2023年2月24日金曜日

ムートンのルームシューズを補修しました!

 こんにちは!

靴・バッグの修理、合鍵作成の店doek(ズック)です!!
井荻駅南口、改札を出て斜め右側、環八側道沿いにあるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。

営業時間 10時~20時
定休日  水曜日
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さてさて、2月ももうすぐ終わり。

早いですね。

それはそうと、2月は28日までって…ちょっと短くないですかね!??


ちょっと調べてみましたが、暦がすでに使われていた古代ローマの頃、1年が355日だったそうです。

そして、偶数は縁起が悪いので、1か月は29日か31日。

2月だけ、帳尻合わせで28日だったそうです。

ということは、29日の月が7回、31日の月が4回、残りの28日が2月にあてられた。

そういうわけですね。


で、ユリウス・カエサルさんの時代に、うるう月を入れすぎた!??せいで、暦と季節が2ヶ月程ずれてしまったとのこと。

そもそも355日だと10日分ずれるので、致し方ないかと思います。

で、カエサルさん、1年365日、4年に一度閏年は366日という現在の「ユリウス暦」に改編したそうです。

歴史に名を刻みましたね。

その際、29日だった月は30日にして現在の暦に落ち着いたそうです。

…縁起悪かったんじゃないの!??


はい。

だったら2月も30日にすれば良いじゃない!!

4月、6月、9月、11月が30日。

1月、3月、5月、7月、8月、10月、12月が31日。

2月が28日。

おかしいでしょ!?2月。

なんか半端だし。


いっそのこと、奇数月は30日、偶数月は31日。

12月だけは帳尻合わせで30日。

閏年は12月は31日、どうですか!??よっぽどわかりやすい気がいたします。

なにか不具合あるのでしょうか…。



と、まあ、思いのほか調べてみたら面白い、突っ込みどころの多い事実が判明し、憤っておりました。

2月8月が経済的に悪いなんて言われますが、2月短いですから!!

仕方ないじゃない!!

なんて思ったり思わなかったり。


…どうでもいいですね。

私の名前は歴史に刻めないと思うので、甘んじて2月は28日までというのを受け入れようと思います。



はい!!

余談が長くなりましたが、今日も元気にお修理のご紹介!!

ユリウス・カエサルさんとはなんの関係もありませんが、こちら!!

ムートンのルームシューズになります!
ラグジュアリー!!

こちらが…
こんな形で、カカトの部分に穴が開いてしまいました。
どうしても、足の裏部分まで、ムートン一枚で出来ているので、強度的に強くないのかと思います。

ちなみにこちら、ニュージーランド製だそうです。
色々お話を伺ったところ、オーストラリアで何足か購入するそうですが、オーストラリア産に比べてニュージーランド産のムートンはお安く手に入るそうです。
イメージ的には、オーストラリアとニュージーランド、近い感じで考えておりましたが、物価が違うのでしょうか。
物は変わらないとの事だったので、それであれば、ニュージーランド産の方が良い気がしてしまいますね。

また余談でした(笑)。
今回はこちらの底を補強していきます。

まずご用意したのが、こんなケサランパサラン。
…ムートンです。
ムートンの切れ端。

これをこんな感じで、穴の部分にはめ込みました。
ムートンの毛足が元のままだと長すぎるので、もちろん、カットします。


これで、取り急ぎ穴は塞ぐことが出来ました。
ですが、このままでは靴底が心もとないので、今回ご用意したのがこちら。

牛革のトコ。
トコ革なんて言われたりしますね。
当店でよく使う革は革屋の問屋さんで、牛半分単位で購入しております。
で、元々の厚みが3mm程度。
そちらを扱いやすい、1.3mm~1.5mmくらいの感じで、その時の気分で漉いてもらいます。
薄く漉いた表面は当然、革として使うのですが、漉いて残った表面の無い部分、それがトコ革になります。
繊維の詰まった銀面と呼ばれる表面の層は無いものの、それなりにちゃんと目が詰まった、スエードのような状態の革になり、強度的にもよほど引っ張ったりしない限りはちゃんと使える状態です。

で、こちらを…

こんな感じで、やや大きめにカットし、底部分に接着。


周りを元々縫ってある箇所に合わせて、ミシンで縫い付けていきます。
あとは、余った周りの部分をハサミでカットすれば出来上がりですね。


こんな感じ。
これで、おそらくもとより強度は増しているかと思います。


もちろん、穴の開いた部分のムートンもしっかり接着してあるので、問題ないかと思います!



こちら、1週間程度のお預かりで、4400円いただきました。
銀面の着いた革に比べると、床革は安価に扱いやすい革だったりもします。
使いどころは限られますが、今回のような、補強のような意味合いだと重宝致します。

というわけで、外を歩く靴はもちろん、ルームシューズや、スリッパなんかでも、場合によってはお直しいたします。
是非お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!