してきます。

こんな感じで、外側に貼って、内側に折り返します。


で、縫います。
なるべく元に近い縫い目の間隔で。
もちろん、いとも近い太さのものをチョイスしております。


で、出来上がるとこんな感じ。
上から革を被せいているので、もちろん芯材のテープは見えません。

若干厚みは出ましたが、段差もそれほど目立たなく仕上げられたかと思います!

ちょっと離れてみたら、直したのは、ほぼほぼわからないかと思います!


こちらのお修理、3300円で1週間いただきました。

靴底はもちろんですが、履き口まわりや、靴の中の小指が当たるあたりは、革が摩耗して擦れたり、破れてしまったりというのは、よくある状態になります。
革を当ててのお修理ができる場合が多いので、お気軽にご相談くださいね。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!

2020年8月16日日曜日

VIBRAM9104RADY RIPPLE オールソール交換!

こんにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

8月も通常通り、水曜のみ、お休みをいただきます。
よろしくお願いいたします。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek


さて、お盆休みも今日が最後という方が多いのでしょうか??
東京からは、うかうか帰省も出来ないような空気感になっておりましたね。
ある程度元通りの生活になっていくのか、割と本当に心配です。


さてさて。
憂いてばかりもいられないので、今日もお修理のご紹介。
こちら!!
カカトの高めの、レザースニーカーになります。
こちらが…
いわゆる加水分解をおこして、靴底がボロボロになってしまいました。
ウレタン系の靴底を使った靴はどうしても劣化すると、靴底がボロボロになってしまいます。
これはおそらく、遅かれ早かれ起こってしまう劣化かと思います。

こうなってしまった靴底は、元に戻すことは出来ないため、違う靴底を取り付けていきます。
ご用意したのがこちら。
VIBRAMの9104、lady rippleソールになります。

幸い…
元のソールと高さもほぼ同じ。

というわけで、さっそく取り付けていきます。
まずは古いソールを外し、残った部分を削り落としていきます。

手でボコッと。
靴ずれつつあっさり、剥がれた感じです。

そして接着面を…
古い接着剤もなるべく落とすように。
スパンコール素材の部分はあまり、やりすぎるとスパンコールが無くなってしまいそうなので、程々にしました。


そしてご用意したのが、こちらのゴムのひも状のパーツ。
こちらも接着面をフィニッシャーで荒らしていきます。
基本、接着剤を付けるところは、つるつるのままでは嫌なので、荒らします。


細いパーツなので、指を削りそうになりつつ、とはいえ軽く削るくらいは全然慣れているので、サクサク進めます(笑)。


ちょっとわかりづらいですが、私の中指の第一関節、やや下あたりから、ゴムの表面のツヤ感が違うのがお分かりになるでしょうか?
写真上のほうが削って、表面を荒らした部分。
下のほうが仕入れたままのツルっとした状況になります。
もちろん、この後全体を荒らしました。

で、靴のほうも下処理。
接着する前に靴底をなるべくフラットにしたいので、明らかに段差のある中央にコルクのシートを貼り付けました。
これを削って段差のないようにすると…
こんな感じ。
これで、接着がだいぶやりやすくなります。

新しい靴底、靴本体のスパンコール部分は、プライマー処理が、接着剤を塗布し、しっかり乾燥させました。
ちなみに、革部分とコルク部分は、接着剤を2度塗りしております。

で、温めた後、圧着。
圧着機を使って、がっちりしっかり圧着します。


で、あとは周りの余った部分を削って整えていきます。
全体になるべく滑らかになるように。
このソールは、スポンジとゴムの間くらいのイメージの素材になるため、ツヤっとはしませんが凹凸はないほうが良いので、なるべくきれいに仕上げていきます。


で、出来が上がるとこちら。
割とシンプルな靴底なので、このソール、私は好きです!

横は…
こんな感じですね。

この素材はそうそう、劣化しないタイプになるので、安心かと思います!
…20年とか30年後は何とも言えません(苦笑。
こちらのお修理、9900円、2週間程度いただいております。

劣化してしまった底も、丸っと新しい靴底にすることで、まだまだ履くことが出来たりします。
オールソール交換についてはどうしてもお値段が、お安くはないので、気に入った靴でないと難しいかとは思いますが、新しく買うよりは良いかもしれません。
是非ご検討ください。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!