2022年10月2日日曜日

AllenEdmondsの革靴、つま先とカカトを補強しました！

 こんにちは！

靴・バッグの修理、合鍵作成の店doek(ｽﾞｯｸ)です！！
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さて、まだ少し暑くなったりするようですが、朝晩はすっかり涼しくなりましたね。

もう10月、あっという間に2022年も終わりそうです（笑）。

それにしても…メジャーリーグの大谷選手、来年の年俸43億円。

すごいですね、年俸調停に持ち込んでいたら、70億なんて話も出ておりましたが、割とあっさり決めてしまったようですね。

割とあっさり、43億円。

…すごいです（笑）。

日本人のサラリーマンの生涯賃金が2億５千万なんていわれるので…、夢のある世界ですね、メジャーリーグ！！


さて、そんなわけで、ちょっと規模が大きすぎて、感情がわかないレベルですが、本日も元気にお修理のご紹介。

出来ることからやっていきます（笑）。


こちら！！


AllenEdmonds（アレンエドモンズ）の内羽キャップトゥですね。

アレンエドモンズ、アメリカ感あって好きです。

もちろんオールデンも好きですが、アレンエドモンズ、良いイメージがございます。


で、こちら。

カカトもほどほどにすり減り…

つま先部分は、ウェルトギリギリまですり減ってしまいました。
今回はこちらの、カカトとつま先を直していきます。
まずは…


カカトのゴムを剥がしました。
アレンエドモンズ、薄めのゴムを積み上げに接着と釘で固定しており、この上にもう一枚、トップリフトを接着している仕様になっております。
今回は、こちらの薄いゴムが擦り減る前にお持ち込みいただいたので、このままこちらは活かします、
若干、元々薄いトップリフトがついておりますが、今回は通常通りの7㎜のトップリフトを取り付けます。



そしてつま先はこんな感じで、スパッとゴムを取り付ける部分を削りました。
ゴムを接着する部分がフラットでないと、剥がれやすくなってしまう為ですね。

ですが、写真の通り、縫ってある糸は切れてしまっております。
靴によって、これでも剥がれの原因にならない程度に、糸に松脂？等のすべり止めが施してある場合もあるのですが、今回はちょっと剥がれそうな雰囲気。
出し縫い機を店頭に導入する以前は、接着剤を入れてなるべく剥がれないようにしたり、場合によっては短い釘で固定したりと工夫しておりましが、現在当店、縫い機があるので、糸を抜いてから、作業を進めいていきます。

手動のミシンで、ガチャガチャと縫います。


で、縫い終わるとこんな感じ。
これで、ゴムを貼ったのに、靴底ごと剥がれてしまうというのが防げるかと思います♪

そして、ここにゴムの材料をしっかりガッチリ接着して、周りを整え、表面も削って高さを揃えます。

考え方としては、ゴムを貼ってから縫うのもありなのですが、修理屋としては、この順番の方が良いかなと。
販売されている靴は、ゴムごと縫ってありますが、それだとどうしても長く履くと糸が擦り切れてしまい、剥がれる危険性があります。
今回のように、元の底だけ縫って剥がれないようにして、ゴムを接着することで、今後糸の擦り切れ、靴底ごとの剥がれを気にしなくて済むようになります。
もちろん、デメリットとしては、ゴムが縫われていないので、ゴムだけ剥がれてしまうケース。
こちらは、靴修理屋としては、最悪です。
なので、ゴムの接着は命がけ！？？の作業になります（笑）。

で、出来上がるとこんな感じですね。
縫い目にも、大きな違和感はなく、厚みも元の高さに近い形で仕上げてあります。
もちろん、段差なくスパッと。



ほとんど、つま先の修理のご紹介になりましたが、カカトも新しいゴムを装着してあります（笑）。
カカト、2640円。
つま先の補修、1760円となります。

ただ、今回の縫いの作業に関しては、ご料金を頂いておりません。
作業の最中に縫った方が間違いないと判断したためになります。
最初からつま先の縫いが外れ、底が剥がれている場合は、部分的な作業で、1100円程度追加でいただくかと思います。
また、今回は１週間程度と長くお時間を頂いていた為、縫う作業が出来ましたが、当日や翌日お渡しの場合は、縫わずに接着または、釘で固定のみでゴムを取り付けてのお渡しとなります。
どちらでも大きな問題は起こらないかと思うのですが、作業の時間が異なるため、ご了解ください。

というわけで、同じつま先の修理でも、接着、縫い、釘の使用等、直し方が色々あったり致します。
特別ご要望が無ければ、なるべく今後扱いやすいよう、長く履けるよう心掛けて直すようにしております。
もちろん、ご要望がある際はお気軽にお申し付けください。
それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております！








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