2018年12月10日月曜日

ロングブーツのヒール、巻革の修理。

皆様こんにちは!!

杉並区、井荻の靴とバッグの修理店doekです!!
最寄りの駅は、西武新宿線の井荻駅になります。

井荻駅南口を出ていただき、陸橋をくぐって、環八の側道沿いにございます。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております。
駅から、1分足らずの距離なので、通り過ぎないようにお気を付けくださいね!!
10時から20時までの営業、水曜日のみ定休日をいただいております。

遠方のお客様は、配送でのお修理も承っております。
写真をメールに添付して、送っていただければお見積りも出せますので、お気軽にご連絡くださいね!!
 配送修理について→http://doekrepair.wix.com/doek#!untitled/civc

また、最近、集荷配達のサービスを始めております。
お修理品の数が多いときなど、お気軽にご連絡ください。
集荷配達についてはこちら→http://doekrepair.wixsite.com/doek/blank-1

年末年始は、12月30日から1月3日までお休みをいただきます。
ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いいたします。


さてさて、この週末グググっとまた寒くなりましたね。
わかりきったことなのですが、やっぱり当店寒いです
雨風…雨はしのげるので、贅沢は言いませんが、寒さはダイレクトです(笑)。


さてさて、そんなわけで、エアコンはそれなりに効いて、上半身はそれなりで、足元ひんやりですが、今日も元気にお修理のご紹介、こちら!!
 ロングブーツですね!
冬の定番化と思います!
で、こちら、カカトが…
 こんな感じで、ヒールの周りに巻いてある革が、削れたり剥がれたりで、中の樹脂が見えるような状態になってしまいました。

そこで、今回はこちらを直していきます。

 で、ロングブーツのヒールを巻き直す際、必要なのがこのファスナー。
ファスナーのないタイプですと中での作業が出来ない為、ヒールの巻き直しをお断りする場合がございます。
念のためご了解ください。
編み上げのブーツの様な、紐を外せば、中で作業できるようなものですと、問題ありません。

で、まずは、ヒールを外していきます。
 こんな感じで、中敷きを剥がすと、ネジと釘でヒールが固定されているのがわかります。
 ネジはもちろんん、ドライバーで外すのですが、釘はそう簡単には抜けません。
そんな時は、釘を抜くための機械を使います。
釘を熱して、ヒールの樹脂自体を軽く溶かして抜けやすくする感じですね。
写真のように、釘の頭が真っ赤になるくらい熱します。
この機械を使うと…3秒程度でこんな感じで赤くなります。

 で、釘とネジを這うし終えると、こんな感じで、ヒールが取り外すことが出来ます。
これ、ヒールの接着面ですね。
左右間違わないように、Rと書きました(笑)。

で、この周りの革を剥がします。
 こんな感じで、温めたり、シンナーを使ったり、以外にそのまま剥がれたり。
今回はシンナーで剥がしました。

そして、新たに巻くスタックと呼ばれる革に、接着剤を塗ります。
 これ、革を重ねて、スライスしたようなものになります。
これを、ヒールに巻き付けます。
 こんな感じ。
余っている部分はカットして、黒く着色していきます。
 コバインクで真っ黒に。
 で、磨いては塗り、磨いては塗りを何度か繰り返すと、こんな感じで、つるっと仕上がります。

ここまでくれば、あとは固定をして、新しいゴムを取り付ければ出来上がりですね。
 新しいネジとワッシャーでがっちり固定。
 ゴムを取りつけ、周りを整えます。

そうすると…
 こんな感じで!

すっかり綺麗に直りました!自画自賛(笑)!
こちらの修理、4320円で10日程度お預かりいたします。

カカトの巻き革や、今回のようなスタックのお修理ももちろん可能です。
気になったら、お気軽にご相談くださいね!
それでは、皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!