2021年11月29日月曜日

Ferragamoのパンプスに、すべり止め!

 こんにちは!

靴とバッグの修理、合鍵の店doekです!


西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。

水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。


遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek

新たにline公式アカウントを開設しました。
靴修理や合鍵作成の可否等、お写真を使ってお問い合わせいただけるとスムーズです!!


さてさて、11月ももう終わり。
すっかり冬の気配というか、寒いですね!寒い!
着るものを考えないと風邪をひきそうです。。

さて、年末年始ですが
12月29日(水)~1月3日(月)
をお休みとさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、お間違いの無いようよろしくお願いいたします。

それに伴い、オールソール交換、バッグ等のお修理で、年内ご返却をご希望の場合、12月10日(日)までの受付とさせていただきます。
店頭の状況や、お品物の状態によってはすぐできるものは対応していきますが、材料の発注がある場合など、12月10日以降の受付の場合、1月以降のお渡しとなる場合がございますので、ご了解ください。
よろしくお願いいたします。


さて、もう年末年始が目の前ですね。
当店のある、井荻の商店街も、「PONTE IOGI 歳末福引大売出し」が始まっております。
一等は、Nintendo Switchが2本となっております。
是非皆様、井荻の街でお買い物をして、福引補助券を集めてみてください!!


さてそんなわけで、お知らせが重なりましたが、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!
Salvatore Ferragamo(サルヴァトーレ・フェラガモ)のパンプスになりますね。
ガンチーニ柄でしょうか。

で、靴底はこんな感じ。
高級感あふれるレザーソールとなっております。
カカトも独特な、お花のような形に…。

今回はこちらに補強兼すべり止めを取り付けていきます。
まずは、つま先が輪のソール部分…
接着面を荒らしていくのですが、今回はこの直線部分をカッターで慎重に決めました。
通常、フィニッシャーと言う、回転するヤスリの角を使ってスー――っと真っすぐに削るのですが、今回はカッターで。
靴の本体が生地で出来ている上に、靴底の端がかなり薄く仕上げられております。
万が一にも靴本体を傷つけないように慎重に作業をしました。
また今回貼る滑り止めが、いつも使っているゴムのものではなく、TPU素材のハーフラバーということで、意外に伸縮性が少なく融通が利かない為、カッターでパッチリ真っすぐ決めました。

で、その後の作業は通常通り、靴底とハーフソールの裏面に接着剤を塗布、乾燥後、温めて圧着ですね。
こんな感じで、バチっと!
こちら、シルクハーフソールなんて呼ばれるすべり止めで、いわゆる凹凸が全くありません。
マットな質感のフラットなソールになります。
フラットとはいえ、革底に比べれば圧倒的に滑らないかと思うので、その点では安心です。

で、こちらの周りをカットして整えていきます。 
こんな感じで、靴底の断面が薄いので、非常に慎重になります。

で、出来上がるとこんな感じ。
なんと言ってもこのシルクハーフソール、非常にシンプルに目立たなく貼ることが出来ます。
今回は色合いもばっちりだったので、違和感なく仕上げられております。

作業固定を端折ってしまいましたが・・・
カカトにも、2mm程度のラバーを貼っております。
こちらは、ゴム素材ですね。
勿論、形もほとんど違和感がないように整えてあります。

ですが、2㎜程度の厚みなので、整えやすかったのですが、元々のゴムが6mm程度。
そのくらいの厚みのゴムを付けるとなると、非常にこの形にするのは難しいような…。
嫌な予感がいたします(笑)。

こちらのお修理、ハーフラバーが2420円、カカト1650円いただいております。
出来れば翌日以降のお渡しだと助かります。


ハーフラバーや、カカトのゴムも、最近は新しい素材やパターンのものがたくさん出てきております。
極力安定して使えそうなものを選ぶようにしておりますが、厚みや硬さなど、ご要望がございましたらお気軽にご相談ください。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!





2021年11月21日日曜日

ライディングブーツ?バイクブーツのソール交換です!!

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さてさて、先日、かくかくしかじかで、材料屋さんへ行っていろいろとお話を聞いてきました。
まずは大問題、アメリカの海運が滞っている話。
うっすらニュースで知っておりましたが、いよいよ私共の業界にも影響が来て来ました。
当店でもメインに扱っている、USビブラムの製品が問屋レベルで枯渇してきております。
現状、承っているものは在庫を確保しておりますが、これから年末にかけてオールソール関係の底材の入荷がなく、最悪お受けできないパーツが出てくるかと思います。
また、アメリカだけでなく、イタリアのストライキ?も重なって、全体的に品薄の状態が続くようです。

次にそれに伴う、材料の高騰…これ結構深刻です。
当店、正直なところ最安値を目指した価格付けは行っていないのですが、それでも現状のお修理の価格を保つのが難しくなるかもしれません。
極力、現状の価格をキープ、または代替えのメニューの確保でバランスが崩れないようにはしていきたいと思っているのですが、来春あたりの値上げは避けきれないかもしれません。
ギリギリまで我慢する予定ですが、その際はまた改めてご報告いたします。

最後に、レンデンバッハ社のオークバーグ、JRソールが製造しなくなってしまうとの事。
廃業なのか、製造中止なのかはっきりわかりませんが、こちらも近々に無くなってしまうそうです。
オークバーグについてはイギリス製のものがあるので、受付は出来るのですが、あの「JR」のロゴは見納めになるかもしれません。


というわけで、その他にも色々お話は聞いてきたのですが、当店のような個人店レベルでも影響が出始めているということで、今後もなるべく皆様に使っていただきやすいお店していこうとは思っておりますが、諸々変更があるかと思います。
ご理解いただければと思います。


さて、そんなわけで、大きく見て世界情勢も気になりますが、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!
バイクブーツ、ライディングブーツ、タクティカルブーツ、オートバイブーツ。
どれが一般的な呼称なのかわかりませんが、バイクに乗るためのブーツですね!!

こちらが・・・
こんな感じで、カカトの部分が浮いてしまっているのが、お分かりになるかと思います。

手で引っ張ると、ぼろっと。
靴底と靴本体の間に入っていたウレタンのミッドソールが、加水分解してしまっておりました。
加水分解、やはり多いです。
スニーカーに限らず、こういった特殊な靴にも使われるので、なかなか困りものです。

で、こちらの靴底を交換していくにあたりまず、靴底のウレタンを全て削り落とし作業を進めます。
今回は直接靴底をドスンと貼り付けようかと思ったのですが、微妙な隙間が開くと嫌なので、押し縁なんて呼ばれるひも状のゴムを周りに接着しました。
靴底側に小さく出っ張っている紐が押し縁になります。
これがあることで、この下につけた靴底と、靴本体の隙間が概ね無くなるので、きちんとして見えます。

で、いきなりですが、押し縁を付けたら靴底を圧着。
vibram168K、確か中国製のソールになります。
バイクブーツに!という触れ込みだったので、今回こちらを使用しましたが、コンスタントに入荷するわけでもなさそうなので、こちらも確認しながらの納期決定となりますのでご了解ください。

で、こちらをガッチリしっかり圧着。
その後、周りを整えていくのですが、当然ブーツのシャフト部分が固いので、非常に靴底を削るのに注意が必要です。
うっかりすると、逆のペーパーでシャフト部分を削りそう…。

で、そんな苦難を乗り越え、仕上げきるとこんな感じに。
良いですね!
パキッと仕上がります。
サイドの金属パーツは一度外してから、靴底を付け替え、取り付けなおしております。

こちらのお修理、12100円、納期は通常2~3週間程度ですが、材料の確認後確定させていただきます。


というわけで、ライディングブーツ等、専門性の強い靴も、極力対応できるよう作業しております。
こんな靴、なおせないかな??ということがございましたら、ダメもとで一度ご相談ください。
極力対応するようにしております!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!

2021年11月16日火曜日

ALDENのコードバンの破れにパッチを。靴底も直しました!

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さてさて、すっかり秋らしくなりました。
年末に限らずあっという間に時間が過ぎていきますが、もう11月も半ば。
来週あたり、もう年末年始の休みに突入するのではないかと、不安になる勢いですね。
色々ありますが、年末まで何とか頑張っていきたいと思います!!


というわけで、今日ご紹介するのはこちら!!
ALDEN(オールデン)のVチップになりますね!
1884年、アメリカ、マサチューセッツ州で設立した靴ブランドになりますね。
説明の必要がないくらいの名靴になります!!
オールデンといえばコードバン、馬のお尻部分の革になります。
独特のツヤ感、シワ感が抜群に格好良いですよね。。。

で、今回はまず底面が…
こんな感じで、修理をしながら履かれているのがわかる状態でした。
ハーフラバーは部分的に擦り切れてしまっております。
よく見ると、底のコバ部分が一部隙間が空いているのがわかります。
この部分に関しては、だし縫いと言って縫ってある箇所になるので、基本的には隙間が開いてはダメな部分になります。

そこで、まずはハーフラバーを剥がします。
そうするとこんな感じ。

ちょっとわかりづらいですが、底の中央に穴が開き、周りを縫ってある糸が、切れて抜けてしまっている状態でした。

つま先も革が足してあるものの、こんな感じで擦り切れております。

今回は中央の穴を革で埋め、つま先部分も足して靴底をフラットにしていきます。
そしてフラットにした状態で、靴底を縫い直す工程となります。

まずは・・・
こんな感じでパクっと靴底をはずして、中のコルクも足して、平らに慣らします。

で、接着。
こんな感じ。
パカット開いていた部分を接着しなおしました。
カカトと前側のバランスが崩れていないか、確認しつつ進めていきます。

で、フラットになったことを確認してから、靴底を縫いなおし。
開いていた横部分だけ縫えば良いかなと思っていたのですが、最終的には靴底を剥がしたので、概ねぐるっと縫いなおしております(笑)。

そして、この縫った状態の上にハーフラバーを貼り付けて、トゥスチールを取り付けたのですが、そちらの写真が無かったので、最後の写真までお待ちいただいて…


で、次にアッパーの補修に取り掛かります。
状態はというと…
この外ばねの下部分の革が破れてしまっていたり…
甲革の縫い目のあたりが破れて、縫いなおしてある状態でした。
二重に縫って補強してあるものの、どうしても縫い目部分の周りが革が硬化してしまい、ひびが入っている状態。
ミシン目やコバから水を吸い込んで傷んでしまうのでしょうか?
勿論、屈曲する部分になるので、そのあたりも原因かと思います。
他の部分が割と柔らかさを保てているのに、羽根周りの縫い目部分が傷んでしまっている状態でした。

今回はこちらに、やや大胆にパッチを貼って補強していきます。

こんな感じかなぁと、紙で作った型で、傷を隠しきれるか様子を見ているところですね。
ひび割れしている部分を隠すのはもちろん、なるべく新しく入れる縫い目は、革が健康な部分に入れたいので、気持ち大きめに作るようにしております。

で、ご用意したのがこちら。
一時期コードバンの革が手に入らず…厳密にいうと高価すぎて手が出せず、在庫しておりませんでしたが、最近は半端革を見つけては少しづつ購入しているので、パッチ程度のサイズであればコードバンを使うことが出来るようになっております♪

ですが、色合いがちょっと薄すぎるので…
染めます。
色を抜いてから染めるのでだいぶ、色が薄く見えますね。
で、染めるとこんな感じに。
ツヤ感がまるで無くなりましたが、そちらは後で磨いて合わせていくことにします。

まずは厚さを調節。 
悩んだ挙句1mm程度に。
厚いほうが丈夫ですが、あんまり固いと曲がりづらいですし、そこで無理をするとパッチが突っ張って靴本体を傷めそうなので、程々にしました。

で、この1mmに漉いた革の周りをさらに薄くして、靴本体にしっかり接着。
周りを縫っていきます。
デザイン的には大胆な作業になってしまいますが、こんな感じで、傷んでいる部分を覆ってしまいます。
1mm厚で、周りを漉いているので、接着しても元の革のシワ感に沿ってくれているのがわかりますね。
この部分だけ突っ張ると良くない気がします

で、四か所すべてパッチを当てて縫い終わったら、靴全体を磨きつつ、ツヤ感を合わせていきます。

そうするとこんな感じに。

外ばねの付け根を一度外し、パッチを下に入れているので、羽根の付け根部分の補強にもなっているかと思います!
この程度離れると、直しているかわかりづらいくらいの感じには、仕上がっております。
コードバンクリームにより、全体にオイルが入り、ツヤ感も出ていい感じです。
コードバンの、うねるようなシワ、やっぱり格好いいですね!!


忘れておりました!
靴底はこんな感じで、縫った糸の上からハーフラバーを貼り、つま先もスチールで補強しております。
ハーフラバーをの交換は可能なので、糸が切れる心配も基本的にはないので安心かと思います!

こちらのお修理、パッチ四か所5280円、底縫い2200円、ハーフラバー2640円、トゥスチール3300円、ヒール3080円となりますので、16500円となっております。
3週間程度のお預かりとなります。

こちら配送でのお修理で承りました。
お送りした靴、さっそく履いて写真を撮って送ってくださいました。
お修理したものを実際に着用していただくのは、あまり見る気が買いがないので非常にありがたいです!
パッチ部分が見えるように写真を撮ってくださいましたが、それでも基本的には極端に目立たないので安心いたしました!

単純にやっぱり、元の靴が格好良いですね(笑)!
Ⅴチップは私、履いたことがなく欲しくなってしまいます!!
ありがとうございました!!


というわけで、コードバンの靴のお修理ももちろん行っております。
部分的に傷んでしまうことが比較的多いコードバン。
お困りの方もきっと多いはず!
是非お気軽にご相談くださいね。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!



2021年11月1日月曜日

MBTの靴底を交換する!

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さて、いよいよ11月。
2021年の終わりが見えてきた気がいたします。
今年も新型コロナウイルスに振り回されてしまった感じはありますが、そろそろもう一度、しっかり地に足を付けて頑張っていきたいですね。

さて。
そんわけで、今日も元気にお修理のご紹介。
こちら!!
こちら、MBTのスニーカーになりますね。
MBT、実はわたくし何度か修理はしたことがあったものの、あまり詳細を詳しく知りませんでした。
で、調べたところ、「マサイ・ベアフット・テクノロジー」の略でMBTだそうです。
1996年、スイスで作られたメーカーとなります。
ざっくりした説明になってしまいますが、マサイ族の人々の姿勢が素晴らしく、それを再現するために、やや不安定な靴底になっているとの事。
勿論足の裏にかかる負担軽減なども計算されているそうです。
で、どう不安定かというと・・・
こんな感じ。
明らかに、靴底面が丸くなっており、不安定さが見た目にもわかります。
ある種にトレーニングシューズのような形でしょうか?
面白いですね。

で、今回はこちらが…
こんな形でカカトの下部分はすっぽり崩れてなくなってしまい、そのほかのスポンジ部分も、劣化しておりました。

こんな感じで、指で押すと、モソッとスポンジ自体が崩れてしまうような状態ですね。
いわゆる加水分解になります。
イメージ的には・・・固めのチーズケーキくらいの感じでしょうか。
しっとりしております。

で、この白い部分を崩して外してしまうと・・・
こんな感じで、ぼろっと靴底全体が取れました。

今回はこちらをしっかり履けるようにしていきます。
まず、この靴底周りに残ったスポンジの破片を削り落として、新しい靴底を取り付けやすいようにしていきます。
で、靴底をさっぱりきれいに落とすことが出来たら、靴本体の裏側の段差を、新しいクッションを入れてフラットにしていきます。

ちなみに、MBT靴底をはずしてしまうと、ほとんど通常のスニーカーと同じようなつくりになっておりました。
中底に釣込んであるような状態なので、いわゆるスニーカーより、むしろ革靴に近い感じかもしれません。
で、今回はvibramのスニーカーソールをはめ込んでいきます
勿論、靴側、靴底側ともに接着の下処理をして、しっかり接着剤を塗布、乾燥。
いつものようにガッチリしっかり圧着してきます。
圧着機でドスン!
こちらに関しては、靴底はもう出来上がっている為、とにかく下処理と、しっかりはめることが重要になります。

で、出来上がるとこんな感じ。
靴底はこんな。

横から見ると…
割と違和感なくはまっているのではないでしょうか?

こちらお客様のご要望で、靴底白い部分をグレーに塗装しております。
カカト側もこんな感じで。
これで、またしっかりガッチリ履いていただくことが出来るかと思います。
こちらのお修理…ソール交換で11000円いただいております。
塗装に関しては、単色なのか、色を作るのか等ございますので、別途ご相談ください。

残念ながら、MBTの丸い靴底ではなくなってしまいましたが、そもそも丸い靴底が、すごく疲れるとのご要望もあったので、逆に使いやすい靴になったのではないかと思います。

スニーカーはあきらめることも多かったのですが、出来ることが徐々に多くなってきてはおります。
お気軽にご相談くださいね。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!