2020年11月23日月曜日

WESCOのブーツ、オールソール交換です!

んにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek


さて。
いくらか落ち着いていた新型コロナウイルスが、また猛威を振るっているようですね。
当店では、引き続きレジカウンター部分に飛散防止のビニールをかけさせていただいております。
若干、受付の際、邪魔になるかとは思いますが、ご理解いただければと思います。
また、アルコールの除菌液は店内に常備しております。
そちらも、お気軽にご利用ください。


さて、そんなわけで、ただでさえバタバタする年末が、今年はまたイレギュラーな感じになりそうですね。
GOTOトラベル。
どうなるのでしょうか…。


さてさて、いろいろと思うことはありますが、何とか隙を見て今日も元気にお修理のご紹介!!
こちら!!

WESCOのブーツになりますね!
やっぱり格好いい!!重厚感が違います。
1918年にオレゴン州で創業したブーツメーカーになります。
欲しいですねぇ(笑)。

さて、こちら。
こんな感じの、白いソールがついておりました。
カカトはもちろん、中央部分もかなり薄くなってきております。

そこで、今回は靴底を交換していきます。
まずは…
ガーーっと削って、靴底を取り除いていきます。
本当は剥がれてくれると楽だったのですが、温めても、いっこうに剥がれる気配がないので削り落としました。
今回は靴本体に縫い付けてある、3㎜程度のミッドソールは流用するため、ミッドソールが外れてしまわないよう慎重に作業を進めます。
で、外したのがこちら。
ぐるっと一周縫ってある糸を切らないように慎重に靴底を削り落としました。
多少削ってしまっても、いきなりミッドソールが外れるなんてことはないかと思うのですが、それでも縫い糸を切ると靴底が外れるリスクは高まるので、極力糸を残してさ削り落としました。

で、新しい靴底と、このミッドソールの削った部分にプライマー処理を施し、接着剤を塗布。
両面しっかり乾かした後、温めて圧着してきます。
大切なので、もう一度言います。
接着したい両面をプライマー処理、接着剤を塗布し、接着剤が乾いてから温めて圧着です(笑)。
この工程、市販の革用やゴム用接着剤でも同じように使う接着剤が多くあります。
接着剤というと、にゅうっと片面に塗り付け、乾く前にペタッと貼り付け。
そのまま固定しておけばくっつく…と思っていませんか!??
そのやり方でもつかないことはないかと思いますが、全体むらなくつけることは、ほぼ不可能ですし、接着剤が固まるまで隙間が出来ないように保持しておくのも、ほぼほぼ不可能かと思います。
ご自身で接着剤を使う際は、ぜひ使い方をよく読んで作業してくださいね。
乾燥させてから圧着です!

こちら圧着機で、ガツンと固定しているところですね。
圧着でつく状態になっているので、ぎゅっと押し付ければ、ニチャァっと隙間が開いてくることはありません。
逆にこの段階でずれると、がっちり付いてしまいます。

ちなみに、この接着剤この状態でがっちり固定し、そのままさらに放置することで、溶剤が抜け完全接着となります。
理想を言えば1週間くらいと接着剤メーカーの方がおっしゃっていたかと思います。
奥深いですね、接着。


そして、がっちりしっかり接着出来たら、周りの余った部分を削って、形を整えていきます。
今回はvibram2021の黒を使いました。
いわゆるスポンジ素材の底剤になるため、非常に軽くクッション性もよい素材となります。

出来上がりがこちら。
すっきりした仕上がりですね!

こちらのお修理、9900円、2週間程度お時間をいただきます。
今回はミッドソールを流用しましたが、ミッドソールを交換する際は2200円追加となります。

やはり冬になると圧倒的にブーツのお修理が増えていきます。
ブーツの修理も出来る限り行っております。
お気軽にご相談くださいね!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!