2022年6月27日月曜日

Paraboot (パラブーツ)のシャンボード。腰裏の修理とオールソール交換です!

こんにちは!

靴・バッグの修理、合鍵作成の店doek(ズック)です!!
井荻駅南口、改札を出て斜め右側、環八側道沿いにあるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。

営業時間 10時~20時
定休日  水曜日
Mail  doekrepair@gmail.com
住所 〒167-0023東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
TEL  03‐5310‐3512

お問い合わせは、電話またはメール、LINE公式アカウントよりお願いいたします。

▼LINE公式アカウント
▼インスタグラムアカウント



遠方のお客様、配送でのお修理も受付しております!
▼配送によるお修理


お得で便利な当店のアプリ、ぜひご利用ください。
毎月、お得なクーポンをお届け!預かり票のレシートも必要無くなります。
登録すると、その日から使える500円引きクーポンも配信!
ダウンロードはこちら⤵

AndroidURL

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.digijapan.android.cl_smart.doek0410

iPhoneURL

https://itunes.apple.com/jp/app/doek/id1170973402?mt=8



【定額制くつ磨き】【サブスクピンリフト】

月額定額制のサービスはこちら!

https://doekrepair.wixsite.com/doek/%E5%AE%9A%E9%A1%8D%E3%81%8F%E3%81%A4%E7%A3%A8%E3%81%8D%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9



さてさて、6月も末ということですが、なんと・・・。

梅雨明け!!

さすがに早い気がしますね、今年は。

暑いなぁとは思っておりましたが…。

電力も足りないなんて話がでていたり、水不足の懸念もあるとかないとか。

ままならないですね!!


というわけで、気持ちだけでも元気のお修理のご紹介!!

こちら!

Paraboot (パラブーツ)のシャンボードですね。
パラブーツといえば、1908年フランスで創業した、靴メーカーですね。
パラゴムを使ったラバーソールが有名です。

で、そんな靴が…
一度、お修理していただいていた腰裏の部分の革が摩耗してしまっておりました。
なので、こちらは取り外してしまいます。
履き口の縫い目を切りながら丁寧に。

で、今回は靴底も交換していきます。
こちらもこんな感じで、周りを縫ってあった糸をきって、こんな感じでスッキリさっぱり取りはずしました。
パラブーツのラバーソールは、通常中物なんて言われるコルクやスポンジを詰める部分まで、ゴムが入るように出来ております。
こんな感じですね、シマシマの部分が一段盛り上がっていて、靴の中の空洞を埋める感じになります。

で、当店では中の空洞は基本コルクで埋めます。

こんな感じで、盛り盛りに。
ちょっとこの写真、大袈裟です、もう少しこの後整えたかと思います(笑)。
とはいえ、中に隙間が出来ないように、やや盛り気味くらいの感じでコルクを詰めます。
履いていると体重がかかってつぶれるのも若干考慮。

そして、コルクの中央部分若干見えておりますが、シャンクと呼ばれる金属の棒をコルクの中に仕込んでおります。
元々、ラバーソールの中に埋め込まれていたので、取り出して、こちらに移植しました。
カカトから土踏まずあたりの補強のための金具になります。

で、こちらもう少し整えてから、3mm程度のミッドソールを接着。
こんな感じですね。
今回はこちらを靴本体に縫い付けて、本底を接着する仕様となります。
縫いあがるとこんな感じですね。
接着だけでも行けなくもない気もしますが、ぐるっと縫ってあると勿論安心です。
で、ここにvibram2070番、トレントソールなんて呼ばれる靴底を、ガッチリしっかり圧着していきます。
プライマー塗布乾燥、接着剤塗布乾燥、温めて圧着。
いつものパターンですね。


あとは、周りのはみ出た部分を削れば出来上がりです。
ウェルトは極力削らないように、慎重に。
それでいて、はみ出すと格好悪いので、しっかりギリギリまで。

で、忘れておりました。
腰裏もしっかり新しい革を当てていきます。
こんな感じで、継ぎ目はなるべく薄く、段差が出ないように。
底部分は切れ目を入れて、こちらもなるべく凹凸が出ないように工夫しながら作業を進めます。
で、履き口部分の縫い目に合わせて、ミシンで縫って、余った部分を切り取れば出来上がりですね。
こんな感じ。
直しているのがわからない!??
とは言いませんが、比較的違和感なく、破れてしまったまま履くより、ずっとよろしいかと思います。
これでまた、しっかり履いていただくことが出来るかと思います♪

腰裏の修理、3520円。
オールソール交換、vibram2070、トレントソール、9900円。
今回はミッドソールと縫いの作業が3300円いただいております。

次回オールソールの際は、よっぽどミッドソールが削れたり破損するようなことが無ければ、トレントソールだけの交換が可能です。
お時間は、3週間程度いただきました。

新しい靴ももちろん良いですが、履きなれた革靴、やっぱり愛着がわきますよね。
しっかりお手入れ、修理をしていただければ、まだまだしっかり履くことが出来るかと思います。
是非、お気軽にご相談くださいね。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!