2023年9月8日金曜日

Clarksのナタリー、ソールを交換いたしました!

こんにちは!

靴・バッグの修理、合鍵作成の店doek(ズック)です!!
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営業時間 10時~20時
定休日  水曜日
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さて、久しぶりの更新になってしまいましたが、前回の更新を見たら、なんと8月1日…。

1ヶ月以上間が空いてしまいました。

今年の前半は週2更新を続けていたのですが、ままなりませんね。

涼しい季節になったら、また更新頻度を上げていければと思っております。


さて、そんなわけで、今日ご紹介するのはこちら!


ドスン!
Clarksのナタリー、ブーツになります。
秋っぽくて良いですよね!
こちら私物となります。

履いているとなんとなく、安定感がなく、若干足が疲れる感じが気になっておりました。
基本的にナタリーに関しては、靴底が足の裏とほぼ同じサイズ、何なら地面に設置する面積が足の裏より狭い気がしております。
そういう意味では、コバの張った地面に設置する面積が広い靴に比べると不安定なのは致し方ないのかなと。

そんなことも気にしながら靴底を交換していこうと思います。

             
ちなみに後ろはこんな感じ。
ブーツの一番上まで、靴底と同じ生ゴムが巻き上がっております。

で、今回特に気になっていたのが、このサイド部分。
この段階では、生ゴムが擦り減ったというより、生ゴムの中の、中物が長く履くうちに体重でつぶれ、靴自体が傾く感じになっているのかなと、予想しておりました。
というわけで、今回は中物のスポンジごと交換すれば、安定感が増すのではないかと、想像しながら作業を進めていきます。

まずは、中物を残すように生ゴムだけ削っていこうということで、ガンガン削ったのですが…
どこまで行っても生ゴム(笑)。
うそでしょ!??
と思いながら削り、最終的にはニッパーで引きはがしてみると…

中物ないじゃん…。
ビックリです(笑)。


ちなみに5月頃に直した別のナタリーは…

こんな感じで、スポンジの中物が生ゴムに隠されておりました。
その時のブログはこちら⤵
これをイメージしていたので、このスポンジが変形することで安定感が無くなっているのかなと。

ところがところが、ソール全部が生ゴムでした。
重いわけです(笑)。

というわけで、今回はあきらめて改めて生ゴムですべて作り直していきます。

まずは全体に3mmの生ゴムを貼り、カカトの方に厚みを出すため1㎝厚の生ゴムを接着。
上の写真の下にさらに一枚、3mm程度の生ゴムを貼り付けました。
つま先側が6mm、カカトは16mm程度の高さですね。

で、そこまで積んだら、全体を覆うように3mm程度の生ゴムで包んでいきます。
こんな感じ。
生ゴムの凸凹感が少ないせいか、若干、生八つ橋っぽい感じに見えますが、もちろん生ゴムです。


で、ガッチリしっかり接着したら、余っているゴム部分をハサミでカットしていきます。
非常にわかりにくいかとは思いますが、刃自体がカーブしたハサミになりますね。
左利きの人には、絶望的に使いにくい一品かと思いますが、私はどちらの手も比較的自由に使えるので問題ありません。

で、ハサミでカットし終わるとこんな感じ。



つま先側ですね。
良い感じです。

カカトも問題なくまくり上げることが出来ました。
正直もう少し厚手の生ゴムの方が良いかなとも思いましたが、カカトの上の方や、つま先の上の方は、基本地面に着かないので薄いもので良しとしました。
ちなみに、3mm。
4mm程度の厚みの物があるとより良いかと思います。
材料屋さん、期待しております!

これで、出来上がりですね!!

概ね、問題ないかと思います!

ただ、履いた時のなんとなく不安定な感じは、多少改善されたものの、通常の革靴などに比べると、残ってしまう感じでした。

構造上仕方ないかなと思います。


こちらのお修理、14300円。

短靴より、1100円アップとさせていただきます。


ナタリーに関しては想像以上に生ゴムを使うので、もう少しお高く設定したいところですが、しばらくはこんな感じで行こうかと思っております。

概ね、2~3週間のお預かりとなります。



というわけで、生八つ橋っぽさがぬぐい切れない感触ですが、生ゴムの靴底も問題なく直せております。

是非お気軽にご相談くださいね!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!