こんにちは!
井荻駅南口、改札を出て斜め右側、環八側道沿いにあるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
定休日 水曜日
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さて、2月も終わり、桜が木の上の方だけ、花が開いておりました。
だいぶ早い気がしますが、気のせいでしょうか。
いくらか暖かくなってきたとは言え、まだまだ寒い気がしております。
さてそんなわけで、今日はさっそくお修理のご紹介。
こちら!!
ロングブーツ。
そろそろしまう季節でしょうか?
まだ少し早いですよね、もう少し活躍できるかと思います。
こちらが…
外側は良い感じの牛革のブーツなのですが、ライニングの履き口部分のみ、合成皮革を使っておりました。
一概に合成皮革が悪いかと言えばそんなこともないのですが、長い目で見るとどうしても劣化してきてしまいます。
ちなみに、どうしてもマイナスのイメージが多い合成皮革。
どんな利点があるかというと、
革に比べて
・色落ちの心配がない。
・軽い
・お値段が抑えられる。
一般の皆様に関係しそうなのはこんな感じ。
で、生産現場では、革に比べて…
・均一である
・厚みも薄く扱いやすい
・傷がない
・お安い
等々々、何かにつけて扱いやすいのです。
とはいえ、何年か経つと劣化する場合があるという、割とよろしくない一面が。
というわけで、今回はこちらを直していきます。
まずは、こちらを外していきます。
縫ってあるミシン糸を切りつつ、破れないよう接着を剥がしていきます。
で、外すとこんな感じ。
今回は、まだパサパサポロポロ崩れるタイプの合成皮革だったので無事外すことが出来ました。
まれにある、ベタベタネチネチしてくるタイプの合成皮革は、指もハサミも悲惨なことになり、合成皮革自体も形が崩壊しがちなので大変です。
で、こちらをもとに…
こんな形で、新しいライニングになるパーツを裁断しました。
今回は、豚革。
やや重くなる可能性もありますが、劣化の心配はほぼほぼありません。
どちらかというと、長く使うと表面が擦れてくる感じでしょうか。
とはいえ、合成皮革より、やはり長持ちするかと思います。
こちらをブーツの筒部部分のライニングに縫い付けていきます。
こんな感じで、貼りこんで…
カタカタカタカタと…
縫います。
まだこんな感じ。
筒の下の方の布のライニングと、豚革を縫い付けたら、次は本体とライニングを縫っていきます。
これは仮止めの接着剤を乾かしているところ。
バグっと開いております。
で、また縫う。
元の縫い目の穴を外さないように、慎重に縫っていきます。そして縫い終わったら、はみ出しているライニングをハサミでカットしていきます。
表の革を傷つけないように、ギリギリでカットします。