2019年2月24日日曜日

大きすぎるバッグをコンパクトに!!

皆様こんにちは!!
靴とバッグの修理店doekでございます!

西武新宿線の井荻駅、南口を出ていただき、環八の陸橋をくぐります。
陸橋をくぐったら、環八の側道沿いに、ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、その隣が当店doekとなっております!
大きな靴が目印に置いてありますので、ぜひ皆様お気軽にご来店ください。

営業時間が、10時から20時、水曜定休となっております。
変更の予定はございませんが、臨時休業などの際は、こちらでご連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc


さて、皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日西武線の立体化工事の説明会があったとのことで、少しお話を伺いました。
薄々、気づいておりましたが、井荻の駅はというと…据え置き(笑)。
井荻から西武柳沢駅までを上に持ち上げるそうですが、持ち上げる始点が井荻になるということです。
上を行く環八の陸橋、同じくトンネル、西武新宿線と入り組んで閉まっているからでしょうか???
南口から北口に行くのに、エレベーターがあるとはいえ、上下しないといけないのは、すごく不便なのですが…。
致し方ないのかとも思いますが、どうにかしてくただけると、もう少し商店街も盛り上がるかななんて思ったりいたします。


さて、そんなわけで、良くも悪くも変わりそうもない井荻の町から、今日もお修理のご紹介(笑)。
こちら!
大ぶりなトートバッグになりますね。
こちらのバッグがどうしても、ちょっと横幅が大きすぎるとのご相談でした。
電車などで、座ったときに膝の上にのせて、あんまりはみ出してしまうバッグは使いづらかったりしますよね。
そこで今回は…

 汚い手で、すみません(苦笑)。
このホックを使用して、お悩みを解決してければと思います!!
勘の良い方なら、もうわかりますよね(笑)。
まずはマチにホックを取り付ける穴をあけていきます。
今回のお修理で、難しい?悩むのはこのホックの位置だけですね。
何せ、バッグ本体に穴をあける為、失敗は許されません。
一発で的確な位置に打つ必要があります。

そして…
 ハンマーと内具を使って、ホックをしっかり固定します。
こんな感じですね。

マチの両側が内側に入るような形で、ホックを取り付けました。

そのホックをパチッと止めると…
 こんな感じ。
両側にはみ出していた、マチ部分が内側に織り込まれる形でスッキリしました。

横から見るとこんな感じ。
 ホックがちらっと見えますが、それほど違和感がないかと思います。
そして、お荷物が増えてしまった時には、このホックを外してあげると…
 こんな感じで、元のサイズ感で使用することも出来ます!!


元々はバッグ自体を小さくできないか?というご相談でした。
ですが、ちょっとした工夫で、うまい事解決できる場合もございます。
是非お気軽にご相談くださいね。
ホックが一組864円なので、両側に取り付けて、1728円。
出来れば翌日以降のお渡しだと助かります。

当店、バッグのお修理も、積極的に承っております。
お気軽にご相談くださいね!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております。

2019年2月23日土曜日

ボルダリングの、クライミングシューズを修理する!!リソール!!

皆様こんにちは!!
靴とバッグの修理店doekでございます!

西武新宿線の井荻駅、南口を出ていただき、環八の陸橋をくぐります。
陸橋をくぐったら、環八の側道沿いに、ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、その隣が当店doekとなっております!
大きな靴が目印に置いてありますので、ぜひ皆様お気軽にご来店ください。

営業時間が、10時から20時、水曜定休となっております。
変更の予定はございませんが、臨時休業などの際は、こちらでご連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc


さて、皆様いかがお過ごしでしょうか??
いよいよ花粉も本格化、嫌な季節になってきました。
薬で誤魔化しておりますが、妙なタイミングで突然止まらなくなる鼻が困りますね。
受付の際、ティッシュを取りに行くことがございます。
ご容赦いただければと思います(笑)。
幸い、当店スーパースタッフ(妻)も何とか退院し、自宅待機中となっております。
皆様、くれぐれも体調崩されぬよう、お気を付けください。


さて、そんなわけで、花粉症とはいえ、今日も元気にお修理のご紹介です!

今回ご紹介するのは、クライミングシューズのお修理。
実はこのお修理、ご相談を受けてから、材料の選定、実際の作業、仕上がりの確認等々、ざっくり昨年の春スタートの、大型プロジェクトとなっております。
ようやく、ある程度の数もこなし、こちらのブログで発信して行けるかなという流れになりました。

先日、アメリカのバスケットボールで、バッシュが壊れて有望選手が怪我をしてしまったなんてニュースが取り上げられておりました。

ボルダリングに関しても、お修理したが剥がれてしまったとなると、お怪我や最悪命の危険さえも伴う可能性がございます。
出来る限りの接着力を目指した作業させていただきます。
ボルダリング愛好者の皆様、是非お気軽にご相談くださいね!


さてさて。
それで、クライミングシューズ、どんなものかと言いますと…

 この独特な形状。
 マッケイ縫いの底が薄い靴に、強力なバネキーパーを入れてしまったの!??という感じに逆側にグインと靴が沿っています。
最初は目を疑いましたが、これで正解だそうです(笑)。


今回こちらの靴底の交換、いわゆるリソールを承りました。
いつものような作業風景がないのですが、出来上がりがこちら!

 こんな感じに、ぱっきりと。
 底面はこんな感じで、前後セパレートになっていたので、前部分のみ交換しております。
こちら、vibramのXSグリップ2という材料を使用しております。
おそらく、一般の方には何のことかわからないかと思うのですが、ボルダリングを嗜まれるかたは、「あ、XSグリップ2ね!」ってなるかと思います(笑)。

ちなみに私はというと…2度ほど壁を登らせてもらったことがあります(笑)。
もう少し、しっかりやってみたいのですが、週1の休みだと予定を詰め込みがちになり、なかなかできておりません(笑)。

で、こちら、6480円(両足)、2週間程度のお預かりとなります。


次も同様にクライミングシューズ。
こちらも出来上がりのお写真。
こちらは元々、靴底がセパレートではないタイプになります。

 これもつま先側半分くらいのところからゴムを交換しております。
よく見ると継ぎ目があるのがお分かりになるかと思います

横から見るとこんな感じ。
 で、こちらの靴はつま先部分も穴が開いていたので、つま先にゴムを当ててから、リソールしてあります。

 つま先のところに継ぎ目があるのがお分かりになるかと思います。
もちろん、なるべくわからないように仕上げております。

こんな感じで、エッジを立てて、いくらかでも引っかかりが良さそうな雰囲気に仕上げております。
こちらは、リソール6480円(両足)、つま先の補修が1296円(両足)いただいております。
こちらも期間は2週間。
同じくXSグリップ2を使用しております。

ちなみに材料はXSグリップ2はしっかり在庫がございます。
vibramのXSエッジは少量ですが、在庫がございます。
今後、ご要望が多いようでしたら、入荷予定となっております。
どちらも厚みは4ミリとなります。

仕上げの形状、エッジの角度等、なるべくも近い形で仕上げられるように努力しておりますが、完全に新品の様にはならない場合がございます。
そのあたり含めて、ご相談いただければと思います。

正直いろいろと悩み悩み、ご紹介出来るところまで至りました。
ご要望がございましたら、なるべく近づけていくようにいたしますので、お気軽にご相談ください。
また、そのほか、マジックテープの交換や、ほつれ部分の縫い。
剥がれてしまったところの接着修理も承っております。
こちらもお気軽にご相談ください!


ご相談くださいが多くなりましたが、私自身がボルダリング、超初心者というか、ほぼ未経験者のため、お客様から靴に関して教えていただければ思っております。
技術、接着に関しては、もちろん私の技術をフル活用いたしますので、ご安心ください(笑)。

それでは、ちょっといつもと、勝手が違いますが、皆様のご来店、心よりお祈り申し上げます!!


2019年2月19日火曜日

トリッカーズ(Tricker's)のダイナイトヒールを取り換える!!

皆様こんにちは!!
靴とバッグの修理店doekでございます!

西武新宿線の井荻駅、南口を出ていただき、環八の陸橋をくぐります。
陸橋をくぐったら、環八の側道沿いに、ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、その隣が当店doekとなっております!
大きな靴が目印に置いてありますので、ぜひ皆様お気軽にご来店ください。

営業時間が、10時から20時、水曜定休となっております。
変更の予定はございませんが、臨時休業などの際は、こちらでご連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
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さてさて、お陰様で当店も6年目。
ブログや、インスタグラム、過去にはコラムなんかも書いておりました。
そんなことを一生懸命やっていると、嬉しい勘違いをしてくださるお客様がいらっしゃいます。
この、ブログを見て、わざわざご来店いただいたお客様からいただいた、ご質問。
「カリスマの方でいらっしゃいますよね!??」と…(笑)。
ちょっと嬉しかったですが、冷静に考えて、確認をしないとわからないのであれば、たぶんカリスマではありません(笑)!!
実はこれ2度目で、別お客様からも、同じ質問をされております(笑)。
なぜそうなった!??

そこで調べてみました。

 《ギリシャ語で、神の賜物の意》超自然的、超人間的な力をもつ資質。預言者・呪術(じゅじゅつ)者・軍事的英雄などにみられる、天与の非日常的な力。この資質をもつ者による支配をマックス=ウェーバーはカリスマ的支配と名づけ、合法的支配・伝統的支配とともに三つの支配類型の一つとした。
 人々の心を引きつけるような強い魅力。また、それをもつ人。「カリスマ性のある人物」「ファッション界のカリスマ

超自然的、超人間的な力…残念ながら持ち合わせておりません。
人の心をひきつけるような強い魅力!…井荻の片隅では・・・いや、井荻という小さな地域でさえ、ままなりません。
皆様のご期待に副える様、神の賜物に一歩でも近づけるよう頑張らなくてはと、強く思いました(笑)!!

さて、そんなわけで、神の賜物を目指す、しがない靴修理店の店主が、今日も元気にお修理のご紹介、こちら!!





 格好いい!!
もう格好いいです!
これぞ賜物!!
英国王室御用達のトリッカーズ(Tricker's)の短靴になりますね。
色がまた良い!!

で、今回こちらが…

 どんなに堅牢に作られた靴でも、カカトやつま先部分のゴムはすり減ってしまいます。
これは、ある意味、消耗品の部分となりますね。
とはいえ、もちろんカカトが減っただけで買い替えるような、やわな作りではないので、靴底の修理さえしてあげれば、かなり長く履くことが出来るのではないかと思います。

そこで、今回はカカトとつま先の補修をしていきます。
 靴底も、これまたmade in英国のダイナイトソール。
革底も良いですが、やはりゴム底のほうが扱いやすかったりします。

まずは…
 閻魔様が舌を抜くあれですね。
靴修理で使う道具の中でも、割と好きなアイテムです(笑)。

で、これで、元々付いているヒールを外したら…

 元々付いていたのと同じ、英国製、ダイナイトヒール。
こちらを取り付けていきます。
 接着剤塗布、乾燥、あたため後、ハンマーと圧着機でしっかりと接着してきます。
で、落ち着いたら、周りを削って整えます。
 こんな感じで、ガーーーっと。
で、出来上がりがこちら。
 トリッカーズはカカトのサイズが大きいので、比較的中央に合わせるのが容易で、綺麗に仕上がりました♪
ダイナイトヒールのように、模様がしっかりあると、曲がったり左右どちらかにずれると、仕上がりの見た目がずれてしまうので、地味に難しいです。
履き心地や、摩耗には関係ないのですが、見た目の問題ですね(笑)。

で、つま先はというと…
 こんな感じで擦り減った先端部分のみ、新しいゴムを足して仕上げました。
 残念ながら丸い模様は途中で切れてしまっていますが、使用には問題ないかと思います。

来れで、また、しっかり履いていただくことが出来るかと思います!!
ダイナイトヒール、3456円。
つま先ゴム補修、1296円。
在庫があれば当日のお渡しも可能なのですが、ダイナイトヒールは在庫をあまり多く持っておりません。
在庫がない場合、1週間程度いただく場合がございますので、ご了解ください。

どんなに高級な靴でも、カカトやつま先はすり減ってしまいます。
逆に、靴底回りをキチンとお修理しておくと、長く履ける場合がほとんどです。
是非お気軽に、ご相談くださいね!!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!






2019年2月18日月曜日

ハーフラバー&トゥスチール!!

皆様こんにちは!!

靴とバッグの修理店doekでございます!
西武新宿線の井荻駅、南口を出ていただき、環八の陸橋をくぐります。
陸橋をくぐったら、環八の側道沿いに、ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、その隣が当店doekとなっております!
大きな靴が目印に置いてありますので、ぜひ皆様お気軽にご来店ください。

営業時間が、10時から20時、水曜定休となっております。
変更の予定はございませんが、臨時休業などの際は、こちらでご連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc



さて、今日はなんだか暖かい一日になりましたね。
インフルエンザのピークはもう過ぎたのでしょうか?
まだ、寒い日もやってくるかと思います、体調を崩さないようにしたいですね。
ちなみに、スーパースタッフこと、私の妻は、風邪がこじれて、1週間入院。
退院後、さらにぶり返して、入院おかわり中でございます。
くれぐれも、くれぐれも皆様お気を付けくださいね!!


さてさて、そんなわけで、相変わらず気の休まらない日が続きますが、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!

 モンクストラップの紳士靴になりますね!!
モンクとは、元々キリスト教の修道士のことですね。
15世紀ころアルプスに住む修道士が、こういったストラップので調節できる靴を作ったことからモンクストラップと言われるようになったそうです。

で、そんな靴の靴底がこちら。
 革底で、つま先にスチールが打ってありました。
今回は、こちらの革部分も薄くなってきてしまったということで、ハーフラバーを装着してきます。

まずは…
 金属の上には、当店でご用意がある接着剤では付かないので、スチールを外してきます。
ネジで打ってあるので、一本づつ外します。
もちろん、歩いている物なので、ネジ山が潰れてしまい、抜けないところもあります。
そんな時は、あのー手この―手で、ネジを外し、スチールを外します。

外すと、こんな感じ。
 当たり前ですが、スチールを止めていたネジの穴があいております。
この穴に接着剤と尖らせた木片を詰め込んでまずはネジの穴を埋めます。
こんな感じ。
で、この埋めた部分はトゥスチールをハメるための段差が彫ってあったため、今度はこの部分に革を接着して段差をなくしていきます。

フラットにしたのがこちら。


 元々の革の色が違うので、つま先だけ、やや濃い色になっておりますが、フラットに出来ました。

ここに接着剤を塗布、乾燥後、同じくプライマーと接着剤を塗って乾かしたハーフラバーと圧着します。

 圧着機でドスンと。

そして、今度は貼ったハーフラバーのつま先をカットしてきます。
 こんな感じで、先ほど色が変わっていた部分と同じ程度、貼ったハーフラバーを取り除きます。

そして、ここに新しいスチールを装着。
 はずれないようにしっかり、ネジで止めます。

あとは、荒くだけ切ってあったハーフラバーと一緒にトゥスチールを削り込んで形を整えていきます。

 こんな感じでガーーーっと。
金属を回転している、やすりで、ゴリゴリ削るので、火花に注意が必要です。
ま、一般の方は、こんな事をすることは、そうそうないと思うので気を付けなくても良いかもしれません(笑)。

で、出来上がるとこんな感じ。

 思いのほか、トゥスチールが、神々しく輝いております。
これで、つま先だけでなく、革底の部分も安心ですね!
革底の補強としては、最強にほど近い仕様かと思います!!

こちら、トゥスチール3240円、ハーフラバービブラム2340番で2484円となります。
出来れば、翌日のお渡しだと安心ですが、当日のお渡しも可能です!!


革底の靴、良いのですが、どうしてもソール部分減りやすいですよね。
補強してあげることで、グッと長持ちさせてあげられるかと思います。
お気軽にご相談くださいね!!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2019年2月11日月曜日

LLOYD FOOTWEAR (ロイドフットウェア)の靴を染め変える!

みなさま、こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。


しばらく、ブログが更新できずにバタバタしておりました。
まずは、お知らせです。


2月16日の土曜日臨時休業とさせていただきます。
大変申し訳ございません。
ご迷惑をお掛けするかと思いますが、よろしくお願いいたします。


さて、そんなわけで、臨時休業を入れざるをえなかったり、スーパースタッフ(妻)が風邪をこじらせに、こじらせきったり、(幸い?インフルエンザではないようですが、それよりひどいような…)その他もろもろ、当店の運営にかかわる一大事(まだ秘密)だったり、それはそれはもうバタバタしております。

あまり詳しく書くと、ただただ愚痴っぽくなるので、サラッとにしますが、定休日が忙しすぎて驚く、今日この頃です(笑)。



さて。
とはいえ、なんやかんやと忙しいのは、ありがたいことなので、久しぶりにお修理のご紹介!!
こちら!!
LLOYD FOOTWEAR (ロイドフットウェア)の外ばねUチップになりますね!
ロイドフットウウェアと言えば、83年に、元々はイギリスのアンティーク家具や雑貨を扱っていた代官山のショップが、イギリスノーザンプトンの工場で、自社の靴を作り始めたところから始まったそうです。
日本人の足に合った木型で、日本人に合った靴をイギリスで作り、提供しているブランドになります。
理想的な気がいたします!!

さて、そんな靴を今回は、黒く染めていこうと思います!
顔料を一切使わずに染料で仕上げていきます!
この作業、靴に使われている革によって出来ない場合もございます。
そのあたりを含めて、一度見させていただければと思います。

まずは、元々の靴クリームや汚れを根こそぎ落とします。
              
 クリーナーでこんな感じに。
場合によっては溶剤など、併用してガッチリ落としていきます。で、落としきるとこんな感じに。
表面がツヤが無くなり、ヌバックに近い感じになっております。


              
 この状態、表面の油分含めて、落とせるだけ落としてきます。
正直なところ、革にとって良い作業とは言えません。
出来ればやらないほうが良い作業になるかと思います。

もちろん、この後しっかり油分を補給して、ケアはしていくので問題ないと思うのですが、気軽にやる作業ではないと思うので、ご承知ください。
顔料にせよ、染料にせよ、皮革を痛めます。


で、今回は上でも書いたように、染料のみで仕上げます。
 こんな感じで、筆で染料を塗っていきます。
しっかり、下処理をしてあるので、ギュンギュン染料が染み込みます。

で、全体を染めると…・
 こんな感じに。
まだ、甲のあたりが薄いイメージですね。
茶色が残っています。
この後、何回か染めを繰り返しました。

で、満足した状態がこちら。
 しっかり染料で黒くすることが出来ました。
かなりマットな状態になっているのは、やはり若干ですが、表面がヌバック状になっているからかと思います。

ここからは通常の磨きの要領で、靴クリームで仕上げていきます。
 全体に靴クリームをしっかり塗り込み、ブラシでツヤを出して行きます。
ちなみに今回は、サフィールのクレム1925の黒を使いました。
 こんな感じで、しっかりツヤも戻り、革全体にしっとり感も復活いたしました!
見事に黒い靴に変わりましたね!!
これで、また出番が増えると嬉しいです!
こちらの修理、6480円、2週間程度のお預かりとなります。


出来る限り、染め変えや染め直しもチャレンジしながら作業しております。
ご相談はただです!ぜひお気軽にお声かけください(笑)。
それでは皆様のご来店、心よりお待ちしております!!