2021年8月17日火曜日

ベルトの剣先修理!

 こんにちは!

靴とバッグの修理、合鍵の店doekです!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek


さて、うっかり油断するとブログの更新が滞りがちになってしまい、すみません。
それにしても、毎年のように記録的な豪雨、再度延長される緊急事態宣言。
なかなか生きにくい世の中になってきましたね(苦笑。
東京の累計の新型コロナウイルス感染者の数を見ると、もう、概ね50人に一人程度になっております。
勿論、気を付けてはいるのですが、気を付けるだけでは防ぎきれないのではないかと不安になってきます。


さてさて、そんなわけで、今のところ何とか新型コロナウイルスに感染することなく過ごせてはおりますが、いつかかってもおかしくない気持ちをもって、今日も靴修理に励んでいこうと思います。

というわけで、今日ご紹介するのはこちら!!
ベルトですね。
靴修理に励むといったのに、ベルトです。

で、こちら地味ながら、あるある。
ベルトの剣先がモサモサっとしてきてしまいました。
こちらの剣先のパーツ、合成皮革となっておりました。
今回はこちらを交換していきます。

まずは、縫ってある糸をほどいてはずします。
こんな感じに。
で、近い色の革が手元になかったので、ヌメ革の端切れを染めて作っていきます。
まずは、厚みの調整。
漉き機を通して、元の厚みと同じくらいに合わせていきます。
で、いくら何でもヌメ革の色のままでは色が薄いので、染めます。

彗星の染料で割と大胆に。
大胆にといっても、ヌメ革に水をしみこませて、ムラになりにくいようにしてから色を入れていく、割と手のかかる作業です。
写真で見ると恐ろしく濃いですが、実際に見ても、え!?っていうくらい色が濃いです。
ですが、経験上このくらいで染めても、乾けばいい具合になります。
・・・多分(笑)。


で、概ね乾いたところで、待ちきれず次の作業に。
折り紙の「やっこさん」の腕の部分みたいなところを、折り込みやすいようにさらに薄く漉いて調整しました。
ちなみに、やっこさん・・・

こんな人らしいです。
色々シマシマですね。


さて、余談にも程があるのさらっとヤッコサンのことは忘れて…

革の切り口を専用の顔料で塗っていきます。
割とドロッとした液体で、こんなノリの容器みたいなのに入って売っております。


で、さっきのヤッコサンの腕で、ベルトの先をギュッと挟みます。
だんだんヤッコサン可愛く見えてきました(笑)。


で、首をもたげる感じで、剣先の形に仕上げたら、可愛いとか言っていたのに、ミシンで縫い付けていきます。
もはや拷問ですね(笑)。

で、出来上がるとこんな感じ。
すっかり元通り、ちゃんと剣先の形になりました(笑)。

若干不安だった色合いも、概ね思った感じに落ち着ていおります。

バックル側は革の交換をしていないので、こうしてみると、概ね違和感なく出来ているかと思います♪

こちらのお修理、1650円で1週間程度いただいております。

靴とバッグをメインにお修理しておりますが、財布やベルトといった革小物全般、出来る範囲でお修理しております。
是非お気軽にご相談くださいね。
それでは、皆様のご来店こころよりお待ち申し上げております!!