2022年3月4日金曜日

コブラヴァンプの履き口のひび割れを直す。

 こんにちは!

靴とバッグの修理、合鍵の店doekです!


西武新宿線、井荻駅で降りていただき、南口を出て右側に見えるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。

水曜定休、10時から20時までの営業となっております。
お気軽にご来店ください。


遠方にお住まいの方は、配送でのお修理も承っております。
メールでのお見積りも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
配送については、こちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/untitled-civc

〒167-0023 東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
mail  doekrepair@gmail.com
tel     03-5310-3512
靴とバッグの修理店doek


当店のアプリは、AppStoreまたは、Googleplayストアから「doek」で検索していただけるとダウンロードできます。
こちらのロゴが目印です。
似たアプリがあったりしますので、お気を付けください。

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さて、うすうす気が付いておりましたが、「まん延防止等重点措置」東京都も21日まで延長になりましたね。
正直なところ、まん延防止重点措置期間はどう過ごせば良いのか、もうハッキリわからなくなっている気がいたします。
解除されても、マスクしません!!とはなりにくい気がしますよね。
そんなことないのでしょうか。
難しい世の中です。

というわけで、引き続きマスク着用、レジ前には飛沫防止シート、極力換気に気を配りながら引き続き頑張っていきたいと思います!!

今日ご紹介するのはこちら!!
コブラヴァンプ!!
格好いいですね。
そもそも紐などがないスリッポンタイプの靴、好きなのですが、スリッポンの中でも装飾がほとんどないコブラヴァンプ、良いと思います!!
独特の甲の薄さと、つま先の盛り上がりが良いですよね。


で、こちらが…
ちょっとわかりづらいですが、履き口周りの帯の部分がひび割れて来てしまいました。
そこで、今回はこの部分の革を交換していきます。

まずは…
こんな感じで、帯とアッパーの革の隙間にカッターを差し込んで、縫ってある糸を切っていきます。
交換する帯は傷ついても良いですが、アッパー側は間違っても切らないように注意が必要です。
とはいえ、帯は傷ついても構わないので、一気に進めます。

で、上部の縫ってあるところも、糸を切って、帯を外していきます。
そして、この外した帯の太さを測り、革を裁断。
厚みも同じくらいに漉いていきます。
革の裏側の上下で若干色が違うのがお分かりになるでしょうか?
縫い付けてひっくり返すほうはやや薄めに、表から見える革の切り口の方は、やや厚めに漉いてあります。
比べると、写真右側のほうが薄いのがわかるかと思います。

で、薄く漉いた方をまず、靴の内側に縫い付けていきます。

で、内側に縫い付けた革を、グルっとひっくり返して、靴の外側に持ってきて、皿に縫い付けていきます。
最初の縫い目は仕上がると見えませんが、外側に来るミシン目は見えるので、なるべく真っすぐキレイに縫います。
…もちろん、見えないほうもきれいに縫っていますが、さらに気を遣う感じです(笑)。

で、周りを縫い終えたら、帯の継ぎ目部分を、モカ糸で、ガッチリしっかり縫い留めていきます。
この部分は力もかかるので、とにかくしっかり縫います。

で、あとは若干色が薄いので、染めて合わせて、仕上げれば出来上がりですね。
染料で染めていきます。

で、出来上がるとこんな感じ。
ほぼほぼ違和感なく仕上がっているかと思います!

こちらのお修理、6600円、10日程度いただいております。
カカトの後ろ部分だけでも作業は出来たりするのですが、全体に傷んでいる場合は、全体の交換も承っております。


革の劣化によるひび割れ、特に履き口周りは、割れてしまうことが、ままあります。
革の交換や、新たに帯を乗せて補強など、お直しする方法もございます。
お気軽にご相談くださいね。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!