2021年3月6日土曜日

PARABOOTの白いソールを交換しました!

こんにちは!!

靴とバッグの修理、合鍵作成の店doekです!!

西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。
水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。

遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc
〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek

さてさて。
山路やまみちを登りながら、こう考えた。
 に働けばかどが立つ。じょうさおさせば流される。意地をとおせば窮屈きゅうくつだ。とかくに人の世は住みにくい。」
夏目漱石さんの草枕の冒頭ですね。
いやーーーわかります!!
とかくに人の世は住みにくうございます。

緊急事態宣言延長。
なかなかですね、実は私、うっすらも想像しておりませんでした。
2週間延長って意味あります!??
オリンピックは海外の方の観戦は受け入れないとかなんとか。
そもそも、やるのもすごいですが、やるならMAXまで観客を入れて、経済建て直せるくらい盛り上げないと!中途半端はよくありません。

まあ、他にも花粉症が辛かったり、腰痛がぶり返したり、郵便ポストが赤かったり、とかくに生きにくい世の中だなと(笑)。

そんなわけで行きなり愚痴っぽくなりましたが、せめて楽しく仕事をしていこうということで…
以前から温めていた、刺繍のワッペン、作ってもらいました♪
届いたので早速…
帽子に縫い付けてみたりと、少しでも気分を上げていこうと頑張っております。
なおこちら、非売品です(笑)。

というわけで、本題までが長くなりましたが、こちら!!
Paraboot(パラブーツ)の外羽根ウイングチップです。
パラブーツといえば、1919年に創業したフランスの靴メーカーになりますね。
独特の質感のパラゴムのソールが特徴です。

で、こちらが・・・
こんな感じの白いゴムソールが着いていたのですが、中央がすり減って裂けてしまっているのが、お分かりになるかと思います。

そこで今回は靴底を全て交換していきます。
靴底を縫ってあった糸を切ったあと、こんな感じで剥がしていきます。
靴底の裏面がスリットの入った出っ張り?になっており、靴の構造上できる中の空洞が埋まるような作りになっておりました。
完全に剥がすとこんな感じになっており、グッドイヤーウェルテッド製法に見られる、コルクが一切、使われておりませんでした。

かかとから土踏まず辺りまでの角度を保つ、シャンクが見当たらないので、靴底をほじくってみると、ゴムのなかに金属のシャンクが埋め込まれておりました。

こちらを両足ともほじくり出した後・・・
シャンクを中底に取り付け、今回はコルクで中の隙間をみっちりと埋めていきます。
で、ここに白いソールを張り付けます。

で、ぐるっと回りを縫うとこんな感じ。
当店ご自慢のRafflenbeulというメーカーの手動のミシンでガッチャガッチャ縫い付けました。

あとはかかとを元に近い高さまで積んで、回りを削って整えれば出来上がりですね。
ソールも元々かなり厚みがあったので、ミッドソールを入れてなるべく近い厚みに仕上げてあります。
色も近く、良い雰囲気に仕上げられたかと思います♪
こちらのお修理、14300円で3週間程度お預かりとなります。

靴底の色、できる範囲なるべく取り寄せながら仕上げるようにしております。。
お気軽にご相談くださいね!!!!
それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!