2020年8月14日金曜日

Clarksナタリーのカカトを直す!

 こんにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

8月も通常通り、水曜のみ、お休みをいただきます。
よろしくお願いいたします。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek


さて、暑い日が続きますね。
新型コロナウイルスを気を付けつつ、熱中症も、何ならエアコンで体が冷えております。
生きにくい世の中ですね(苦笑。
さてさて、当店でも貼っているこちら。

レジカウンターに飛散防止のビニールシートを張って、アルコール消毒液を準備して、マスクをして、まめに掃除をしながら営業しておりましたが、今度はこれが自己申告だけで印刷できるので、対応していなくても貼ってあるとかなんとか。
うっかりしたら、貼ってあるほうが悪いみたいな話をテレビで流しておりました。
色々良かれと思って、それでもお店を続けなくてはと頑張っておりますが、なかなか難しいですね。


さてさて、嘆いても仕方がないので、出来ることは粛々と、とりあえず、今日も元気にお修理のご紹介!
こちら!!

Clarks(クラークス)のナタリーでしょうか?
クラークスといえば、1825年設立された、イギリスのブーツメーカーになりますね!
生ゴムの靴底が定番かと思います。
で、こちらのカカトが…
こんな感じで、斜めに外側だけすり減ってしまいました。
歩き方が悪くて外側だけ減ってしまう、なんて話を聞きますが、そんなことありませんよ!!
少なからず、外側が斜めに減るのが一般的です。
真後ろが減っていたら逆に、ちょっと心配になります。

で、今回はこちらを同様の素材の生ゴムで継ぎ足していきます。

まず継ぎ足す面をこんな感じで、ある程度平らに削ります。
なぜある程度かというと、生ゴムの素材自体、ほかの合成ゴムなどに比べて、かなり柔らかいです。
極端なでっぱりがあれば別ですが、多少全体に湾曲していたりしても問題なく接着することが出来ます。

ということで、ハンマーでがっちり圧着。
まくりあがっていたりしても、かなり対応できます。

そして、余分な部分を削ります。
ガーーーーっと。
1センチの厚みの生ゴムを取り付けましたが、若干厚みが足りない気がしてきました。
ナタリーの場合、角を落として丸い感じに仕上げるので、多少足りなくても違和感は少ないかと思うのですが、とはいえ、修理で足したのにもとより低い可能性があるのはちょっと嫌なので…
もう一段、継ぎ足しました。
生ゴムは特にこういった作業がやりやすいです。


で、これを先ほどと同じように削り込むと…
こんな感じで、十分な厚みを確保できました。

あとは色合いを全体に合わせていきます。
こんな感じですね。
若干まだ黄色いですが、歩いてしまえば生ゴムはあっという間に黒くなっていくので、十分かと思います。
真後ろから見るとこんな感じですね。
逆に、生ゴムを黄色いまま使い続けるのは、ほぼ不可能なのではないかと思います。
同じ素材で足しているので、ほぼ違和感なく仕上げられているかと思います!!
こちらのお修理、両足で2200円、今回は片足だけお預かりしたので、半分の1100円を頂きました。
お時間は、最短、45分程度でしょうか。


生ゴムの靴底は直せない、なんて都市伝説!?がありましたが、特別問題なくお修理することが出来ます。
やはりどうしても、カカトやつま先はすり減りがちなので、すべて交換する前に、部分的なお修理もありかと思います。
是非お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!