2022年9月9日金曜日

YANKOのレザーソールを、半分交換しました!

こんにちは!

靴・バッグの修理、合鍵作成の店doek(ズック)です!!
井荻駅南口、改札を出て斜め右側、環八側道沿いにあるお店です!
みずほ銀行さまのATM、センチュリー21さま、当店doek、東京三菱UFJ銀行さまのATMという並びになっております。

営業時間 10時~20時
定休日  水曜日
Mail  doekrepair@gmail.com
住所 〒167-0023東京都杉並区上井草1-24-16伊田ビル一階
TEL  03‐5310‐3512

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さて、ニュースで知ったのですが、八重洲ブックセンター本店が3月に営業終了するそうですね。

井荻も当店が出来た当初は井荻書店がありましたが、残念ながら今はなくなってしまいました。

本屋さん、割と好きなのですが、やっぱりスマホやタブレットで読めるほうが便利だったり、買いに行かなくてもネットで注文できてしまったりと、難しいのかと思います。

当店のような靴の修理は、一足づつ状態が違ったり、都度つどやり方が変わったりと、今のところ、AIやロボに取って変わられることはないかと思いますが、それでもいつまで出来るか心配だったりします。

とはいえ、何とか何とか、生き残ろうと企んでおりますので、皆様、引き続きよろしくお願いいたします!



というわけで、今後のことを考えると不安が付きませんが、今日も元気にお修理のご紹介、こちら!!

YANKO(ヤンコ)のストレートチップになりますね!
ちょっと写真が暗くて見づらいでしょうか…。
スマホを機種変更したら、今一つカメラが使いこなせておりません。
しばらくブログの写真が見づらいかもしれませんが、慣れていくのでしばらくお待ちください(苦笑。

で、こちらが…
こんな感じ。
レザーソールにハーフラバーを貼って補強してありましたが、穴が開いてしまい、中のレザーソールも無くなってしまっている状態に。
どちらかというと、靴底が擦り減って穴が開いた状態で、そのままハーフラバーを貼ったのかもしれませんね。

今回はこの靴底のつま先側を修理していきます。

まずは。
つま先側の靴底を剥がして、切り取ってしまいました。
中のコルクはこんな感じで割れて崩れておりました。
今回はこちらのコルクも除去、詰め直していきます。
こんな感じでコルクを取れるだけ取ってしまったら…
新しいコルクをみっちり詰めます。
当店では板状のコルクと、練りコルクなんて言われる、崩したコルクに接着剤を混ぜて固めるようなものを使っております。
今回はほぼ、板状のコルクで問題ありませんでした。

そしてソールはこちら。
写真だと、ただの茶色い板ですね(笑)。
こちら、イタリア産の、「ダークダニ」なんて言われる、靴底用の革になります。
イタリア製の、丈夫なオークバークになります。
普段使っている革が特別弱いなんてことはもちろんないのですが、オークバークに関しては、やはり革の密度が高い感じで単純に硬いです。
レンデンバッハや、ベイカーのオークバークに比べると、若干柔らかい気もしますが、通常使っている革に比べると段違いです。
噂では3倍程度、長持ちするとか…。
これ噂です(笑)。
私の体感だと、1.5倍程度かと。
とはいえ、1.5倍程度はすり減りにくいとしたら、抜群ですよね。

で、こちらを。
こんな感じで、継ぎ目に段差が出ないように斜めに漉いてから、ガッチリしっかり接着していきます。

色が気になるかと思いますが…
表面を削ると通常の革底と同じ感じです。

で、縫い糸が直接、地面に付かないよう、溝を掘ってから靴底を縫い付けていきます。
割と縫い目が、外側ギリギリの個所がありましたが、そこは当店自慢の手動だし縫い機。
時間はかかりますが、元々のミシンの穴を1つづつ狙って縫えるので、何とかなります!

で、あとは周りを削って整えていきます。

もちろん、ふまず部分は、切り口が丸くなる丸コバカッターを使って仕上げます。


こんな感じ。
今回は、ミシンの縫い目が見える仕様にさせていただきました。

実は当店のだし縫い弱点が。
現状、ミシン目を隠すヒドゥンチャネル(ふせ縫い)が出来ません。
1つは革を起こすのが下手なこと。
もう一つが、アッパー側から縫うにあたって、開いた革がミシンに当たると顕著にずれるため、危ないのが理由になります。
当面は私がしっかり練習して、フラットかつ、深めに革を起こせるようになるしかないかと思っております…。

で、今度は表面をなるべく均一に染めいていきます。
薄めの染料を重ねて重ねて…
ワックスを乗せて仕上げていきます。

出来上がるとこんな感じ♪
良いですね!
丸コバ部分も、ある程度きれいに決まりました。
普通に見たら、継ぎ目もわからないかと思います。
手に取って、まじまじと見ればわかります(笑)。
ツヤ感も良いですね!
こちらのお修理、9900円いただきました。
ちなみに、ダークダニを使わず、レギュラーの革底を使う場合は、7700円となります。
通常2週間程度のお預かりになります。

イタリア製、ダークダニのオールソール交換も承っております。
前半分だけでなく、カカト含めた全体交換は18700円。
ちなみに、イギリス製のベイカー社オークバークは、22000円となります。

レザーソールも実は種類があったりします。
是非お気軽にお問い合わせくださいね!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!