2020年8月4日火曜日

Chippewaのブーツのベルトの修理!

こんばんは!
靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

8月も通所通り、水曜のみお休みをいただきます。
よろしくお願いいたします。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek


かくかくしかじか、今日は珍しく夜中にブログの更新です!
若干眠いくらいですが、パソコンを立ち上げたので、頑張ります(笑)。
8月に入った途端、梅雨も明けて、スカッと暑いですね!
マスクの中が籠り倒しますが、しばらくは手放せないと思うので、頑張って行きましょう。


さて、今日ご紹介するのはこちら!!
Chippewa(チペワ)のエンジニアブーツですね!!
1901年アメリカ、ウィスコンシン州チペワ・フォールズで創業したブーツメーカーになります。
なんでも当時製紙業が盛んで、木材を切り出す伐採人たちの足を守るブーツを作っていたとか。
まさにワークブーツですね!!

そんなブーツのこちら…

甲のベルト部分が千切れてしまいました。
革の厚さはしっかりあるものの、革の取る場所か、或いは強烈な負荷がかかったのかもしれません。
同じ牛革でも、背中の部分と、お腹の部分では、やはり革の特性が違います。
もちろん、靴を作っている方々は、私よりはるかに特性を理解して裁断しているとは思うのですが、どうしてもある程度量産すると、若干弱い部分が当たってしまったりという事は、大いに考えられます。
というわけで、こちらのベルトをつないで補強していきます。

まずこんな形で、似通った革をベルトと同じ幅でカットして、裏表に当てるよう、2枚裁断しました。
切り口はなるべく段差が出ないよう薄く漉いてあります。

で、まずは切れてしまった部分の糸をほどいて裏側に接着。
もちろん、ガッチリしっかりです。

で、千切れた側も接着したら、ベルトを新しい革で挟むような形で、上からも革を接着。
こんな感じですね。


そして、ここを元に近い形で縫い付けていきます。
こんな感じで、元と完全に同じ場所で縫うと、ミシンが千切れたところを縫ってしまうので、元より若干ですが深い位置で縫い付けました。
なるべく見た目には最低限の継ぎ目だけになるようにしましたが、強度としてはしっかり繋いで固定出来ているかと思います!
こちらのお修理、1650円で、1週間程度いただきました。

今回のようなお修理、ベルトごとの交換も出来ますし、元のパーツを生かすことも可能です。
出来ればお修理の際は新しく作る場合でも、、外れてしまったパーツはお持ちくださいね。
極力近い形でお直しいたします。
まずは不具合が出た時点でご相談いただければと思います。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!