2015年11月24日火曜日

「CARMINA」ビブラム2055オールソール交換!

皆様こんばんは!!
西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!! 
メンテナンスに出していた、キーマシンが無事帰ってまいりました!!
抜群のキレ味、今まで以上の安定感です!
鍵の受け付けも万全の態勢でお待ちしておりますので、お気軽にご相談くださいね!
 
 
配送でのお修理は変わらず、承っておりますので、お気軽にご相談くださいね。 詳しくはこちら↓
http://doekrepair.wix.com/doek#!/civc  
Facebook https://www.facebook.com/doek.iogi?ref=bookmarks     インスタグラムを始めました!!https://instagram.com/explore/locations/1016924038/   というわけで、よろしければ上のも見てみてくださいね


さて、寒かったり、妙に暖かかったり不安定な気候が続きますが、皆様体調を崩したりしていませんでしょうか???
体調管理が難しい感じになっていますね。
私は、昨日久しぶりに中華料理を食べたら、いまだに胃の調子が優れません。
どうも、あの油の感じが体に合わないというか・・・。
ラーメン含む、中華料理がどうにも得意ではありません。

さ、そんなどうでもよい話は置いておいて、本日も修理のご紹介!!
こちら!!
 オシャレですねー!!
スエードとシュリンク系のスムース革のコンビになっています。
スペインのブランド「カルミナ」の靴になります!
カルミナは1998年にホセ・アルバラデホ 氏が設立したブランドになります。

アルバラデホと言えば2010年ごろ、読売ジャイアンツの守護神候補として入団して・・・・・すみません、アルバラデホ違いでした。

こちら、スペインのアルバラデホ一族は19世紀から、スペインマヨルカ島で靴の製造を行うメーカーでした。
Sanson'sや現行のYANKOが有名なブランドですが、その後いろいろあったらしく、1998年に別のブランドとして「CARMINA(カルミナ)」を設立したそうです。
ちょっと、途中説明が、ざっくりになってしまいましたが、カルミナで調べるといろいろ出てきますので、興味のある人は調べてみてください(笑)。


と言うわけで、例によって前置きが長くなりましたが、そんなおしゃれシューズがどうなってしまったかと言うと・・・

 結構、履きこまれております。
カカトはもちろん、レザーソールに穴が開いてしまい、ウェルトのアッパーとの接続部分である、リブの頭が見えてきてしまっています。

横から見ると・・・
で、今回はオールソール交換をご希望ということで、まず、こんな感じでかかとを外してしまいます。

そして、塗ってある糸を切って靴底を剥がすと・・・
 こんなあkン時で中が見えてきました。
 中のコルクもおおむね崩れてしまっており、剥がした段階で取れてしまっております。
 ですので、しっかり中のコルクを補充し直します。

 こんな感じ。
隙間なくみっちり中のコルクを足してあげます。
グッドイヤーウェルテッド製法の場合、このコルクが履いているうちに沈んでいき、中の底が足形に沿って凹んでいくことが良いとされております。
より、ご自身の足になじむといったところでしょうか。
で、コルクの補充をし直すと中が平らに戻ってしまうのか?と聞かれることがありますが、戻りません。
逆に中をフラットにしたいと言われると、ちょっと私の技術では出来ない話になってしまうかと思います。
靴底を貼り付ける面はコルクを盛ることでフラットにすることは出来ますが、中底は変わりませんので、ご注意?ください。
で、今回はビブラム2055ソールを装着します。
こんなやつですね。
ダイナイトソールによく似たあれです。
これを、しっかりと圧着したら、形を整えて、アウトステッチを入れてもらいます。
そうすると・・・
 こんな感じ。
ウェルトが痛んでいたらどうしようかと、若干ひやひやしましたが、無事綺麗にまとめることができました。

あとはカカトを付けて仕上げれば出来上がり!!
こんな感じです!!!
今回はこの靴のオーナーであるA原氏の満足そうな顔と一緒にご案内!
靴が見にくくなりました(笑)。
喜んでいただけて何よりです!!

こちらのお修理10800円。
通常3週間程度いただいております。

革靴の底、今回のオールソールは結構ギリギリのタイミングでした。
ウェルトが外れてしまうなど、破損すると追加料金が恐らく12000円程度発生してしまいます。
(幸い当店では今のところ、ウェルトの交換まで至っている靴はありません。)
追加料金と言うより、そっちがメインじゃないの??っていう価格になってしまいます。
くれぐれもご注意くださいね。

最悪の最悪、そんな修理も出来ますので、心の準備をして、ご相談くださいね(笑)。
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!